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元スレ上条「俺がジャッジメント?」初春「2です!」
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土御門「おーす、カミやー……ん……んにゃー!?」
勝手知ったるやと言った所か、遠慮する様子もなく土御門は隣人の部屋のドアを開ける。
家主である上条としてもそんな些細な事は気にはしていないし、寧ろそうしてくれた方が親友に対しての心の距離というものを感じる事はない。
仲良くなったのは高校で同じクラスになり、つるむ様になってからなのだが今や親友同士とも言ってもいいのだろう。
しかし、親しき仲にも礼儀ありという言葉が存在する様に、男同士のノリであっても自制心を持って行動する事はとてもとても大事な事なのだろう。
……ドアを開けた先には、『聖人』神裂火織と『聖人崩し』五和という見る人も魅了する可憐な二人の下着姿があった。
土御門「あ」
神裂「……」
五和「……」
インデックス「あ」
オルソラ「あらあら」
あれー? おっかしいな、カミやんの姿が見当たらないぜい。
上条『おーい、もういいか?』←バスルーム
なるほどだにゃー。
神裂「上条当麻……申し訳ありませんが、もぉぉぉぉ少し待って下さい」
上条『りょーかい』
土御門「お、落ち着くんだにゃーねーちん、ととりあえずエモノから手を離そうぜい」
神裂「……」ギラ
五和「……まだ上条さんにも見せてないのに」
ダラダラと汗を垂らしながら必死に弁解するのは土御門なのだが、対して両手で身体を覆う仕種をする五和と愛刀の七天七刀を今にも抜かんとする神裂。
土御門「い、いやまさかねーちん達が着替えてる途中だとは思わなくてだにゃー……あ、そうだ、舞夏に呼ばれてるんd──
神裂「唯閃ッ!!」ズガァンッ!
土御門「みぎゃあああああああああああっっ!!!」
上条「ど、どうした!? 敵襲か!?」ガラッ
神裂「か、上条当麻!/// まだ出てきてよいとは言っておりませんっ!///」ズガァンッ!
上条「みぎゃああああああああああああっっ!!」
オルソラ「あらあら」
突然の騒音にバスルームから飛び出し、土御門のついでに刀の錆となった上条。
というか、あれだけの騒ぎならば飛び出すのも至極当然の事と言えるのだろうが。
しかしそこはやはり上条当麻、不幸だったのだろう。
上条「酷い目にあった……」
土御門「……悪かったにゃー」
ボロボロの布切れが歩いているかと思いきや、そうボソボソと言葉少なげにいつもの通学路を歩いているのは先程の被害者二名。
漫画で言うなれば、引きずる身体を木で出来た杖でなんとか支えながら歩いており次のコマには治っているという一場面であろう。
土御門「あー、そういえばカミやん」
上条「なんだ?」
まあこの二人もそれに当てはまったみたいである。
それは置くとして、ふと唐突に土御門が真剣な表情を見せた。
その機微を察知し、上条は隣のサングラスの奥を捉えようとした。
土御門「小猫ちゃん達は大丈夫だったんだにゃー?」
上条「小猫達?」
土御門「ほら、あの子達だにゃー。超電磁砲達の四人」
上条「御坂達がどうしたって?」
土御門「カミやん知らないかにゃー? 第二位の男に襲われたって」
その時、上条の足が止まった。
上条「……なんだと?」
土御門「聞かされてなかったか」
そんな上条に土御門は振り返り言葉を続ける。
土御門「一昨日の話だ。超電磁砲達の四人に超電磁砲のクローンの二人を合わせた六人が道端で第二位に襲われたらしい」
上条「……一昨日」
土御門「狙いは予想はつく。大方前と同じだろう、小さな超電磁砲を質に一方通行をおびき寄せようとしたんだろうな」
上条「……」
それは以前、風紀委員試験直後の病室で聞いた話だ。
初春が打ち止めを守ろうと第二位の前に立ちはだかったと言っていた。
……それと、同じなのだろうか。
上条「初春さん達は……大丈夫だったのか?」
土御門「安心しろ、一方通行が撃退したらしい。それに、昨日のジャッジメントで顔を合わせているだろう?」
上条「……一方通行が、か?」
上条の殺気立った雰囲気が少しずつ緩和されていく。
いや、緩和されていったのだが。
その表情はそうではない。
上条「……っ」
土御門「……」
土御門としても上条の心境について直接聞いてはおらず、詳しくは知っている訳ではない。
しかし、最近風紀委員……その中でも特に、ある一人の少女と懇意になっているという情報は掴んでいた。
自分が傷付く事も厭わず、状況も省みずに他人に手を差し伸ばす彼の性格。
それに好意と思わしき感情が混じったその相手が、危険に晒されたという事は彼にとって辛く苦しい思いなのだろう。
土御門「カミやん」
上条の肩に手を置く。
慰めとも励ましとも取れるその声に、上条は顔を上げた。
土御門「きっと、カミやんに心配かけさせたくなかったんだと思うんだにゃー」
上条「……ああ」
互いが互いを案じ、心配かせさせまいとする。
それは至って普通の事だ。
自分も上条に対して、そうだしな、とポケットの中の着信を告げる電話を気にしながら言う。
鈍感だと軽口を叩くこの相手にも、その言葉は伝わったのだろう。
初春「……」ポーッ
佐天「zzz」ムニャムニャ
柵川中学の中庭のベンチにて、言葉も発さずに静かに座っている少女が二人。
一方は時折顔を赤らめブンブンと首を振り、もう一方は夢の中なのだからそれは当然であろう。
『当麻さん…………大好きです──────』チュ
初春「//////」ボフッ
佐天「zzz」スピー
あわわわわわ……。
あの時の夜の公園でのキスはこうしている間でも鮮明に浮かび上がってくる。
二日前に自身の身に起きた危険など霞むくらいのあの記憶。
大好きな人に自分の初めてを捧げた。
拒まれなかった、受け入れてくれた。
そして、二回目は彼も自分の身体を包み込んでくれた。
初春「……エヘ、エヘヘ///」
佐天「んがっ…………zzz」
強くて逞しくてかっこよくて、そしてとんでもなく優しくて。
最初は話しやすいなって印象を受けた。
美琴の知り合いで、黒子の敵で。
それがいつの間にか心の隙間に入り込み、夢中にさせている。
こんなに人を好きになるなんて夢にも思わなかった。
本やテレビ、ネットで目にした恋い焦がれる年頃の娘に、自分がなるとは思いもしなかった。
『恋に理由はない』
きっかけは色々あれど、人が人を好きになる。
それに理由なんてない──それを身を持って体感した。
初春「……会いたいなぁ」ボソッ
佐天「……」
一秒たりとも離れたくない。ずっと寄り添っていたい。
頭に乗せた花飾りで花占いをしても、どうせ全部好きで埋め尽くされている。
もっと甘えたい、甘えてほしい。
もっと抱きしめたい、抱きしめられたい。
もっとキスしたい、キスされたい。
これが初めての経験、初めての想いだ。
あの時、自分は彼に好きだと告げた。
返事はもらってはいないが、どうだろうか。
初春「ずっと、好きです」
自分のこの気持ちは、本物だ。
誰にも譲らない、本当の気持ち。
佐天(初春かわぇぇ……ギュッとしたい! あとで上条さんもろともギュッとしちゃおっと。てへっ)
初春「……佐天さん、起きてますよね?」ギロ
佐天「ね、寝てるよー? あははー……」zzzット
恋する乙女は、敏感になるのだという。
一方。
ピンポーン──
一方通行「誰だ」ピッ
浜面『おう、一方通行か? 俺だ、浜面だ』
一方通行「お帰り願いますゥ」
麦野『ちょ、ちょっと待ってよ第一位』
絹旗『さすが第一位、コミュニケーションの取りづらさも第一位ですね』
滝壺『きぬはた、そうじゃない、コミュ障』
一方通行「」イラッ
浜面『おまえら少し黙れ……それでだな一方通行、話があるんだが』
一方通行「こっちにはないンだが?」
麦野『……第二位の事なんだけど』
一方通行「…………」
浜面『お前に相談したくてな』
一方通行「………………入れ」ピッ
打ち止め「ねえねえ、誰だったー? ってミサカはミサカは尋ねてみる」
一方通行「ネズミ男と愉快な仲間達」
浜面「おい誰がネズミ男だ!」ガチャ
麦野「そこの下っ端と同等に扱わないでくれる?」
絹旗「超不愉快です」
滝壺「わたしは全然OKだよ。はまづらがねずみなら、わたしはうさぎ」
打ち止め「わぁ、しずりん達だーっ! いらっしゃいってミサカはミサカはしずりんに飛び込んでみるっ!」ガバッ
麦野「もう、この子ったら」ナデナデ
絹旗「え……こんな麦野超見たことないです」
滝壺「おかあさんみたい」
麦野「」ピシ
浜面「」
絹旗「」
一方通行「テメェらはギャグかましに来たンじゃねェだろォが」
番外個体「ん? 騒がしいねってお客さん?」ガチャ
打ち止め「おかえりなさいってミサカはミサカは買い物袋を下げた番外個体に声をかけてみる」
まさに学園都市内、最強レベルの面々が揃って家主不在の黄泉川家へと会していた。
ごめん本当に長らく更新をしていなかった
何を言うにしても言い訳にしかなんないから
五月で終わらせる!とだけ言っておく!
何を言うにしても言い訳にしかなんないから
五月で終わらせる!とだけ言っておく!
この>>1はもっと評価されるべき
投下を焦らんでいいので生存報告した上で完結させて欲しいのよな
>>1
また立て直してくれ!
また立て直してくれ!
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