私的良スレ書庫
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元スレ美琴「ねぇ、今のキス…もう一回…」
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心を決めた、言う覚悟はできている。
でも、上条がどんな顔をして聞いているか…なんて、
そこまで目を向けられるほど、心の準備はできていなくて。
美琴の視線は上条の胸元あたりに向けられる。
それ以上、視線をあげてしまえば声が奪われてしまうような気がしたから。
「……アンタに、」
―――目を見て話せないなんて、情けない
―――でも、
―――ちゃんと、言わせてね
「言いたいことがあるの」
部屋の静けさが体に沁みた。
胸が、高鳴る。
次の言葉を口にしようと、美琴がほんの少し息をした間だった。
「俺も」
静寂を破るように、響いたのは上条の声だった。
彼は強い声で、予想もしなかった言葉を返してきた。
美琴の視線は思わず上条の唇へと向けられていた。
「………!?」
確かめるように美琴の瞳は、上条の唇のラインを短くたどっていく。
そのまま言葉を続けようと、彼のその唇は小さく開かれようとしていた。
「いや、あのさ…」
続けられた言葉は、ほんの少し弱々しかった…美琴と同じように、
上条も伝えたいことがある。
その想いを言葉にするのは、思っているより難しいことはよく知っていた。
今まで、どんな風にして伝えてきたのか分からなくなる。
「……悪いけど、やっぱり俺に先に言わせてくれねえか」
思ってもみなかった展開に、美琴は何も返事を返せなかった。
上条は、小さく息を吐くと美琴に瞳を向ける。
真っ直ぐ。
確かに、彼の瞳に美琴が映っていた。
「……美琴」
名前を呼ばれて、その声がやけに頭の中に響いていた。
何度も、何度も……
無くしていたものを取り戻すみたいに。
心にじわりと広がる温かさの正体は何なのだろう…と、
上条の言葉を待つ間にそんなことを考えてる自分がいた。
―――アンタに名前、呼ばれるって……
こんなにも、特別なことだったのかな……―――
やけに冷静な思考をめぐらせているのに、自分の意識が今どこにあるのか
定まらないそんな感覚だった。
上条はそのまま、スッと頭を下げた。
表情はうかがえない。
「ごめん」
美琴は驚いた表情でごくっと息をのんだ。
上条が言った言葉と目の前の状況が、やっと頭の中に入ってくる。
「な、やだ…やめてよ!」
美琴は慌てて腰をあげると膝を立てたまま半歩踏み出し、
思わず腕をのばしていた。
その手は頭を下げた上条の肩をぐっと掴みあげる。
「顔…あげてよ、なんでアンタがそんな謝り方すんのよ」
コイツはまた悲しい顔をしてる…そう思うと美琴は辛かった。
「……」
掴まれた腕に入り込む美琴の指が思っていたより強くて、
上条は少し驚きながらその箇所に目を向ける。
痛い。
ぐっと入り込んだ指先は自分に対して向けられているものだ。
そう思うと、その小さな痛みが嬉しかった。
「自惚れてるって……馬鹿にされると思うけど、」
上条の腕を掴んだ美琴の手が緩む、鼓膜に届いて響く彼の声が柔らかい。
「俺のことが……好きだって、言ってくれただろ。
その美琴の気持ちに、甘えてた。
勝手に、自分と同じ気持ちだから大丈夫だって……そう思った」
アンタはなんで、こうも私の出来ないことを簡単にしてしまうのか。
自分が言えない想いを続ける上条に美琴は、ほんの少し
悔しさに似た気持ちをもった。
「お前の気持ちを無視して、俺と同じはずだって、そんな風に自分勝手だった。
……確かめることもしないで先に進もうとした」
ぐっと唇を噛むような仕草が見えた。
上条はあの時のことを思い出しているのだろうか。
「……美琴を悲しませた」
ドクンっと、心臓が大きく跳ねた。
彼の言葉に視界が揺らぎそうになるのを美琴は、必死にこらえる。
―――だめ
「この一週間くらい、お前に避けられてるの分かってたくせに…」
―――これ以上、言わせちゃだめ
「嫌われちまったのかも知れねーと思ったらさ、」
―――アンタも私と同じだったんだ……
「…情けねえけど、」
―――私だって、アンタと同じなんだから……
「お前に会って、それを確かめるのが…怖かった」
―――アンタのこと、嫌いになんて……
なるわけない
「ばか」
―――こんなに、好きなのに……―――
「…え」
「それ以上言うな…ばか」
もう、ゆらゆらと視界は揺れていた。
5レスほどですが、投下しました。
予告しても来ないことばっかりで
もう予告はしない;
ちょっと平行してる美琴さんが攻め気味の
上琴ラブいちゃエロSSの方に熱が入っちゃってて、こっちの投下おろそかにしてました。
すみませんエイプリルフールしてみたかっただけです。嘘です。
また来ます。
予告しても来ないことばっかりで
もう予告はしない;
ちょっと平行してる美琴さんが攻め気味の
上琴ラブいちゃエロSSの方に熱が入っちゃってて、こっちの投下おろそかにしてました。
すみませんエイプリルフールしてみたかっただけです。嘘です。
また来ます。
乙なんだよ。
そして嘘なんてそんな幻想ぶち[ピーーー]ッ!!!
そして嘘なんてそんな幻想ぶち[ピーーー]ッ!!!
ぐああああ
エイプリルふうるのばーかばーか!
むしろここが上琴ラブいちゃエロSSになってもいいのよ
エイプリルふうるのばーかばーか!
むしろここが上琴ラブいちゃエロSSになってもいいのよ
行動が読まれているのか
すみません遅くなりました
22時ごろからぼちぼち投下していると思います
すみません遅くなりました
22時ごろからぼちぼち投下していると思います
しっかりと体は自身の足で支えられて、倒れるはずなんてないのに…
「……私だって…」
美琴の手はまるで支えを求めるように上条の肩を掴んだまま、
空いた片手で上条の腕に触れていた。
「アンタとそのっ…き、キスしたり…とか……
そうゆう、こと…したいって、」
ゆらゆらと、揺れだした視界は元には戻ってくれそうに無かった。
「そう、思って…た」
まばたきをして。
小さな雫が頬を辿る。
それに気づいて――…なんかかっこ悪いなぁ、と思っている自分に
美琴は思わず、自嘲した。
「私だって、アンタと同じよ」
―――ばかみたい
―――同じ気持ちだって…言うだけだったのに
―――それが、あの時からずっと言えなかったなんて
頬を辿った雫が一粒だけ、ぽとりと落ちた。
上条の手の甲に、美琴の見えない跡が残る。
じわっと目頭は熱くなるが、落ち着いた口調で美琴は言葉を続けていた。
「…でも、あの時はちょっと怖いって思ったの」
美琴が落とした見えない跡を見つめながら、
上条は黙って美琴の言葉を待っていた。
「アンタなら分かってくれるって信じてたくせに…」
美琴は小さく唇を噛む。
あの時を思い起こして、一つずつ…
あの時言えなかった気持ちを確かめていた。
「……自分の気持ちちゃんと言えなかった」
―――信じてたのに
「……何も言わないで拒絶した」
―――アンタは言ってくれたのに
「……その時の、アンタの悲しそうな顔が…
…ずっと頭の中に残ってて………」
―――そんな顔させたくなかったのに
「私もアンタを傷つけたってそう思ってた」
―――もう、あんな顔させたくないから
「…だから…私もアンタと、同じ……だから、」
―――ごめん……
頭の中に浮かぶ言葉と、唇から外へと出した言葉が不本意に混ざり合って
伝えたいことがはっきりしない。
その焦りに、美琴は余計に言葉が出なくなった。
「…っから、その…」
そんな美琴に上条の手が伸ばされる。
「んっ」
胸元が上条の肩口にぶつかり、一瞬苦しげに美琴が声を漏らす。
「…わかったから」
上条は美琴の体を引き、ぐっと自分の方へと近づけて、
そう言った。
美琴の膝立ちだった姿勢がぐらりと崩れ、上条の足の間にできた床へと触れる。
上条は美琴の着地位置の違和感を整えるようにして、
腕を回し体をさらに抱き寄せた。
「っ!」
一瞬、美琴の体が強張ったが…
抱きしめてくる腕が優しくて、あったかくて…
伝わる体温に安心したように、体から力が抜けてた。
言葉以上に上条のそうした行動が、美琴に安心感を与えていた。
彼自身も、自分の心がそうして救われている。
そんなこと、
―――きっと互いに気づいていない
―――…ただ、わかっているのは……
「―――…美琴、」
背中からか、耳元からか…分からない妙な距離感で上条の声が美琴に届く。
ひとつ、
上条は深く息を吸った。
「もう、そんな思いさせねえよ。絶対に」
美琴は、今この上条と顔を合わせず抱き合う体勢に感謝していた。
上条の言葉に自分がどんな顔をしているか…
とてもコイツに見せられたもんじゃないと思ったからだ。
「アンタばっかり…かっこつけてんじゃないわよ…ばか」
誓うように、互いに強く抱きしめていた。
―――……『好き』だって…
…その想いが胸いっぱいに溢れていること…――――
―――――――――――――――――――――……………
上条は美琴の体を支えながら、ふと自分の行動を振り返っていた。
勢いだけで美琴の体を自分に引き寄せた行動は…
―――…前回のものと変わらないのでは?
ヒヤリと妙な汗が背中をつたっていった気がした。
抱きしめてからしばらくの時間が経っている。
美琴も体を預けるようにして、上条の腕の中にいた。
大丈夫…と、思いながらも、先ほど美琴が話してくれたこともあり
やはり不安は残る。
「あのー…今更なのは…わかってんだけど…、大丈夫か。その、怖くない?」
「大丈夫よ」
美琴は即答でそう返した。
自分が一瞬抱いた、不安に対してかなりあっさり返事をかえされたので
上条は心配して損したと言わんばかりに、くしゃっと微妙な顔つきになる。
美琴は『本当』とでも言いたげに、もう少しだけ上条に体を寄せた。
「…ん、んー!」
「え、あ…何だよ?」
その上、頭でコンコンとウニ頭に呼びかけたかと思えば
頬をピタリと合わせてくる。
「ん…美琴さ、ん…」
女の子からの、そのような攻撃に戸惑わないわけがない。
触れた美琴の柔らかな頬が、唇の動きに合わせて上条の頬を刺激する。
「……このまま…」
まわした手で上条の背中をぎゅっと掴む。
「一緒にいて…」
上条は自分の頬が急激に熱くなったのが分かった。
美琴の言葉と、重なる体温で冷静に考える力がゆっくりと
奪われていくような気がした。
頭の芯がじんっと熱いまま、なんとか保たれた理性で
上条は触れたままの頬でコクリと頷き、小さく返事を返す。
その返事を受け取った美琴は満足そうに微笑んでいた。
―――――――――――――――――――――☆★
ごめんなさい
また来ます
あとは、いちゃいちゃしてもやムラしていちゃいちゃしていく流れです
正直、調子乗って途中で流れかえたから最初のテーマが重くなってきた
はやくいちゃいちゃしてください上琴
いつもありがとうございます。
レスあってびっくりします毎回…
行動パターンは読まれているのですね
では
また来ます
あとは、いちゃいちゃしてもやムラしていちゃいちゃしていく流れです
正直、調子乗って途中で流れかえたから最初のテーマが重くなってきた
はやくいちゃいちゃしてください上琴
いつもありがとうございます。
レスあってびっくりします毎回…
行動パターンは読まれているのですね
では
ふおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
久しぶりに!!本当に久しぶりに来たらめっちゃ進んでいたああああああああああああ!!
これは次回が気になって仕方がないな!!上琴スレの先輩に乙なんだよ!!
久しぶりに!!本当に久しぶりに来たらめっちゃ進んでいたああああああああああああ!!
これは次回が気になって仕方がないな!!上琴スレの先輩に乙なんだよ!!
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