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    元スレ一方通行「お食事屋さンでェす」

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    151 = 110 :

    オルソラ「フルーツ、フルーツ」トテトテ

    一方通行「お前マイペースだよなァ」

    オルソラ「あら、一方通行さんほどではないと思いますが……」

    一方通行「いーや、お前キングだわ」

    オルソラ「どうしてでございましょう?」

    一方通行「なンか話が広がり過ぎて収拾つかねェもン」

    オルソラ「そうでございますか?」

    一方通行「あと基本的に話が進まねェ気がするゥ」

    オルソラ「私は女なのでできればクイーンの方が嬉しいのでございますが……」

    一方通行「えー、クイーンだと2番目になっちゃうしィ」

    オルソラ「キングはやはり一方通行さんにお譲りします」

    一方通行「トランプでも最強になっちまうじゃねェか」

    オルソラ「大富豪ですと2が最強でございますよー」

    一方通行「最強はジョーカーですゥ」



    黒子「気のせいか…………なんだか無性にツッコみたくなってきましたの」ウズウズ

    152 :

    追いついた
    待ってたぜ

    153 = 110 :

    ウィーン……


    オルソラ「一方通行さん、あれは何でございましょう?」

    一方通行「あァ?清掃ロボだなァ」

    オルソラ「お掃除のロボットでございますか?」

    一方通行「学園都市じゃ特段珍しくもねェよ」グデー

    オルソラ「は、ハイテクなのでございますねー」

    一方通行「そォか?」

    オルソラ「見た目はR2D2のようでございますが……意識したフォルムなのでございましょうか」

    一方通行「お前、そういう事は知ってンだなァ」

    オルソラ「……」ジー

    一方通行(まァ、初めて見るンなら珍しいかも知れねェな)

    オルソラ「どちらかと言うとC3POの方がまろみがあって好みでございます……」ショボン

    一方通行「つまりお前の好みのフォルムって人間じゃねェか」

    154 = 110 :

    フルーツショップーーーー。


    店員「いらっしゃいませー」

    一方通行「リンゴとォ、オレンジとォ……」

    オルソラ「一方通行さん、ドリアンがございますよ」クイクイ

    一方通行「ドリアンに更にドを加えるとォ?」

    オルソラ「ドドリアン?」

    一方通行「あら不思議ィ、めっちゃドドリアが好きな人を指す言葉になりましたァ」

    オルソラ「……なんと」ハッ

    オルソラ「しかし私としてはキュイさんが好きでございますので……」

    一方通行「あいつはダメだ、汚ェもン、花火的に」

    オルソラ「次点でウコンさんが好きでございます」ハイ

    一方通行「ヤコン……じゃなかったけかァ?」



    店員(カップルかな……?)

    店員(なんだか微笑ましいなー)ホクホク

    155 = 110 :

    一方通行「疲れたァ」グデー

    オルソラ「ただいま戻りました」

    黒子「お疲れさまですの」

    一方通行「ン」

    黒子「……?なんですの?」

    一方通行「米粒の集計結果はァ?」

    黒子「アレ本気だったのですか!?」

    一方通行「お前はなンの為にジャッジメントやってンだか……」ヤレヤレ

    黒子「お米を数える為ではありませんの!!」

    オルソラ「白井さん、リンゴ食べますか?」ショリショリ

    黒子「それ今買ってきた物ですわよね!?た、食べちゃダメですの!!」

    一方通行「さァて、レジ閉めして帰りますかァ」

    オルソラ「ふぁぃ、ふぉふぇふふぇ」ショリショリ

    一方通行「シスターがみっともないマネするンじゃねェ!」

    黒子「……食べてる事自体は怒らないんですの?」

    156 = 110 :

    次の日ーーーーーー。


    一方通行「……」ネムイ

    オルソラ「おはようございます」

    黒子「おはようございますの」

    一方通行「おォ」ボー

    黒子「しっかりしてくださいな、開店しますわよ」


    【本日のお食事は終了しましたの!】クルッ

    【お食事中ですの!】パタン……


    オルソラ「開店でございますよー」パタパタ

    黒子「……やっぱり【お食事中】だと変ですの」

    一方通行「なンで」

    黒子「我々がお食事してるみたいではありませんか?」

    一方通行「間違っちゃいねェけどなァ」チラ

    黒子「えっ」チラ

    オルソラ「……」ショリショリ

    黒子「オルソラさん!つまみ食いはいけませんの!!!」

    157 = 110 :

    麦野「絹旗―、お腹すいたわ」

    絹旗「私も超お腹すきました」

    麦野「っていうか滝壺もフレンダもノリ悪いわねー」

    絹旗「滝壺さんは超浜面とデート、フレンダは鯖缶収集ですから……しょうがないです」

    麦野「まったく、せっかくのオフなのにチビッコの相手しなきゃならないなんて……」

    絹旗「何言ってるんですか!麦野が超誘ってきたんですよ!」

    麦野「なんかいつものファミレス、2人だと入りづらくない?」

    絹旗「あー、なんとなくわかります」

    麦野「たまには違うとこでも行ってみる?」

    絹旗「そうですね、ちょっとブラブラしてみますか」

    158 = 126 :

    アイテムきたwwwwww

    159 = 110 :

    【お食事屋さン】


    麦野「なんか……シンプルね」

    絹旗「でも、建物自体は超立派ですよ」

    麦野「あれ、黒板メニュー見てよ」

    絹旗「え?『時しらず御膳』……なるほど」

    麦野「ここでいいかにゃーん?」ワクワク

    絹旗「コレ見た瞬間に入るの決定じゃないですか」


    ガララッ


    一方通行「っしゃーせェ」

    オルソラ「ふぁーっふぇー、ゴクン……でございますよー」

    一方通行「もう一丁らっしゃまっせェー!」ヘイ

    オルソラ「らっしゃまっせー、でございますよー!」ヘイ

    黒子「ちょ、しつこいですの!」

    麦野「」

    絹旗「」

    160 :

    入った瞬間カオスwwwwww

    161 = 110 :

    一方通行「お食事はいかがっすかァー!」

    オルソラ「イギリス清教はいかがでございますかー」

    黒子「少し落ち着いてくださいな!!っていうかオルソラさん布教下手っ!」

    一方通行「今日の一発目のお客だしィ」ゴロン

    オルソラ「お冷でございます」コト

    麦野「え、ああ……うん、座ろっか」スト

    絹旗「え?は、はい」スト

    黒子「……申し訳ありません、ご注文がお決まりになりましたらお呼びくださいな」ペコ

    麦野「え、ええ」

    絹旗「超変な店ですね」ヒソヒソ

    麦野「そうね……でもあの白い男どっかで見た事あるのよね」

    絹旗「白い男って……」チラ


    一方通行「だりィ」グデーン


    絹旗「あのカウンターで寝そべってる人ですか?」

    麦野「うん、多分」

    162 = 110 :

    麦野「私時しらず御膳」

    絹旗「私は海鮮スープスパを」

    黒子「はい、ただいまー」パタパタ

    一方通行「あン?お前原子崩しじゃねェ?」

    麦野「え!?」

    一方通行「俺、第一位」ハイ

    絹旗「第一位って……一方通行ですか!?」

    一方通行「あ、時しらず御膳でェす」コト

    オルソラ「スープスパでございますよー」コト

    絹旗「超早っ!注文したばっかりなんですけど!?」

    麦野「第一位が何でこんな店を?」

    一方通行「コイツのせい」ブスッ

    黒子「指を刺さないでください!あ、あいたっ!」

    麦野「へ?」

    163 = 110 :

    絹旗「え、カツ丼が全ての始まりなんですか?」

    麦野「第一位をいち料理人におさめるなんて、大した子ね」

    黒子「……成り行きと言いますか、私も予想外でしたの」

    オルソラ「一方通行さんのお知り合いでございますか?」

    麦野「え?いや、知り合いっていうか……」

    一方通行「そいつ第四位ィ」ゴロゴロ

    黒子「」

    オルソラ「まぁ、四番目にお強い方なのでございますね」

    麦野「え?えへへ、そんな事ないわよ」

    絹旗「どうしてこんな所にシスターさんがいるんですか?」

    オルソラ「一方通行さんとは知り合いではないのでございましょうか?」

    麦野「うん?いや、名前知ってるってくらいかな」

    一方通行「顔合わせンのは初めてだしなァ」

    オルソラ「私はイギリス清教の布教の為に学園都市に来たのでございます」

    絹旗「あー……滝壺さんより何枚も超上手かもしれません」

    164 = 110 :

    麦野「美味しいわね」モグモグ

    絹旗「ええ、超美味しいです」パクパク

    黒子「料理だけは本当に上手な2人ですので」

    絹旗「ああ、やっと普通の会話が……」ホロリ

    黒子「……私も感動ですの」ホロリ

    一方通行「サボってるンじゃないですの!」プンスカ

    黒子「サボってないですわ!」プンスカ

    麦野「……第一位のイメージ違うんだけど」

    一方通行「あン?変な幻想抱いてンじゃねェよ、メルヘンかお前」

    麦野「……」イラッ

    絹旗「でもでも、第一位は超凶悪凶暴って噂になってますよ?」

    オルソラ「そんな事はございません」

    絹旗「へ?」

    オルソラ「私は一方通行さんと話しているととっても楽しいのでございますよ?」

    一方通行「いっつも会話になってねェ気がするけどなァ」ゴロン

    165 = 110 :

    一方通行「お前ら暗部だったよなァ?『ガンダム』だっけ?」

    オルソラ「またなんともクールな組織名でございますね」

    麦野「アイテムよ、アイテム」

    一方通行「あァ、それ」

    麦野「アンタは暗部入ってないの?」

    一方通行「入ってたら店開けねェだろォが!!」プンスカ

    絹旗「えー……超いきなり怒られましたけど」

    黒子「お冷おかわりいかがですの?」

    麦野「あ、ありがと」

    一方通行「今日は暗部も仕事休みってかァ?」

    麦野「まーね、たまの休日は美味しいものを食べようって話になってね」

    絹旗「……超暇つぶしで集合しただけじゃないですか」

    166 = 110 :

    一方通行「やっぱり殺しとかやってンのかァ?」

    絹旗「ええ」

    麦野「そうねー、昨日もグシャっとね、にゃははーん」

    黒子「ひぃっ!」



    オルソラ「いけません」




    麦野「あん?」

    オルソラ「命を奪う行為をそんな嬉々として語ってはいけないのでございますよ」

    麦野「はぁ、アンタにはわからないかもしんないけど……私たちはそれが仕事なの」

    オルソラ「それでもよくないのでございます」

    麦野「は?」

    絹旗(やっば、麦野超キレかかってますね)

    黒子「お、オルソラさん……」

    167 = 110 :

    麦野「あのなー、私達はそれで生活して……それでしか存在意義を見出せないんだよ」

    麦野「超能力者ってのはそうやって生かされてんだよ、例外もいるけどね」

    一方通行「……」ゴロンゴロン

    麦野「わかる?私たちは作られた化け物なのよ」

    麦野「私も、絹旗も、なんだったらそこにいる第一位もね」

    黒子「……」ビクビク

    オルソラ「……」

    麦野「私に説教くれるなんざ100年早ぇっつーんだよ、ああ?」

    絹旗「麦野、そろそろ……」

    麦野「うるせぇな、私はこういう無知な人間が嫌いなんだよ」

    麦野「何も知らないくせに綺麗事だけ抜かしてる奴が嫌いなんだよ」

    一方通行「……」

    麦野「暗部に、闇に落ちた人間にアンタみたいのが何言ってもムダ」

    麦野「アンタと違って、私たちみたいなのは闇の中でしか生きられない生き物なんだよ」

    169 = 110 :

    オルソラ「アナタ達は……闇の中でしか生きられないと?」

    麦野「そうだっつってんだよ」

    オルソラ「そんな事はございません」

    麦野「なんでてめぇがそんな事……」ピキッ

    黒子「オルソラさんも……そろそろ……」アワアワ

    オルソラ「現に一方通行さんはこのお店を仕事としているのでございます」

    一方通行「……オルソラァ」

    オルソラ「何万人も手にかけなければいけない実験の依頼もあったと聞きました」

    オルソラ「それでも一方通行さんはそれをお断りになったのでございますよ」

    麦野「……それがなんだよ」

    オルソラ「人の犠牲の上にしか生活できないなどと言わないでいただきたいのでございます」

    オルソラ「アナタも超能力者である前に……1人の人間でございましょう?」

    麦野「……」

    絹旗「……」

    170 = 110 :

    一方通行「原子崩しよォ」

    麦野「……なに?」

    一方通行「コイツはシスターだから、綺麗事言ってるンだわ」

    麦野「わかってるわよ」

    一方通行「でも……正論じゃねェ?」

    麦野「……」

    一方通行「俺は暗部にゃ入ってねェけど、汚ェ部分ってのは見てきた」

    麦野「……それで?」

    一方通行「別に俺は説教くれるつもりなンざねェけどよォ」

    一方通行「こういう仕事、楽しいぜェ?」

    麦野「っ!」

    一方通行「なァ」

    オルソラ「ええ、とっても楽しいのでございますよ」

    黒子「わ、私も……なんだかんだ楽しいですわ」

    171 = 110 :

    絹旗「……」

    麦野「それは、知ってるわ」

    オルソラ「抜け出せない泥沼、なんてないのでございますよ」

    麦野「……え?」

    オルソラ「必ず底は存在しますし、抜け出せないのでしたら引っ張ってもらえばいいのでございます」

    一方通行「くかかっ、違ェねェな」

    麦野「……」

    麦野「この私に説教くれるなんて……」

    麦野「……ふふ、なんだよアンタは」

    オルソラ「イギリス清教のシスターでございますよー」

    麦野「……毒気抜かれたよ、ねぇ絹旗?」

    絹旗「ええ、超その通りです」

    麦野「ありがたいお言葉も貰ったし、そろそろ行こうかな」

    黒子「お、お会計ですね、少々お待ちくださいな!」パタパタ

    172 = 110 :

    麦野「カードね」ハイ

    黒子「」ブラック

    絹旗「超美味しかったです」

    一方通行「よォ」

    麦野「なに?」

    一方通行「また来いよなァ」

    麦野え?」

    オルソラ「ええ、私がいつでも引っ張り出して差し上げるのでございますよー」フンフン

    麦野「……ぷっ」

    絹旗「……あはっ」




    麦野「ええ、また来るわ」

    一方通行「おォ、待ってるぜェ」

    オルソラ「お待ちしているのでございます」ペコリ

    麦野「……じゃーね」

    173 :

    初リアルタイム遭遇記念カキコ

    174 = 110 :

    ガララ……


    黒子「」

    黒子「……オルソラさぁぁぁぁぁぁん!!」ガバッ

    オルソラ「あら、どうしたのでございますか?」

    黒子「もうハラハラしましたのぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

    一方通行「クカカ、あの第四位に啖呵切るなンざ命知らずもいいとこだなァ」

    黒子「無事で良かったですわ!」

    オルソラ「あの方達は必ずまた来ると思うのでございます」

    一方通行「おォ、俺もそう思うぜェ」

    黒子「あわわわわわわわ」ガタガタプルプル

    一方通行「さっすがシスターだなァ?」

    オルソラ「ええ、本物のシスター、でございますから」ニヘラ

    一方通行「そのほっせェ腕で引っ張り出せンのかァ?」

    オルソラ「その時は手伝っていただけたら嬉しいのでございますよ」

    一方通行「……けっ」

    175 = 110 :

    絹旗「超びっくりしました、あのシスターさんには」

    麦野「ね、まさか私に正面切って向かって来るとは思わなかったわ」

    絹旗「……でも、なんか超スッキリした気持ちです」

    麦野「アンタも?私もだにゃーん」

    絹旗「なんだか超不思議な気持ちです」

    麦野「……」

    絹旗「麦野?どうしました?」

    麦野「いや、あんなに真っ直ぐな言葉言われたの、久しぶりだなぁって」

    絹旗「……確かに」




    絹旗「今度はアイテム全員で行きませんか?」

    麦野「いいわね、滝壺と会話させてみたい」

    絹旗「あ、でも超浜面だったらシスターさんに見惚れるかもしれませんよ」

    麦野「そん時はブチコロシよ」

    176 = 110 :

    数日後ーーーーーー。


    一方通行「中華丼、カツカレー、ハンバーグステーキセット」コトトト

    オルソラ「エビのラビオリ、冷製トマトのフェデリーニ、パエリア」コトト

    黒子「は、早すぎですの!追いつかないですわ!」ワタワタ

    オルソラ「私も手伝うのでございますよ」




    オルソラ「パエリアでございます」コト

    <あ、どうも

    オルソラ「ご一緒にイギリス清教はいかがでございましょう?」

    <え?

    オルソラ「ごゆっくりどうぞー」

    <……?



    一方通行「アイツ、布教する気なくねェ?」

    黒子「……私もそう思いますわ」

    177 = 149 :

    オルソラはこうでなくっちゃ

    178 = 110 :

    黒子「やっとひと段落ですのね、ちょっと疲れました」

    一方通行「飯でも食うかァ」ダラー

    オルソラ「……ふぇ?」モキュモキュ

    黒子「オルソラさん!つまみ食いはせめて隠れる努力をしてくださいな!」

    一方通行「お前って食いしん坊キャラだったのかァ?」

    オルソラ「アンジェレネさん程ではありませんが」

    黒子「あ、イギリス清教のシスターさんですの?」

    オルソラ「ちっこくて可愛いのでございますよー」

    一方通行「お前と一緒だなァ、可愛い以外ィ」グデー

    黒子「余計なお世話ですの!!」

    オルソラ「つまみ食いをしていたつもりはないのでございます」ショボン

    一方通行「まァあンだけ堂々と冷蔵庫開けて食ってたらなァ」ウン

    黒子「気張ってないと会話に乗り遅れますわ……」

    一方通行「この会話は快速エアポートですゥ」ヘイ

    オルソラ「各ツッコミには停まりませんのでご注意くださいでございますよー」ヘイ

    黒子「……はぁ」

    179 = 110 :

    オルソラ「ではお2人の昼食は私が作ります」

    黒子「あ、私パスタが食べたいですの」

    オルソラ「パスタでございましょうか?」

    黒子「ええ、オルソラさんの作るパスタは超一級品ですわ……お願いします」

    オルソラ「ふふ、お任せ下さい」





    黒子「美味しいですの」チュルチュル

    一方通行「ン、パスタだけは敵わねェな」ズルズル

    オルソラ「いえいえ、そんな事ございませんわ」

    黒子「顔良し、スタイル良し、器量良し、料理良し……」

    黒子「よく考えたらオルソラさん女としてチートですの」

    オルソラ「?」

    黒子「世の男が放っておきませんわね」

    一方通行「くだらねェ男連れてきたらブチ殺してやるゥ」

    黒子「いつからオルソラさんの父親に……」

    180 = 110 :

    黒子「でも確かに、相応の男でないと認めたくありませんわ」

    オルソラ「相応、と申しますと?」

    黒子「え?そうですわね……」

    黒子「顔良し、スタイル良し、器量良し、料理良し、稼ぎ良し……と言ったところでしょうか」

    オルソラ「あら、では一方通行さんでございますね」

    黒子「へ?」

    オルソラ「全てに当てはまっているのでございますよ?」

    黒子「器量、良し……?まぁ及第点ですか?」



    一方通行「……」zzz



    黒子「やっぱり『しっかり者、働き者、自由過ぎない人』も追加ですの!!」

    オルソラ「あらあら……ふふっ」

    181 = 110 :

    オルソラ「しかし学園都市の電気機器はすごいですわね」

    黒子「あ、そういえばあまり馴染みの無い物が多いかも知れませんね」

    オルソラ「ええ、私電気とは無縁の生活をしてきたものですから」

    黒子「嘘ですの!それは言いすぎですわ!」

    一方通行「オルソラ、オルソラ」チョイチョイ

    オルソラ「なんでございましょう?」

    一方通行「携帯電話だぜェ?」フフフン

    オルソラ「まぁ……これが携帯電話なのでございますか?」

    黒子「……自慢気ですわね」

    一方通行「なンと!国際電話も可能ですゥ!」

    オルソラ「おー」パチパチ

    オルソラ「あ、電気とは無縁の生活は流石に冗談でございますよー」

    黒子「はい……わかってますわ」

    182 = 110 :

    オルソラ「こんなに小さくて外国に繋がるなんて……はいてくでございますわね」

    黒子「やっぱりシスターさんは携帯も必要ないんですわね」

    オルソラ「ええ、必要とあらば矢文でちょちょいのグサッ、でございますので」

    黒子「矢文!?古風ですわね……」

    オルソラ「冗談です」ニヘラ

    黒子(オルソラさんの笑顔見たら全部許してしまうんですの……)

    一方通行「お前欲しくねェ?」

    オルソラ「え?」

    黒子「え、シスターさんは持っていても大丈夫なのですか?」

    一方通行「緊急用ならいいンじゃねェ?コイツの場合なら特に」

    オルソラ「?」キョトン

    黒子「……そうですわね、なぜか親心というものがわかりますの」

    一方通行「オルソラ、お前に携帯をプレゼントしてやるゥ」スタスタ

    オルソラ「え、え?」

    183 = 110 :

    携帯ショップーーーー。


    店員「どういった機能をお求めでございますか?」

    一方通行「とにかく操作しやすいの」

    店員「ではこちらのラクラクホンはいかがでしょう?」サッ

    一方通行「危なっかしいから緊急用モードついてるの」

    店員「ではキッズ携帯でどうですか?」ハイ

    一方通行「イギリスでも使えるやつ」

    店員「こちらの会社ですと国際電話が可能でございます」ドン

    一方通行「落としたり水こぼしたりパスタこぼしても大丈夫なやつ」

    店員「こちらは象が踏んでも壊れない頑丈さが売りでございます」バッ

    一方通行「あとフォルムにまろみがある奴」

    店員「はい、まろみでしたらこち……えっ?」

    一方通行「ンで、今言った機能が全部ついたの」

    店員「」




    一方通行「さっすが学園都市、なンでもあるゥ」スタスタ

    185 = 110 :

    一方通行「オラ、買ってきてやったぞ」

    黒子「こ、これは超最新機種……買ったらウン万もする物では?」

    一方通行「名義も俺で契約してきたから、好きに使え」ポイ

    オルソラ「あわわ、きゃ、キャッチー!!」ポス

    一方通行「これでお前がイギリス帰っても好きな時に電話できるぜェ?」

    黒子「あ……」

    オルソラ「……あ、ありがとうございます!!」

    一方通行「ツインテール、メールやらしてやれよォ?」ゴロン

    黒子「ええ!バッチ来いですの!!」

    オルソラ「…………ふふ、嬉しいです」キュッ





    オルソラ「……」ニヘラ

    黒子「……オルソラさんずっと携帯眺めてニヤけてますの」

    一方通行「初めて火を見た人類みてェだな」

    黒子「いや人類はニヤけてはなかったと思いますが……」

    186 = 136 :

    どんなんだwwww

    187 = 110 :

    定休日―――。


    一方通行「コーヒー買ったし、さっさと帰ってダラけよォっと」スタスタ



    <おい、今連絡あったんだけどよ、めっちゃいい女を捕まえたらしいぜ

    <いい女?ベイベーなのか?

    <なんか金髪のシスターらしい、ドブルベイベーだな

    <あ?学園都市にシスターがいるなんて怪しくねぇ?

    <まぁでも抜けてる女みてぇだから連れ込むってよ

    <はは、じゃ早速合流しますか



    一方通行「……」

    一方通行「なァにやってやがりますかあのシスター……」

    188 = 110 :

    一方通行「それでェ、場所は?」

    スキルアウトA「はい、駅横の路地裏を入ったところだそうです、ええ」ボロッ

    一方通行「そォか、じゃあさようならァ」ダンッ

    スキルアウトB「は、はい!お疲れっした!なんかお手数おかけしてすいませんっした!」フカブカ

    スキルアウトC「」チーン




    一方通行「路地……ここですかァ?」

    オルソラ「あら?一方通行さん、こんな所で偶然でございますわね」

    一方通行「お前が連れ込まれそうだって聞いたから来たンだろォが」

    上条「あれ、第一位……一方通行だっけ」

    一方通行「あン?いつかの三下かァ」


    スキルアウト「」


    一方通行「これお前がやってくれたのかァ?」

    上条「まぁ2人だったし……なんとかなりましたよ、はは」

    189 = 149 :

    上条さんはブレないな

    190 = 110 :

    一方通行「悪ィな、うちのオルソラが迷惑かけて」

    上条「うちの……?いや、構わないよ」

    オルソラ「???」

    一方通行「……」ジー

    上条「え?」

    一方通行(顔はまァ普通?家計をやりくりって事ァそれなりに家事もできるとして……)

    一方通行(悪い奴じゃねェ、スキルアウトくらいなら倒せる……)

    上条「あ、あのー?」

    一方通行「……だが貧乏なのはダメだ、オルソラをそンな奴の嫁にはやれねェ」ウン

    上条「よ、嫁!?」

    一方通行「どォせなら不自由なく暮らしてもらいてェしな」ウン

    上条「あの、なぜアナタはオルソラのお父さんのように振舞っていr」

    一方通行「オマエにお義父さんと呼ばれる筋合いはねェ!」プンスカ

    上条「」

    オルソラ「?」

    191 :

    ああ…力が抜けていく…
    でも時々締まる…

    192 = 110 :

    次の日ーーーーーー。


    黒子「ご注文をお伺いしますの」サッ

    削板「カツ丼、カレー、ラーメン、餃子、ピザ、ザル蕎麦、エビドリア」

    黒子「……え?」

    削板「を、2人前ずつ頼む」

    黒子「……か、かしこまりましたの」



    削板「おぉぉぉぉぉ!美味い!うーまーいーぞーーーー!!」バクバクバク

    黒子(ミスター味っ子?)

    一方通行「いいねェいいねぇ、最っ高じゃねェかその食いっぷりよォ!!!」

    削板「美味いからな!いくらでも入るぞ!」

    一方通行「おらァ、サービスですの!!」

    ドン☆

    削板「」

    一方通行「お残しは許しまへンでェ」

    削板「う、うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」バクバクバクバクッ

    194 = 110 :

    削板「か、完食したぞ……うっぷ」

    黒子「お、おぉぉぉぉぉ」パチパチ

    オルソラ「パスタ追加でございますよー」


    ドンッ☆


    削板「」

    削板「えっ」

    オルソラ「とても美味しそうに食べて頂けるので、私も嬉しいのでございます故」

    削板「……」

    オルソラ「……」ニヘッ

    削板「い、いただきまーーーーっす!!!」モグモグモグ

    一方通行「吐いたらブチ殺すからなァ」ゴロゴロ

    黒子「……鬼ですか、アナタ達は」

    オルソラ「え?いえ、シスターでございますよー」ニコニコ

    195 :

    このゆるさがたまらん

    196 = 110 :

    一方通行「ところでお前、学校はいいのかァ?」

    黒子「え、今更ですの!?」

    オルソラ「サボりはあまりよくないのでございますよ」

    黒子「いえ、別に好きでサボってるわけでは……」

    一方通行「今日飯でも食いに行くかァ」ハイ

    オルソラ「それはナイスアイディアでございますね」

    黒子「ああ、流れが速い……」

    一方通行「あァ?」

    オルソラ「え?」

    黒子「まぁでも、みんなでお食事は確かにいい考えですわ」

    一方通行「崇め讃えろ跪けェ、ヘタを献上しろ」

    黒子「調子乗らないでくださいな!」

    オルソラ「ははー、でございますよー」

    197 :

    時折きゅっと締まる感触が心地良い
    これが・・・まろみか・・・・

    198 = 160 :

    ほぐし屋さンじゃちょっと足りなかった削板分がまた少し補充できた

    199 = 110 :

    一方通行「サラパでもするかァ」ゴロン

    オルソラ「いいですわね、私も久しぶりでございます」

    黒子「……サラパ?」

    一方通行「え、知らねェの?」

    黒子「ええ、初耳ですの」

    一方通行「……」プププ

    黒子「なんですのその目!教えてくださいな!」

    オルソラ「サラパ、とは何かの略称なのでございましょうか?」

    黒子「え、オルソラさんも知ってる感じだったではないですか?」

    一方通行「へーい」ペチ

    オルソラ「へーい、でございますよー」ペチ

    黒子「……」

    一方通行「サラダパーティ、略してサラパ」

    オルソラ「まぁ、なんともヘルシーそうなパーティでございますね」

    黒子「なるほど」

    200 = 110 :

    黒子「私も最近気になってきた所ですの……」

    オルソラ「あら、どこがでございますか?」ムニュィ

    黒子「つ、つままないでくださいな!」

    オルソラ「これくらい、白井さんの年齢では普通でございますよ」

    黒子「そ、それでも気になるんですの!」

    一方通行「やっべ、つまむ程余分な肉がねェ」ニヤニヤ

    黒子「むむむーーー!!」

    一方通行「オルソラもそンな太ってねェよなァ?」

    黒子「確かに……つまみ食いしてるのにおかしいですわ」

    黒子「……」ジー

    一方通行「どこ見てやがりますかァ」

    黒子「なるほど、栄養が全てそちらに行ってるというわけですわね」

    一方通行「羨ましいのでございますかァ?」

    黒子「……切実に」ズーン

    オルソラ「???」キョトン


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