のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:126,861,529人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報

    元スレ一方通行「友達ィ?」

    SS+覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 一方通行 + - 垣根帝督 + - 通行止め + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    1 :

    注意点

    ・一通さんが気弱です。原作の面影は一切ありません

    ・初SSですので色々不具合があるやもしれません。というかあるでしょう。

    ・投下は大分不定期になると思います。

    ・キャラが違うのは暖かい気持ちで見守ってくだされば幸いです

    ・原作の時間軸は気にしないでください

    2 = 1 :


    研究者A「ここが絶対能力者進化計画の実験場だ」

    一方通行「……なにも器具とか無ェけど、なにをするんだ?」

    研究者A「これから君にはあるモノと戦ってもらう。 よし、連れてこい」
       ウィーン
    ミサカ00001「…………」

    研究者A「これは第3位のクローンで、レベルは2程度だg「ムリ」

    研究者A「え?」

    一歩通行「ムリ。絶対ムリ」ガクガクブルブル

    3 :

    ほう

    4 = 1 :


    研究者A「な、何故だ!? 実験を持ちかけたときは2つ返事で、やると
    言ったじゃないか!?」

    一方通行「だ、だって簡単だって言ったじゃン。戦うなンて知らなかったもン」ウルウル

    研究者A「確かに言ってはいないが! 君は第1位だろう、戦闘だってお手の物じゃ
    ないか!?」

    一方通行「み、皆向こうから襲ってくるヤツばっかりだし。オレ、反射してるだけだし。
    オレ、ケンカなンかしたことねェし」

    研究者A「し、しかしだ「待って下さい」

    ミサカ「待ってください、とミサカは先ほどから空気であることに耐えられず口を挟みます」

    研究者A「なんだ00001号。今大事な話をしているんだ」

    ミサカ「彼の説得ならミサカに任せてください、とミサカはミサカが学習装置により
    ネゴシエーターから海チョコボの育て方までマスターしていることを主張します」

    研究者A「……まあ、私が言っても埒があきそうもないしな……」

    ミサカ「了解しました。それでは行きましょう、とミサカはまだ震えている一方通行に
    場所を変えることを促します」

    一方通行「え? あ、うン……」

    5 = 1 :

     研究所外のベンチ

    ミサカ「どうして実験が嫌なんですか? とミサカは先ほどの無能研究者と同じ問いを投げかけます」

    一方通行「……だって、ケンカなンて怖ェし……」オドオド

    ミサカ「あなたの能力をミサカは知りませんが、第1位なら大抵の戦闘なら慣れてしまえばなん
    てことはないのでは? とミサカは素朴な疑問を口にします」

    一方通行「オ、オレと戦ったらお前がケガすンだろォ?」ビクビク

    ミサカ「?」

    一方通行「オレに勝負しかけてくる奴は、皆ケガするンだ。オレが何もしなくても反射してるから。
    急に襲ってくるヤツからは逃げれねェし。……反射切るのは怖いし」

    ミサカ「……あなたは何故、絶対能力者になりたいのですか? とミサカは質問します」

    一方通行「……無敵になればさァ。最初から誰もオレに勝負なンてしかけてこなくなると思ったんだ。最強じゃなくて無敵に。誰も近寄ってこなけりゃ、そ、そうすればオレなンかに関わってケガすることもねェもン」

    ミサカ「それでは、仮に絶対能力者になれたとしても、あなたは独りぼっちになってしまいますよ? とミサカは一方通行の考えの欠点を指摘します」

    一方通行「……で、でも独りなら誰も傷つかないだろォ?」

    ミサカ「それではあなたが傷ついたままです、とミサカは眼光を鋭くして即答します」

    一方通行「で、でもォ……」イジイジ

    7 = 1 :


    ミサカ「よいアイディアをミサカは持っています。絶対能力者になるより簡単で、
    何よりあなたが傷つかなくなります」

    一方通行「?」

    ミサカ「友達を作ることです、とミサカは慎ましい胸を反らしてナイスなアイディア
    を提示します」

    一方通行「……友達ィ?」

    ミサカ「そうです。友達ならあなたを傷つけることはしないですし、あなたは独りには
    なりません、とミサカはしたり顔で呆けている一方通行に説明します」

    一方通行「……でも、オレなんかに友達なんてできねェよ。暗いし、学校も行ってねェし……。
    友達なンてできたことねェもン

    8 = 1 :


    ミサカ「じゃあ……

        
    ミサカが初めての友達ですね。とミサカは一方通行の手を両手でとって微笑みかけます」


    一方通行「友達……なってくれンのかァ?」

    ミサカ「ええ」

    一方通行「オレなンかでいいのかァ?」

    ミサカ「ええ」

    一方通行「ホントにホントかァ?」

    ミサカ「ええ。しつこいですよ、とミサカは呆れて苦笑します」


    一方通行「……へへっ」ニパァ

    ミサカ「うぐっっっ!?」キュン

    9 = 1 :

    一方通行「ど、どうしたァ!?」アセアセ

    ミサカ「……不覚にもときめいてしまいました、とミサカは第1位のポテンシャルの高さを
    実感します」

    一方通行「?」

    ミサカ「いえ、何でもありません。それより一方通行、早速遊びに行きましょう。ミサカは
    アイスというもが食べてみたいです、とミサカはミサカにとっても初めての友達を遊びに誘います」

    一方通行「……うンっ」


    一方通行に友達ができました。これから、彼の物語はどのように変わっていくのでしょうか―





    研究者A「…………帰ってこない」

    10 = 1 :


    一方通行に初めての友達ができた数週間後―


    ミサカ「お待たせしました。待ちましたか? とミサカは待ち合わせのテンプレ的常套句を使ってみます」

    一方通行「ううン。大してまってねェよ」

    ミサカ「それはよかったです。それでは、早くいつものファミレスに行きましょう、とミサカは空腹であることをアピールします」

    ―ファミレス


    ミサカ「なんと、今日はビッグニュースがあります、とミサカはうずうずしながら鞄をあさります」

    一方通行「ニュースゥ?」コーヒーズズー

    ミサカ「そうです、さまぁ~ずのボケの人の方が結婚したのと同じくらいのビッグなニュースです、とミサカは最近ハマっている深夜トーク番組のお笑い芸人を例に出します」

    一方通行「それ……微妙じゃね?」

    ミサカ「そんなことはありません。ミサカ的には衝撃のニュースでした。地震さえなければお昼のワイドショーは彼のものになっていたに違いありません、とミサカは……ありました! これです! とミサカは高らかに新兵器を掲げます」

    11 = 1 :

    一方通行「ケータイ? ミサカちゃンの?

    ミサカ「ええ、今日待ち合わせに少し遅れたのはこれを購入していたからなのですよ、とミサカは
    買ったばかりの携帯電話を頬ずりします」

    一方通行「IDとかはどうしたンだァ? 手続きがあるから難しィンじゃねェの?」

    ミサカ「その片はある研究者がどうにかしてくれました、とミサカは携帯電話をパカパカ開いたり
    閉じたりしながら答えます」

    一方通行「ふゥン……親切なヤツもいるもンだなァ」

    ミサカ「そうですね、これもミサカの日々の行いが良いからでしょう、とミサカはミサカの
    人徳の高さが渡辺健クラスであることをアピールします」


     回想入ります



    ミサカ「ミサカも携帯電話が欲しいです。よって至急的速やかにIDその他書類を用意して
    ください、とミサカは無能研究者に命令します」

    研究者A「誰が無能だ。そもそも貴様らにそんなものは必要ない。今は計画の練り直しで
    手一杯なんだ。あっち行け」シッシッ

    12 = 1 :


    ミサカ「はあ、そんなところが無能なんです、とミサカは失望してため息をつきます」

    研究者A「何?」

    ミサカ「ミサカが一方通行の一番の友達であることを忘れたのですか? ミサカのさじ加減
    一つで実験の今後はいくらでも修正できるのですよ? とミサカはデスラー並みの悪人顔で
    微笑みます」

    研究者A「ぐっ…… 元はといえば貴様が説得するハズだったじゃないか!!」

    ミサカ「経緯はどうあれ、今、一方通行に一番影響力のあるのはミサカです。ミサカには
    計画を左右できる力があることを念頭に置いて返事をしたほうがよいでしょう、とミサ
    カは冷静に事実をム・ノ・ウな研究者Aに突き付けます」

    研究者A「……くっそぉぉぉぉぉ!!!」

     回想終了

    13 = 1 :

    ミサカ「チョロイもんです、とミサカは哀れな研究者を思い出しほくそ笑みます」

    一方通行「?なんのことだァ?

    ミサカ「気にしないでください。それよりあっくん! アドレス交換をしましょう!
    とミサカは身を乗り出しておニューの携帯電話を突き付けます」

    一方通行「う、うン」

    セキガイセンビーム!

    ミサカ「これでよし、とミサカは額の汗を拭うふりをします」フー

    一方通行「(初めて研究者以外のアドレスが入った……)」ジーン

    ミサカ「あっくん」

    一方通行「ン? なンだァ?」(まだ感動中)



    ミサカ「いっぱいいっぱい、メールしましょうね! とミサカは携帯電話片手に笑いかけます」ニコッ

    一方通行「/////……うン」

    14 = 1 :


    一方通行「そういえば、00002号ちゃン達もケータイ買ったのか?」

    ミサカ「いえ、携帯電話を手に入れたのはミサカだけです。流石にそこまではOKしてくれませんでした。
    特に00002号や00008号は大分ブータレていましたが、とミサカはメロンソーダを啜りつつ答えます」ズズー

    一方通行「ふゥン。かわいそうだなァ」

    ミサカ「ええ。ですから彼女達への連絡はミサカを通してください、とミサカは妹達への気遣いも
    できる、できる女であることをアピールします」

    ミサカ「(まあ、ミサカが代表して交渉した結果、全て却下されたことにしているんですがね、とミサカは
    真実を胸中で吐露します。あっくんの一番の仲良しはミサカなのですからこれでよいのです。そもそも00002号や
    00008号は最近、彼にくっつきすぎなんです。気のせいか、色目も使っている気もしますし……まったく、とミサカは……)」イライラ



    一歩通行「(ミサカちゃンが、なンか怖ェ……)」ビクビク

    15 = 1 :


    一旦、投下終了します。

    ちなみ妹達はまだ10数体しか製造されていない設定です。

    支援くださった方、ありがとうございます。 そして読んでいただいた方、ありがとうございます。
    皆様の時間の無駄にならないように頑張りたいと思います。

    16 :

    乙です。
    ~屋さンの方ですかね?以前に似たような小ネタを書いていた気がしましたので。

    17 = 1 :


    可及的速やか、だったわな…  至急的速やかてなんぞ

    18 = 1 :

    >16
    そんな方と間違われたら申し訳ない!! まったく別人でございます

    そんな小ネタあったんですね! やべえ、じゃあ自給自足しないでよかったんと違うか

    19 = 16 :

    >>18
    あくまで、おまけ程度だったからね。
    書いてくれるなら、ずっと支援しますよ。楽しみにしています。

    20 :

    初SSでこれはすごいな……

    21 = 20 :

    sage忘れゴメン

    22 :

    この一方通行ならあわきンも楽勝だなフラグ的な意味で

    23 :

    乙です
    ふつうに面白いですから頑張ってください

    24 :

    何この一方さんウザいのに可愛い…
    期待支援

    25 :

    丁寧に書こうという気持ちが伝わって来ました!!

    応援します!

    26 :

    >>9辺りまで見たことある気がするんだが、もしかしてここが初めてってだけで別のとこで書いてた?

    27 :

    実験拒否ネタは最近増えてきてるからな
    今後に期待しつつ支援

    28 :

    >>26 ~屋さンのひとじゃなくて?

    ともかくおつでした、おもしろかったです!

    29 = 1 :

    >>1 です。
    皆様レスありがとうございます。

    勘違いさせてしまっていますが~屋さンの人ではありません 恐れ多いです(汗
    ただ、ネタを被せてしまったようで大変恐縮且つ申し訳なく思います。この場を借りて
    謝罪いたします。
     
    支援くださった方、感想くださった方、至高の喜びでございます

    期待にそぐわないよう頑張りたいです。

    >>22 あわきンは何故かイメージが変態にしかなりません(汗  あわきン出せるかな……?

    それでは投下します


    30 = 1 :


    『僕が私があなたを呼ぶ理由』



    二人が友達になったすぐ後のこと―


    ミサカ「アイス、美味しいですね、とミサカはチョコミントとオレンジのダブルアイスを舐めながら
    初めてのアイスの感想を述べます。チョコミントは正義」

    一方通行「うン。……ミ、ミサカちゃンはアイス食べたことねェの?」

    ミサカ「ええ、研究所での食事ばかりですから、とミサカは……ミサカちゃん?」

    一方通行「う、い、嫌だったかァ?」オドオド

    ミサカ「い、嫌ではないですが……/// 呼ばれ慣れていないもので……とミサカは急な
    『ちゃん』付けに顔を赤らめます///」

    一方通行「お、女の子の友達には『ちゃン』をつけるもンだって、昔、幼稚園のセンセェが……
    今まで友達なんかできたことなかったから呼んだことねェけど。……違ったか?」

    31 = 1 :


    ミサカ「必ずしもそうではない気がしますが……と言いつつもミサカにとっても初めての友達であるので
    確証がありません、とミサカは頭を捻ります」

    一方通行「本当に嫌だったら言ってくれよォ? ……オレなンかに『ミサカちゃン』なんて言われたら気持ち悪ィだろうし…… やっぱり呼ぶのやm」シュン

    ミサカ「そんなことありません!! とミサカは焦りながら声を大にします!」アセアセ

    一方通行「そうかァ……?」

    ミサカ「そうです! それにいかにも『仲良し』って感じでいいじゃありませんか、とミサカは緩む頬を抑えます」

    一方通行「仲良し……」ジーン

    ミサカ「それなら、ミサカもこれからあなたを『あっくん』と呼ぶことにしますね、とミサカは
    即興ながらもいいニックネームが思いついたミサカのネーミングセンスを自画自賛します」

    32 = 1 :

    一方通行「あ、あっくん?」

    ミサカ「アクセラレータ、だからあっくんです。そうしたらもっと仲良しに見えませんか?
    とミサカはキョトンとしている一方通行、もといあっくんに……あぁ、カワイイなコンチクショウ」

    一方通行「オレ……あだ名で呼ばれるの初めてだ」ニヘラ

    ミサカ「なら、今日は初めてづくしの日ですね、あっくん。とミサカは早速あだ名で呼んでみます」

    一方通行「うン…… ミサカちゃン?」

    ミサカ「なんですか? とミサカは首を傾げます」



    一方通行「へへ、呼んでみただけ」

    ミサカ「ぐほあっっっ!!??」

    一方通行「ミ、ミサカちゃン!?」

    ミサカ「悶死というものがあるのなら、こういうことを言うのでしょうね、とミサカは短かった人生に別れを告げ…」

    一方通行「ミサカちゃン!? しっかりしろォォォ!!!」

    33 = 1 :


    ここで一旦投下終了します

    書き溜めが尽きました(汗  結構書いたつもりだったのですが…… 初SSということもあってか
    まったくどのくらいの量か目測つきませんでした。

    次はいつになるか、興がのったら早く投下できると思うので、もし次も読んでやろうという気に
    なってくださいましたら、よろしくお願いします。

    35 = 26 :

    >>16の発言で漸く解った
    お食事屋さンの時の小ネタの怖がり屋さンと被ってるのか

    36 :

    ネタ被りなんてよくある事
    確かその小ネタでスレ立て希望多かったから勘違いしたんじゃない?

    なんにせよ期待、頑張れ

    37 :

    俺の一方さンがこンなに可愛いわけがない

    38 :

    この一方さんは常にランドセル背負ってるイメージ

    39 :

    美琴さんの登場期待

    40 :

    この一方さんはあわきんに会わせてはいけないなww

    41 :

    やべぇ
    クオリティたけぇ…

    42 :

    気がついたらマイリスに登録していた…
    なにが(ry

    要するに 超乙

    43 :

    もったいないお言葉の数々、ありがとうございます

    >>35 怖がり屋さン……超読みてえ、今度探します
    >>38 ランドセル装備一方さんか… 実に胸厚ですね
    >>39 美琴さんもいずれ出す予定でございます。 期待に添えられるよう頑張ります
    >>40 あわきンは変態にしかイメージが湧きません

    乙や称賛多数いただき、真に天に昇る気持ちでございます。

    テンションあがって今日、もう一回投下できそうです。 よろしかったらご拝読願います。

    44 = 43 :


    ミサカ「あっくん、こちらですよ! とミサカは逸る気持ちを抑えきれずに
    手招きします!」

    一方通行「う、うン。でも上映時間にはまだ大分あるぜェ?」

    ミサカ「ギリギリにきたら行列ができてしまうかもしれません、とミサカは
    この『ヒヨコの三郎、ノコギリ山を行く』のあまりの人気を警戒します」

    一方通行「そ、そうかなァ……?(正直、聞いたこともないンだけど)」

    ミサカ「なんと言ってもあの名作アニメ『ヒヨコ伝ピヨピヨ』の劇場版
    ですからね。アニメ版では敵キャラであるトカゲの一郎との共闘が今作
    の最大の見どころです、とミサカは公開日前に雑誌で仕入れた前情報
    を得意気に披露します」

    一方通行「ふ、ふゥン(ますます聞いたことがねェ)」

    ミサカ「公開日までまさに一日千秋の思いでした、とミサカは嬉しさのあまり
    鞄を振り回します」ブンブン

    一方通行「ミサカちゃン、鞄の中ぐちゃぐちゃになっちゃうって」オロオロ

    一方通行「(まァ、ミサカちゃンが楽しそうだしなァ…… いっかァ)

    45 = 43 :


    シアター内



    ミサカ「ここが一番見通しがよさそうですね、とミサカはあっくんの手を取って
    駆け足で席に向かいます」

    一方通行「うわ、走ったら危ねェってェ(やっぱりガラガラ…)」

    ミサカ「結構時間がありますね、とミサカはベストポジションを確保して携帯電話を
    開きます」ヨイショ

    一方通行「うン…じゃあ、オレ何か飲み物とか買ってこよォかァ?」

    ミサカ「それならミサカも行きますよ? とミサカは席を立ちます」

    一方通行「ううン、ミサカちゃンは座って席取っててくれよ(多分、必要ねェけど)」

    ミサカ「はっ、そうですね。今に客が押し寄せて来るでしょうし…… それじゃあ、
    あっくんお願いします、とミサカはあっくんを笑顔で送り出します」

    一方通行「うン、任せろォ」

    46 = 43 :


    売店



    一方通行「なンか、さっきのやり取り、友達っぽかったよなァ」フンフン

    一方通行「(飲み物はお茶と… あとポップコーンでいいかァ)」

    一方通行「あ、すいませン。お茶2つと、ポップコーンのうす塩味ください」
     ハイ、ドウゾー

    一方通行「さて、戻る「ええーーー!」」

    一方通行「ン?」

    「うす塩味がないなんてありえないです! のり塩味なんて超邪道過ぎます!」

    おばちゃん「ごめんねぇ、さっき売ったのが最後だったのよお」

    「うう……うす塩味がないなんて折角の映画の楽しさが半減です。久々のC級臭
    プンプンの映画な「あ、あのォ~」」

    「はい?」

    47 = 43 :


    一方通行「あのォ~ オレのポップコーンあげましょうかァ?」

    「えっ! 超いいんですか!?」

    一方通行「はい、オレは別にのり塩味でもいいンでェ(超?)」

    「超ありがたいですけど…… そうだ! それなら一緒に観ませんか?
     半分半分にして食べればモーマンタイです!」

    一方通行「え? でもオレは友達と…」

    「そうと決まったら超早速行きましょう! おばちゃん、のり塩味一つです!
    さ、レッツゴー!」グイグイ

    一方通行「え、えェ?」

    48 :

    はじめて遭遇した!乙!

    49 = 43 :


    シアター内


    ミサカ「ん? あっくん、遅かったですね。映画はまだもう少し……」

    「ここが超一番よく観えますよ!」

    一歩通行「ひ、引っ張んなってェ」ワタワタ

    ミサカ「」



    ミサカ「で、これはどういうことですか? とミサカは努めて冷静に、二人を
    問い詰めます。ええ、冷静ですとも」ヒクヒク

    一方通行「え、えっとォ…」ビクビク

    「なんだ、一人じゃなかったんですね。シロちゃん」
    ミサカ「シ、シロちゃん!? とミサカはそれが誰のことを指しているのか
    震えながら問い詰めます!」

    「誰って、超一方通行のことですよ。ね、シロちゃん?」

    ミサカ「な、な、な、なななな」プルプル

    「まさか、第1位にこんなところで会えるなんて驚きです。名前を聞いた時は流石に
    警戒しましたけども。だけどこの映画を観に来るとは超見どころがありますし、うす塩味を
    譲ってくれましたし、超いい人じゃないですか。廊下で話しているだけで持ってるイメージが変わりました! 
    是非超お近づきになりたいです」

    50 = 43 :

    一方通行「そ、そォかァ?」テレテレ

    ミサカ「待ってください! 大体あなたは何なんですか! 急に出てきて人の友達に
    馴れ馴れしくして! とミサカは興奮を抑えきれず声を張り上げます!」

    「ああ、申し遅れました。絹旗最愛と申します。織物の絹に旗で絹旗、最も愛するで
    最愛です」

    ミサカ「あ、ミサカはミサカ00001号と…ではなくて、名前なんて聞いてはいません!
    何故あっくんとあなたが一緒に来たのか聞いているのです、とミサカは思わず名乗ってしまったことを後悔しながら睨みつけます」

    絹旗「あっくん? ああ、シロちゃんのことですか。シロちゃんとはさっき売店で
    会って、ポップコーンを譲ってもらったんです。どうせなら超一緒に観ながら食べようってことになったんです。よね?」

    一方通行「う、うン」コクン

    ミサカ「それに関してはまずはいいとしても、いえ本当はよくありませんが……
    その呼び方はなんなのですか、とミサカは先ほどから捨て置けない一番の問題を
    口にします」

    絹旗「シロちゃん? 真っ白だからシロちゃんです。一方通行じゃ超長いですからね。
    いいあだ名でしょう?」フンス


    1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS+一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 一方通行 + - 垣根帝督 + - 通行止め + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について