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    元スレ美琴「ちょっとアンタ!」 禁書「なぁに?」

    SS+覧 / PC版 /
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    101 = 91 :

    ------

    インデックスはベッドに、美琴はそのそばに布団を敷いて眠った。

    風呂上がりから今まで、お互いぼーっとしていた。

    本来ならば『アイツの布団だ!』って悶えたり、『アンタ、アイツと一緒に寝てるの?』とか言及すべきことが山ほどあるのに、そんな気にはなれなかった。


    美琴(はぁ~~~~っ!アタシのバカ!バカバカ!)グシャグシャ


    先ほどの感情が、自己嫌悪に変わった。

    なんであんなことを思ったのか。


    美琴(アタシ、女の子相手に……最低だ。)


    初めて滲み出してきた欲望。

    なんとか理性で押さえ込んだが、笑顔は歪だっただろう。

    笑顔の裏には、醜悪な願望が渦巻いていたのだから。

    102 = 91 :

    今日はここまでです。
    眠くて頭がまわんない。ノシ

    103 :

    乙!次回も期待してる

    105 :

    んー、どっかでみた文体だ
    前も琴禁で書いたことある人?

    106 :

    みこきんか胸熱

    108 :

    >>105
    nnsrkwsk

    109 = 105 :

    >>108
    たしか上条さんが百合スキーで禁書焚きつけて美琴とデートさせる話だったかな
    あれは一方さんも百合スキーでワラタww

    110 = 91 :

    >>105
    ss初めて。
    だから右も左もわからんのよ。


    やっぱ寝る前に描いちゃダメだな。
    色々おかしいwww

    111 = 105 :

    >>110
    いや、普通に上手いよ、>>1
    シャワーのシーンとかゾクゾクしたぜ

    112 :

    おかしいとしたらここのSSを読んでからの俺の股間が一番おかしい

    113 :

    >>109
    サンクス!
    さっき読んだwwwwww
    一方さんくっそワロタわwwwwwwwwww

    マダー?

    114 = 91 :

    >>111
    ありがとう
    励みになります

    >>113
    風呂入って落ち着いたら投下します
    0:30くらいで

    115 :

    ------

    美琴「ん…」ゴロッ

    美琴「ん…?」パチッ


    薄いカーテンを突き抜けた光にまぶたを焦がされ、御坂美琴は目を覚ました。

    いつもと違う風景。

    いつもと違う匂い。

    いつもと違う寝心地。

    眠気でぐらぐらする頭をぐるぐると回転させる。

    そうか、ここはアイツの家なんだ。


    美琴(ねむ…)ファ~

    お嬢様らしからぬ大あくびを一発。

    『淑女としての自覚をうんぬん』と黒子にどやされそうだ。


    美琴(黒子?)

    美琴(…………あっ、学校!)


    腹筋を使いガバッと起き、枕元にある携帯電話を開く。

    ただいま午前7:50。

    泊まり込み1日目から遅刻しそうだ。

    116 = 115 :

    美琴(あ~~もうっ!どうしよう!)ドタバタ


    いつもならもうすでに起きている時間という事実が、焦燥感をいっそう駆り立てる。

    パジャマのポケットに携帯電話をねじ込み、洗面所へ急ぐ。


    美琴(えーと、まず顔を洗って歯を磨いてそれから…)


    要領良く動けるように先々を考えプランを作り出す。

    このプラン通りに動けばギリギリ間に合うはずだ。





    が、どんなに完璧なプランを立てても不確定要素の干渉は必ず生じる。

    たとえそれが天下のレベル5でも、どこぞの理事長でもだ。

    117 :

    ふむ

    118 = 115 :

    ガチャッ!と乱暴にドアを開けると同時に視界に飛び込んできた浴槽が、昨日をフラッシュバックさせる。

    電灯に照り映えた乳白色の肌が脳内を占拠し、プランをどこかに追いやってしまった。


    美琴(落ち着け美琴!今やるべきことは何!?)


    計画通りに進めなかった自分を叱咤する。

    タイムロスはあったが、とりあえず顔を洗い、歯を磨いた。

    119 = 115 :

    美琴(今何時っ!?)


    ねじ込んだ携帯電話を引きずりだし、ディスプレイに目をやる。

    現在7:58(sat.)


    美琴(………)


    (sat.)


    美琴(今日土曜日じゃん…)


    おそらく脳ミソが覚醒していなかったのだろう。

    曜日をど忘れしていた。

    不覚だ。


    美琴「はぁ~。アホらし。もっかい寝よ」


    脱力し、ふらふらと布団が敷いてある部屋に戻る。

    インデックスは幸せそうな顔をして眠っていた。

    120 = 115 :

    美琴「…」

    すやすやと眠るインデックスをジッと見つめる。

    が、昨日のような感情は湧いてこない。


    美琴(いや、そりゃそうでしょ。女の子だもん。)


    昨日はただ気分が高翌揚していただけで、深い意味は無かったんだ。

    そうだ。そういうことなんだ。


    美琴「ふぅ。安心したらお腹減っちゃった」


    二度寝をやめ、キッチンへと駆けていく。

    昨日買った食材を冷蔵庫から出し、5人前くらいの朝食を作った。

    目をキラキラとさせたインデックスの嬉しそうな顔が頭に浮かぶ。

    そんな自分が少しにやけているのに気がつき、


    美琴(お、お腹が空いただけで、インデックスのためなんかじゃないもん)


    苦しい言い訳を自分自身にした。

    121 = 115 :

    眠い。
    短くてすみません。

    まだ互いにlikeの関係です。
    loveになるかdislikeになるかhateになるかはまだわかりません。

    「~を改善して欲しい」などのストーリーに関係しないことであれば指摘してくださいね。

    また明日ノシ

    124 = 117 :

    乙なんだよ

    125 = 115 :

    >>120
    見直してて気付いたんだけど、「高翌揚」じゃなくて「高揚」です

    127 = 115 :

    >>126
    解説ありがとう

    今日もいつも通りの時間からで

    128 :

    ちょっと話し込んでで遅くなりました
    書き始めますね

    130 = 128 :

    ------
    シャッシャッ

    遠くで聞き覚えのある音が聞こえた。

    カーテンがカーテンレールを滑る音だろう、と彼女の記憶は告げる。

    ガララッ

    今度はベランダの窓が開いたようだ。

    その証拠に冷たいがふわりとした11月の風が頬を撫で、過ぎ去ってゆく。


    禁書「ぅぅん…」ゴロッ


    溢れんばかりの朝日が部屋にずかずかと侵入する。

    まぶたを貫く陽光が忌々しく、逃れるように寝返りをうった。

    131 = 128 :

    禁書「ふふっ…」


    風の冷たさと毛布の暖かさのギャップが、とても心地良い。

    その心地良さに無意識下でほほえんでいる私の毛布を


    美琴「なーにニヤケてんのよっ!」バサァッ!


    取り払う悪魔がいた。


    禁書「むぅぅ~」モゾモゾ

    美琴「こらっ!丸まらないで起きなさい!」


    突然の肌寒さに対処するための手段さえ奪われてしまった。

    ひどいんだよ。

    133 = 128 :

    美琴「ほら。顔洗ってらっしゃい。」

    禁書「むぅ…」


    よたよたと、おぼつかない足取りで洗面所に向かい顔を洗った。

    冷たい水で脳が覚醒する。

    それと同時に昨日の浴槽でのことを思い出して、少し赤面した。


    禁書(昨日のわたし、ちょっとヘンだったかも)


    そんなことを考えていると、キッチンの方から漂ってきた味噌の良い香りが胃袋を刺激し、食欲を煽る。

    その欲に従い、居間へ急いだ。

    134 = 128 :

    ------
    美琴「フフン」ドヤ


    目の前の席で得意気な顔をする御坂美琴。

    今日の朝食の献立は白米に焼き鮭、煮豆にひじき、大量の味噌汁という上条家には不釣り合いなほど豪勢な食卓だ。

    その光景にたじろぎながらも目を輝かせるインデックス。

    だが、箸をつけない。遠慮しているのだろうか?

    待てをくらった犬のような表情で、じっと美琴を見ている。

    135 = 128 :

    美琴「食べていいわよ」


    表情がぱあっと明るくなる白い少女。

    女目で見ても、とても愛らしい。


    美琴「当たり前でしょ。アンタのために作ったんだから」


    そう言い切った後、ハッとする。

    インデックスのためだと認めてしまった。


    美琴「ええと、違うのよ、アンタのたまっていうのはその…」


    本音が出てしまったことに気恥ずかしさを感じ、顔が熱くなる。

    その様子をインデックスは嬉しそうに眺めていた。


    禁書「みこと、一緒に食べよ?」


    つらつらと並びたてる言い訳の数々を遮って提案する。


    美琴「う、うん」


    まだほんのり赤い顔をうつむけながら、了承してくれた。


    禁書「じゃあ、」

    美琴「うん」

    禁書美琴「「いただきます」」


    上条家に、穏やかな時間が流れた。

    136 :

    たまんねぇ・・・
    本編でも仲良くなってくれないかなこの二人

    137 = 128 :

    ------
    美琴「そういやアンタさ、」


    鮭の骨と格闘しながら、上目で美琴を見る。


    禁書「ん?なに?」

    美琴「今日なんか予定あるの?無かったらお見舞いに行こうと思うんだけど…」


    「お見舞い」という言葉にぴくっと反応する。


    禁書「わたしも行きたいかも!」


    ガバッと顔を上げ、強い眼差しをおくる。

    ご飯粒まみれでとても面白い。


    美琴「行きたいのは分かったけど、アンタすごい顔してるわよ」プッ

    禁書「ふぇ?なにが?」

    美琴「もっと落ち着いて食べなさいってことよ」ヒョイッ パクッ


    そう言ってインデックスの頬に付いているご飯粒をつまみ、パクッと食べた。

    138 :

    美琴、攻めまくりだなw

    139 = 128 :

    禁書「ふ、ふぇぇぇっ!?///ななな何してるのかな、みことっ!?///」ガタタッ

    美琴「え?何って…」


    頬に付いたご飯粒を食べただけ。

    そう、食べただけ。

    ……食べた?


    美琴「あっ///」


    無意識の内に、口に運んでしまっていた。

    何やってんだアタシ。

    これじゃあまるで…


    美琴(恋人じゃない///)カァァッ

    140 = 128 :

    『ダーリンお弁当ついてるぅ♪』
    『ハハッ、ありがとう愛してるよハニー』

    といった米国風の陳腐なドラマのワンシーンが思い浮かんだ。

    それが恥ずかしさをかさ増しする。


    美琴「あああアンタがっ!アンタがご飯粒なんか付けてるからでしょうがっ!///」

    禁書「だからって食べるのはおかしいんじゃないかなっ!?/// それにみことだってほっぺに一つ付いてるんだよ!」ヒョイッ

    美琴「あっ!///」

    禁書「ほらねっ!」フフーン


    美琴の頬に付いていたご飯粒をつまんで見せる。

    とても得意気な顔をしているインデックス。

    が…

    141 = 128 :

    禁書(これ…) 美琴(それ…)


    親指と人差し指につままれた米粒に、二人の視線が集中する。


    禁書(どうしよう…) 美琴(どうすんの…)


    後先なんて考えない。

    二人の良いところであり、悪いところである。

    二人とも必死で「この米粒をどう扱うか」を思考する。

    捨てるのも忍びないが…

    142 = 128 :

    美琴(やっぱりこうなっちゃったか。もったいないけど捨て)
    禁書「えい!」パクッ!

    美琴「いやいやアンタ何で食べちゃうのよ!///」

    禁書「やられっぱなしはイヤだもん!///それに女は度胸ってとうまの先生が言ってたもん!」

    美琴「変なところで変な度胸使ってんじゃ無いわよ!は、恥ずかしいじゃない///」

    美琴「大体ね、人間の皮膚には皮膚常在菌っていうバイキンがいっぱいいるのよ!?」


    「バイキン」。

    本来なら忌避するものだが…

    143 = 136 :

    ニヤニヤが止まらんwwwwww
    ああもうお前ら結婚しちゃえよwwwwwwww

    144 = 128 :

    禁書(不思議と…)

    美琴「アンタはイヤじゃないの!?バイキンだよバイキン!」

    禁書「イヤじゃない…かも。」

    美琴「えっ…?」ヒキッ

    禁書「そんなにひかないで欲しいかも!」

    禁書「そりゃ床に落ちたやつとかはイヤだけど…」

    禁書「ミコトノ…」

    美琴「ん?」キコエナイ…


    気持ちを落ち着けるため、大きく息を吸い、空気の全てを吐き出すように言い放つ。


    禁書「み、みことのだったら大丈夫なんだよっ!///」

    145 = 128 :

    はーい休憩します

    147 = 128 :

    衝撃の告白をされてしまった。

    一瞬頭のなかが真っ白になった。


    禁書「だってわたしはみことのこと…」

    美琴「いいいインデックス!///それ以上は言っちゃダ」
    禁書「友達だと思ってるからっ!///」

    美琴「…はい?」


    トモダチ?そうか、友達か。そりゃそうか。

    何舞い上がってたんだアタシ。気持ち悪い。

    そうよ。友達よ。

    だって…


    禁書「…あれ?みこと、どうしたの?」


    だって私たち…


    美琴「ううん。なんでもないわ。ありがとね。インデックス。」ニコッ

    禁書「えへへ…」







    …女同士だもん。

    148 = 128 :

    休憩終わりました。眠いです。

    ここまでにしますね。

    149 = 138 :

    改めて乙
    オヤスメー

    150 :


    そういやこの展開だと、風斬さんは恋敵かww?


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