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    元スレ苗木「嫌われスイッチ?」江ノ島「そうそう」

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    1 :

    苗木「んー、聞いた感じ希望がなさそうだけど」

    江ノ島「例えば、私が残姉のことを考えながらこのボタンを押すと、残姉は私のことが嫌いになるの」

    苗木「戦刃さんが江ノ島さんのことを……!? 想像できないや」

    江ノ島「で、これが元どおりスイッチ。これを押すと変化した嫌われスイッチの効果がなくなって、元に戻る」

    江ノ島「……記憶を残したままな!ヒャーッハッハッハ!!」

    苗木「な、なんだって!?なんて恐ろしい希望のスイッチなんだ!そんなもの世にのさばらせる訳にはいかない!貸してください!」

    江ノ島「本音、本音」

    苗木「おっとと……」

    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1412048153

    2 = 1 :

    江ノ島「ちょっと試してみようか、今から苗木のこと考えて押すね」カチ

    苗木「……はぁ、ったく、やれやれだよ、こんな女と今さっきまで仲良く会話してたなんて、考えたくもないよね……」

    苗木「早く部屋から出てってよ、絶望くさくなるからさ」

    江ノ島「が、学友にここまで貶されるなんて、絶望的ィ……!」ゾクゾク

    江ノ島「んでもって、ほいっ」カチッ

    苗木「ハッ!……成る程、これはスゴイ、罪悪感でいっぱいだ、ごめん江ノ島さん」

    江ノ島「全然心がこもってなーーい!絶望的ーーーー!!!!」

    苗木「で、これを僕に押せ、と」

    江ノ島「そう!ギャルゲー体質の苗木ならさぞ絶望的な状況を作ってくれそうでさ!」

    苗木「な、なんて酷いことを!喜んで押すよ!元に戻したときどれほどの希望が見られるのか、今からゾクゾクするヨ!」ゾクゾクゾク!

    江ノ島「さっすが苗木!話がわかる!で、誰のこと考えて押すの?」

    苗木「そりゃ当然……」



    苗木「全員さ!!」

    江ノ島「素敵ーーー!!絶望的ーーー!!!」

    3 :

    この苗木は狛枝だ。

    4 :

    おい苗枝

    5 :

    でもゾクゾクするのは事実です

    6 :

    腐川は罪悪感持たなさそう

    7 :

    希望絶望交換したSSを思い出す期待

    8 :

    天才か

    9 :

    腐川と葉隠は大丈夫だな!

    10 :

    江ノ島「あ、でも一つだけ条件があるの」

    苗木「え?なに?」

    江ノ島「この私様だけはその全員からはずしてほしいんだよね」

    苗木「なんでまた?」

    江ノ島「そのほうがより大きな絶望が見られそうだからかな☆」

    苗木「うわぁ!ビンタしたいその笑顔!わかった!そういうことなら従うよ!全てはより大きな希望のため!」

    江ノ島「いっけぇー!なえぎーーーーー!!!」

    苗木「うおおおおおおおお!!!」カチッ!





    苗木「まぁこの場には僕らしかいないから特に変化はないよね」

    江ノ島「確かに……もう夜だし、私帰るねー、あー!明日から楽しみ!」

    苗木「うん、じゃあまた明日!」

    11 = 10 :

    モノクマ「朝です!」



    苗木「んー!清々しい朝だな!今日も一日頑張ろう!!」ガチャッ

    舞園「ひっ」

    苗木「あ、おはよう舞園さん」

    舞園「ウワッ……お、おはようございますっ」タタッ

    苗木「……」

    苗木「すごいよぉ……」ゾクゾク

    桑田「」スタスタ

    苗木「あ!桑田君おはよう!」

    桑田「……チッ」

    苗木(ああああぁぁぁぁたまらないよぉぉぉぉぉ!!)



    食堂

    苗木(当然のようにぼっち飯!普段はみんなと食べてたからギャップがすごい!)キラキラ

    戦刃「……」ガラガラッ

    苗木「」モグモグ

    戦刃「」スタスタ、ストン

    戦刃「……」モグモグ

    苗木(五席離された!!うっはぁぁ!!)ガツガツ

    戦刃(近寄りたくない……)モグモグ

    12 :

    妹様はなんだかんだ苗木を独り占めしようとしてるな

    13 = 8 :

    わざと傷ついた素振りとかすると最高に絶望的

    15 :

    解除ボタンぶっ壊せば苗木を孤立させられる、やったね盾子ちゃん!

    16 :

    これは久しぶりに超期待

    18 :

    これはいいssになりそう。超超超超超期待

    19 :

    これはいい!

    20 :

    >>より大きな希望のため

    狛枝君、おじさん怒らないから出てきなさい

    21 :

    腐川さんは気にしないと思われてるけど

    実は罪悪感を感じてて後々、不器用ながら謝ってくるところまで妄想した。

    22 :

    苗木(しかしこのスイッチ少し難しいよなぁ……好き嫌いを戻しても記憶が残るってのがミソなんだけど、僕があまりに不自然に『皆に接触』してヘイトを高めると、記憶が戻った後に違和感を残すかも)

    苗木(いかに自然に皆に接触して、ヘイトを高めるか……)

    不二咲「……」トコトコ ポトッ

    苗木「ん?」ヒョイ

    苗木「不二咲さん」

    不二咲「わっ!え、えぇー……と」

    苗木「これ、落し物だよ」ニコッ

    不二咲「え、う、あ……あり、がと……」オズオズ

    苗木(うっひゃあ、あの不二咲さんまで嫌悪感隠し切れてないや、すげぇや!)

    「おいコラ」

    苗木「ん?」

    「っのヤロ!」ゴキンッ!

    苗木「ぐっ!」

    「なぁーに不二咲困らせてんだ、オォ!?」ガスッ

    苗木「痛たた、や、やめてよ」

    不二咲「お、大和田君、今のは別にそんな……」

    「不二咲、なにもされてねえか?」

    不二咲「え、えと……うん」チラッ

    「そうか……おい、あんまでしゃばってんじゃねえぞコラ。いこうぜ不二咲」

    不二咲「う、うん……」

    苗木「……」




    苗木「いいね」ニタァ

    23 :

    いいね!

    24 = 22 :

    苗木(そう、これはいけるぞ……僕はあくまでごく普通に何かしらの親切をするんだ)

    苗木(たぶん対応に困れど、親切された本人は僕に対してそこまで敵意を向けない、でも周りは別だ)

    苗木(今の僕に対するヘイトは尋常ならざるものだ。これで周りに対して勘違い、ないしは『理解した上での』誤解の暴言暴力を発生させる)

    苗木(ただこれは周りのミスを待たなきゃいけないからな、もっと能動的な方法は……)

    江ノ島「おーっす苗木ー!」ギュッ

    苗木「わっ!江ノ島さん?」

    周り「!?!?」

    江ノ島「なーに難しい顔してんのにあわないなー」

    苗木「アハハ、さっきの授業で難しいところがあってね」

    江ノ島「なら私様が教えて差し上げよう……」ニタァ

    苗木「!! うん、ぜひお願いするよ」

    苗木(そうかわかったぞ!江ノ島さんが自分だけ効果の対象外にした理由が!!目的は僕へのサポートだ!!)

    25 :

    スイッチ切った時が楽しみやで

    26 = 22 :

    苗木(そう、江ノ島さんの本性を知っているのは、僕と戦刃さんだけ……それ以外の人はおそらく、『コミュ力の高いクラスの人気者』と、捉えているはずだ)

    苗木(当然そんな僕がそんな人と仲良く会話すれば……あまつさえ、大切な妹が『ゴミ屑』と仲良くしているとなれば、さ……)

    桑田「……」ギロ

    朝日奈「……」イラッ

    戦刃「……」

    苗木(っぁ……やっば、ドライオーガズムに達しちゃったよ)ビクンビクン

    江ノ島「じゃあ昼休みはこの私がみっちり指導して差し上げます、なにでつまづいたのかをまず……」

    桑田「いやいやいや江ノ島ちゃん!苗木は昼休み俺と野球する約束してたんだよ!なぁ苗木」

    苗木「え?そうだっけ」

    江ノ島「えーマジで?」

    桑田「そうそう!さぁいこうぜ苗木!!」

    苗木「わっちょっ……」

    苗木「(°ω°)b」グッ

    江ノ島「('・ω・)b」グッ

    27 = 22 :

    バゴッ


    バゴッ


    苗木「ぐっ……かはっ……」

    桑田「おいおい、キャッチャーがそんなんでどーすんだよ」ピシュッ

    苗木「うっ……」バゴッ

    桑田「死なねーくらいには手加減してんだ、ろっ!!」ピシュッ

    苗木「ぁっ……」バシッ

    苗木(流石だな桑田君、顔以外を的確に狙ってくるやっぱり大和田くんみたいに顔をまっすぐ狙ってくるのは少数なんだなぁ)

    キーンコーンカーンコーン……

    桑田「チッ、予鈴かよ……これに懲りたらもう江ノ島ちゃんと仲良くしてんじゃねーぞ、お前片付けとけよ」スタスタ

    苗木「……いったか」

    苗木「まいったな、少し休まないと立てそうにないぞ、遅刻確定か……」

    戦刃「……」スタスタ

    苗木「ん?」

    戦刃「……」スッ

    バキッ!!

    苗木「っぁ……!!」

    戦刃「盾子ちゃんに近づくな……」ボソッ

    苗木「!!」ゾクゾクッ

    戦刃「ふんっ」スタスッ



    苗木「うわぁ、軍人すごい、関節外され
    ちゃった」

    28 :

    苗木君……そこまでして……

    29 :

    戻ったら残姉死んじゃいそう

    30 = 22 :

    罪木「な、なにをどうすれば一日でこんなことになっちゃうんですかぁ~!」

    苗木「あはは、ごめん」

    罪木「か、関節戻しますね……痛み、ますよ……えい!」シャクンッ

    苗木「っおぉ……!! わ!もううごくよ!スゴイ!」グルングルン

    罪木「か、身体の痣でいろいろと予想できますけど……む、無茶しちゃダメですよぉ」

    苗木「いや、たぶん一週間くらいは通い詰めることになると思う」

    罪木「ふえええぇぇええ?!」



    苗木(さて放課後だ!幸い顔の怪我は転んで打ったといえば邪魔者に追及されることもないでしょ、僕の普段の不幸が幸いしたよ!!不幸中の幸いだね!)

    十神「」スタスタ

    苗木「あ、十神クン」

    十神「……」スタスタ

    苗木(十神クンはガン無視できたか、ツマラナイなぁ……)

    腐川「ちょ、ちょっと……」

    苗木「ん?」

    腐川「わ、私以下のゴミムシが白夜様に話しかけてんじゃないわよ、生意気ね……」

    苗木「アハハ、それはごめんね」

    腐川「身の程をわきまえなさいよ、まったく……」



    苗木「……あの二人はイマイチ変化を実感できないな」

    31 = 25 :

    さすがかませ

    32 = 22 :

    苗木(さて食堂にいこう!よくお茶をしてる人達がいるから、目をつけられるには絶好だぞ!それに、僕がいっても『不自然』じゃあない)

    セレス「……」

    山田「ロイヤルミルクティーが入りましたぞ~」

    セレス「あら、ご苦労様」

    苗木(そういえばまだこの二人には接触してないな)

    セレス「……」チラ

    苗木(お、こっちをみたぞ)

    セレス「山田君、場所を変えましょうか」ニッコリ

    山田「へ?」

    セレス「場の空気を読めないのが来ました、最上級の紅茶ですら泥水よりまずそうですもの、あんなのがいたのでは」

    山田「? あっ(察し)」

    セレス「それなら移動の労を負うほうがマシですわ、まったく傍迷惑なこと、さあ行きましょう」

    山田「わかりましたぞー」

    苗木(ふおおおお!!グサグサくるよ!!流石だねセレスさん!!)

    山田「……あの、苗木誠殿」

    苗木「ん?」

    山田「これは多分、親切心からいいますが……この学校やめたほうがいいのでは?」

    苗木「あぁっ」ザックリ

    山田「そ、それだけですぞ。待ってくださいセレス殿~!」

    苗木(山田クン!シンプルなのはいいことだよ!!鼻血出ちゃった!)ポタポタ

    33 :

    この苗木くんは眩しいわ

    34 :

    山田イイヤツだな

    35 = 22 :

    苗木「ふぅ、絶望的だなぁ、もう一週間後が楽しみで仕方ないよ……ん?」

    舞園「えぇ~」

    朝日奈「ほんとにー!」

    大神「ふふ……」

    江ノ島「マジマジ!!」

    江ノ島「……」チラッ

    苗木(!! 合点承知!!)パチッ

    江ノ島「あ、お~い苗木~」

    苗木「あれ、江ノ島さん?それにみんなも」

    舞園「えっ」

    朝日奈「えっ」

    大神「むっ……」

    苗木(おぉ、もう……!!)ゾクゾクッ

    江ノ島「いま同中の話で盛り上がってたんだよー、私の中学にがいるってのでさー」

    苗木「へぇ、それはスゴイね!」

    江ノ島「……そーいえば、苗木と舞園ちゃんは同中じゃない?確か」

    舞園「え?えーっと……」

    苗木「うん、そうだよ」

    江ノ島「だよね!前にどっちだかがいってた覚えがあったんだよねー!その中学スゴイよね!一つの中学から2人の超高校級!」

    朝日奈「あ、あはは、そ、そーだ、ね……」

    大神「う、うぬ……」

    舞園「……」

    苗木「いやー、ここに来た当初は場違いな雰囲気で困ったものだったけどさ、舞園さんがいてだいぶ気分的に救われたよ」

    舞園「」ビクッ

    江ノ島「あー、やっぱ知り合いいると気楽だよねー」

    舞園「」ビクビクッ

    朝日奈「あ、あのー、江ノ島ちゃん、その話題はさ……」

    苗木「うん、本当に舞園さんがいて助かったよ」

    舞園「っ!」



    舞園「……めてくだ……」

    苗木「え?」

    舞園「やめてくださいよ!!!」バンッ

    36 = 22 :

    おっといけねぇ、文が抜けてる

    江ノ島「いま同中の話で盛り上がってたんだよー、私の中学にすごい髪型でやたらシルバー巻くやつがいるってのでさー」

    37 :

    超高校級に選ばれてもおかしくないな

    38 :

    これはくそおもしろい

    39 :

    凄く面白い

    40 = 22 :

    江ノ島「え?舞園ちゃん?(うっはぁキタキタ)」

    舞園「そ、そうやって、馴れ馴れしくされるの、やなんですよ……」

    苗木「え、えっと……」

    舞園「同じ、同じ中学だからってなんなんですか……そんな程度のことで勝手に友達面されるこっちの身になってくださいよ!」

    舞園「迷惑なんですよ!!アイドルの建前で無下に突っぱねることもできないのにそうとも知らないですり寄って来て!!」

    苗木「そ、その、そんなつもりじゃ」

    舞園「じゃあなんなんですか!!こっちの苦悩も知らないくせに!わ、私は、私は!そんなあなたが大嫌いなんですよ!!!」

    苗木(あ、死んでもいいかも)ビクビクンッ

    江ノ島(これでしばらくおかずには困らないな……)

    舞園「うっ、ぐすっ……ううぅぅぅ……」グスグス

    朝日奈「舞園ちゃん!」

    大神「苗木貴様ァ!!」ガッターーン!!

    苗木(うわやべ!!これだけは流石に怖い!!!)

    41 = 22 :

    大神「」┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛

    江ノ島(うお、これだけは流石に援護無理だな、苗木の幸運に任せるしかないや)

    大神「貴様の無自覚の悪意が舞園を傷つけたのだ、許すわけにはいかん」┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛

    苗木「そ、その、ぼくは……」

    大神「許せぬ!覚悟!!」グオッ

    苗木(や、やばばば!!絶望に飲まれるぅぅぅぅ!!!)



    石丸「待ちたまえ君たち!!」ビシィッ

    大神「ヌッ!?」

    石丸「どんな理由があろうとも暴力はダメだ!!さぁ、拳を下ろしたまえ!!」

    大神「……すまぬ、熱くなりすぎたようだ」スッ

    石丸「一体なにがあったのだね、舞園君が泣いているぞ」

    朝日奈「え、えーとねー……」



    石丸「なるほど、つまり舞園君の突かれたくない部分とは知らず、苗木君が掘り返してしまったのだな……」

    石丸「どちらが悪いとも言えないな……苗木君は僕と話をしよう、他のみんなは舞園君についててくれたまえ」

    江ノ島「は、はーい(石丸も釣れた釣れた!ヒャッハー!)」

    朝日奈「ほら、舞園ちゃん、行こ? ……苗木、許さないから」ジロッ

    舞園「はい……」

    大神「うぬ……」

    石丸「苗木君はこちらに来たまえ」

    苗木「う、うん……」

    42 :

    超高校級の決闘者が居たのか…

    43 = 22 :

    スタスタ……

    石丸「うむ、ここなら誰も来ないだろう」

    苗木「……い、石丸君、僕はその……」

    石丸「……わかるのだ、君の言い分も……」

    石丸「だが、君は無自覚が過ぎるのではないかね」

    苗木「え?」

    石丸「気づいていないのなら僕が言おう!これ以上クラスの輪を乱すのはやめたまえ!」

    苗木「ぼ、僕はそんなつもりは」

    石丸「いま僕たちのクラスは破綻の窮地に追い込まれている!そのほころびは全て君が作り出しているではないか!」

    石丸「なぜ輪を乱す、何故他の皆を傷つけるのだ、無意識のうちに……!」

    苗木「……」

    石丸「……こんなことを言うのは風紀委員として不本意ではあるが、君さえいなかったらクラスはうまく回る、それに……僕個人の意見としても、君はあまり好ましくないんだ……」

    石丸「……以上だ、僕もなるべく君に矛先が向かぬように努力する、君もなるべく、静かにしていてくれたまえ」

    石丸「では……」スタスタ



    苗木「……」

    44 = 22 :

    苗木(部屋に戻ろう、もう、耐えられない)フラフラ

    霧切「……」スタスタ

    苗木「ぁ、霧切さ……」

    霧切「やめて」

    苗木「ぇ」

    霧切「私、あなたみたいな人大嫌いなの」

    霧切「……自分の欠点を治そうともせず、気付こうともせず、ただ周りに無遠慮に迷惑をかけ続けてる……」

    霧切「……ここまで言えばわかるわね」

    苗木「話しかけるな、ってこと……?」

    霧切「違うわ、視界にうつらないで」

    苗木「……」ガクッ

    霧切「……」スタスタ



    苗木「……」ガチャ

    江ノ島「おーっす!預かってた合鍵でお邪魔してるよー!」

    苗木「……もう、耐えられない……」

    江ノ島「え?どしたの?」





    苗木「こ、こんなすごい希望耐えられないのほぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉおお!!!!!」ビクビクビクビクハビクンッッ!!!

    江ノ島「あー、そういう。わかるよ。私様も部屋に帰ったら絶望的すぎて同じ感じになったし」

    苗木「あぁ、もう、一週間後がいまから楽しみだよ……」

    45 = 22 :

    苗木「……そういえば、さ。葉隠君は?今日クラスにいなかったよね」

    江ノ島「……そういえば、昨日変なこといってたな」



    葉隠『ん!ビビッと来たべ!俺の占いでは明日から一週間学校には行かないほうがいいとでたべ!俺は一週間自主休講するべ!俺の占いは三割当たる!』

    『おめーそれただのサボりじゃねーのか……』



    江ノ島「てなことを……」

    苗木「そっかぁ……残念だなぁ、さすが超高校級の占い師、ボクの計画を回避するなんてさ……」

    江ノ島「まぁまぁ気にすんなって!明日からこれが一週間続くと思えば安い安い!!」

    苗木「うん、そうだよね!少しだけ前向きなのが僕の取り柄なんだ!よぉし明日からも頑張るぞ!希望はまえに進むんだ!」

    江ノ島「おー、がんばれがんばれ!」

    46 :

    あー愉しい!

    47 = 29 :

    俺もゾクゾクしてきた

    48 = 22 :

    そして苗木と江ノ島にとっての薔薇色の一週間が始まった……

    2日目
    「いいか、触りたくねーだろーが我慢しろ、こいつほどいいサンドバッグはねぇ」

    不二咲「う、うん。やぁ!」バシッ

    苗木(いくら弱くてもフルスイングはな)
    ーーー
    罪木「ほ、ほっぺたがパンパンですよぉ……冷やしておきますね」

    苗木「ありがとう」


    3日目

    桑田「なーかよくすんなって警告したろーがこのアホが!!」シュパッシュパッ

    戦刃「動かない的は簡単」シュバッシュバッ

    苗木(戦刃さんに関節全部外されて動けない)バゴッバゴッ
    ーーー
    罪木「か、か、肩と足の付け根の関節が全部!アバラ骨と肩甲骨にヒビも!ひ、日向さんが見つけてなかったら大変でしたよぉ!」

    日向「なにがあったんだ!!?」

    苗木「楽しいことです(本音」


    4日目

    セレス「山田君のそのブサイクロボのキグルミ、頑丈さだけは褒めてあげますわ」

    山田「いやまさか、僕も人を固定する器具になるとは……」

    セレス「ま、このダーツなら針が短いので地名しようにはならないでしょう」シュッ

    苗木(ダーツの的になってるのに、悔しい!希望感じちゃう!)
    ーーー
    罪木「なにをどう間違ったら胴体にこんなに小さな刺し傷がたくさんできるんですかぁ!」

    苗木「健全な遊びです」

    49 = 22 :

    おっと致命的な誤字が

    セレス「ま、このダーツなら針が短いので地名しようにはならないでしょう」シュッ

    セレス「ま、このダーツなら針が短いので致命傷にはならないでしょう」シュッ

    50 :

    罪木が天使に見えてきた


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