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    元スレ勇者「長老、なんかこの剣喋ってない?」長老「なんじゃと」聖剣「……」

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    351 :

    354 = 301 :

    勇者「はぁ、はぁ……」

    勇者「……ん? なんだ、急に攻撃が止んだみたいだが」

    勇者「……」

    勇者「何があったかよくわからないけど、楽になって好都合だな!」

    ズバッ!

    下級悪魔「ギィィィ!!」

    355 = 301 :

    王城

    死霊「––––––––」

    騎士「くそっ、この悪霊め!」ブンッ!

    スカッ

    騎士「なにっ!?」

    死霊「––––––––」ブワッ!


    騎士「ぐああああ!!」

    騎士「く、苦し……!!」ギチギチ…!


    騎士長「……ッ!!」

    ズバッ!!

    死霊「––––––––……!」

    シュゥゥゥゥ……

    356 = 305 :

    しえん

    357 = 301 :

    騎士長「死霊どもにただの剣は通用しない!」

    騎士長「魔力を帯びた武器か、魔法を扱えない者は一旦退がれ!!」

    騎士長「ッ!」

    ガギィン!!

    死霊騎士「……流石は王宮の騎士長。良い剣を持っているな」

    騎士長「この……ッ!」


    ギィン! ガァン!

    358 = 305 :

    しえん

    359 = 305 :

    しえん

    360 = 305 :

    しえん

    361 = 301 :

    騎士A「うわああああああ!!」


    騎士長「!!」


    騎士B「死霊が……死霊がぁ!!」

    死霊「––––––––!」


    騎士C「ぐ、ぐあぁぁ……!!」

    死霊「……––––––––」


    騎士長「……くそっ!!」

    死霊騎士「……」

    362 = 301 :

    ガァン! ガキィン!

    騎士長「はぁ、はぁ……!」

    死霊騎士「どうした、先ほどから余所見ばかりしているな」

    死霊騎士「味方の被害が気になり、目の前の敵に集中できないか?」

    騎士長「ぐっ!?」

    ギィン!

    363 = 305 :

    しえん

    364 = 301 :

    ガァン! ギィン! ガッ!


    死霊騎士「良く保った方だ。腕も悪くない。だが、平和に浸かりすぎたな」

    死霊騎士「脆くなったものよ、人間め」

    死霊騎士「これならば、あの時代に生きた騎士達の方がよほど骨があった」

    ガァン!!


    騎士長「しまっ––––––––!!」


    ズバッ!!

    365 = 301 :

    騎士「き、騎士長ッ!!」

    死霊騎士「くだらん。俺の相手ではない」

    死霊騎士「死霊ども、後は任せるぞ」

    死霊騎士「俺は王の首を獲りに行く」

    コツ、コツ……


    騎士「ま、待てっ!!」ダッ!


    死霊「––––––––––––」

    騎士「くそぉ……邪魔をするなァ!」

    366 = 305 :

    ぱんつ

    368 :

    おっぱいの聖言が終われば間に合うのか、それともやはり安価無視したから姫がやられるのか……

    369 :

    なんか展開がラグナロクみたいに熱くなってきた
    喋る剣だけに

    372 :

    姫が危ない!

    374 = 305 :

    支援は投下中にやれよ…

    378 = 301 :

    騎士「……姫。城の結界が破られたようです」

    「……」

    騎士「地下の隠し部屋への避難をしましょう。王は既に別経路で向かっているはずです」

    騎士「そして、いざと言う時は隠し通路で城外への脱出を。手順は––––––––」

    「……女騎士」

    騎士「……はい」

    379 = 301 :

    「わたしにそんな説明をしなくても、あなたも一緒に来てくれるのでしょう? だったら……」

    騎士「……」

    「そんな言い方じゃ、まるで……」

    騎士「……」

    380 = 301 :

    騎士「私は、姫のお付きの騎士ですから。もちろん私も一緒に行きます」

    「……なら」


    騎士「けれど、万が一と言うこともあります。姫がお一人で走らなければならない場面が来ないとも限りません」

    「……」

    381 = 301 :

    「……」

    騎士「……姫」


    騎士(こんな時に、不安を煽るようなことしか言えないだなんて……)

    騎士(情けない……)


    「…………」

    382 = 301 :

    「…………ごめんなさい、女騎士」

    騎士「!」

    「わたし、少し不安を表に出しすぎていたみたいね」

    「本当は、誰もが同じ気持ちだと言うのに……」

    騎士「……」

    「こんな時こそ、わたしはしっかりしなくちゃならないのよね」

    「これでも、この国の王族だもの」

    383 = 301 :

    「それに、わたしは勇者さまを信じることに決めたのです」

    「城の騎士達を。女騎士を、信じることに決めたのです」

    「だからこそ、わたしは……」

    騎士「……」

    384 = 301 :

    「……ぐだぐだと付き合わせてしまってごめんなさい。わたし、もう弱音は吐かないわ」

    騎士「!」

    「行きましょう、女騎士。案内をお願いします」

    騎士「……お任せを」

    騎士「行く道に何があろうとも、私が姫をお守りします」

    385 = 341 :

    さて、無事に姫を守れるのか

    386 = 301 :

    タタタッ…

    ……

    ……


    「……」

    騎士「……」

    「静か、ですね」

    騎士「……はい。敵が攻め込んで来たというのに、この静けさは少し異常かもしれません」

    騎士「このまま、目的地まで辿り着けると良いのですが」

    「……」

    387 = 301 :

    死霊「––––––––––––––––!」


    騎士「!」

    「あれは……!?」


    騎士「……ッ!!」

    ズバッ!


    死霊「––––––––……!」

    シュゥゥゥゥ…!

    388 = 301 :

    騎士「どうやら死霊の類のようですね。こんなものが城を闊歩しているだなんて」

    「死霊……」

    騎士「実体を伴わない魔物です。おそらく、普通の剣では通用しなかったことでしょう」

    騎士「勇者さんの聖剣ほどではありませんが、この剣はそれなりの名剣。少量でも魔力を含んだ一撃なら彼らにも対抗できます」

    騎士「しかし……ここまでの侵入を許しているということは、おそらく騎士長達は……」

    「……」

    騎士「先を急ぎましょう」

    「……えぇ」

    タタタッ

    389 = 301 :

    ……

    ……

    「はぁ、はぁ……」

    騎士「……姫っ、隠し部屋までもうすぐです!」

    騎士「もう少しだけ、頑張ってください!」

    「はぁ、はぁ……わかりましたっ」


    死霊「––––––––!」

    騎士「ッ!!」

    ズバッ!

    390 = 301 :

    タタタッ……


    騎士「……」

    ピタッ


    「……女騎士? 急に立ち止まって、どうしたと言うの––––––––」



    死霊騎士「……」


    「!」

    騎士「……」

    391 = 301 :

    死霊騎士「斥候で城内に放った死霊どもが次々と消されているようだったのでな」

    死霊騎士「少し様子を見に来たが。これは当たりか?」


    騎士「……」

    「……」


    死霊騎士「その整った身なり、この国の王族と見る。側にいるのは護衛の女騎士と言ったところか」

    392 = 301 :

    死霊騎士「俺としては、用があるのは姫などではなく国王なのだがな」

    死霊騎士「どこに向かっている? その迷い無い足取りと様子を見るに、どこかに王族用の隠し通路があると見ているが」

    騎士「……あなたの問いに、応える義理はありません」

    シャラン

    393 = 301 :

    騎士「道を開けてください」

    死霊騎士「……断ると言ったら?」


    騎士「……押し通ります!」


    ギィィィン!!


    死霊騎士「……良い答えだ」

    394 = 341 :

    これは間に合わんかもしれん

    395 = 301 :

    教会付近


    妖術師「……」

    妖術師「…………」

    妖術師「……………………!!」

    バッ!!


    傭兵「––––––––何っ!?」

    396 = 301 :

    妖術師「はぁ、はぁ、はぁ……!!」

    ビュンッ!!


    傭兵「ッ、空に……!」

    傭兵「あの男、急所を斬られてまだ生きているというのか!」

    傭兵「これだから魔性の類は……!」

    タタタッ

    397 = 301 :

    教会、屋上


    「––––––––––––––––」


    勇者「うおおおお!!」

    ザンッ!

    下級悪魔「ギギヒィッ……!!」

    ドサッ


    勇者「はぁ、はぁ、はぁ……!!」

    勇者「……ん?」


    妖術師「はぁ、はぁ、はぁ……」フワッ


    勇者「何だありゃ。人が、空を飛んでる……?」

    398 = 301 :

    妖術師「はぁ、はぁ……ぐっ……!」


    妖術師(血を流しすぎた……急ぎ処置をしなければ……私と言えど長くは持たないだろう)

    妖術師(……だが、)


    妖術師「ここまで来て、貴様を見逃すと思うなよ……! 聖剣の勇者!!」

    399 = 301 :

    ブォン…!


    勇者「!!」


    ドガァン!!

    勇者「……あの野郎か! さっきネチネチ嫌がらせして来てたやつは!」

    勇者「相手が空を飛んでるって言うんなら……!」

    勇者「主よ!! …………って、ダメだっ!」


    「––––––––––––」


    勇者「こいつを一人にしちまう訳にはいかない!」

    下級悪魔「ギギィ!!」


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