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    元スレ勇者「長老、なんかこの剣喋ってない?」長老「なんじゃと」聖剣「……」

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    251 :

    女騎士

    252 = 204 :

    聖剣「女騎士」


    勇者「女騎士?」

    勇者「あいつに会えってことなのか?」

    勇者「まあいいけど。とりあえず王城にでも行ってみるか」

    253 :

    しえん
    ほしゅした

    254 :

    お、始まったか

    256 = 204 :

    王城前


    勇者「たのもーっ」

    門番「また君か」

    257 = 204 :

    門番「今日は何の用かね」

    勇者「女騎士に会いたいんだけど、いま城にいるかな?」

    門番「女騎士殿に? それはまた……何故?」

    勇者「女騎士に会えれば、その理由もまたわかるかなって」

    門番「??」


    メロンパン職人「王城って、こんな曖昧な理由で訪問していいもんなんですかね……」

    「キィ」

    ズタ袋「……」

    258 = 204 :

    門番「……まあいいだろう。君は女騎士殿と知り合いのようだし、昨日の話も一応本当だったみたいだし」

    勇者「一応って何だよ」

    門番「一応な」


    勇者「とりあえず、ありがとうな」

    門番「女騎士殿もお仕事中だから、邪魔になるようなことだけはするんじゃないぞ」

    勇者「わかってるって」

    259 = 204 :

    勇者「えーと、門番さんが言うには……この時間の女騎士は……」


    騎士「……」テクテク


    勇者「おっ。あっさり見つかったぞ」




    勇者「おーい、女騎士」

    騎士「む。勇者さんですか」

    260 = 204 :

    騎士「今日はどうされたんですか?」

    騎士「聖女様との面会は日時が決まり次第連絡するように言っていたはずですが」

    騎士「それとも、何か昨日伝え忘れたことでもあったのですか?」

    勇者「うん? いや、そういう訳じゃないんだ」

    騎士「?」

    勇者「今日は女騎士に会いに来たんだよ」

    騎士「……」

    261 = 204 :

    騎士「……はぁ。」

    騎士「それで、私に何か用事でも?」

    勇者「いや別に」

    騎士「別に?」

    勇者「女騎士に会いに来たんだ」

    騎士「……」


    騎士「あの、私だって忙しいんですけど……」

    勇者「おう、お疲れ様」

    騎士「……」


    騎士(この人、暇なのでしょうか)

    262 = 204 :

    騎士「お連れの方……メロンパン職人さんと、鳥と、……氷の魔女まで連れて来たのですか」

    勇者「ああ。今は無害だけど、いつ回復して暴れるかもわからないし、目を離す訳にもいかないだろ? 大体俺と主が見張ってないとな」

    騎士「確かにそうですが、私の立場上、あまり王城に危険人物を入れたくはありませんね。この間の大臣の一件もありますし」

    勇者「大臣の一件ねぇ。……なぁ、今まではあんなこと、一度も無かったのか?」

    騎士「ある訳がないじゃないですか。城であんなものが暴れ回るだなんて、前代未聞ですよ」

    263 = 204 :

    騎士「おかげで、あれから城内の警備や魔法使いさんの結界がより強固で厳しいものになりました」

    騎士「それに……」

    勇者「それに?」

    騎士「もともとの原因は、大臣のあの悪趣味で違法なコレクションのせいですからね」

    勇者「コレクション……ああ、あの悪魔の右腕のことか」

    騎士「はい。王都の貴族、ましてや大臣とあろうものがあんな物を所持していたなんて、おそらく勇者さんが思っているよりもずっと大きなスキャンダルだったんですよ」

    264 :

    右腕って傭兵が運んでたやつだっけ?

    265 = 204 :

    騎士「でも、最近になって不穏な事件が起こっています」

    勇者「……氷の魔女のことか」

    騎士「えぇ。都市ひとつを巻き込むような魔物の大きな動きは。これまでに無かったことです」

    勇者「ましてや裏で操ってる奴がいることまでわかっちまったからな」

    騎士「はい。そこが知れたのは、勇者さんのお手柄です……もう一度、お礼を言わせてください」

    266 = 204 :

    順番ミスった

    267 = 204 :

    勇者「まあ、国を治める立場の人間が自分から法を破ってちゃいけないよな」

    騎士「この国も、遥か昔に魔王が退治されて以来、特に大きな事件もなく平和な日常が続いていましたからね」

    騎士「平和になりすぎて……暇を持て余した貴族があのように刺激を求めて危険な物に手を出してしまった。そういうことだと思われます」

    勇者「平和自体はいいことなんだけどなぁ」

    268 = 204 :

    騎士「でも、最近になって不穏な事件が起こっています」

    勇者「……氷の魔女のことか」

    騎士「えぇ。都市ひとつを巻き込むような魔物の大きな動きは。これまでに無かったことです」

    勇者「ましてや裏で操ってる奴がいることまでわかっちまったからな」

    騎士「はい。そこが知れたのは、勇者さんのお手柄です……もう一度、お礼を言わせてください」

    269 = 204 :

    騎士「そして敵がいるとわかった今、国の内部の問題で時間を使っている訳にもいきませんからね」

    騎士「これを機会に、この国の貴族の身辺を一斉に調査しようという流れが起きています」

    勇者「一斉調査?」

    270 = 204 :

    騎士「はい。これは、王の発案です。国の敵と向かい合うためにも、内部の膿を全て絞り出してしまおうとのことです」

    勇者「内部の膿、か。あの大臣みたいな貴族がそこら中にゴロゴロいたら溜まったもんじゃないもんな」

    騎士「その手の貴族は狡猾で、隠し事が上手いものですからね。正直、一度の調査でどこまで暴けるものかはわかりませんが……」

    騎士「そこで、昨日話題にも出た聖女様にも声を掛けているそうですよ」

    勇者「!」

    271 = 204 :

    勇者「聖女なんかに声掛けて何するんだよ。悪い貴族をぶん殴らせようってのか?」

    騎士「あなたは聖女様を何だと思っているのですか」

    272 :

    どんだけ根に持つんだ…

    274 = 204 :

    騎士「聖女様は聖気と邪気を感じ取る能力が常人よりも遥かに優れているそうですよ」

    勇者「!」

    勇者(確か、昨日俺たちが見つかったのもその能力おかげって言ってたな)


    騎士「もし、大臣のように邪気を発する物を所持している貴族がいるならば、聖女様の力が頼りになるはずです」

    勇者「悪い物探知機で使えるってことか」

    騎士「もうちょっと他に言い方はないのですか……まあ、概ね合ってはいますけど……」

    275 = 204 :

    騎士「聖女様にはその他にも、様々な能力が備わっているとのこと」

    騎士「今代の聖女様は歴代で最高の力を持つと言われていて……特に、神の声を直接聞き取る能力は今までの聖女には備わって無かったものだそうですよ?」

    騎士「その聖女様のお力が借りられるのなら、今回の調査も上手く行くと思われるのですが……」

    勇者「……へー」


    騎士「実は私も、遠目から見たことはあるのですが直接会ったことは無いので、今回お仕事でお会いできそうで、ちょっぴり楽しみに思ってたり」

    騎士「サイン貰おうかな……えへへ」

    勇者「……あっそ」

    278 = 250 :

    女騎士おまえもか

    279 :

    魔女はなんで自分で歩かないんだよ袋の中が気に入ったのか

    280 = 276 :

    袋の中は居心地がいいんだろう

    281 :

    魔女だし狭くて薄暗い場所が好きなんだろう

    282 :

    女騎士かわいい

    284 :

    魔女に出歩かれると勇者としては不便だと思うが……

    285 :

    袋の中に魔法で居住空間を作っているのかも……

    286 :

    四次元ずだ袋

    287 :

    魔女に愛を持って接して欲しいわ

    288 = 213 :

    おばあちゃん寝過ぎでしょ

    289 = 272 :

    連投食らってんじゃね?

    290 :

    結局聖剣の言う通りロリババァなの?

    292 :

    ロリババアは単なる聖剣の趣味で魔女はババアのままだしメロンパン職人は童貞のままだぞ

    293 = 290 :

    ずだ袋に入る程度だからロリババァ、あるいは倒された時に縮んでロリ化したのかと思ったがババァのママか。

    294 :

    乳母紐みたいに背負ってるの?
    引きづってるの?

    295 = 204 :

    勇者「……ちなみにさ」

    騎士「はい?」

    勇者「聖女って光ったりする?」

    騎士「……はい?」

    勇者「こう、ぴかーってさ」

    勇者「光れるの?」

    騎士「……あなたは何を言っているのですか?」

    296 = 213 :

    >>294
    主がくわえてはこんでんじゃね

    297 = 204 :

    騎士「あなたが不思議な言動をするのはいつものことですが……」

    騎士「まあ、聖女様の力は私達もすべてを知っているわけではないですからね。もしかしたら、そんな力を持っていたりするかも……?」

    勇者「……と言うことはっ」

    騎士「けど、そんな話は一度も聞いたことがありませんね」

    勇者「……」


    勇者「使えない聖女だな」ボソッ

    騎士「失礼な!」

    298 = 204 :

    勇者(……待てよ?)

    勇者(貴族の身辺調査の件)

    勇者(聖女もその調査とやらに参加するって言うなら……会えるチャンスだったりするのか?)

    勇者(いやまあ、何もしなくても魔女の力の相談の件でいずれ会えるわけだし)

    勇者(光の安価もまだ達成してないから、この話に関わってこれ以上やること増やしちまうのも問題かもしれんが……)

    勇者(どうせ会えるのならここは一旦、一つの安価に専念すべきなのか?)

    勇者(それとも女騎士に頼んで、関わらせてもらうのもアリなのか?)

    勇者(……)


    聖剣>>302


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