元スレ楽「俺、小野寺と付き合うことになったから」千棘「!?」
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201 = 1 :
千棘「ま、まあいいわ。謝りたくないなら、別に」
楽「……どっちだよ」
千棘「そ、その代わり、ちゃんと『感謝』はしなさいよね」
楽「感謝……?」
千棘「だから、小野寺さんとちゃんと仲直りできたら、私に、感謝しなさいよね」
楽「……それじゃ、ダメだ」
千棘「……は?」
楽「それじゃ、意味がない……。お前には、頼らない」
千棘「は、はぁ? なに言ってんの?」
202 :
ニセコイはヒロインの信者の争いが酷くて引く
203 = 135 :
ウソついたら千棘千本のーますwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
縁切ったwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
204 = 1 :
楽「小咲が理由もなく、俺を嫌いになるはずなんかない」
楽「小咲は、俺を信じると言ってくれた。だから、俺も小咲を信じる」
楽「俺のことを嫌いになったんなら……、それは、何か理由があるはずなんだ」
千棘「……ちょ、ちょっと、あんた」
楽「俺に悪いところがあったのかもしれない」
楽「知らないうちに、小咲を悲しませるようなことを、俺はしてしまったのかもしれない」
楽「とにかく、俺を嫌いになった理由を、小咲に直接聞かなきゃならない」
千棘「だ、だからそんなことしなくても、私が――」
205 = 1 :
楽「ああ。お前がかけあったぐらいで仲直りができるんなら、たいした理由じゃないのかもしれないな」
千棘「!?」
楽「そうだとしても……。実は俺が思ってるほど問題は深刻じゃなくて、意外と簡単に、仲直りができたとしても――」
楽「俺に悪いところがあったんなら、どんな小さなことでも、直さなきゃいけないんだ。またこんなことに、ならないように」
楽「それが、付き合うってことなんだよ。恋人同士に、なるってことだ」
楽「これは俺たちの問題だ。だから、お前には頼らない。やっぱり小咲に、直接聞いてくる」
楽「ちょっとだけ……。いや、かなり、怖いけどな」
千棘「ま、待ってよ……。そんな、ことしたら……」
千棘(私が嘘ついたこと、バレちゃうじゃない……)
206 = 24 :
楽もクソかと思ったがあんな態度されたら無視もしたくなるな
207 = 186 :
男装と橘の霊圧が消えた…?
208 = 1 :
――
楽「こ、小咲……。ちょっと、いいか……?」
小咲「どうしたの? 楽くん。あっ、さっきは、えっと……」
小咲「急に逃げちゃって、ごめんなさい……。あんなこと聞かれるなんて、思わなかったから……」
楽「あ、えっと、ああ……。あの、そ、そのことなんだけど……」
小咲「え……?」
楽「……よ、よかったら、教えてくれないか? 何で俺のこと、嫌いになったのか……。その、理由を」
小咲「へ……? きら、い……?」
小咲「私が、楽くんのことを……?」
209 :
おい
鶫とマリーはどこだよ
210 :
おわたwww
211 = 1 :
楽「ああ……。嫌いに、なったんだろ? 俺のこと」
小咲(……そうか、楽くんは――)
小咲(私がさっき楽くんの質問を無視して、逃げちゃったから……)
小咲(私に嫌われたと、思ってるんだ。だから、さっきからずっと、悲しそうな顔を……)
小咲(わ、私、なんてことを……。楽くんに、なんて酷いことを……)
楽「頼むよ……。俺に悪いところがあるなら、直すから……。俺、頑張るから……」
小咲「嫌いになんか、なってないっ!」
楽「……え?」
213 = 1 :
小咲「嫌いになんか、なってない……。楽くんには、悪いところなんかひとつもないよ」
楽「え、そんな、だって……」
小咲「私が悪いの。私が逃げちゃったから……。勘違いさせちゃって、ごめんね……」
楽「……じゃあ小咲は、俺のこと……」
小咲「うん。私が楽くんを嫌いになんて、なるはずがないよ」
小咲「だって私、楽くんのことが――」
小咲(……やっぱりこんなこと言うの、恥ずかしいな。でも――)
小咲(今なら、言える)
小咲「――大好きだもんっ!」
楽「――っ!」
楽「……ああ、俺もだよ。小咲」
214 = 1 :
るり「……あんたら教室で、みんながいる前で、なにやってんのよ……」
小咲「えっ!? る、るりちゃん!? き、聞こえて……」
るり「いやあんた、声大きすぎ……。多分みんなにも、聞こえて――」
「うはぁ! お前ら、熱すぎんだろぉ!!」「見せつけてんじゃねーよ、このこのぉ!」
「ラブラブだなーほんとにお前らは」「一条、羨ましいぜ……」
るり「……ほらね」
小咲「……」
るり「小咲?」
小咲「うああぁぁ……」プシュー
るり「人の顔って、こんなに赤くなるのね……」
215 = 1 :
楽「す、すまん。なんか俺が、こんな話したせいで……」
小咲「う、ううん。原因は、私にあったわけだから……。悪いのは、私だよ」
楽「いや、小咲は全く悪くないよ……。俺が勘違いしちまったのも、他に原因があったからなんだ」
小咲「ほ、他の原因……?」
楽「ああ……。まあ、この話はもうお終いにしようぜ。なんか、恥ずかしいし……」
小咲「そ、そうだね。えっと……。あ、そうだ、楽くん」
楽「ん、なんだ?」
小咲「……桐崎さんとの仲直りは、まだ先になりそう?」
楽「あっ……、ああ。まだ、な……。すまん、心配かけちまって」
小咲「ううん。私たちの前では二人は普通に接してくれるから、あまり喧嘩してるって感じが、しなくて……」
楽「……そりゃ、よかった。演技の甲斐があるよ」
小咲「でも、私やみんながいない時は……。桐崎さんのことを、無視してるの?」
楽「……っ!」
216 = 122 :
ほ
217 = 49 :
こっからどうやって集ルートに持ち込むつもりなんだよ
218 = 1 :
楽「き、桐崎に、聞いたのか……?」
小咲「うん……。桐崎さん、仲直りしたいって、言ってたよ」
楽「そうなのか? そうは見えないけど……」
小咲「……」
『最低だと、思わない?』『卑怯よね』『クズなのよ、アイツはっ!』
小咲「……っ! も、もしかして、悪口言われたりとか……?」
楽「……悪口か。まあ……。もやし、とか、小さい男、とか、嫌い、とか、殴るわよ、とかか」
小咲「……」
小咲(桐崎さん……。本当に仲直りする気、あるのかなぁ……?)
220 :
サル避ける人々
221 = 1 :
小咲「そ、そうなんだ……。ごめん、こんなこと聞いて」
楽「いや、気にすんな。別にそういうのは、無視するようにしてるしな」
小咲「えっ……!?」
小野寺(ま、まさか……。桐崎さんに悪口を言われるから、無視を……?)
楽「いや、アイツに仲直りする気があるなら、俺が大人になるべきなのかもしれない」
楽「でも、どうしてもアイツは、なんというか、許せないというか……。いや、俺が子供なだけなんだけどさ……」
k咲(……楽くんが、こんなに優しい楽くんが、どうしても許せない人……?)
小咲(桐崎さん……。あなたって、一体……)
222 :
俺はおにぎり派!!
223 :
なんだいまの
224 = 130 :
許されないゴリラ
225 :
ドロドロ路線いいね
226 :
小野Dも微妙に理解力が足りないよなwww
227 = 1 :
――
楽「おい、桐崎」
千棘「っ!」ビクッ
千棘「な、なによ、もやし。散々っぱら私を無視しといて、あんたから話しかけてくるとはね」
楽「嘘だったんだな」
千棘「うっ……」
楽「小咲が俺のこと嫌いだなんて……。嘘、だったんだな」
千棘「……そ、そうよ。あんなの軽いジョークじゃない。真に受ける方が、どうかしてるわよ」
千棘(だから、私……、何でこんな言い方しか、できないの?)
千棘(これじゃますます、こいつから嫌われちゃうよ……)
楽「でも、確かによく考えてみたら……。あんな嘘、騙される方がおかしいな」
千棘「……え?」
楽「小咲のことになると……。どうも、ダメだ。テンパっちまって……」
千棘(……もしかして、あまり怒ってない?)
228 = 1 :
千棘(そ、そりゃそうよね。騙される方が悪い嘘だって、あるもん)
千棘「あ、あはは。それにしてもあの時のあんたは、慌て過ぎよ。すごい顔してたわよ?」
楽「恥ずかしい……。冷静に考えれば、子供でも見抜けるような嘘を……」
楽「ていうかお前も、もうちょいひねれよ。なんだよ、『嫌いだって』って」
千棘「だから、軽いジョークのつもりだったって言ってんでしょうが。騙される方が、悪いわよ」
千棘(えっ! す、すごい。ちゃんと会話、できてる!)
千棘(別に、誰か見てるわけでもないわよね? 友達のフリをする意味も、ないはずよね?)
千棘(じゃあ……。仲直り、できたってこと? こいつと、また――)
楽「ああ。お前の言うことを信じた俺がバカだった」
千棘「あはは、そうよ。あんたってほんと、バカなんだから――」
楽「お前のことはもう、一切信用しねえ。なにを言われようが、全部無視する」
千棘「……あはは、なに言ってんのよ。今までだって、そうしてたじゃない」
楽「ああ、そうだな。今まで通りだ。何も変わらねえ。今まで通りまた、お前を無視し続ける」
千棘「あは、は……。なんでよ。なんで……」
230 = 1 :
千棘「なんでよ。今、普通に話できたのに……。なんでまた、無視するの?」
楽「あんな性質の悪い嘘をつくヤツとなんか、もう話したくない」
千棘「っ! だ、から、あんな嘘に、騙される方が――」
楽「騙される方が悪いな。だからお前に騙されないようにするには、話さないのが一番だ」
楽「今回の件でよく分かった。お前とはもう、話すべきじゃない」
千棘「……もやしのくせに。いつからそんな、私に対して、そんな……」
千棘「むかつく。私より弱いくせに。軟弱なくせに。……もやしの、くせに――」
楽「それと俺のこと、二度と『もやし』って呼ぶな」
千棘「……はぁ?」
231 = 225 :
千棘コミュ障すぎワロス
232 = 1 :
楽「名字で呼べ。いい加減腹立つんだよ、その呼び方」
千棘「なによ。じゃあ、『一条』?」
楽「呼び捨ても馴れ馴れしくて嫌だな。『一条くん』だ」
千棘「な、なによそれ! あんただって、私のこと――」
楽「それもそうだな。じゃあ『桐崎さん』、そういうことで」
千棘「……呼び捨てで、いいわよ……」
楽「まあどっちにしろお前とはもう、話さないけどな」
千棘「うぅ……」
千棘(な、なんなのよ。やっぱり、怒ってるんじゃない……)
千棘(……怒ってないわけ、ないわよね……)
233 = 1 :
千棘(……どうしよう)
千棘(仲直りどころか――もっと、嫌われちゃった……)
千棘(……あんな嘘、つかなければよかったな……。バレるに決まってるじゃん、あんなの)
千棘(なにが『作戦』よ……。嘘がバレちゃったら、全部終わりじゃない)
千棘(……そもそも、作戦を立てるつもりもなかったのよ。だって――)
千棘(――本当にただ、軽いジョークのつもりで、言っただけなんだから……)
千棘(どうせまた無視されるんだろうな、って……。思わず言っちゃったことなんだから……)
千棘(……でも、もう)
千棘(私はこれからアイツに、こんな軽い冗談も、言えなくなっちゃうんだろうなぁ……)
234 = 1 :
――
昼休み
楽「……」
千棘「……」
千棘(……なにが、今まで通りよ)
千棘(こいつ、ここまでの休み時間、ずっと私のことを避けてた……)
千棘(今までみたいに、誰かがいる前では、仲が良いフリをするんじゃなくて……)
千棘(仲が良いフリをしなくてもいいように……。私からわざと、離れて……)
千棘(……そんなに私のことが、嫌いになっちゃったんだ……)
千棘(友達のフリをするのも、嫌なくらい……)
楽「……」
238 = 1 :
小咲「あ、あの、楽くん」
楽「よう、小咲」
小咲「今日も、お昼作って来たんだけど……。そ、その、一緒に、食べよ?」
楽「お、おう。悪いな、なんか」
小咲「ううん。毎日作るって、約束だもん」
楽「や、約束、だったっけ……?」
小咲「じゃあ、こっちで――」チラッ
千棘「……」
小咲「……こ、こっちで、食べよ?」
楽「おう」
千棘(……そっか、あんな嘘ついたんだもん。そうよね)
千棘(小野寺さんも、私のこと……。嫌いに、なったよね)
239 = 135 :
チ○ゲかわいいやん
240 = 1 :
小咲「ど、どう、かな……?」
楽「きょ、今日の弁当も、めちゃくちゃうまいぜ! 最高!」
小咲「ほ、ほんと!? 練習した甲斐があったよ……!」
楽「ああ。うますぎて、目が回るぜ!」
小咲「そんなに!? たくさんあるから、もっと食べてね、楽くん!」
楽「し、幸せだなぁ……」
るり「幸せそうね。一条くん」
集「そうだなぁ。あんなに涙流して……。あ、俺らも飯にしよっか、るりちゃん」
るり「あんたと食べるわけないでしょ」
千棘(小野寺さんには後でちゃんと、謝らなきゃなぁ……)
千棘(……いや、アイツにも本当は、謝らなきゃいけないんだけど……)
241 :
ツンデレというものにも限度があってだな
242 = 1 :
千棘(……はぁ。今日こそ、一人でお昼かなぁ)
千棘(またあのメンバーでお昼食べたいなぁ。でももう、無理かな……)
るり「桐崎さん。お昼、こっちで一緒に食べない?」
千棘「えっ……? い、いいの?」
るり「? いいわよ。ほら、お弁当持ってきて」
千棘「うん。……ありがとう」
千棘(てっきり小野寺さんから、私が嘘ついたこと、聞いてるんだとばかり……)
千棘(だから宮本さんにも、嫌われてるんだと思ってたけど……。よかった、まだ聞いてないみたい)
千棘(でも、どうしよう。正直に言った方が、いいのかな……)
るり「桐崎さんのお弁当、おいしそうね」
千棘「うん。よかったら、あげるよ」
千棘(この昼休み中はまだ、いいかな……)
243 = 116 :
楽の仮面を被った千棘アンチの姿が見え隠れしてる
244 = 236 :
絶対完結させろよな
頼むぞ
246 :
今追いついた
こういう展開大好き
247 = 1 :
――
小咲(……桐崎さんから二人で話がしたいって……。なんだろ)
小咲(まさかまた、楽くんの悪口を……?)
小咲(……ううん。桐崎さん、前に話したときに、謝ってくれたもん)
小咲(楽くんが言ってたことも、気になるけど……。でも今は、彼女を信じてあげなきゃ)
千棘「小野寺さん。来てくれて、ありがとう」
小咲「うん……。それで、私に話って?」
千棘「話っていうか……。小野寺さんにはどうしても、謝りたくて」
小咲「……?」
千棘「ごめんなさい。あんな嘘、ついて」
小咲「嘘……?」
千棘「あなたが彼のこと嫌いだなんて……。そんなわけ、ないのに」
小咲「!?」
248 = 1 :
千棘「本当に……ごめんなさいっ!」
小咲「えっ……、えっ……?」
千棘(よかった。ちゃんと謝れた。小野寺さん、許してくれるかな……)
千棘(……ていうか小野寺さん、なんでこんなに驚いてるんだろ?)
千棘(まるで、今初めて聞いたみたいな……)
小咲「も、もしかして桐崎さんが楽くんに、何か言ったの……?」
千棘「……えっ」
小咲「だから、楽くん、勘違いして……? 『他の原因』って、そういうこと?」
千棘(そ、そんな……)
千棘「アイツから、聞いてたんじゃ――」
小咲「……桐崎さんって、そんな人だったの?」
千棘「!!」
249 = 210 :
なんかむずむずする
いろんなのが噛み合わなさすぎてwww
250 = 130 :
あーあwwww
みんなの評価 : ★
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