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    元スレ楽「俺、小咲と結婚することになったから」

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    1 :

    「俺、小野寺と付き合うことになったから」千棘「!?」
    http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1392626951/
    千棘「私、一条くんと親友になったのーっ!」クロード「!?」
    http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1392704631/

    2 :

    丁度良い連休の暇つぶしです

    3 :

    おつ期待

    4 :

    頼んだ!

    5 :

    待ってた

    6 :

    がんばれ

    7 = 1 :

       
    ――――――――――
    ――――――――
    ――――――
    ――――








    『おかえりなさい』
               
              
              

            
             

                
              
                   
                 

    8 = 1 :

                            
    『――』

    『――?』

    『――』

    『あなた――』

    『頑張ったから――』

    『――』

    『――大丈夫?』

    『――』





    『久しぶり――』

    9 :

    待ってました

    10 = 1 :

                   
    ――――――――
    ――――――
    ――――
    ――



    (……)

    (……っ!)

    ガバッ

    「……」ボーッ

    (……夢?)

    (夢、か……。そうか……。うーん)

    (思いだせん……。だけど、なんだか――)

    (――なんだかすごく、幸せな夢だった……。そんな気がする……)

    11 :

    まってました

    12 = 1 :

       
    (今日は、何日だっけ……? えっと……、あ、そうだそうだ)

    (今日は大事な日だったな。とっとと準備しねえと)




    「「坊っちゃん、おはようございやすっ!!」」

    「おはようお前ら。さぁ、モタモタしてる時間はねえ。早速準備に取り掛かるぞっ!」

    「「へいっ!!」」

    「今日は小咲の……退院祝いだっ! 思い出に残るような、盛大なパーティに、するぞっ!」

    「「うおおおおおっ!!」」

    13 = 1 :

            
    ――

    ワイワイ ガヤガヤ

    「では、長かった入院生活を終え、小咲がこうして無事に退院できたことを、祝しまして――乾杯っ!!」

    「「かんぱーいっ!!」」

    「おらーっ! 飲め飲めーっ!」「酒をもってこーいっ! ありったけの酒だぁ!」

    「おうビーハイブのぉ。意外とイケるじゃねえか」「集英組のぉ。まだまだこんなもんじゃねえぜ?」

    ガヤガヤ

    「ははっ……。あいつら結局、仲良く酒飲んでんじゃん」

    千棘「うおぉーっ! 酒をもってこーいっ!」

    「未成年だろうが」パシン

    千棘「いたいっ」

    14 :

    やっぱり血棘なにかが壊れてるwww

    15 = 1 :

                            
    クロード「貴様ぁ、一条 楽ぅ! お嬢を叩くとは、なにごとかぁ!」

    千棘「ちょ、クロードっ! そんな怒るようなことじゃ……」
              
    「ていうかお前、なんでここにいるんだよ……。大人の責任とやらは、どうした」

    クロード「うるさぁいっ! お嬢がボスに、頼み込んでくれたのだっ! くぅーっ、お嬢、面目ない……」

    千棘「も、もう、それはいいから……」

    クロード「ありがとうございますお嬢っ! いつまでもあなたにお仕え致しますっ! ッオイ! 一条 楽ぅ!」

    「な、なんだよ」

    17 = 1 :

                                 
    クロード「私はお嬢のそばにできる限りいるつもりだが、しかし例えば学校などでは、それができない。つまりどういうことか、分かるよなぁ?」

    「……分かってるよ。お前なんかいなくたって、俺が千棘を守る。それが『親友』である俺の、役目だからな」

    千棘「楽くん……」

    クロード「分かってんならよぉし! 貴様も飲むかっ!?」

    「飲まねえよ……。ていうか、肩を組むんじゃない」


    (……こいつとはもう、関わりたくなかったんだが……。まあ、いいか。今のこいつはもう、ただの執事みたいなもんだし)

    (ていうかこいつ酔っぱらうと、こんな風になんのか……。知らなかったな――)

    18 :

    まだやってたんだなww

    19 = 1 :

                         
    千棘「もーっ! こっちいくよ、クロード! 楽くん、またあとでね」

    クロード「お嬢、お待ちくださいっ! こやつとはこれから、お嬢の魅力を語り合いながら、飲み明かすのですからっ!」

    千棘「そ、そんなことしなくていいからっ! もうっ!」グイッ

    クロード「お嬢ー……」ズルズル

    「はは……」

    「あの、一条様……」

    「……ん?」

    「その……。お久しぶりで、ございます」

    「えっと……」

    「……鶫、でございます」

    「つぐみ……? お、お前、その格好……」

    「はい……。その、どうでしょう、か……」

    「……しばらく見ないうちに随分、女の子らしくなったじゃないか」

    20 :

    鶫ちゃんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

    21 = 14 :

    マミーが登場したらまた気が狂いそう

    22 = 1 :

                                  
    「スカートなんか履いて……。髪も、伸びたか……? それに、そのリボン……」

    「はい……。お嬢から、頂きました……」

    「……」

    「……あの」

    「二度と俺たちの前に現れるなって、言ったよな?」

    「……っ! は、はい。申し訳ありません。本来私のような者がパーティに出席することすら、おこがましいことだというのに……」

    「……ですがどうしてももう一度、あなたにお会いしたくて……。本当に、申し訳ありません。……ごめんなさい」

    「……いいよもう、今日は。流石に今から帰れだなんて、言わねえよ」

    「ありがとうございます……」

    24 = 1 :

                     
    「だけど、俺に会いたかったってのは、聞き捨てならねえな」

    「……」

    「お前、俺のこと気持ち悪いって言ってたじゃないか。もう二度と関わりたくないって、言ったじゃないか」

    「……はい、あの時は、気が動転してしまってて……。一条様に、失礼なことを……。大変申し訳ありませんでした」

    「ですが私はどうしても、この姿をあなたに、見せたかったんです。あなたに見て、もらいたかったんです……」

    「……どういうことだ? お前は俺の妄想話を聞いて、侮辱だとか、女を捨てたとか、そんなこと言ってたじゃないか」

    「それなのに、なんだその格好は。俺の妄想が具現化したみたいな、姿しやがって……」

    「それは……」

    25 = 3 :

    なるほど

    26 = 20 :

    惚れたのか

    27 = 1 :

               
    「……確かにあの時、あの話を聞いた時は、あなたに怒りを覚えました」

    「ありもしない話をまるで事実であるかのように語って……。私を使って、勝手に妄想して」

    「だけど、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、その話を聞いて……。『いいなぁ』って、思ったりもしたんです」

    「……『いいなぁ』?」

    「私があなた方の学校に転入して、みなさんの仲間になって、笑い合って、ヒットマンのくせに、楽しい学校生活を送って……」

    「次第に普通の女の子みたいになっていって……。可愛い服を着たり、リボンをつけたりして……。ヒットマンのくせに、ただの女の子になって」

    「そして、ヒットマンのくせに……。いつか誰かに、こ、『恋』を、してみたりだとか……。そ、そんな、世界も――」

    「そんな世界も、そんな私も、『いいなぁ』って、思ってしまったんですっ!」

    「……」

    28 :

    やばい今の俺すっごいニヤニヤしてる

    29 = 1 :

                         
    「……転入は、なかったことに、なっちゃいましたけど……」

    「だけど私、頑張りました。お嬢にも手伝ってもらって、必死に女の子らしくなろうって、努力しました」

    「……途中で、私は何をやってるんだろうって、思ったりもしましたけどね……。こんな姿、かつての『黒虎』が聞いて呆れますよ」

    「でもお嬢は、言ってくれました……。『あなたはもう、戦う必要はないんだから、これでいい』って……。そう言ってこのリボンを、くださいました」

    「……」

    「……こうして私は、変わることができたんです。そして、変わった私を、どうしてもあなたに見せたかった。だって――」

    「私が変わろうと思えたのは……」

    「あんな『漫画』みたいな気持ち悪い妄想を、恥ずかしげもなく私に話してくれた、あなたのおかげなんですから」

    「やっぱり気持ち悪いとは、思ってたのかよ」

    「……ど、どうですか?」

    「……あ?」

    「私、どうですかっ!? 今の私は……。変わった私は、どうでしょうかっ!?」

    「超可愛い」

    「ひゃいっ!? あっ、えっと、うえぇ!?」

    30 :

    まあでも自分と恋人殺しかけた相手がどんだけ取り繕おうが普通は仲良く出来ないよな

    31 :

    他の世界で鶫とは仲良いのにこの世界では鶫と仲違いしてたから切なかったわ

    32 = 11 :

    >>30
    超絶美少女だとかわってくるだろ

    33 = 14 :

    >>32
    漫画の世界じゃあるまい、美少女だからってそうやすやすと関わろうとは思えないだろ

    34 = 1 :

                             
    「いや、めちゃくちゃ可愛いと思うよ。今のお前がもし転入してきたら、多分うちのクラスの男子はお祭り騒ぎだな」

    「そ、そんなっ。あ、え、あの、うわぁ……」カァァァ

    「照れてる姿はより一層、女の子だな。すげーよお前、そんな一面もあったのか」

    「み、見ないで、くださっ……」

    「俺に見てほしくて、ここに来たんだろ?」

    「そっ、ですが……っ」

    「……変わったな、鶫。もう立派な、可愛い『女の子』じゃん。ビックリしたよ、俺」

    「い、いちじょう、さまぁ……」

    「わたし、うれしいですっ……! まさかいちじょうさまに、ほめていただけるなんて……っ!」

    「……そうか。頑張ったな。鶫」

    「えへへ……っ」

    35 = 20 :

    堕ちたな

    36 = 4 :

    堕ちたな

    37 :

    これでラストか

    38 = 1 :

         
    「よーっ、楽ぅ! 盛り上がってるぅー? ……って、うおっ!? なんだこの美少女っ!?」

    「っ!?」ビクッ

    「ああ、こいつは舞子 集ってんだ。悪いヤツじゃねえよ」

    「あっ。一条様の、ご友人ですか……」

    「そんで集。こいつが前話した、『鶫 誠士郎』だよ」

    「えっ。この子が……? おいおい、なーんか話とちがくなーい?」

    「はぁ?」

    「もっと怖いヤツかと思ってたら、全然普通の可愛らしい女の子じゃーん!」

    「こんな娘がウチに転入してくる予定だったのかぁ……。くーっ! ちくしょう、神様のバカぁ!」

    「……ほらな?」

    「はいっ……!」

    39 = 1 :

                   
    「えっと、鶫ちゃん? よかったらこっちで俺と二人で、お喋りしない?」

    「えぇ!? え、えっと、あの……」

    「あっちにクロードと千棘がいるから、そっちにいくといいよ」

    「は、はい。では、私はそちらの方に……」

    「えー。つれないなぁ」

    「前の鶫だったらお前、死んでたからな」

    40 :

    おお来たか

    41 = 1 :

                       
    「あ、あの、一条様、今日はこうしてまたお会いできて、嬉しかったです。ありがとうございました」

    「……私はもう、満足です。これからは約束通り、二度とあなたの前には――」

    「鶫」

    「は、はい?」

    「……『また』な」

    「……は、はいっ!」


    (『鶫 誠士朗 矯正計画』、完了っと……)

    (――なんて、もちろんそんな計画は、なかったけども。あいつは自分で頑張って、変わったんだ。自分から普通の女の子に、なろうとしたんだ)

    (俺は鶫を許さない……。許すわけにはいかない……。だけどその努力ぐらいは、認めてやらなきゃな――)

    42 = 3 :

    もうレールから外れてるわけだしな

    44 = 30 :

    こうなると楽はもう本質的に懐の広い主人公体質なんじゃないか

    45 = 31 :

    恋人が殺されかけたらそんな冷静でいられんのかね

    46 = 1 :

                     
    るり「一条くん。こんにちは」

    「おう、宮本じゃん」

    「あれー。るりちゃん。俺に会いにきてくれたのー? いじらしいなぁ」

    るり「私は一条くんに挨拶したのだけれど」

    「ちぇっ。るりちゃんもつれないなぁ」

    るり「……ねぇ一条くん。小咲とはもう、話した?」

    「いや、あいつはこのパーティの主役だし、ヤクザの間でもすっかり人気者だからな。まだそんなに、話せてないんだ」

    るり「そう。じゃあその分後でたっぷりと、二人の時間を楽しみなさい」

    「おう……。ていうかお前にも、礼を言わないとな」

    るり「……? なにがよ」

    「俺らの恋を応援してくれて、ありがとうな。俺の知らないところで、お前もいろいろとサポートしてくれてたんだろ?」

    るり「……別に。小咲がモタモタしてるのが見てらんなかっただけよ。ようやくくっついてくれて、私も安心だわ」

    48 = 1 :

                         
    「うん。これでようやく自分の恋に専念できるねぇ、るりちゃん」

    るり「あの二人に言われるのはいいけど、あんたに言われると本気で、腹立つわ……」

    「えっ!? 宮本、お前にも好きな人がっ……!?」

    るり「いないっての。ったく、私はこのバカと同じで、裏方に徹するのが性に合ってるの。自分の恋なんて、考えたこともないわ」

    「んー? 一緒にしないでよ、るりちゃん。俺にだって好きな人は、いるよー?」

    るり「……へぇ。意外ね。誰よ」

    50 = 3 :

    こいつサポートいらんだろ


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