私的良スレ書庫
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元スレ男「人を食べる少女?」祖父「そうじゃ」
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>>396
ワロタ
ワロタ
男「桔梗の匂いも、同じだね」
男「小さい君が、君の一人が、特に好きだった香り」
男「それも聞いたよ」
少女「やだっ、言わないで……」
少女「聞きたくないっ……」
男「君は、想いを寄せていた人が居たんだね」
男「三つ歳上の、元服を迎えてまだ幾年も経ってはいない反物屋の男の人だったと」
少女「やめ、て……」
男「彼は、飛び切りの笑顔で君と接していたんだってね」
男「いつも朗らかで、彼は桔梗の花が好きだった」
男「だから、彼の扱う反物には桔梗の匂いがしていて……」
男「時々、女性を相手にしては、だらしない顔をしたそうだけれど、反面、とても誠実でもあったと」
男「他の君を押しのけるくらいに、特に想いが強かったんだね」
男「……でも……」
男「小さい君が、君の一人が、特に好きだった香り」
男「それも聞いたよ」
少女「やだっ、言わないで……」
少女「聞きたくないっ……」
男「君は、想いを寄せていた人が居たんだね」
男「三つ歳上の、元服を迎えてまだ幾年も経ってはいない反物屋の男の人だったと」
少女「やめ、て……」
男「彼は、飛び切りの笑顔で君と接していたんだってね」
男「いつも朗らかで、彼は桔梗の花が好きだった」
男「だから、彼の扱う反物には桔梗の匂いがしていて……」
男「時々、女性を相手にしては、だらしない顔をしたそうだけれど、反面、とても誠実でもあったと」
男「他の君を押しのけるくらいに、特に想いが強かったんだね」
男「……でも……」
男「起きてしまったんだね、あってはならない事が」
少女「……」
男「君はとても愛らしかったと」
男「当然、君を狙う男はたくさんいた。中には力ずくで君を自分のものにしようとした男も居て」
男「反物屋の男性はその時、君を護ろうとして……」
男「そして、君も……」
少女「もう、言わないでぇ……」
男(泣いて、る……)
少女「知らない、そんなお話知らないっ……」
少女「でも、でも……」
少女「とっても、悲しい気持ちになるの……」
少女「なんで……なんで……」
少女「知らないのに、分からないのにっ……」
少女「……」
男「君はとても愛らしかったと」
男「当然、君を狙う男はたくさんいた。中には力ずくで君を自分のものにしようとした男も居て」
男「反物屋の男性はその時、君を護ろうとして……」
男「そして、君も……」
少女「もう、言わないでぇ……」
男(泣いて、る……)
少女「知らない、そんなお話知らないっ……」
少女「でも、でも……」
少女「とっても、悲しい気持ちになるの……」
少女「なんで……なんで……」
少女「知らないのに、分からないのにっ……」
>>409-410
すげえwww
すげえwww
男「当時、まだ十二歳だった君には辛かっただろうね」
男「好いた男が命を失って、横たわっている横で」
男「小さな、大事な花を、摘み取られてしまった……」
男「……」
少女「……」ヒックヒック
男「なん百年と月日が経っても、まだ涙が出るんだね」
男「君は、いや、君たちは、本当はとても優しい」
男「誰かの乱暴な、人としてあってはならない心が、君を産んでしまっただけ」
少女「やだっ、やだよ……」
少女「もう、やだよっ……」
少女「私はただ、ただ……」
男「……」
男「好いた男が命を失って、横たわっている横で」
男「小さな、大事な花を、摘み取られてしまった……」
男「……」
少女「……」ヒックヒック
男「なん百年と月日が経っても、まだ涙が出るんだね」
男「君は、いや、君たちは、本当はとても優しい」
男「誰かの乱暴な、人としてあってはならない心が、君を産んでしまっただけ」
少女「やだっ、やだよ……」
少女「もう、やだよっ……」
少女「私はただ、ただ……」
男「……」
男「……涙が出るなら、枯れるまで泣けばいいんだ」
男「失ってしまった物を取り返すことは出来ないけれど」
少女「……」ヒックヒック
男「……君たちは、最後の最後も、ただ泣く事すら出来なかったんだよね」
男「恐怖の中で、表情を崩すことなく、ただ、顔を逸らして、ひっそりと、血の涙を流した」
男「だから、今、泣いていいと俺は思うんだ」
坊主「なんだかいい話になってますねぇ……」
祖父「うむ……」
坊主「とりあえず通報される前に撒けて良かったですねぇ」
祖父「うむ、しかしそこらへんに警察おるからのぅ、気をつけんとな」
男「失ってしまった物を取り返すことは出来ないけれど」
少女「……」ヒックヒック
男「……君たちは、最後の最後も、ただ泣く事すら出来なかったんだよね」
男「恐怖の中で、表情を崩すことなく、ただ、顔を逸らして、ひっそりと、血の涙を流した」
男「だから、今、泣いていいと俺は思うんだ」
坊主「なんだかいい話になってますねぇ……」
祖父「うむ……」
坊主「とりあえず通報される前に撒けて良かったですねぇ」
祖父「うむ、しかしそこらへんに警察おるからのぅ、気をつけんとな」
>>434
じじい達めwww
じじい達めwww
少女「ヒック……おにいさんは……やっぱり、良い人……ヒックヒック」
少女「わからないけど、わからないけど、とても、暖かく感じるの……ヒック」
男「……」
少女「もし、私が、普通のお花だったら、おにいさんは、私の事を、詰んでくれた……?」
男「かも、知れないね……」
男「俺は、とても良い子だと君の事を思うよ」
少女「声だけなのに、見えないのに、匂いがないのに……ヒックヒック」
少女「今、とても、お腹がいっぱい……」
少女「胸も、いっぱい……」
男「……うん」
少女「ずっと、ずっと待ってた……」
少女「私は、私が、きっと、おにいさんを……」
少女「わからないけど、わからないけど、とても、暖かく感じるの……ヒック」
男「……」
少女「もし、私が、普通のお花だったら、おにいさんは、私の事を、詰んでくれた……?」
男「かも、知れないね……」
男「俺は、とても良い子だと君の事を思うよ」
少女「声だけなのに、見えないのに、匂いがないのに……ヒックヒック」
少女「今、とても、お腹がいっぱい……」
少女「胸も、いっぱい……」
男「……うん」
少女「ずっと、ずっと待ってた……」
少女「私は、私が、きっと、おにいさんを……」
祖父「ううん? 鬼が、消えて、行く?」
坊主「……彼は坊主にさせるべきですね……才能ありますよ……」
祖父「本人に聞かんかいそういうことは」
男「……もう、見えなくなった」
男「彼女の望むものは結局分からなかったけれど」
男「それでも、ただ泣く事だけでも出来て、良かったのかな」
男「……どうして彼女が産まれてしまったのか」
男「俺だけでも、覚えておこう……」
………
……
…
坊主「……彼は坊主にさせるべきですね……才能ありますよ……」
祖父「本人に聞かんかいそういうことは」
男「……もう、見えなくなった」
男「彼女の望むものは結局分からなかったけれど」
男「それでも、ただ泣く事だけでも出来て、良かったのかな」
男「……どうして彼女が産まれてしまったのか」
男「俺だけでも、覚えておこう……」
………
……
…
これは生まれ変わりと出会うパターン
だろ?
そうじゃないと泣くぞ俺
だろ?
そうじゃないと泣くぞ俺
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