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    元スレ女「君はボクの何になってくれるんだい?」

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    251 = 45 :

    ゆっくりでもいいから逃げないでくれ

    252 = 6 :

    襲ってほしかったんだろうな

    253 :

    待ってた

    254 = 208 :

    「どういう意味だよ」

    なんか、準備ができてたらいいみたいじゃねえか。

    ……て、何考えてんだ俺は。

    「それに、君がボクを襲うことなんてできないだろうしね」

    当たり前だ。

    いきなりそんなことできるか。

    「ね、さくらんぼくん」

    こんの野郎っ!

    255 = 208 :

    くそ、悪かったな……。

    「安心してくれ、ボクも処女だ」

    「聞いてねえ」

    「あ……訂正」

    訂正?

    ま、まさか

    「ボクは美処女だ」

    「自分で言うな」

    あとなんだその単語。

    256 = 208 :

    「そういえば、十月の行事についてなのだけれど」

    話を変えるのが上手いんだか下手なんだか。

    「なんだ?」

    「今年はハロウィンパーティーもあるらしいよ」

    「ハロウィンパーティー?」

    「うん。なんでも生徒会が催すだとか」

    「へえ……」

    「じゃあ、ボクはこの部屋で催そうかな」

    下半身を震わすな。

    「漏らすなよ」

    「ば、バレた!?」

    バレバレだろ。

    258 :

    文庫化決定!!

    259 :

    とりあえずポニーテール最高!まで読んだ

    260 = 208 :

    「なんてね、実は別にしたいとは思ってない」

    「本当か? じゃあ俺が今から長時間トイレにこもっても平気だな?」

    「それは困るなぁ」

    「……行ってこい」

    「うん。……あっ、別に長くても何も言わないかい?」

    なんでそんなこと気にしてんだよ

    「別に」

    大くらい誰でもするだろ。

    「喘いだらごめんね」

    「お前人ん家のトイレで何するつもりだよ!?」

    「な、ナニも」

    ナニもじゃねえんだよ!!

    261 :

    >>258
    こういう奴が一番キモい

    262 = 248 :

    >>261
    はいはい童貞は帰ってオナっておこうね

    263 = 208 :

    「と、とりあえずトイレに行かせてくれ」

    「ああ……あんまり長く居座るなよ」

    「ビデで感じるお年頃なんだ」

    知るかよ!!

    「……はぁ」

    あいつ漏れそうならもっと顔に出せよ。

    なんでずっと笑ってんだよ。

    汗も全然垂れてた感じしなかったし。

    下半身は見事に震えてたけど。

    264 = 261 :

    >>262
    誰だよお前wwwww

    265 = 208 :

    「……」

    待つこと数分。

    ……長い。

    あいつまさか……。

    だからといって、アイツもオンナだ。

    オトコの俺に「まだか?」なんて言われたくないだろう。

    「……にしたって」

    遅いよなぁ。

    266 = 128 :

    (>>1も)遅いよなぁ。

    267 = 261 :

    >>266
    真理やな

    269 :

    完結してくれるなら文句は言えまい

    270 = 208 :

    よし、トイレの前まで行こう。

    どうであれ、ちょっと長いしな。

    トイレで居眠りなんてことはないと思うけど。

    「……」

    ノックをしようとした時、流れる音がする。

    そして、トイレのドアが開く。

    「おや、出迎えなんてしなくても良かったんだよ」

    タイミングが良すぎるだろ。

    271 = 261 :

    名前欄で返答する暇あるならとっとと書け太郎

    273 = 208 :

    「お前、長かったな」

    「あはは、ちょっと考え事をね」

    本当かよ。

    「てっきりしてるのかと思ったぞ」

    大きい方を。

    「あはは……喘ぎ声は抑えたはずなんだけどなぁ」

    そっちじゃねえよ!

    275 = 208 :

    「お前……!」

    「してないよ」

    だったら言うなよ。

    「ふふっ、焦る君を見たくてね」

    コイツはいつもいつも。

    本当なのか冗談なのか、わからん。

    278 = 208 :

    「そろそろ晩飯時だけど、食っていくか?」

    「えっ、いいのかい?」

    「ああ、その方が妹も喜ぶだろうし」

    「それじゃあ……」

    その時だった。

    「お兄ちゃーん」

    「んっ、なんだ?」

    「今から幼馴染ちゃんが来るからー!」

    と、妹は言ったのだった。

    280 = 208 :

    「さっき話してたら、急に来てくれることになったの!」

    喜びに溢れる声色を聞いて、ヤツはフッと一笑した。

    「じゃあ、ボクはお暇させてもらうよ」

    「えっ……」

    「客人が二人もいたら、困るだろう?」

    ヤツは髪を一度解き、ポニーテールにしなおした。

    「幼馴染さんによろしく」

    「……ああ」

    俺の部屋に置いていたスクールバッグを持ち、ヤツは階段を下りていった。

    俺も、一緒に下りる。

    281 :

    修羅場だと

    282 = 208 :

    「君の家にいると、ついつい時間を忘れてしまうよ」

    「そうかい」

    俺も、お前がいると異次元に飛ばされた気持ちになる。

    玄関まで行くと、ヤツは手を振って。

    「ここまででいいよ。外まで見送らなくても」

    「けどな……」

    妹に色々と苦言を言われるので、それはできないんだ。

    284 :

    286 = 208 :

    「ちゃんと見送らせろ」

    「しょうがないにゃあ……いいよ」

    どっから覚えてきた。

    「お兄ちゃん何つったって……あっ、女さん!」

    「やあ」

    「ごめんなさい! 私、電話してて気づけなくて……」

    「いや、気にしなくてもいいよ。そういう時もある」

    妹は深々とお辞儀をしたが、ヤツは軽くあしらった。

    287 = 208 :

    「それでは、お邪魔しました」

    ペコッと軽く頭を下げて、ヤツは扉を開けた。

    そこには。

    「び、ビックリしたー……」

    幼馴染がいたのだった。

    「あ、あれ? 女さん?」

    「……お邪魔しました」

    「お、おい待っ……」

    物凄いスピードで、ヤツは帰っていった。

    パンツは、見えなかった。

    289 = 208 :

    「え、えーっと……?」

    幼馴染は首を捻って、不思議そうな顔をした。

    誰だってそうなるはな。

    「幼馴染ちゃーん!」

    間髪入れずに、幼馴染に抱きつく妹。

    幼馴染「うわー、妹ちゃん! 大きくなったねー!」

    292 = 208 :

    妹をよしよしと撫でる幼馴染。

    「うわー幼馴染ちゃんのにおいだー! 変わってない!」

    「ええ、そんなの覚えてたの? なんだか恥ずかしいなぁ」

    こうやってみると、姉妹みたいだな。

    「あ、来たよ、男」

    「おう」

    「幼馴染ちゃん、今日はご飯食べてって!」

    「ええっ、でも……」

    妹のキラキラ光線を受けてやられないやつはいない。

    幼馴染もどうやら耐えられなくなったようで、

    「わ、わかった! じゃあお母さんに連絡するねっ」

    295 = 208 :

    「やった!」

    幼馴染はメールを打って、「これでよし!」とつぶやいた。

    「何を作るの? 私も手伝わせて!」

    「えーっとねー……」

    ハッ、と俺を見て妹は頬を膨らませた。

    「お兄ちゃんは上に行っててー!!」

    「わ、わかったよ」

    298 = 217 :

    うむ


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