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    元スレ女「君はボクの何になってくれるんだい?」

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    1 :

    「だーれだ」

    「……なんのつもりだ」

    「さあ、ボクが誰だかわかるかな?」

    「手を離せ。見えん」

    「もしかして、わからないのかな?」

    「おい、鼻息が当たってるぞ」

    「もっと近づいて、声を聞けばわかるかなと思ってね」

    2 = 1 :

    「……」

    「いつも一緒に帰っているのに、酷いなぁ」

    「ほぼ答えじゃねえか」

    「しかたない、答えを言おう」

    「ん……」

    「ふふっ、答えはボクでした」

    3 = 1 :

    「答えになってねえぞ」

    「君にとっては、これでわかるだろう?」

    「なんだそりゃ」

    「ドヤ顔ダブルピース」

    「脈絡のないネタを挟むな」

    「ふふ、うざかった?」

    「ああ、その顔はうざい」

    4 = 1 :

    「それじゃあ、帰ろうか」

    「おう」

    「夏休みもすぐに終わってしまったね」

    「そうだな」

    「ボク達はなにか、変わっただろうか」

    「お前は少なからず変わったな」

    「ん、どこだい?」

    「今学期からポニテになった」

    5 = 1 :

    「おや、気づいてくれたんだ。嬉しいなぁ」

    「まあ、そりゃな」

    「ふふっ、君はポニーテールが好きかい?」

    「さあな」

    「まあ、ボクのは短いポニーテールだけれど」

    「まあ髪自体長くなかったしな」

    「このくらいの大きさの方が、ビンビン動いて好きなんだ」

    「できれば効果音を変えて欲しい」

    6 :

    この前ボクっ娘を書いた奴か?

    7 = 1 :

    「いいじゃないか、脈打つような効果音!」

    「ポニテに使う効果音じゃねえ!」

    「じゃあピョンピョン」

    「それがいいな」

    「ピョンピョン♪」

    「ウサギの真似はしなくていい」

    8 :

    佐々木とキョン

    9 = 1 :

    「手で耳を表現しました」

    「言わんでもわかる」

    「じゃあ君は亀さんだ」

    「ウサギとカメって、安直だな。俺のどこに亀の要素がある?」

    「え? 君のここには亀さんがいるんじゃないのかい?」

    「どこ見て言ってんだ」

    11 = 1 :

    「興奮すると首を伸ばす」

    「もういい、とりあえずガン見はやめろ」

    「がーん!」

    「ガーン見もだめだ」

    「じゃあ視姦!」

    「余計ダメになってんじゃねえか!」

    12 = 1 :

    「じゃあちょっと触らせてくれ!」

    「もっとダメになってる!」

    「なんならいいんだ!?」

    「逆ギレかよ!?」

    「居直っただけだよ」

    「ほぼ意味変わってねえよ!」

    13 = 1 :

    「……やっぱり夏休みからお前は全然変わってねえ」

    「うん、君も相変わらずだね」

    「ちっ」

    「あ、舌打ち」

    「はぁ……」

    「おや、ため息」

    「いちいち実況するな」

    14 = 1 :

    「ふふ、そういえば知ってるかい?」

    「あん?」

    「秋は移ろいの季節だ」

    「いきなりだな……」

    「夏の暑さは、少しずつ秋、冬と寒くなっていく」

    「……」

    「心も、少しずつ冷えていくんだ」

    15 = 1 :

    ポニーテールを軽く揺らして、ヤツはそう言った。

    「『秋』と『飽き』をかけた人はすごいね。的を射ている」

    「そうだな」

    「ふふっ」

    ボクらしくないことを言った。

    と、ヤツは照れくさそうに頭を掻いた。

    16 = 1 :

    「まあ、たまにはいいじゃないか?」

    「これからはどんどん下衆なネタを突っ込んでいくよ」

    いや、それはいらないけど。

    「秋って、なんか行事あったっけか?」

    「修学旅行があるだろう?」

    「ああ、そういえば」

    すっかり忘れていたが、そうだったな。

    17 = 1 :

    「と言っても、一ヶ月もあとのことだけれど」

    「10月か。長いな」

    「オマケにテストも挟むよ」

    「うわー」

    聞きたくなかったな、それは。

    「大丈夫だよ。手取り足取り命取り教えてあげる」

    「殺されそうなんだが」

    大丈夫なのかそれは。

    18 = 1 :

    「だ、だだ、大丈夫だよ……ハハハ」

    ドモるな。

    「後ろからグサっ……なんてことは万が一にもないよ」

    「じゃあ言うな」

    余計怪しいぞ。

    「でも、夏休みが終わってよかったかな」

    「なんでだ?」

    俺はあと二、三ヶ月欲しかったけど。

    「君と話をしながら下校ができるからね」

    19 = 1 :

    なんだよそりゃ。

    「学校があるからこそ、この時間はあるんだから」

    「でも、話だったらいつもしてるだろ?」

    「そうだね。ベッドの上でギシギシとね」

    「してねえ」

    どんな話してんだよそれ。

    「君の家のベッドってギシギシしないよね」

    基本しないだろ。

    20 = 1 :

    「この前激しく動いてみたけどならなかったよ」

    「人ん家のベッドでなにしてんだ」

    「いやいや、ナニはしてないよ」

    そんなこと聞いてねえよ!

    「さすがに君のニオイに包まれたらナニもしなくても果てるよ」

    「声が大きい」

    下校中になんつーこと言ってんだ。

    あと無駄に体を震わすな。

    21 = 1 :

    「あーもういい。この話はおしまいだ」

    「じゃあ君の家のエッチな本の話をしようか」

    「はぁ!?」

    もっと嫌な話にチェンジした!?

    「最近、お姉さん物増えたよね?」

    「……」

    なんで俺のエロ本事情知ってるんだよ!

    22 = 1 :

    「年上好きの傾向だね」

    「やめろ、この話はなしだ」

    「梨? 別に果物の話はしていないよ?」

    「無しだ!」

    いちいちボケるな。

    「むぅ、じゃあどんな話をすればいいのかな?」

    くそ、ニヤニヤ笑いやがって。

    23 = 1 :

    「あ、そうだ」

    手を合わせて、ヤツはニッコリと笑った。

    「パンツの話をしようか!」

    えっと。

    なんでそんなにキラキラした目でそんな話を振ってるんだ?

    「興味ない」

    「ボクは興味があるなあ、君のパンツ」

    興味を持つな変態。

    24 = 1 :

    「頼むよ、教えてくれ! パンツの柄!」

    この通り! って感じでお願いされても。

    「あるいは脱いで見せてくれ!」

    「道端でパンツ脱ぐやつがどこにいる!?」

    アホかお前は!

    「いるよ! 君だ!」

    指をさすな!

    26 = 1 :

    「じゃあしょうがない……」

    そう言って。

    ヤツは短いスカートの中に手を突っ込んで。

    白い何かを下にズラした。

    「……へ?」

    「ボクは見せたよ。さあ」

    いや。

    いやいやいやいや!?

    何やってんのお前!?

    27 = 1 :

    「ちょっと待て、とりあえず穿け!」

    「君が脱ぐまでボクは穿かない」

    ただの痴女じゃねえか!

    周りに人がいなくて助かった。

    「ふふっ、どうしたのかな?」

    「お前……本物の変態か!?」

    「そんなこと言わないでくれよ!」

    興奮してしまうじゃないか!

    と、高らかに声を上げた。。

    28 = 1 :

    コイツ、マジでヤバい。

    というか、今ノーパンなんだよな?

    なのにあんなに短いスカートじゃ、風吹いたらアウトだぞ?

    辺りが暗いからってやりすぎだっつーの!

    「……くっ」

    もうなんだこの展開。

    わけわかんねーけど、パンツ脱ぐしかないのか?

    この際仕方ない。

    俺はゆっくりとベルトに手をかけた。

    「なんてね」

    29 = 1 :

    ヤツはパンツを戻して。

    「ふふ、はしたないことをしてしまった」

    「……はぁ」

    「ため息は幸せが逃げるよ?」

    「うるせー」

    ため息くらい吐かせろ。

    背中、汗でビッチョリだ。

    30 = 1 :

    「ちなみに言っておくけれど」

    「なんだ?」

    「今日はこれをするためにパンツを二枚穿いてきたんだ」

    「めちゃくちゃ無駄な仕込みだな!!」

    パンツの話はもう絶対する気だったのか!

    「おかげでムレムレのムラムラのヌルヌルさ」

    「最後の擬音おかしいだろ」

    「え? 汗だよ?」

    「……」

    まだ、混乱しているようだ。

    31 :

    さっきの途中からかけや

    32 = 1 :

    夏休みが終わっても俺とヤツの会話はまったく変わらずであった。

    「ただいま」

    「おかえりんご!」

    「ただいマンゴー」

    「うんうん、ちゃんと果物で返してくれたね」

    可愛い妹がお出迎えしてくれた。

    うむ、幸せだ。

    今日は早めに帰ってきたから妹も上機嫌だ。

    33 = 1 :

    「今日は早いから一緒にゲームできるね!」

    「したいのか?」

    「うん!」

    「何がしたいんだ?」

    「んとね、なんでもいい!」

    「じゃあ一人用のゲームやるか」

    「一緒にできないじゃん!」

    「え? 妹もやるのか?」

    「わかってて言うなー!」

    可愛いからついついいじめたくなる。

    34 = 1 :

    「じゃあ格ゲーでいいか?」

    「うん」

    というか、二人用のゲームなんてそれくらいしかない。

    「お兄ちゃんの帰りが遅い日、私は頑張って練習していたのだ」

    「一人でやってたのか?」

    熱心だな。

    「ううん、メンタルトレーニング!」

    その発想は無かった。

    36 :

    昔もこういうの書いてない?

    37 = 1 :

    結果から言うと。

    「なんで空飛ばないの!?」

    「そんなゲームじゃない!」

    妹のメンタルトレーニングは完璧に間違っていた。

    大体メントレしてもガチャプレイに変わりないんだから、意味がない。

    「うー……もういいっ、ご飯作ってくる」

    「おーう」

    悪いな、手加減しなくて。

    38 = 1 :

    帰りが早いととにかくすることもなくダラダラと過ごしてしまいがちだ。

    宿題を出されても、まず勉強机に座ることなんてまずない。

    飯まで寝るか、漫画を読むか。

    オナ……いや、それは言わなくていいか。

    たまには何かしたいものだけれど。

    「……何もないな」

    何か、することはないだろうか。

    39 :

    なにこれ?
    ssではないような…

    40 = 1 :

    「お兄ちゃーん」

    「んあっ」

    妹の声がした。

    どうやら寝てしまっていたようだ。

    「おーう」

    ベッドから立ち上がり、ゆっくりと食卓に向かった。

    41 = 1 :

    「ふふふ……」

    妹はニコニコと笑って、食卓を俺に見せないようにしている。

    「ん?」

    「じゃじゃーん!」

    「……なんだ?」

    「今日は、お兄ちゃんの大好きなハンバーグでーす!」

    「おー!」

    階段を降りている時に、いい匂いがしたのはこれか。

    オマケに俺のハンバーグは少し大きめだ。

    少しじゃない。尋常じゃない大きさだ。

    42 = 1 :

    「ふふん、自信作です」

    それじゃあ、早速。

    「いただきます」

    早速箸で小さく切って食べる。

    うむ。美味しい。

    「妹、上手いぞ」

    「わーい」

    手を挙げて喜ぶ妹。

    それにしても、どんどん料理が上手くなっていくなぁ。

    43 :

    毎回完結まで日付またぐ以外はこのシリーズ好きだよ

    44 :

    どうせ完走しないんだから書かなくていいよ

    45 :

    女が可愛すぎる
    こういうアニメキャラとかいないのかな

    46 :

    こうゆうの好き

    47 = 1 :

    いつも作ってれば上手くなるのも当然か。

    「ありがとうな」

    「なーに?」

    「いつも作ってれさ」

    「お兄ちゃんが作んないんだから、私が作らなきゃいけないでしょ?」

    仕方なく、って言い方だ。

    「でも、それは昔の話」

    「ん?」

    「今は、作るの楽しいし」

    更に妹は付け加える。

    「お兄ちゃんが美味しく食べてるのみると、嬉しいから」

    48 = 1 :

    ……おお。

    なんか、すげえ照れるな。

    「妹、お前は本当にイイヤツだ」

    「はいはい、喋らずに食べてね。冷めちゃうよ」

    「はーい」

    まるで立場が逆転しているようだ。

    でもまあ。

    妹は俺よりも要領がいいからな。

    おまけに容量も俺よりあるだろう。

    49 = 39 :

    台本書きの小説でしょこれ
    それも駄作

    50 = 1 :

    何を言ってるんだか。

    「そーいえばさ」

    ニヤついた顔を近づけてきた。

    「今日調理実習で褒められちゃった」

    「おお、良かったじゃん」

    「でもね、ちょっと悲しかったことがあるんだ」

    どうやら、聞いて欲しそうだ。

    「どうしたんだ?」


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