のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:126,332,083人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報

    私的良スレ書庫

    不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitter
    ログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
    VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

    元スレ女「君はボクの何になってくれるんだい?」

    SS スレッド一覧へ / SS とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニュー
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    レスフィルター : (試験中)
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter
    201 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 16:19:23.36 ID:KfhsKJQw0 (+93,+30,-35)
    「畳もう」

    畳んで、綺麗にしておいた。

    いつもならちゃんとしている妹が、どうしてこんなに散らかしていたのか。

    まあ、どうでもいい。

    「妹、いないのか」

    妹がいないとなると、することないな。

    うわ、やばい、ゲームくらいしか思いつかないぞ。
    202 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 16:22:58.33 ID:NkujH+P00 (-22,-12,+0)
    203 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 16:25:24.44 ID:KfhsKJQw0 (+95,+30,-98)
    そして、結局ゲームをやっていると。

    「お兄ちゃん、帰ってきてるのー?」

    と、下の階から可愛い声が聞こえた。

    愛しのマイシスターである。

    「おーう、おかえり」

    「ただいまー幼馴染ちゃんは?」

    「知らん」

    「えー! 今日一緒に帰ったりしなかったの!?」

    と言われても。
    204 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 16:28:27.21 ID:cMKC62BI0 (+9,+21,+1)
    素晴らしい
    206 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 16:34:41.56 ID:NkujH+P00 (-22,-12,+0)
    207 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 16:46:51.59 ID:e8c/XuWx0 (+7,+22,+1)
    またお前か④
    208 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 16:48:39.15 ID:q1Fp7cOk0 (+45,+30,-102)
    階段を降りて、妹の場所へ。

    妹はエプロンを着けているところだった。

    「幼馴染は前の家とは違うから、多分一緒には帰れないんだ」

    「え、そうなんだ……」

    「前みたいにはいかないさ」

    「うー……でも私幼馴染ちゃんに会いたい!」

    そんなこと言われてもな。

    でも、この時間なら案内はもうとっくに終わってるだろうし。

    電話してみるか。
    209 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 16:48:46.34 ID:ERiqojSS0 (-29,-14,-1)
    続きはよ④
    210 : ID変わっちゃい - 2013/09/08(日) 16:50:46.67 ID:q1Fp7cOk0 (+45,+30,-42)
    「じゃあ、電話かけてやるよ」

    「ほんと!?」

    可愛い妹のためだ。

    公園で会った昨日、その時についでに教えてあった電話番号。

    通話ボタンをプッシュ。

    「……」

    妹が目の前でドキドキしながら見つめている。

    俺もドキドキするぞ、妹。
    211 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 16:55:46.71 ID:q1Fp7cOk0 (+45,+30,-89)
    『もしもし?』

    「おう、幼馴染か」

    『どうしたの?』

    「いや、実は妹がお前と話したいって言うから」

    『あっ、そうなの! 私も妹ちゃんと話したい!』

    「じゃあ代わるよ。ほら」

    妹は嬉々として電話を持つと、

    「お、幼馴染ちゃん!?」

    と、上ずった声で言った。
    212 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 17:00:26.19 ID:q1Fp7cOk0 (+45,+30,-118)
    別に妹の電話を待っている意味もないので、俺は部屋に戻ることにした。

    それにしても、案内はどうだったんだろうか。

    あまり気にしていなかった感じだし、一応つつがなく終わった、のだろうか。

    階段を上っている途中、インターホンが鳴った。

    「ん?」

    今妹は通話中なので、俺がインターホンの受話器をとった。

    「はい?」

    声をかけると。

    『ボクだ』

    いつもの声が、受話器から聞こえた。
    213 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 17:02:46.74 ID:NkujH+P00 (-22,-12,+0)
    214 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 17:16:59.80 ID:lLhCwrCq0 (+0,+11,+0)
    215 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 17:18:45.96 ID:PqXVW0p40 (+22,+29,-12)
    いもにゃんきゃわわしえん
    216 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 17:21:56.87 ID:q1Fp7cOk0 (+40,+30,-61)
    「どうした?」

    『ちょっとだけ、あがらせてもらってもいいかな?』



    いきなりだが、断る必要もない。

    「ああ、いいぞ」

    そういって、俺は受話器を置いて、玄関に向かった。
    217 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 17:24:28.29 ID:zMksaxKD0 (-27,-15,+0)
    218 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 17:25:02.09 ID:q1Fp7cOk0 (+45,+30,-43)
    扉を開けると、そこにはヤツがいて。

    少し、目が赤かった。

    「お、おい、どうした?」

    「あはは……」

    ヤツはペコッと頭を下げた。

    「お邪魔します」

    「あ、ああ」

    いつもとは違って、しおらしい感じだ。
    219 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 17:28:21.72 ID:q1Fp7cOk0 (+40,+30,-34)
    とりあえず、俺の部屋に行く。

    ……なんだか、だんだん抵抗が無くなってきている自分が怖い。

    「で、どうしたんだよ」

    「いやあ、あはは……」

    笑顔に元気がない。

    なんというか、苦笑という感じだ。
    220 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 17:33:18.44 ID:NkujH+P00 (-22,-12,+0)
    221 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 17:33:22.50 ID:q1Fp7cOk0 (+45,+30,-64)
    「やっと、肩の荷が下りた感じでさ」

    と、ヤツはいきなりベッドに倒れこんだ。

    「はは、幼馴染の相手は疲れるってか?」

    コイツにも苦手なものってあるんだな。

    「疲れるわけじゃないよ。ただ……」

    「ただ?」

    「彼女には、ボクの持っていないものを持っているから」
    222 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 17:41:53.16 ID:q1Fp7cOk0 (+45,+30,-59)
    「ふうん?」

    そりゃ、胸も身長も幼馴染には勝てないよな。

    「む、どこを見ているのかな?」

    「気にするな」

    「気にするよ」

    「そっちはじゃない」

    「ふふっ」

    やっと。

    ヤツはいつもの笑顔に戻った。
    223 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 17:45:58.58 ID:zMksaxKD0 (-27,-15,+0)
    224 : 誤字脱字ごめんな - 2013/09/08(日) 17:52:05.36 ID:q1Fp7cOk0 (+45,+30,-72)
    「今日は許可をもらって中に入れさせてもらったことだし」

    「なんだ?」

    「くまさんを見せようかな」

    「見せんでいい」

    「でも、朝から気になっていただろう?」

    ただボーっと見てただけだ。

    「別に気になってねえよ」

    「じゃあ、ボクのお尻に興味が!?」

    もっと悪い方向に進んだ!
    225 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 17:55:47.36 ID:NkujH+P00 (-22,-12,+0)
    226 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 17:59:01.44 ID:ckhNPY7q0 (+24,+29,-1)
    >>1
    酉つけた方がいいんじゃないかな?
    227 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 18:01:02.96 ID:q1Fp7cOk0 (+45,+30,-60)
    「ボクの桃尻にむしゃぶりつきたいというんだね……」

    自分で桃尻って言うな。

    「でも、ボクまだ蒙古斑があるんだ」

    「嘘だろ!?」

    「うん、嘘だ」

    嘘かよ!

    「そうか……君はおっぱい好き以外にも、お尻好きもあったんだね」

    尻を振るな。
    228 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 18:02:44.39 ID:zMksaxKD0 (-27,-15,+0)
    229 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 18:06:59.11 ID:NkujH+P00 (-22,-12,+0)
    230 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 18:08:10.14 ID:q1Fp7cOk0 (+40,+30,-48)
    「ケツだけ星人をやってもいいかな?」

    「やめろ」

    お前は五才児か。

    「それよりも、だ」

    「ん?」

    コイツに、聞いておかないといけないことがある。

    「案内は、どうだったんだ?」
    231 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 18:09:20.54 ID:zMksaxKD0 (-27,-15,+0)
    232 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 18:16:14.43 ID:NkujH+P00 (-22,-12,+0)
    233 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 18:17:06.57 ID:cMKC62BI0 (+17,+29,+1)
    いいよいいよー
    234 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 18:18:14.94 ID:q1Fp7cOk0 (+45,+30,-116)
    「案内かい? ちゃんとしたさ」

    ヤツは意外にも普通に答えた。

    「その間、色々なことを聞かれたけれどね」

    「ふーん」

    まあ、どんなことを聞かれたかは聞かないでおこう。

    「それで、仲良くなれそうか?」

    「彼女自身、とても素敵で可憐で、可愛らしくて、美しい人なのだけれど」

    一息置いてヤツは言う。

    「なんだか、敵わない気がした」
    235 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 18:25:49.63 ID:q1Fp7cOk0 (+45,+30,-63)
    敵わない?

    どんな表現だよ。

    「ふふっ、なんだか理解に苦しむ顔をしているね」

    ヤツは無断で俺のベッドに横になった。

    「理解しなくてもいいさ。多分、一生わからないだろうから」

    「……」

    なんだよ、それ。
    236 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 18:28:36.14 ID:zMksaxKD0 (-27,-15,+0)
    237 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 18:33:22.64 ID:q1Fp7cOk0 (+40,+30,-52)
    「ねえ」

    「ん?」

    「彼女からも、色々と聞いたのだけれど」

    彼女ってのは。

    多分幼馴染のことだろう。

    「君と彼女は、どんな関係だったんだい?」

    コイツ、ストレートに聞くなぁ。
    239 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 18:38:02.85 ID:tVmM8DVi0 (+2,+17,+0)
    キモイ
    240 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 18:38:34.90 ID:q1Fp7cOk0 (+45,+30,-101)
    「別に、普通で平凡で一般的な、普遍なオサナナジミだ」

    「出会いは?」

    「……幼稚園」

    「クラスは一緒だったのかい?」

    「小学校は六年間同じだ」

    急にグイグイ来るな、コイツ。

    「よく一緒に星を眺めていた?」

    「っ……まあな」

    幼馴染のやつ、色んなこと教えすぎだろ。

    「……君は、彼女のことが好きかい?」
    241 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 18:44:05.77 ID:q1Fp7cOk0 (+45,+30,-67)
    「え……」

    いきなり空気が変わったのは、言うまでもない。

    穏やかに昔をほじくり返していた感じではなく。

    鋭く、それでいて鈍い、なんとも言えない空気だ。

    「ああ、好きだ」

    ……でも。

    「……小学校の頃はな」

    「ふうん」

    ヤツは意地悪そうに微笑んで。

    「こ、この話は終わりだ。もう答えないぞ」
    242 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 18:49:07.97 ID:q1Fp7cOk0 (+45,+30,-65)
    「うん。ボクももう質問はしない」

    ヤツは更に、俺の枕に顔を埋めて。

    「あー……凄い」

    と、のたまった。

    「おい、人の枕の臭いを嗅ぐな」

    「臭いじゃないよ、匂いだよ」

    良いニオイなわけねえだろ!
    243 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 18:52:28.71 ID:q1Fp7cOk0 (+45,+30,-98)
    「やめろ、最近洗ってないんだ!」

    「尚更素晴らしい! くんかくんか!」

    「変な擬音を使うな!」

    「ああああ、嗅覚が君に満ち溢れていく!」

    気持ち悪い表現!

    「離れろってお前!」

    「も、もうすこし」

    ベッドにいるヤツを引き剥がそうとした刹那。

    俺は足を滑らせて転んだ。

    そして、ヤツの上に、乗っかってしまった。
    246 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 18:55:37.47 ID:q1Fp7cOk0 (+45,+30,-67)
    「あっ」

    「す、すまん……」

    「やれやれ、性に正直だなぁ」

    そんなつもりじゃない!

    まるで押し倒したような形になる。

    というか、コイツが俺の方に顔を向けたせいだ。

    「近くで見ると、なんだか恥ずかしいね」

    ヤツは唇をペロリと舐めた。

    なんか、危険だ。
    247 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 18:57:54.36 ID:NkujH+P00 (-19,-9,+0)
    はよ
    248 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 18:59:23.68 ID:xI5BnBXJ0 (+22,+29,-17)
    おせぇよ書き溜めてねぇのかks
    249 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 18:59:34.70 ID:zMksaxKD0 (+16,+28,+0)
    よしよし
    250 : 以下、名無しにか - 2013/09/08(日) 18:59:42.98 ID:q1Fp7cOk0 (+45,+30,-64)
    「こんなところ、妹くんに見られたらどうなるだろうね」

    「ぐっ……」

    俺はすかさずヤツの上から離れた。

    「事故だ事故」

    「そうか、それなら良かった」

    ヤツはスカートをパンパンと払って。

    「ボクにも心の準備が必要だからね」

    と。

    無邪気に笑った。
    ←前へ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS スレッド一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について