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元スレ佐天「写輪眼を開眼する能力かぁ」
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御坂『さ、てんさん?』
佐天『はい、何ですか、御坂さん』
いつの間にか視線の先にいる佐天は消え、御坂の隣に立っていた。
御坂『こ、ここは』
佐天『安心してください。これは幻です』
御坂『…幻?』
佐天『私の能力の内のひとつなんですよ、御坂さん。ちなみにこの世界では、御坂さんの能力は使えませんよ?』
御坂『………本当みたいね。何もできない…』
佐天『これでゆっくりとお話できますよ』
佐天『はい、何ですか、御坂さん』
いつの間にか視線の先にいる佐天は消え、御坂の隣に立っていた。
御坂『こ、ここは』
佐天『安心してください。これは幻です』
御坂『…幻?』
佐天『私の能力の内のひとつなんですよ、御坂さん。ちなみにこの世界では、御坂さんの能力は使えませんよ?』
御坂『………本当みたいね。何もできない…』
佐天『これでゆっくりとお話できますよ』
御坂『…話?』
佐天『はい、研究施設を襲撃していた本当の理由です』
御坂『………』
佐天『話してくれるまで帰しませんよ? ちなみにこの月読の空間は時間さえも私の支配下にありますから時間切れを狙うなんてことは無理ですよ?』
御坂「…はぁー、分かったわよ。佐天さん達を巻き込みたくはなかったんだけど……仕方ないわね」
佐天「御坂さん達のおかげで面倒事には慣れてますから」ニコッ
御坂「だけど、良い? 今から話すことは他言しないでくれる?」
佐天「はい、分かりました」
御坂「それじゃ――――」
絶対能力進化計画を説明中
佐天『はい、研究施設を襲撃していた本当の理由です』
御坂『………』
佐天『話してくれるまで帰しませんよ? ちなみにこの月読の空間は時間さえも私の支配下にありますから時間切れを狙うなんてことは無理ですよ?』
御坂「…はぁー、分かったわよ。佐天さん達を巻き込みたくはなかったんだけど……仕方ないわね」
佐天「御坂さん達のおかげで面倒事には慣れてますから」ニコッ
御坂「だけど、良い? 今から話すことは他言しないでくれる?」
佐天「はい、分かりました」
御坂「それじゃ――――」
絶対能力進化計画を説明中
御坂『―――というわけよ。ふざけてるでしょ。だから私は』
佐天『そんなことがあったんですか。それでその実験に関わりのある研究施設を潰してまわってるんですね』
御坂『そうよ。だけど潰しても潰してもキリがないのよ』
佐天『……そうですか』
御坂『だけど、ようやく実験を止められる手を見付けたの。だからお願い。早くこの空間から出して』
佐天『嫌です』
御坂『な、なんで』
佐天『だって御坂さん。死ぬつもりでしょ?』
御坂『ッ』
佐天『そんなことがあったんですか。それでその実験に関わりのある研究施設を潰してまわってるんですね』
御坂『そうよ。だけど潰しても潰してもキリがないのよ』
佐天『……そうですか』
御坂『だけど、ようやく実験を止められる手を見付けたの。だからお願い。早くこの空間から出して』
佐天『嫌です』
御坂『な、なんで』
佐天『だって御坂さん。死ぬつもりでしょ?』
御坂『ッ』
佐天『なんでそれを、って顔をしていますね。分かりますよ、それくらい。短い付き合いとはいえ、友達じゃないですか』
御坂『だって、でも、そうしないとあの子たちが……』
佐天『……一方通行の相手は私がやります。なので御坂さんは見ていてください。必ず妹さん達を助けてきます』
御坂『!?』
御坂『ダ、ダメ! そんなの…』
佐天『大丈夫です。少しは私のことも信じてください、御坂さん』
御坂『…っ…あっ……』
御坂『(な、に、これ。いきなり…ねむく…なっ…)』
佐天『……おやすみなさい、御坂さん』
御坂『だって、でも、そうしないとあの子たちが……』
佐天『……一方通行の相手は私がやります。なので御坂さんは見ていてください。必ず妹さん達を助けてきます』
御坂『!?』
御坂『ダ、ダメ! そんなの…』
佐天『大丈夫です。少しは私のことも信じてください、御坂さん』
御坂『…っ…あっ……』
御坂『(な、に、これ。いきなり…ねむく…なっ…)』
佐天『……おやすみなさい、御坂さん』
佐天「っ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…ゲホッ…ゴホッ…」
佐天(一方通行、か…)
佐天(…ああ、その前に御坂さんを病院に運ばないと…)
佐天(………)
佐天「御坂さん、さようなら」
壁に背を預け、眠る御坂の額に軽く唇を触れさせ、白井に御坂を迎えにくるように電話した後にその場を後にする。
佐天(一方通行、か…)
佐天(…ああ、その前に御坂さんを病院に運ばないと…)
佐天(………)
佐天「御坂さん、さようなら」
壁に背を預け、眠る御坂の額に軽く唇を触れさせ、白井に御坂を迎えにくるように電話した後にその場を後にする。
佐天は走っていた。先に使用した月読のせいで体力が大幅に削り取られ、疲労困憊にも関わらず走っていた。
ただ、闇雲に走っているわけではない。彼女は以前に初春飾利のクローンと相対したことがある。
そのことを思い浮かべた佐天は、その時に彼女の能力開発を担当していた芳川に電話をかけ、問い質してみた。結果は当たりだった。芳川は絶対能力進化計画に加担していたようだ。
初めは難航するかと思いきや、絶対能力進化計画のことを尋ねると直ぐさま次の実験のことを教えてくれた。おかげさまで容易に次の実験の場所まで来れた。
佐天「…はぁ…ッ…はぁ…はぁ…こ…はぁ…ここ……はぁ」
何もない。普通のコンビニの前だ。
佐天(も、もしかして…ダマされた?)
ただ、闇雲に走っているわけではない。彼女は以前に初春飾利のクローンと相対したことがある。
そのことを思い浮かべた佐天は、その時に彼女の能力開発を担当していた芳川に電話をかけ、問い質してみた。結果は当たりだった。芳川は絶対能力進化計画に加担していたようだ。
初めは難航するかと思いきや、絶対能力進化計画のことを尋ねると直ぐさま次の実験のことを教えてくれた。おかげさまで容易に次の実験の場所まで来れた。
佐天「…はぁ…ッ…はぁ…はぁ…こ…はぁ…ここ……はぁ」
何もない。普通のコンビニの前だ。
佐天(も、もしかして…ダマされた?)
佐天「…っ…やっぱり…あの研究所まで行けばよかったかな…」
息を整え、ブツブツと愚痴をこぼしていると不意にコンビニの自動ドアが開き、大量の缶コーヒーの入ったコンビニ袋をぶら下げた白い少年が出てきた。
佐天は咄嗟に道を譲り、その少年を見送った。
佐天(…うわぁ、白いなぁ。それに細い。羨ましい。あの髪は染めてるのかな。ビジュアル系?)
そんな風に思考を巡らせていた直後、少年のカラダに高速の鉛玉が襲い掛かる。
佐天「…あ!」
が、信じられない光景を見た。少年を貫通するはずの弾丸が元の軌道に戻り、跳ね返った。
息を整え、ブツブツと愚痴をこぼしていると不意にコンビニの自動ドアが開き、大量の缶コーヒーの入ったコンビニ袋をぶら下げた白い少年が出てきた。
佐天は咄嗟に道を譲り、その少年を見送った。
佐天(…うわぁ、白いなぁ。それに細い。羨ましい。あの髪は染めてるのかな。ビジュアル系?)
そんな風に思考を巡らせていた直後、少年のカラダに高速の鉛玉が襲い掛かる。
佐天「…あ!」
が、信じられない光景を見た。少年を貫通するはずの弾丸が元の軌道に戻り、跳ね返った。
佐天はその力を知っていた。その能力を駆使する者を知っていた。本名は不明。書庫にも本名は登録されていなかったのだが、通称はある。彼の通称は一方通行。彼女の探していた倒すべき敵である。
佐天「一方通行!」
一方通行「あン?」
一方通行(…このガキはあン時の、なンでこンなとこに)
佐天「今ここであなたを倒す!」
一方通行「……は?」
佐天「一方通行!」
一方通行「あン?」
一方通行(…このガキはあン時の、なンでこンなとこに)
佐天「今ここであなたを倒す!」
一方通行「……は?」
一方通行「あァ、オレは今からやらねェとならないことがあンだよ。それが終わったら相手してやるから待ってろ」
佐天「御坂さんの妹さんのところには行かせない!」
一方通行「……」ピクッ
一方通行「おいおい、なンでオマエがあの実験のことを知ってンだァ?」
佐天「私を倒したら教えてあげる」
一方通行「あン、上等だ。泣いて詫びいれてももうおせェぞ、このクソガキ」
その言葉を終えるのと同時に一方通行は佐天の眼前まで移動する。
彼に少しでも触れられたら終わりだが、その直線的な動きに佐天は一方通行の伸ばした腕を容易に避ける。
何度も何度も佐天に触れようと手を伸ばすが、まったく掠りもしない。
一方通行「…ちッ」
佐天「御坂さんの妹さんのところには行かせない!」
一方通行「……」ピクッ
一方通行「おいおい、なンでオマエがあの実験のことを知ってンだァ?」
佐天「私を倒したら教えてあげる」
一方通行「あン、上等だ。泣いて詫びいれてももうおせェぞ、このクソガキ」
その言葉を終えるのと同時に一方通行は佐天の眼前まで移動する。
彼に少しでも触れられたら終わりだが、その直線的な動きに佐天は一方通行の伸ばした腕を容易に避ける。
何度も何度も佐天に触れようと手を伸ばすが、まったく掠りもしない。
一方通行「…ちッ」
佐天「………」
佐天(なにこれ。このひとの動きはまるで素人。一回も喧嘩をしたことがないような動き方…)
一方通行「ちょこまかと逃げてンじゃねェよ!」
一方通行は地に固められたコンクリートを踏み砕き、それを佐天に蹴り飛ばす。
佐天「…っ」
佐天は何とか避けたのだが、飛来するコンクリートの塊ばかりに気を向け、その影に隠れていた一方通行には気が付かなかった。
一方通行「よォ、とりあえず一発ぶン殴ってもいいよなァ」
佐天「!?」
咄嗟に両方の腕で一方通行の拳を防いだものの佐天は吹き飛び、ビルの壁に激突した。両腕の骨が完全に砕け、さらに肋や背骨まで折れてしまっている。もう立つことすらできない状態だった。
佐天(なにこれ。このひとの動きはまるで素人。一回も喧嘩をしたことがないような動き方…)
一方通行「ちょこまかと逃げてンじゃねェよ!」
一方通行は地に固められたコンクリートを踏み砕き、それを佐天に蹴り飛ばす。
佐天「…っ」
佐天は何とか避けたのだが、飛来するコンクリートの塊ばかりに気を向け、その影に隠れていた一方通行には気が付かなかった。
一方通行「よォ、とりあえず一発ぶン殴ってもいいよなァ」
佐天「!?」
咄嗟に両方の腕で一方通行の拳を防いだものの佐天は吹き飛び、ビルの壁に激突した。両腕の骨が完全に砕け、さらに肋や背骨まで折れてしまっている。もう立つことすらできない状態だった。
一方通行「ギャハハハハハ、どォだァ、今の気分はよォ」
佐天「…うっ…ま…だ…」
一方通行「ちッ、正義の味方気取りのバカが、そこであの人形どもが壊れていく様を指くわえて見ていろ」
佐天「…ッ…」
佐天(…天照)キッ
直後、一方通行の身体が黒い炎に包まれた。
一方通行「おいおい、何だ、なンだよ、これは」
どれだけ黒い炎を反射しても燃え続け、一方通行の体を包み、蝕んでいく。
一方通行「…ッ…オ…マエ…なンだ…くっ…」
天照の黒炎によるダメージはない。だけど一方通行が反射を続けることにより、天照はさらに範囲を広げ、周囲の酸素まで燃やし続ける。
一方通行「オ、マエ、酸欠、狙いか」
佐天「…うっ…ま…だ…」
一方通行「ちッ、正義の味方気取りのバカが、そこであの人形どもが壊れていく様を指くわえて見ていろ」
佐天「…ッ…」
佐天(…天照)キッ
直後、一方通行の身体が黒い炎に包まれた。
一方通行「おいおい、何だ、なンだよ、これは」
どれだけ黒い炎を反射しても燃え続け、一方通行の体を包み、蝕んでいく。
一方通行「…ッ…オ…マエ…なンだ…くっ…」
天照の黒炎によるダメージはない。だけど一方通行が反射を続けることにより、天照はさらに範囲を広げ、周囲の酸素まで燃やし続ける。
一方通行「オ、マエ、酸欠、狙いか」
一方通行「…くっ…はッ…こンな最後の悪あがきは無駄なンだよォオオオッ!!」
咆哮と共に暴風が吹き荒れ、黒炎を吹き飛ばそうとするが、まったく消える気配がない。
一方通行「なンだよ、なンなンだよ!! なンでオレの邪魔をすンだオマエは!」
一方通行はコンビニを持ち上げ、佐天に向け、投擲する。
佐天「…ま…だ…」
佐天(これで…最後……)
迫る巨大な物体。月読では防げない。天照でも間に合わない。
佐天「…須佐能乎」
それと同時に佐天を包み込むように巨体が顕れ、手にある盾を使い、迫る巨大な塊を防いだ。が、その衝撃で投擲されたコンビニは瓦礫に変わる。
咆哮と共に暴風が吹き荒れ、黒炎を吹き飛ばそうとするが、まったく消える気配がない。
一方通行「なンだよ、なンなンだよ!! なンでオレの邪魔をすンだオマエは!」
一方通行はコンビニを持ち上げ、佐天に向け、投擲する。
佐天「…ま…だ…」
佐天(これで…最後……)
迫る巨大な物体。月読では防げない。天照でも間に合わない。
佐天「…須佐能乎」
それと同時に佐天を包み込むように巨体が顕れ、手にある盾を使い、迫る巨大な塊を防いだ。が、その衝撃で投擲されたコンビニは瓦礫に変わる。
天照も月読も万華鏡開眼してないと出来ないんじゃなかったっけ?違ったか
コンビニ店員さんの最愛のコンビニをぶっ壊すだなんて…こりゃ店員さんも開眼来るで
一方通行「なンだ、そンなのもあンのか」
須佐能乎は刀を振り上げ、そのまま振り下ろす。それを受けた一方通行の足元にはヒビができていた。
一方通行「…なッ」
一方通行(反射ができねェ、いや違う。このオレの反射膜ごと)
一方通行(それに、この黒い炎、はやく消さねェと)
次は横に薙ぎ、一方通行を吹き飛ばす。
一方通行「……くっ…そ」
一方通行(っ、流石にやべェな、意識が朦朧としてきやがった。…ちくしょ…)
そのまま一方通行は意識を失った
佐天「………ぉ………わ……り…」
そして佐天はついに目の前から完全に光が消え、何も見えなくなってしまった。
須佐能乎は刀を振り上げ、そのまま振り下ろす。それを受けた一方通行の足元にはヒビができていた。
一方通行「…なッ」
一方通行(反射ができねェ、いや違う。このオレの反射膜ごと)
一方通行(それに、この黒い炎、はやく消さねェと)
次は横に薙ぎ、一方通行を吹き飛ばす。
一方通行「……くっ…そ」
一方通行(っ、流石にやべェな、意識が朦朧としてきやがった。…ちくしょ…)
そのまま一方通行は意識を失った
佐天「………ぉ………わ……り…」
そして佐天はついに目の前から完全に光が消え、何も見えなくなってしまった。
――――数日後。佐天は白い空間で目を覚ました。
佐天「こ、こは」
「さ、佐天さん! 目が覚めたんですね!! ここは病院です」
隣から見知った友人の声が聞こえる。この声は初春だろうか。
佐天「ういはる?」
初春「はい、そうです!」
佐天は手探りで初春を探し、何かに触れるとペタペタ触った。
佐天(やわらかい)
初春「……佐天さん。そのっ、目は…」
佐天「?」
初春「い、いえ、何でもないです」
佐天「……大丈夫だよ、初春」
初春「佐天さん…」
佐天「こ、こは」
「さ、佐天さん! 目が覚めたんですね!! ここは病院です」
隣から見知った友人の声が聞こえる。この声は初春だろうか。
佐天「ういはる?」
初春「はい、そうです!」
佐天は手探りで初春を探し、何かに触れるとペタペタ触った。
佐天(やわらかい)
初春「……佐天さん。そのっ、目は…」
佐天「?」
初春「い、いえ、何でもないです」
佐天「……大丈夫だよ、初春」
初春「佐天さん…」
その時、扉が開いた音がした。誰かが入ってきたのだろうか。
「お見舞いにきたんですの。佐天さんの具合は」
この独特な声は白井さんだ。
初春「えっと、その……」
佐天「大丈夫ですよ、白井さん。ちょっと目が見えなくなって歩けなくなっただけですから命に別状はありませんよ! えっと、御坂さんは…来てないんですか?」
「……佐天さん」
佐天「あっ、御坂さん。嫌だなぁ。来てたんなら一声かけてくださいよ」
御坂「…ッ…ごめんなさい!!」
佐天「…? どうして謝ってるんですか? 謝るのは私の方ですよ。あの時は足を折ってごめんなさい!」
「お見舞いにきたんですの。佐天さんの具合は」
この独特な声は白井さんだ。
初春「えっと、その……」
佐天「大丈夫ですよ、白井さん。ちょっと目が見えなくなって歩けなくなっただけですから命に別状はありませんよ! えっと、御坂さんは…来てないんですか?」
「……佐天さん」
佐天「あっ、御坂さん。嫌だなぁ。来てたんなら一声かけてくださいよ」
御坂「…ッ…ごめんなさい!!」
佐天「…? どうして謝ってるんですか? 謝るのは私の方ですよ。あの時は足を折ってごめんなさい!」
御坂「そんな、佐天さんは私を止めようと―――」
「やれやれ、ここは病院だよ? もう少し静かにしてほしいんだけどね」
また声が聞こえた。今度は知らないひとの声だ。
佐天「…へ? えっと…ごめんなさい」
「それとキミ達、彼女はまだ面会は禁止のはずだよ」
初春「え、あっ、はい。ごめんなさい!」
白井「ほら、お姉様。はやく出ませんと」
御坂「あっ、黒子たちは先に行ってて、私は佐天さんに伝えないといけないことがあるから」
白井「ですけど、お姉様。佐天さんはまだ安静に―――」
佐天「白井さん、お願いします」
白井「もう仕方ないですの。ほら、初春行きますわよ」
初春「わ、わ、引っ張らないでください、白井さーん」
「やれやれ、ここは病院だよ? もう少し静かにしてほしいんだけどね」
また声が聞こえた。今度は知らないひとの声だ。
佐天「…へ? えっと…ごめんなさい」
「それとキミ達、彼女はまだ面会は禁止のはずだよ」
初春「え、あっ、はい。ごめんなさい!」
白井「ほら、お姉様。はやく出ませんと」
御坂「あっ、黒子たちは先に行ってて、私は佐天さんに伝えないといけないことがあるから」
白井「ですけど、お姉様。佐天さんはまだ安静に―――」
佐天「白井さん、お願いします」
白井「もう仕方ないですの。ほら、初春行きますわよ」
初春「わ、わ、引っ張らないでください、白井さーん」
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