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元スレ佐天「時間を巻き戻す能力かあ」
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※書きためです
とある公園――
佐天「んー、やっぱりこの店のクレープは美味しいね」モグモグ
初春「そうですねー」モグモグ
佐天「このクレープだけ食べる前の時間に戻ったらまた元通りになるかなー」
初春「そんな能力あったら面白いですね」モグモグ
佐天「あはは……んぐ!こほっ!」ケホケホ
初春「佐天さん、大丈夫ですか!慌てて食べるからですよー」ハンカチハンカチ
佐天「あははー、ゴメンゴメン(…あれ?戻って…る?)」フキフキ
佐天「ごめん初春!用事思い出した!先に帰るね!」ダッ
初春「え?ちょ、佐天さーん」
佐天「ごめーん。ハンカチあとで洗って返すからー」タッタッタッ
とある公園――
佐天「んー、やっぱりこの店のクレープは美味しいね」モグモグ
初春「そうですねー」モグモグ
佐天「このクレープだけ食べる前の時間に戻ったらまた元通りになるかなー」
初春「そんな能力あったら面白いですね」モグモグ
佐天「あはは……んぐ!こほっ!」ケホケホ
初春「佐天さん、大丈夫ですか!慌てて食べるからですよー」ハンカチハンカチ
佐天「あははー、ゴメンゴメン(…あれ?戻って…る?)」フキフキ
佐天「ごめん初春!用事思い出した!先に帰るね!」ダッ
初春「え?ちょ、佐天さーん」
佐天「ごめーん。ハンカチあとで洗って返すからー」タッタッタッ
佐天の部屋――
佐天「まず、クレープをここまで食べます」モグモグゴックン
佐天「そして『戻れ!』」
…ググ…ンクッゴ
佐天「!…ごほっ!げほっげほっ!」
シュシュシュ…
佐天「も……もどってる!」ケホケホ
佐天「まず、クレープをここまで食べます」モグモグゴックン
佐天「そして『戻れ!』」
…ググ…ンクッゴ
佐天「!…ごほっ!げほっげほっ!」
シュシュシュ…
佐天「も……もどってる!」ケホケホ
佐天「ボールを投げます。えい」
ポーン!ポン!ポンポンコロコロ……コロ……ピタ
佐天「そして『戻れ!』」
……コロ……コロコロポン
佐天「そう!おいで!」
ポンポン!
佐天「そう!!」
ポーン!ピタッ
佐天「あ」
…ストンテンテンテン……
佐天「おちた……そっか、空中で投げたから、そこまで戻ったけど投げた手がそこにないから落っこちたんだ」
佐天「時間を巻き戻す能力かあ……よし!もっと色々試してみよう!」
ポーン!ポン!ポンポンコロコロ……コロ……ピタ
佐天「そして『戻れ!』」
……コロ……コロコロポン
佐天「そう!おいで!」
ポンポン!
佐天「そう!!」
ポーン!ピタッ
佐天「あ」
…ストンテンテンテン……
佐天「おちた……そっか、空中で投げたから、そこまで戻ったけど投げた手がそこにないから落っこちたんだ」
佐天「時間を巻き戻す能力かあ……よし!もっと色々試してみよう!」
佐天「運動を戻すとその軌跡を辿って戻る。食べたものを戻すのは危険、と」
佐天「状態だけ戻すとその場で移動せず戻る……のかな?詳しいことは大圄に聞いてみようっ、と」
佐天「戻す時間のコントロールがむつかしいなあ……でも、ま、そのうちなんとかなるでしょ!」
佐天「やっっっったーーー!これで私も能力者だ!さっそく初春に見せてあげよう!」
――――――――――
――――――
――
佐天「状態だけ戻すとその場で移動せず戻る……のかな?詳しいことは大圄に聞いてみようっ、と」
佐天「戻す時間のコントロールがむつかしいなあ……でも、ま、そのうちなんとかなるでしょ!」
佐天「やっっっったーーー!これで私も能力者だ!さっそく初春に見せてあげよう!」
――――――――――
――――――
――
柵川中学――
佐天「うー↓いー↑はー↓るぅ!」バッ
初春「ひゃああああ!!」バサッ
初春「もう!なにするんですか佐天さん!やめてくださいっていつも」ポカポカッ
佐天「スカートぉ…『戻れ!』」ッサバ
初春「いつも言ってひゃああ!………って、あれ?」パサ
初春「佐天さん、今、どうやって…」
佐天「ふっふーん!」
初春「佐天さん!まさか能力が……!」
佐天「『戻れ!』」サパ
初春「ひゃ!佐天さん!」パサ
佐天「えへへー『戻れ!』」サパ
初春「ひゃ!佐天さん!佐天さん!佐天さん!」
佐天「うー↓いー↑はー↓るぅ!」バッ
初春「ひゃああああ!!」バサッ
初春「もう!なにするんですか佐天さん!やめてくださいっていつも」ポカポカッ
佐天「スカートぉ…『戻れ!』」ッサバ
初春「いつも言ってひゃああ!………って、あれ?」パサ
初春「佐天さん、今、どうやって…」
佐天「ふっふーん!」
初春「佐天さん!まさか能力が……!」
佐天「『戻れ!』」サパ
初春「ひゃ!佐天さん!」パサ
佐天「えへへー『戻れ!』」サパ
初春「ひゃ!佐天さん!佐天さん!佐天さん!」
いきなり戻るんじゃなくて逆流を体感出来るのか。
ちょっと新しいな。
ちょっと新しいな。
放課後、とある喫茶店――
初春「…で、佐天さんの能力は、スカートめくりなんですか?」
佐天「違うよう。私の能力はー『物体の時間を巻き戻す能力』」
初春「時間をですか?だからスカートが……なんでも戻せるんですか?」
初春「たとえば、今夕方ですけど、お昼に戻すとか…」
佐天「んー、ムリムリ。自分で動かせる物くらいまでかなあ。倒れた自転車は戻せたけど、風車は戻せなかったし」
初春「ふんふん!」
佐天「冷めたコーヒーは戻せたけど、お風呂は無理だったし。あと、自分の体も駄目みたい」
初春「あ!そういえば前髪が少し……」
佐天「うん、試しに切ってみたら戻らなかった。てへ」
??「初春。またこんなところで油を売っていたんですの?」スタスタ
初春「…で、佐天さんの能力は、スカートめくりなんですか?」
佐天「違うよう。私の能力はー『物体の時間を巻き戻す能力』」
初春「時間をですか?だからスカートが……なんでも戻せるんですか?」
初春「たとえば、今夕方ですけど、お昼に戻すとか…」
佐天「んー、ムリムリ。自分で動かせる物くらいまでかなあ。倒れた自転車は戻せたけど、風車は戻せなかったし」
初春「ふんふん!」
佐天「冷めたコーヒーは戻せたけど、お風呂は無理だったし。あと、自分の体も駄目みたい」
初春「あ!そういえば前髪が少し……」
佐天「うん、試しに切ってみたら戻らなかった。てへ」
??「初春。またこんなところで油を売っていたんですの?」スタスタ
あれ、時間戻るのは部分的なの?
いきなり一通さんの下位互換臭が。
いきなり一通さんの下位互換臭が。
初春「あ、白井さん!聞いてください、佐天さんの能力が!」
黒子「まあ!それはおめでとうございますの!と、申し上げたいところですが」
黒子「あいにく風紀委員の書類仕事が溜まってますの。さ、行きますわよ、初春」
初春「そんなー」ダダダッ
黒子「私から逃げても無駄ですのに……」シュゴッ!
初春「うわっ!たすけてください佐天さんー」
佐天「よしきた!『白井さん戻れ!』」!ッゴュシ
黒子「あら?あらあらまあまあ!佐天さんも空間移動系の能力でいらっしゃいますの?」
初春「違いますよー!ねー、佐天さん!」トテテテッ
黒子「んな!初春!」
佐天「えへへ。あーでも、忙しいみたいだから、詳しい話はまたあとで」
佐天「ほら初春、しっかりお仕事頑張っておいで!『初春も戻れ!』」ッテテテト
初春「!んさ天佐……あ、あれ?さてんさ……しらいさん?」ガシッ
黒子「捕まえましたわよ、初春。佐天さんもご協力ありがとうございますの」
黒子「また今度、ゆっくりお祝いさせてくださいな。では、失礼を」シュゴッ!
黒子「まあ!それはおめでとうございますの!と、申し上げたいところですが」
黒子「あいにく風紀委員の書類仕事が溜まってますの。さ、行きますわよ、初春」
初春「そんなー」ダダダッ
黒子「私から逃げても無駄ですのに……」シュゴッ!
初春「うわっ!たすけてください佐天さんー」
佐天「よしきた!『白井さん戻れ!』」!ッゴュシ
黒子「あら?あらあらまあまあ!佐天さんも空間移動系の能力でいらっしゃいますの?」
初春「違いますよー!ねー、佐天さん!」トテテテッ
黒子「んな!初春!」
佐天「えへへ。あーでも、忙しいみたいだから、詳しい話はまたあとで」
佐天「ほら初春、しっかりお仕事頑張っておいで!『初春も戻れ!』」ッテテテト
初春「!んさ天佐……あ、あれ?さてんさ……しらいさん?」ガシッ
黒子「捕まえましたわよ、初春。佐天さんもご協力ありがとうございますの」
黒子「また今度、ゆっくりお祝いさせてくださいな。では、失礼を」シュゴッ!
とある街中で――
佐天「私はー♪能力者ー♪む、あそこになにやら怪しい人影が」
不良「ヒャッハー!俺様の投げナイフを何本避けられるかなー?」キラーン
ヲタ「ひー、もうやめてー」
佐天「これは能力者の佐天さんが見逃す訳ないですよー」フンス
佐天「お兄さん、そこら辺にしときな!」
不良「なんだこの女?お前も後で的にしてやるからすっこんでろ!」
佐天「ふふ……痛い目に逢いたくなかったらおとなしくするんだね……」
不良「ああ?痛い目だぁ?……痛い目ってのは、こういうことか……よ!」ブンッ
ヒュンッヒュンッヒュンッヒュンッヒュンッヒュンッ!
佐天「ナイフッ…『戻れ!』」
!ッンュヒッンュヒッンュヒッンュヒッンュヒブスッ!
不良「ぐあ!」
佐天「ちっちっち!だめだなー、ちゃんとキャッチしないと!」
佐天「手のひらにグッサリ刺さっちゃって、うわー痛そー」
佐天「私はー♪能力者ー♪む、あそこになにやら怪しい人影が」
不良「ヒャッハー!俺様の投げナイフを何本避けられるかなー?」キラーン
ヲタ「ひー、もうやめてー」
佐天「これは能力者の佐天さんが見逃す訳ないですよー」フンス
佐天「お兄さん、そこら辺にしときな!」
不良「なんだこの女?お前も後で的にしてやるからすっこんでろ!」
佐天「ふふ……痛い目に逢いたくなかったらおとなしくするんだね……」
不良「ああ?痛い目だぁ?……痛い目ってのは、こういうことか……よ!」ブンッ
ヒュンッヒュンッヒュンッヒュンッヒュンッヒュンッ!
佐天「ナイフッ…『戻れ!』」
!ッンュヒッンュヒッンュヒッンュヒッンュヒブスッ!
不良「ぐあ!」
佐天「ちっちっち!だめだなー、ちゃんとキャッチしないと!」
佐天「手のひらにグッサリ刺さっちゃって、うわー痛そー」
不良「くそったれ……な、なにしやが……った!」ズルッ!
佐天「お?抜いたね?刺さったナイフ、抜いちゃったね?」
不良「それがどうした!?ああっ……くそっ!」
佐天「『戻れ!』」!ッルズ
不良「……ッ!!うあああっ!痛ぇ!!」
佐天「さらに『戻れ!』」!ッスブ
不良「う、うあ……」
ヒュンッヒュンッヒュンッヒュンッ
佐天「かーらーの……」
不良「ひぃっ!」
佐天「もっかい『戻っちゃえ!』」
ッンュヒッンュヒ
不良「やめてくれーっ」ダダダダッ
ッンュヒッンュヒピタッ……カランカラーン……
佐天「お?抜いたね?刺さったナイフ、抜いちゃったね?」
不良「それがどうした!?ああっ……くそっ!」
佐天「『戻れ!』」!ッルズ
不良「……ッ!!うあああっ!痛ぇ!!」
佐天「さらに『戻れ!』」!ッスブ
不良「う、うあ……」
ヒュンッヒュンッヒュンッヒュンッ
佐天「かーらーの……」
不良「ひぃっ!」
佐天「もっかい『戻っちゃえ!』」
ッンュヒッンュヒ
不良「やめてくれーっ」ダダダダッ
ッンュヒッンュヒピタッ……カランカラーン……
ヲタ「デュ、デュフフ…フォカヌポゥ」
佐天「ふうっ!佐天さん大勝利!ヲタさん、怪我は大丈夫ですか?」
ヲタ「フヒヒ…コポォ…」
佐天「それじゃ、初春たちのお世話になる前に私も逃げますか」トテテテ
佐天「投げられたナイフはそのままの軌道で、投げられた位置まで戻るから」
佐天「投げた手が軌道内に入っていたので、運悪くブスリ……」
佐天「でも、投げた位置より後ろに下がられたら意味ないし、私が反応できる速さの物に限られる…」
佐天「それでも時間が巻き戻るなんて……私、最強じゃね?」
佐天「なんて言いませんけどねー。能力の詳細も限界も知らずに最強名乗る佐天さんではないですよっと」
佐天「117支部への道すがら練習でもしていきましょうかね」
佐天「例えばこの空き缶、これの状態を戻すと……?」メキョメキョメキョメキョ
佐天「眩しいアルミ缶になっちゃいました」
佐天「でも中身は戻ってないと。戻られても困るけど」
佐天「色々試してみたくなるなー」
佐天「ふうっ!佐天さん大勝利!ヲタさん、怪我は大丈夫ですか?」
ヲタ「フヒヒ…コポォ…」
佐天「それじゃ、初春たちのお世話になる前に私も逃げますか」トテテテ
佐天「投げられたナイフはそのままの軌道で、投げられた位置まで戻るから」
佐天「投げた手が軌道内に入っていたので、運悪くブスリ……」
佐天「でも、投げた位置より後ろに下がられたら意味ないし、私が反応できる速さの物に限られる…」
佐天「それでも時間が巻き戻るなんて……私、最強じゃね?」
佐天「なんて言いませんけどねー。能力の詳細も限界も知らずに最強名乗る佐天さんではないですよっと」
佐天「117支部への道すがら練習でもしていきましょうかね」
佐天「例えばこの空き缶、これの状態を戻すと……?」メキョメキョメキョメキョ
佐天「眩しいアルミ缶になっちゃいました」
佐天「でも中身は戻ってないと。戻られても困るけど」
佐天「色々試してみたくなるなー」
時間が戻ってるならナイフの向きは持つ部分が手前だよな?
117支部――
佐天「初春ー、白井さーん、差し入れ持ってきたよー」
初春「あー、佐天さーん!もう、おなかペコペコですよー」
黒子「まったく初春は…。では、ちょっと一息ついてお茶にしましょうか」
佐天「じゃじゃーん!第8学区のたい焼きだよー」
黒子「まあ、遠いところまでわざわざ。では電子レンジで温めま…」
初春「大丈夫です!」
黒子「?、初春。あなたの能力は定温保存。もう冷めてしまっているものは……」
初春「大丈夫です!ね、佐天さん!」
黒子「佐天さんの能力……ですの?そういえば、今日お見かけしたときには空間系の能力かと……」
初春「佐天さん!さあどうぞ!」
佐天「もう初春は……///なんだか照れくさいけど、佐天涙子、やります!」
佐天「『えい』」……エヒエヒ…ナシナシ…カホカホ!リパリパ!ツアツア
黒子「はああ!すっかり冷え冷えでシナシナのたい焼きが!ホカホカを通り越して、パリパリの熱々に!」
初春「すごいです佐天さん!すごいでしょう白井さん!」
佐天「初春ー、白井さーん、差し入れ持ってきたよー」
初春「あー、佐天さーん!もう、おなかペコペコですよー」
黒子「まったく初春は…。では、ちょっと一息ついてお茶にしましょうか」
佐天「じゃじゃーん!第8学区のたい焼きだよー」
黒子「まあ、遠いところまでわざわざ。では電子レンジで温めま…」
初春「大丈夫です!」
黒子「?、初春。あなたの能力は定温保存。もう冷めてしまっているものは……」
初春「大丈夫です!ね、佐天さん!」
黒子「佐天さんの能力……ですの?そういえば、今日お見かけしたときには空間系の能力かと……」
初春「佐天さん!さあどうぞ!」
佐天「もう初春は……///なんだか照れくさいけど、佐天涙子、やります!」
佐天「『えい』」……エヒエヒ…ナシナシ…カホカホ!リパリパ!ツアツア
黒子「はああ!すっかり冷え冷えでシナシナのたい焼きが!ホカホカを通り越して、パリパリの熱々に!」
初春「すごいです佐天さん!すごいでしょう白井さん!」
黒子「物体の時間を巻き戻す能力?そんなことが……」イブカシゲ
初春「そーなんです!すごいでしょー!もう佐天さんはなんだってクルクルーっと……」
黒子「初春、なんであなたがそんなに。今は佐天さんの能力の話を……」
初春「いいんです!佐天さんのことは自分のことよりも嬉しいんです!」
佐天「初春……///」
初春「そーなんです!すごいでしょー!もう佐天さんはなんだってクルクルーっと……」
黒子「初春、なんであなたがそんなに。今は佐天さんの能力の話を……」
初春「いいんです!佐天さんのことは自分のことよりも嬉しいんです!」
佐天「初春……///」
初春「あーん」
黒子「では……この、初春が食べようとしているたい焼きを」シュゴッ
初春「んあ?」
黒子「『どこかに』飛ばしましたの。戻していただけますか?」
佐天「いいですよー。初春、そのままじっと動かないで。」
初春「あ」
佐天「よいしょ!」…ッゴュシ
初春「あー!」パアアア
初春「あむっ。おいしーです!」モグモグ
黒子「そんな…」トテテテ…ガチャ…ゴソゴソ……バタン
初春・佐天「「?」」
黒子「本当でしたの……」
黒子「では……この、初春が食べようとしているたい焼きを」シュゴッ
初春「んあ?」
黒子「『どこかに』飛ばしましたの。戻していただけますか?」
佐天「いいですよー。初春、そのままじっと動かないで。」
初春「あ」
佐天「よいしょ!」…ッゴュシ
初春「あー!」パアアア
初春「あむっ。おいしーです!」モグモグ
黒子「そんな…」トテテテ…ガチャ…ゴソゴソ……バタン
初春・佐天「「?」」
黒子「本当でしたの……」
初春「白井さん、冷蔵庫で何を?」
黒子「私がたい焼きを飛ばした先は、冷蔵庫の未開封の牛乳の中ですの」
初春「ええ!?で、でも牛乳なんてどこにもついてないし、ホカホカですよ?」
黒子「この距離で私の空間移動が外すことはありませんの。でも現にたい焼きはこうしてここにある」
黒子「つまり、佐天さんの能力は本物、ということですわ」
黒子「おめでとうございますの。佐天さん」
佐天「いやあ、白井さんに褒められるほどのものじゃあ…///」
黒子「私の体ほどの質量のものも動かされましたし。それも触れることなく…」
黒子「同じ空間系能力者として、レベル4、少なくとも3は確実ではないかと」
佐天「そそ、そんな、私が白井さんと同じレベルだなんて!」
黒子「ご謙遜なさらずに。次のシステムスキャンが楽しみですわね」
佐天「そっかあ…」
黒子「私がたい焼きを飛ばした先は、冷蔵庫の未開封の牛乳の中ですの」
初春「ええ!?で、でも牛乳なんてどこにもついてないし、ホカホカですよ?」
黒子「この距離で私の空間移動が外すことはありませんの。でも現にたい焼きはこうしてここにある」
黒子「つまり、佐天さんの能力は本物、ということですわ」
黒子「おめでとうございますの。佐天さん」
佐天「いやあ、白井さんに褒められるほどのものじゃあ…///」
黒子「私の体ほどの質量のものも動かされましたし。それも触れることなく…」
黒子「同じ空間系能力者として、レベル4、少なくとも3は確実ではないかと」
佐天「そそ、そんな、私が白井さんと同じレベルだなんて!」
黒子「ご謙遜なさらずに。次のシステムスキャンが楽しみですわね」
佐天「そっかあ…」
初春「白井さん。時間を操作する佐天さんも同じ空間系なんですか?」
黒子「初春…空間ってどんなものだと思っていますの?」
初春「えと…私たちのいるこの空間ですよね?…空間…スペース…三次元、ですかね?」
黒子「その三次元て、何が三つですの?」
初春「縦と横と高さですよね?それくらいは知ってますよ!」
黒子「では、この空間のどこにそんなものがありますの?」
初春「どこって、上が高さです。それで、縦と横は…あれ?えと、縦が右で…あれ?あれ?」
黒子「そう、わからなくて正解ですわ、そんなもの世の中には元からありませんから」
初春「ほぇ?」
黒子「では、この部屋と鯛焼きだけで考えますの。この鯛焼きは、この部屋のどこにありますの?」
初春「えと、ドアから2mくらい、壁から50cm、床から1m…あ!」
黒子「そうですの。空間での物体の『位置』を説明するために人が考えだした尺度が『縦、横、高さ』の3次元ですの」
黒子「初春…空間ってどんなものだと思っていますの?」
初春「えと…私たちのいるこの空間ですよね?…空間…スペース…三次元、ですかね?」
黒子「その三次元て、何が三つですの?」
初春「縦と横と高さですよね?それくらいは知ってますよ!」
黒子「では、この空間のどこにそんなものがありますの?」
初春「どこって、上が高さです。それで、縦と横は…あれ?えと、縦が右で…あれ?あれ?」
黒子「そう、わからなくて正解ですわ、そんなもの世の中には元からありませんから」
初春「ほぇ?」
黒子「では、この部屋と鯛焼きだけで考えますの。この鯛焼きは、この部屋のどこにありますの?」
初春「えと、ドアから2mくらい、壁から50cm、床から1m…あ!」
黒子「そうですの。空間での物体の『位置』を説明するために人が考えだした尺度が『縦、横、高さ』の3次元ですの」
位置と運動と熱と…戻せるエネルギーが自由自在とか恐ろしい能力だな
佐天「先生!それと時間はどう関係あるんですか?」
黒子「…では」スクッ
黒子「いち、に、さん」スタスタスタ
黒子「今、この鯛焼きはどのように動きましたの?」
佐天「最初の位置から窓側へ150cmくらい、だいたい3秒で動いたから、秒速50cmです白井先生!って、あ!」
黒子「正解ですの。空間での物体の『動き』を論じるために必要となる4次元目の尺度が『時間』ですの」
黒子「このように、時間とは観測者が物体に与えた尺度ですので、たい焼きの時間だけを巻き戻すことが出来るんですの」
黒子「そして空間内での物体の動きに干渉する能力では、常に4次元以上で演算するものなのですのよ」
佐天・初春「ほおお…」パチパチパチパチ
黒子「佐天さんの能力はさしずめ、時空系能力とでも申しましょうか」
黒子「まさか佐天さん、このことを理解なさらずに、あれほどの能力を…」
佐天「なんて言うか、こう、えいっ!て」
黒子「感覚だけであんなに正確な演算を…ある意味天才ですわね」
黒子「…では」スクッ
黒子「いち、に、さん」スタスタスタ
黒子「今、この鯛焼きはどのように動きましたの?」
佐天「最初の位置から窓側へ150cmくらい、だいたい3秒で動いたから、秒速50cmです白井先生!って、あ!」
黒子「正解ですの。空間での物体の『動き』を論じるために必要となる4次元目の尺度が『時間』ですの」
黒子「このように、時間とは観測者が物体に与えた尺度ですので、たい焼きの時間だけを巻き戻すことが出来るんですの」
黒子「そして空間内での物体の動きに干渉する能力では、常に4次元以上で演算するものなのですのよ」
佐天・初春「ほおお…」パチパチパチパチ
黒子「佐天さんの能力はさしずめ、時空系能力とでも申しましょうか」
黒子「まさか佐天さん、このことを理解なさらずに、あれほどの能力を…」
佐天「なんて言うか、こう、えいっ!て」
黒子「感覚だけであんなに正確な演算を…ある意味天才ですわね」
佐天の部屋――
佐天「一一一の新曲ダウンロード完了っと」
佐天「…」
佐天「…」
佐天「…」
佐天「…戻れ。あ、消えた」
佐天「もいちど戻れ。戻った…」
佐天「…やっぱり機械にも効くんだ…」
佐天「…」
佐天「…」
佐天「…」
佐天「…」
佐天「なーんてね。もうあんな物に頼らなくてもいい佐天さんなんですよーだ!」
佐天「一一一の新曲ダウンロード完了っと」
佐天「…」
佐天「…」
佐天「…」
佐天「…戻れ。あ、消えた」
佐天「もいちど戻れ。戻った…」
佐天「…やっぱり機械にも効くんだ…」
佐天「…」
佐天「…」
佐天「…」
佐天「…」
佐天「なーんてね。もうあんな物に頼らなくてもいい佐天さんなんですよーだ!」
とある街中――
幼女「ふええ」
上条「すぐにとってやるから、泣くんじゃないのことよ」
土御門「なにやってんぜよ上やんって…おまえついに幼女まで…」
上条「ちげーよ!俺はただこの子が飛ばしちゃった風船をですね…」
土御門「はあ…それは無理ぜよ。もうあんなに空高く…」
??「力貸しましょうか?」
上条「はい?」
佐天「うわー、けっこう飛んじゃってるなー。届くかな…戻れー!」
幼女「ふええ」
上条「すぐにとってやるから、泣くんじゃないのことよ」
土御門「なにやってんぜよ上やんって…おまえついに幼女まで…」
上条「ちげーよ!俺はただこの子が飛ばしちゃった風船をですね…」
土御門「はあ…それは無理ぜよ。もうあんなに空高く…」
??「力貸しましょうか?」
上条「はい?」
佐天「うわー、けっこう飛んじゃってるなー。届くかな…戻れー!」
シュルシュルシュルシュル
上条「おおお!戻ってくる!」
佐天「今です!風船とって!」
土御門「はいよっ、と。お嬢ちゃん、もう離しちゃ駄目なんだにゃー」
幼女「ありがとう!おにいちゃん、おねえちゃん!」パアアアア
上条「凄いなあ、念動力か?」
佐天「いいえ、巻き戻しです」
土御門「…!」
上条「巻き戻し?」
佐天「はい、では私はこれで!」
土御門「…」
上条「おおお!戻ってくる!」
佐天「今です!風船とって!」
土御門「はいよっ、と。お嬢ちゃん、もう離しちゃ駄目なんだにゃー」
幼女「ありがとう!おにいちゃん、おねえちゃん!」パアアアア
上条「凄いなあ、念動力か?」
佐天「いいえ、巻き戻しです」
土御門「…!」
上条「巻き戻し?」
佐天「はい、では私はこれで!」
土御門「…」
窓のないビル―――
土御門「…ということだ」
アレイスター「ついに時を操る能力が発現したか」
土御門「どうするつもりだ」
アレイスター「どうもしないさ。私はただ見守るだけだ」
土御門「よく言うぜよ」
アレイスター「ただ、試練は与えないとな…」
――――――――――
――――――
――
土御門「…ということだ」
アレイスター「ついに時を操る能力が発現したか」
土御門「どうするつもりだ」
アレイスター「どうもしないさ。私はただ見守るだけだ」
土御門「よく言うぜよ」
アレイスター「ただ、試練は与えないとな…」
――――――――――
――――――
――
ピピピ
黒子「スキルアウトが暴動?」
固法 << ええ。被害の状況から推して、高位の能力が使われたのではないかとのことよ >>
固法 << あなた達は、現地での避難誘導をお願い >>
黒子「承知しましたの」
初春「まさかまた幻想御手が」
黒子「あれは全て消去されたはずですの」
佐天「…」
黒子「とにかく、今は現場へ急ぎますわよ。佐天さんは」
佐天「私も行きます!」
初春「佐天さん!でも…」
佐天「今の私なら、何かの役に立てると思うの!お願い!」
黒子「わかりましたの。つかまってくださいな」シュゴッ
黒子「スキルアウトが暴動?」
固法 << ええ。被害の状況から推して、高位の能力が使われたのではないかとのことよ >>
固法 << あなた達は、現地での避難誘導をお願い >>
黒子「承知しましたの」
初春「まさかまた幻想御手が」
黒子「あれは全て消去されたはずですの」
佐天「…」
黒子「とにかく、今は現場へ急ぎますわよ。佐天さんは」
佐天「私も行きます!」
初春「佐天さん!でも…」
佐天「今の私なら、何かの役に立てると思うの!お願い!」
黒子「わかりましたの。つかまってくださいな」シュゴッ
とある廃ビル街――
シュゴッ
黒子「…ッッ!!なんですのこれは!!」
美琴「…黒子」ゼーゼー
黒子「お姉さま!まあまあお姉さま!こんなにボロボロになられて!それにこの惨状は」
美琴「こいつパワー系で暴れるのなんの…」ハーハー
黒子「警備員たちはどうしましたの?」
美琴「一般人を連れて安全圏に退避してるわ。なんとか動きは止めたけど…かなり手強いわよこいつ…」ゼーゼー
黒子「何者なんですの」
美琴「こっちが知りたいわよ、急に暴れだして…っ痛!」
黒子「お姉さま!お怪我なされてますの!すぐに病院へ」
美琴「私は大丈夫。それにあいつ、砂鉄とワイヤーで捕縛してるけど、解いたらまた動き出すわよ」
黒子「そんな…」
シュゴッ
黒子「…ッッ!!なんですのこれは!!」
美琴「…黒子」ゼーゼー
黒子「お姉さま!まあまあお姉さま!こんなにボロボロになられて!それにこの惨状は」
美琴「こいつパワー系で暴れるのなんの…」ハーハー
黒子「警備員たちはどうしましたの?」
美琴「一般人を連れて安全圏に退避してるわ。なんとか動きは止めたけど…かなり手強いわよこいつ…」ゼーゼー
黒子「何者なんですの」
美琴「こっちが知りたいわよ、急に暴れだして…っ痛!」
黒子「お姉さま!お怪我なされてますの!すぐに病院へ」
美琴「私は大丈夫。それにあいつ、砂鉄とワイヤーで捕縛してるけど、解いたらまた動き出すわよ」
黒子「そんな…」
キキーッ
??「君たちは…」
美琴「あ、あんた…!」
木山「あれとやりあったのか。相変わらず無茶をする」
美琴「なにしにここへ」
木山「あれを止めに来たんだが、仕事の半分は君がやってくれたようだ」
美琴「一体何なのよあれ」
木山「あれは体晶、能力体結晶による能力の暴走だ」
初春「能力体結晶って、春上さんの…!」
佐天「あの似非インテリ眼鏡、また…!」
??「君たちは…」
美琴「あ、あんた…!」
木山「あれとやりあったのか。相変わらず無茶をする」
美琴「なにしにここへ」
木山「あれを止めに来たんだが、仕事の半分は君がやってくれたようだ」
美琴「一体何なのよあれ」
木山「あれは体晶、能力体結晶による能力の暴走だ」
初春「能力体結晶って、春上さんの…!」
佐天「あの似非インテリ眼鏡、また…!」
木山「いや彼女はまだ檻の中だ。何者かがスキルアウトに流したようだが」
木山「さて、私は私の仕事をしよう」スタスタ
美琴「ちょ、何する気!?」
木山「この抗体マイクロマシンを注入すれば、暴走は止まる」スタスタ
美琴「よしなさい!近づくと危ないわよ」
木山「君が縛り上げていてくれるんだ。何よりも心強い」スタスタ
美琴「んな、なによそれ…///」
木山「さて、私は私の仕事をしよう」スタスタ
美琴「ちょ、何する気!?」
木山「この抗体マイクロマシンを注入すれば、暴走は止まる」スタスタ
美琴「よしなさい!近づくと危ないわよ」
木山「君が縛り上げていてくれるんだ。何よりも心強い」スタスタ
美琴「んな、なによそれ…///」
美琴「で、私がいなかったら、どうするつもりだったのよ」
木山「そう思って狙撃手を1小隊ほど手配したんだが、無駄になってしまったな」
美琴「そんなの、どこにもいないじゃない」
木山「なにを言っている、そこの輸送車に…」
ッタァァアアアン!!
初春「うああっ!!」
佐天「初春!?」
美琴「なに!?」
木山「何をしている!撃つんじゃない!」
ッタアアン!!チュイン!!ッタアアン!!チュイン!!
黒子「狙撃ですの!佐天さん、初春、こちらへ!」シュゴッ
木山「そう思って狙撃手を1小隊ほど手配したんだが、無駄になってしまったな」
美琴「そんなの、どこにもいないじゃない」
木山「なにを言っている、そこの輸送車に…」
ッタァァアアアン!!
初春「うああっ!!」
佐天「初春!?」
美琴「なに!?」
木山「何をしている!撃つんじゃない!」
ッタアアン!!チュイン!!ッタアアン!!チュイン!!
黒子「狙撃ですの!佐天さん、初春、こちらへ!」シュゴッ
廃ビルの1つ――
シュゴッ
初春「ううっ!!」
佐天「初春!」
黒子「とりあえず手近な廃屋に入りましたけど、囲まれてますわね」
初春「き、木山先生と御坂さんは…」ハーハー
黒子「大丈夫、お姉さまに当たる銃弾はそうそうありませんわ」
初春「そ、そうですね…っっ!!」
佐天「初春!」
初春「佐天さん…う、撃たれちゃいました…てへ…」ハーハー
シュゴッ
初春「ううっ!!」
佐天「初春!」
黒子「とりあえず手近な廃屋に入りましたけど、囲まれてますわね」
初春「き、木山先生と御坂さんは…」ハーハー
黒子「大丈夫、お姉さまに当たる銃弾はそうそうありませんわ」
初春「そ、そうですね…っっ!!」
佐天「初春!」
初春「佐天さん…う、撃たれちゃいました…てへ…」ハーハー
黒子「今から連続空間移動でここかr」
佐天「銃弾!!!!『戻れ』!!!!」
黒子「佐天さん…」
初春「うっ」
佐天「初春の傷!!!!『戻れ』!!!!」
初春「!”#$%&’()っっっっ」
佐天「初春!」
初春「あああっ…て、あれ?痛くないです…?」
佐天「っ!!はーーーー、よかったー、ういはるーーーー!」
黒子「んま!体の部位だけも有効なんですのね。さすが感覚派…」
初春「ありがとうございます!佐天さん!」
佐天「銃弾!!!!『戻れ』!!!!」
黒子「佐天さん…」
初春「うっ」
佐天「初春の傷!!!!『戻れ』!!!!」
初春「!”#$%&’()っっっっ」
佐天「初春!」
初春「あああっ…て、あれ?痛くないです…?」
佐天「っ!!はーーーー、よかったー、ういはるーーーー!」
黒子「んま!体の部位だけも有効なんですのね。さすが感覚派…」
初春「ありがとうございます!佐天さん!」
ビルの外――
ッタアアン!!チュイン!!ッタアアン!!チュイン!!
美琴「どういうことなのよ!」
木山「私にもわからん!狙撃手の素性は確かなものだ!」
美琴「まさか能力体結晶…」
木山「それはない。能力者でない狙撃手に使っても昏倒するだけだ」
美琴「じゃあどうしt」
ケロケロケロケロ
黒子 << お姉さま! >>
美琴「黒子!初春さんは!?」
黒子 << 無事ですの。佐天さんの能力は大したものですの >>
美琴「よかったー」
黒子 << お姉さまたちも一旦こちらへ。迎えに行きますわ >> シュゴッ
ッタアアン!!チュイン!!ッタアアン!!チュイン!!
美琴「どういうことなのよ!」
木山「私にもわからん!狙撃手の素性は確かなものだ!」
美琴「まさか能力体結晶…」
木山「それはない。能力者でない狙撃手に使っても昏倒するだけだ」
美琴「じゃあどうしt」
ケロケロケロケロ
黒子 << お姉さま! >>
美琴「黒子!初春さんは!?」
黒子 << 無事ですの。佐天さんの能力は大したものですの >>
美琴「よかったー」
黒子 << お姉さまたちも一旦こちらへ。迎えに行きますわ >> シュゴッ
廃ビル――
木山「精神感応……スキルアウトはもう一人いるんだ」
黒子「やはり…」
木山「どこかで、暴走した精神感応能力者が狙撃手を操っている!」
美琴「じゃあ、そいつを止めれば」
木山「だがどうする。そいつを見つけ出したとしても、抗体マイクロマシンをどうやって注入する」
美琴「う」
木山「それに抗体はあと1ユニットしかないんだ」
美琴「な、なんでちゃんと予備を準備してこなかったのよ!」
木山「これとさっき使ったのがサブなのだ。メインは狙撃兵の銃弾の中だ」
木山「精神感応……スキルアウトはもう一人いるんだ」
黒子「やはり…」
木山「どこかで、暴走した精神感応能力者が狙撃手を操っている!」
美琴「じゃあ、そいつを止めれば」
木山「だがどうする。そいつを見つけ出したとしても、抗体マイクロマシンをどうやって注入する」
美琴「う」
木山「それに抗体はあと1ユニットしかないんだ」
美琴「な、なんでちゃんと予備を準備してこなかったのよ!」
木山「これとさっき使ったのがサブなのだ。メインは狙撃兵の銃弾の中だ」
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