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元スレ佐天「吸血鬼を召喚し使役する能力かぁ」
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初春「……ずいぶん変わった能力ですね」
佐天「吸血鬼って、なんかすごくない!?」
黒子「この学園都市で、非常識な能力ですわね」
初春「うーん、何かの比喩でしょうか?」
佐天「吸血鬼かぁ、なんだかわくわくするわね!」キラキラ
黒子「ばっかばかしい。そんなの都市伝説に決まってますわ」
佐天「そんなー」ガッカリ
黒子「だったら、実際に使ってみたらどうでしょうか?」
佐天「吸血鬼って、なんかすごくない!?」
黒子「この学園都市で、非常識な能力ですわね」
初春「うーん、何かの比喩でしょうか?」
佐天「吸血鬼かぁ、なんだかわくわくするわね!」キラキラ
黒子「ばっかばかしい。そんなの都市伝説に決まってますわ」
佐天「そんなー」ガッカリ
黒子「だったら、実際に使ってみたらどうでしょうか?」
佐天「そうですね。やってみましょう」
初春「あ、でも昼間に召喚したら、吸血鬼はダメなんじゃないでしょうか?」
佐天「それもそうね」
黒子「そんなマジメに考えなくてもよろしいのに」
佐天「帰ったら試してみるよ」
初春「えー、危ないですよー」
佐天「そうかな?」
初春「絶対にひとりで召喚しちゃダメですからね!」メッ
佐天「う~……」
初春「あ、でも昼間に召喚したら、吸血鬼はダメなんじゃないでしょうか?」
佐天「それもそうね」
黒子「そんなマジメに考えなくてもよろしいのに」
佐天「帰ったら試してみるよ」
初春「えー、危ないですよー」
佐天「そうかな?」
初春「絶対にひとりで召喚しちゃダメですからね!」メッ
佐天「う~……」
黒子「お二人とも、早く行かないとタイムセールが終わってしまいますわよ」
初春「あっ、もうこんな時間!」
佐天「御坂さんも来ればよかったのに、新作ケーキのタイムセール」
黒子「仕方ありませんわ……」
黒子「お姉さま、最近なんだかとてもお悩みになっていらしたようですし」
初春「きっと、何か理由があるんだと思います」
佐天「分かった!きっとかれ(ry」
黒子「のおおおおおおおおおおおおおお!!!」ゴロゴロ
初春「白井さん!」
佐天「なーんてね」
佐天(とは言ったものの、やっぱり気になるなぁ)
初春「あっ、もうこんな時間!」
佐天「御坂さんも来ればよかったのに、新作ケーキのタイムセール」
黒子「仕方ありませんわ……」
黒子「お姉さま、最近なんだかとてもお悩みになっていらしたようですし」
初春「きっと、何か理由があるんだと思います」
佐天「分かった!きっとかれ(ry」
黒子「のおおおおおおおおおおおおおお!!!」ゴロゴロ
初春「白井さん!」
佐天「なーんてね」
佐天(とは言ったものの、やっぱり気になるなぁ)
1時間後
佐天「あー、美味しかった」
黒子「なかなかの味でしたわね」
初春「そろそろ帰りましょうか」
佐天「そうだね。じゃ、また明日」
初春「佐天さん」
佐天「ん?」
初春「吸血鬼、勝手に召喚しちゃダメですからね!」ギロッ
佐天「あははー、分かってるってー」
黒子「初春は心配症ですわね」
佐天「あー、美味しかった」
黒子「なかなかの味でしたわね」
初春「そろそろ帰りましょうか」
佐天「そうだね。じゃ、また明日」
初春「佐天さん」
佐天「ん?」
初春「吸血鬼、勝手に召喚しちゃダメですからね!」ギロッ
佐天「あははー、分かってるってー」
黒子「初春は心配症ですわね」
ふと思ったけど姫なんとかさんの能力でアーカードって殺せるのかな?
その夜、佐天の部屋
佐天「しっしっし、ごめんね初春」
佐天「せっかくの能力だもの。使わない手はないわ」
佐天「それに吸血鬼なんて、都市伝説ハンターの血が騒ぐじゃない!」
佐天「もしものときのために、ニンニクも食べたしね」
佐天「ちょっと口臭が気になるけど……」
佐天「それにしても、吸血鬼って、どんなのが出てくるんだろう」
佐天「ええい、考えてもしょうがない。そりゃ!」
煙がもくもくと立ち昇る。
その煙の向こうに、人影がゆらりと現れた。
アーカード「……ここはどこだ」
佐天「しっしっし、ごめんね初春」
佐天「せっかくの能力だもの。使わない手はないわ」
佐天「それに吸血鬼なんて、都市伝説ハンターの血が騒ぐじゃない!」
佐天「もしものときのために、ニンニクも食べたしね」
佐天「ちょっと口臭が気になるけど……」
佐天「それにしても、吸血鬼って、どんなのが出てくるんだろう」
佐天「ええい、考えてもしょうがない。そりゃ!」
煙がもくもくと立ち昇る。
その煙の向こうに、人影がゆらりと現れた。
アーカード「……ここはどこだ」
そこには、赤いコートを着た長身の男が立っていた。
佐天「本当に出たあああ!?」
驚く佐天。男が尋ねる。
アーカード「おい娘」
佐天「は、はい!?」
アーカード「ここはどこだ?」
佐天「が、学園都市です!」
アーカード「学園都市?知らん名だな」
アーカード「チェシャ猫を追っているうちに妙なところに出たようだ」
佐天「本当に出たあああ!?」
驚く佐天。男が尋ねる。
アーカード「おい娘」
佐天「は、はい!?」
アーカード「ここはどこだ?」
佐天「が、学園都市です!」
アーカード「学園都市?知らん名だな」
アーカード「チェシャ猫を追っているうちに妙なところに出たようだ」
佐天「あ、あの~」
アーカード「私を呼んだのはお前か?」
佐天「そうですけど……」
アーカード「ふん、こんな小娘に呼び出されるとはな」
佐天(なんかスゴイ人が来ちゃったなぁ……)
佐天(この人、やっぱり吸血鬼なのかな……)
アーカード「おい娘」
佐天「な、なんでしょう……?」
アーカード「腹が減った。血をよこせ」
佐天(やっぱり吸血鬼だ!)
アーカード「私を呼んだのはお前か?」
佐天「そうですけど……」
アーカード「ふん、こんな小娘に呼び出されるとはな」
佐天(なんかスゴイ人が来ちゃったなぁ……)
佐天(この人、やっぱり吸血鬼なのかな……)
アーカード「おい娘」
佐天「な、なんでしょう……?」
アーカード「腹が減った。血をよこせ」
佐天(やっぱり吸血鬼だ!)
佐天「って、私を吸血鬼にするつもり!?」
アーカード「安心しろ。そのつもりはない」
アーカード「これ以上従僕が増えるのは面倒だからな」
佐天「で、でも、噛みついたりはしないですよね?」
アーカード「指先をほんの少し切ればいい」
佐天「でも……」
アーカード「早くしろ!」
佐天「はひっ!」
机からカッターを出し、佐天は指先を切った。
うっすらと血が滲む。
佐天は心臓が高鳴るのを感じた。
アーカード「安心しろ。そのつもりはない」
アーカード「これ以上従僕が増えるのは面倒だからな」
佐天「で、でも、噛みついたりはしないですよね?」
アーカード「指先をほんの少し切ればいい」
佐天「でも……」
アーカード「早くしろ!」
佐天「はひっ!」
机からカッターを出し、佐天は指先を切った。
うっすらと血が滲む。
佐天は心臓が高鳴るのを感じた。
アーカード「それでいい」
アーカードが跪く。
舌先が佐天の指を這う。
佐天(なんか……変な気分……)
アーカード「……ふむ、正真正銘100%処女の血だな」
佐天「い、言わなくていいです!」
アーカード「さて、それでお前は私を呼び出してどうするつもりなんだ?」
佐天「え?えっとー、それはですね~」
佐天(しまった、何も考えてなかった……)
アーカード「どうした、早く答えろ」
佐天(うわー、なんかイライラしてるよ……)
アーカードが跪く。
舌先が佐天の指を這う。
佐天(なんか……変な気分……)
アーカード「……ふむ、正真正銘100%処女の血だな」
佐天「い、言わなくていいです!」
アーカード「さて、それでお前は私を呼び出してどうするつもりなんだ?」
佐天「え?えっとー、それはですね~」
佐天(しまった、何も考えてなかった……)
アーカード「どうした、早く答えろ」
佐天(うわー、なんかイライラしてるよ……)
佐天「そ、そう言えば、あなたの名前はなんて言うんですか?」
アーカード「アーカードと呼ばれている」
佐天「私は佐天涙子って言います。よろしくお願いしますね」
アーカード「おい娘、早くしろ」
佐天「せっかく名前教えたのに……」
佐天「そうですね、まずは親睦を深めるためにゲームを」
アーカード「断る」
佐天「ですよねー」ウルウル
アーカード「アーカードと呼ばれている」
佐天「私は佐天涙子って言います。よろしくお願いしますね」
アーカード「おい娘、早くしろ」
佐天「せっかく名前教えたのに……」
佐天「そうですね、まずは親睦を深めるためにゲームを」
アーカード「断る」
佐天「ですよねー」ウルウル
アーカード「と言いたいところだが、どうやら今はお前が私の主らしい」
佐天「え、そうなんですか?」
アーカード「主の命令ならば逆らえん。付き合おうか、その遊戯に」
佐天「やったー!じゃあ準備しますね!」
ウキウキとした気分で、佐天はゲーム機を取り出しテレビにつないだ。
佐天「マリカーしましょ、マリカー!」
アーカードの方を振り返ると、そこには少女がいた。
佐天「え、そうなんですか?」
アーカード「主の命令ならば逆らえん。付き合おうか、その遊戯に」
佐天「やったー!じゃあ準備しますね!」
ウキウキとした気分で、佐天はゲーム機を取り出しテレビにつないだ。
佐天「マリカーしましょ、マリカー!」
アーカードの方を振り返ると、そこには少女がいた。
佐天「……え?」
アーカード「どうした、娘」ニヤニヤ
佐天「なぜ黒髪ぱっつん!?なぜ声だけダンディー!?」
アーカード「ふん、姿形など、私にとっては何の意味もない」
佐天「だったら声も可愛くしてくださいよ!」
アーカード「五月蠅い。さあ、早く始めようか」
アーカード「どうした、娘」ニヤニヤ
佐天「なぜ黒髪ぱっつん!?なぜ声だけダンディー!?」
アーカード「ふん、姿形など、私にとっては何の意味もない」
佐天「だったら声も可愛くしてくださいよ!」
アーカード「五月蠅い。さあ、早く始めようか」
2時間後
佐天「なんでこの人こんなに上手いの……」
アーカード「どうした?まだ50連敗しただけだぞ。かかってこい」
佐天「まさかこの私が負けるなんて……」
佐天(しかし、吸血鬼とゲームをするなんて、思ってもみなかったなぁ)
隣の少女を見る。
可憐な少女が楽しそうにゲームに興じていた。
佐天(こう見ると、可愛いかも)
アーカード「早くコンティニューしろ。ハリー!ハリー!」
佐天(でも声が……)
こうして夜が更けた。
佐天「なんでこの人こんなに上手いの……」
アーカード「どうした?まだ50連敗しただけだぞ。かかってこい」
佐天「まさかこの私が負けるなんて……」
佐天(しかし、吸血鬼とゲームをするなんて、思ってもみなかったなぁ)
隣の少女を見る。
可憐な少女が楽しそうにゲームに興じていた。
佐天(こう見ると、可愛いかも)
アーカード「早くコンティニューしろ。ハリー!ハリー!」
佐天(でも声が……)
こうして夜が更けた。
翌朝
佐天「……あれ?いつの間にか寝ちゃった?」
ベッドの中で身を起こす。
カーテンの外はすでにかなり明るい。
時計を見ると、正午を回ったところだった。
佐天「アーカードさん?」
部屋を見渡す。
彼の姿はない。
少女の姿の彼もない。
代わりに部屋の真ん中に、巨大な黒い棺桶があった。
佐天「なにこれ……」
佐天「……あれ?いつの間にか寝ちゃった?」
ベッドの中で身を起こす。
カーテンの外はすでにかなり明るい。
時計を見ると、正午を回ったところだった。
佐天「アーカードさん?」
部屋を見渡す。
彼の姿はない。
少女の姿の彼もない。
代わりに部屋の真ん中に、巨大な黒い棺桶があった。
佐天「なにこれ……」
佐天「もしかしてアーカードさんのベッド?」
佐天「吸血鬼って、カンオケで寝るんだ。へー」
表面に何か文字が書いてある。
佐天が手を伸ばす。
佐天「ざ・ばーど・おぶ・はーめす?」
アーカード「触れるな」
佐天「うわっ!?」
少しだけ開いた棺桶の中から、鋭い眼が見えた。
アーカード「私の棺に触れるな」
佐天「ご、ごめんなさい……」
佐天「吸血鬼って、カンオケで寝るんだ。へー」
表面に何か文字が書いてある。
佐天が手を伸ばす。
佐天「ざ・ばーど・おぶ・はーめす?」
アーカード「触れるな」
佐天「うわっ!?」
少しだけ開いた棺桶の中から、鋭い眼が見えた。
アーカード「私の棺に触れるな」
佐天「ご、ごめんなさい……」
佐天(大切なものなのかな。アーカードさん怒ってる……)
シュンとする佐天。
しばらくすると、棺桶がごそごそと動き出した。
佐天「え?」
見ると、脚が生えている。それもたくさん。
佐天「きゃあああ!!!」
Gの如く動き回る棺桶。
棺桶はそのまま脚でドアを開けて、部屋の外へと消えていった。
シュンとする佐天。
しばらくすると、棺桶がごそごそと動き出した。
佐天「え?」
見ると、脚が生えている。それもたくさん。
佐天「きゃあああ!!!」
Gの如く動き回る棺桶。
棺桶はそのまま脚でドアを開けて、部屋の外へと消えていった。
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