元スレ咲「まさかこれが最終試験ですか?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
102 = 60 :
辻垣内「だろう?なら…
穏乃「指を切られちゃうのは嫌だ!でも降参するのも嫌だ!!」ず~ん!!
穏乃「だからもっと別のやり方で戦いましょう!!」
辻垣内「なっ…!」
辻垣内「お前自分の立場が分かってんのか!?」
憧・和「…………」ポカーン
咲「ふっふふふふっ」クスクス
辻垣内「勝手に進行するんじゃねえ舐めてんのか!!その指マジでたたっ切るぞコラ!!」
穏乃「それでも私は『参った』とは言いません!」
103 = 60 :
穏乃「そしたら血がいっぱい出て、私は死んじゃいます」
辻垣内「む…」
穏乃「そうなったら、負けるのは辻垣内さんの方ですよね?」
藤田「あぁ。そうなるな」
穏乃「ホラ。それじゃあお互いに困りますよね?だから考えましょうよ」
辻垣内「……………」タラリ
憧「あはは。なんちゅーワガママな…」
和「もう大丈夫です。完全に穏乃のペースですよ。辻垣内さんも…」
和「私達も全部巻きこんでしまってます。全く…」フフッ
105 = 60 :
淡(なんなのコレ…?現状は何にも変わって無い!)
淡(シズノがアイツより強くなった訳でも、折れた腕がくっついた訳でもないのに…)
淡(なんであんな殺伐とした空気が、一瞬でこんなにゆるんじゃうの…?)アセ
辻垣内「…………」ギリッ タンッ!!
ビュッ!!
穏乃「!!」
淡(あの打牌…シズノに長ドスの切っ先を突きつけた…!)
ピン………ッ!!
辻垣内「―――やはりお前は、何も分かっていない」
106 :
ガイトさんならマジで切り落としかねない
107 :
客A「おい!どうなってるんだ!?」
客B「小走の試合はまだかっ!」
客C「小走遅いよ!何やってんの!」
客D「小走だ!とっとと小走を出せ!」
客E「俺たちは小走の闘牌を見に来てるんだ!」
108 = 60 :
辻垣内「死ねば、次も糞も無いんだぞ?」
辻垣内「片や私はここでお前を死なせてしまっても、競技中の不幸な事故となるだけ」
辻垣内「試験にはまた来年挑戦すれば良いだけの話。…お前と私は対等じゃないんだ!!」
淡(そのとーりだよ、シズノ)
淡(いくらシズノが口八丁でごまかそうとしても、戦闘技術に差があり過ぎる)
淡(その場をここで埋めるなんて出来っこない!しょせん実力差が全てなんだから)
憧「…………」ジリッ
和(憧……?)
穏乃「…………」ジッ スッ カチャッ…
辻垣内「…………」タラッ…
辻垣内「…………何故だ?たった一言だぞ?それでまた来年挑戦すれば良いじゃねーか」
109 = 72 :
武器オーケー反則なしの麻雀勝負(?)だと、三味線もOKか
胡桃憤怒
110 :
支援
照は淡の姉という設定なのかな
111 = 60 :
辻垣内「命よりも意地が大切だってのか!!そんな事でくたばって本当に満足か!?」
穏乃「…………。友達に、会いに行くんです」
穏乃「友達は、プロ雀士をしてます。今はすごく遠い所にいるけど」
穏乃「いつかまた一緒に遊べると信じてる。でも」
穏乃「もしここで私が諦めたら、一生会えない気がするんです。だから退かない。だから……」
「―――あきらめるわけがない!!」ギンッ!!! タンッ!!!!!
辻垣内「…………」
辻垣内「諦めなければ……死ぬんだぞ?」
穏乃「……………」
辻垣内(理屈じゃねーんだな……)
辻垣内「参った。私の負けだ」パタンッ
112 = 72 :
既にプロになってる穏乃の友達…一体誰なんだ
113 = 60 :
穏乃「へ……?」
辻垣内「私にはお前は殺せない。かといって、お前に『参った』と言わせる術も思い付かない」
辻垣内「私は負け上がりで次にかける」
穏乃「そんなの駄目ですよ!ズルい!ちゃんと2人でどうやって勝負するか考えましょうよ!」
辻垣内「………フッ。言うと思ったぜ」
辻垣内「バカかてめー!!てめーはどんな勝負をしようが参ったなんて言わねーよ!!」
穏乃「だからってこんな勝負で勝っても全然嬉しくないですよ!」
辻垣内「じゃあどうすんだよ!」
穏乃「それを一緒に考えましょうよ!!」
115 = 60 :
辻垣内「…要するに、だ」フゥ
辻垣内「私はもう負ける気満々だが、もう一度勝つつもりで真剣に勝負をしろと」
辻垣内「その上でお前が気持ちよく勝てる様な勝負を一緒に考えろと」
辻垣内「こういう事か?」
穏乃「はいっ!!」ニコッ!!
辻垣内「アホかーーーーーっ!!!!!」ツモッ!! ばこーん!!!
穏乃「」どーんんんんっ
116 = 60 :
辻垣内「審判。私の負けだ、二回戦に行く」
辻垣内「しかし委員会に言っておくが、これで決着したと思うなよ?」
辻垣内「そいつ(穏乃)が目覚めたら、きっと合格は辞退するだろう」
辻垣内「一度決めたら意志の強さは見ての通りだ」
辻垣内「不合格者はたった一人なんだろ?高鴨が不合格なら、この後の私達の戦いは全て無意味になるんじゃないか?」
健夜「…………」
穏乃「」キゼツチュウ
117 = 93 :
>>112
和でも憧でもないなら玄くらいしか思い浮かばない
118 = 60 :
穏乃「はっ!」ガバッ
穏乃「…………」パチクリ
赤土「お、目覚めたか」
穏乃「赤土さん。ここは…」
赤土「最終試験室横の控室だよ」
穏乃「そっか…プロ雀試験の最中だったんだ」
赤土「腕はすぐにくっつくよ。めちゃくちゃキレイに折ってくれてる」
赤土「完治後にはむしろ丈夫になってるだろうね。穏乃の回復力の高さにも驚きだけどさ」ハハッ
穏乃(辻垣内さん…)
赤土「さて、なにはともあれ」
赤土「合格おめでとう、穏乃」スッ
119 :
懐かしいな
120 = 60 :
穏乃「………。赤土さん……私」
赤土「駄目」ニッコリ
かくかくしかじか
赤土「という訳で、大事なのはこれから何を成すか!期待してるよ、穏乃」
穏乃「…はい!」
穏乃「ここまで色んな人に助けてもらったから…それを返してからこのライセンスは使わせてもらいます」
赤土「うん。じゃ、改めて。合格おめでとう」
穏乃「ありがとうございます!」
穏乃「あ」
穏乃「他の人はどうなったんですか?まだ試験の途中ですよね?」
赤土「…ううん。もう試験は終了してる」
121 = 60 :
穏乃「えっ!?」
赤土「穏乃はほぼ丸一日寝てたからね。今合格者が受けてる講習は、後で穏乃にも受けてもらうよ」
穏乃「はいっ。でも、その事より…」
穏乃「誰が………落ちたんですか?」
赤土「…………」
赤土「それは」
122 = 60 :
淡「…………」
辻垣内「高鴨が不合格なら、この後の私達の戦いは全て無意味になるんじゃないか?」
健夜「それは心配無いよ。穏乃ちゃんは合格。後で本人が何を言おうとね」
健夜「仮に穏乃ちゃんがごねて私を殺しても、合格した後で資格が取り消される事は無い」
はやり(どんな例えだよ☆)
辻垣内「なるほどな」スタスタ
淡「…ねー。なんでわざと負けたの?」
辻垣内「…わざと?」ピクッ
淡「殺さずに参ったって言わせる方法なんて、いくらでも知ってるはずでしょ?ヤ●ザの貴方ならさ」
辻垣内「…………」
咲(…ちょっと興味深い話かも)
123 = 60 :
辻垣内「私は、誰かにケジメを付けさせる時は、一生恨まれる事を覚悟でやる」
辻垣内「その方が確実で、気も楽だ」
淡「…何の話?」
辻垣内「どんな奴でも、痛めつけられた相手を見る目には負の光が宿るものだ」
辻垣内「憎しみや恨みの光は、訓練した所でなかなか隠せるものじゃない」
辻垣内「が、高鴨の目にはそれが無かった。信じられるか?腕を折られた直後だというのに」
辻垣内「アイツの目はもう、その事を忘れてしまっていたんだ」
淡「…………」
辻垣内「気に入っちまったんだよ。アイツが」
辻垣内「…あえて敗因を挙げるならそんなところだ」カアッ
淡「………へー」
憧「また新たなライバルが!?」
和「いえそういう事では無いかと思いますが…」
124 = 60 :
こーこ「続いて第二試合!原村和 vs 宮永咲!!」
穏乃「淡が…?なんで?」
赤土「反則による失格よ」
穏乃「反則…。まさか」
赤土「相手を死に至らしめたわ」
穏乃「!!!」
淡『…………』ポタ…ポタ
赤土「一瞬のことだった。開始の合図とほぼ同時」
赤土「意図的に失格したんだと思われるわ」
125 = 60 :
こーこ「続いて第二試合!原村和 vs 宮永咲!!」
穏乃「淡が…?なんで?」
赤土「反則による失格だよ」
穏乃「反則…。まさか」
赤土「相手を死に至らしめた」
穏乃「!!!」
淡『…………』ポタ…ポタ
赤土「一瞬のことだった。開始の合図とほぼ同時」
赤土「意図的に失格したんだと思う」
126 :
憧が穏乃と一緒になってるならなんでもいいよ
127 :
咲さん…?あれ?
128 = 72 :
みなぎってきた
支援
129 :
末原さん殺すなや!
130 :
小走先輩が死んだ!
132 :
続き読む前ほ
134 :
福路美穂子ちゃんの美乳揉みたい
135 :
>>134
マジキチ先輩オッスオッス
136 = 134 :
はいオッスオッス
137 :
しずたそ~
138 :
ほ
139 :
あわあわ……
140 :
ほ
143 :
ほ
145 = 140 :
ほ
146 = 140 :
ほ
148 = 60 :
穏乃「私が寝てる間に、一体何があったんですか?」
赤土「順を追って話すと」
赤土「まず第二試合は、原村和が勝った」
穏乃「!宮永さん相手に和が?」
赤土「うん。しばらく戦った後、宮永が何かを囁いて」
赤土「その直後に宮永が負けを宣言した。そういやその時、和がやけに顔を赤くしていたな」
穏乃「顔を赤く…?」
149 :
ktkr
150 = 60 :
赤土「第三試合は辻垣内智葉と弘世菫の対戦」
赤土「序盤は牽制の応酬の、緊張感のある良い試合だったが…」
菫「ふっ!」バシュッバシュッバシュッ!!!
辻垣内「もうその軌道は見切った」キィンキィンキィン!!!
菫「なっ…」アセ
バッ!! ピタ……
菫「う………」ツゥ…
赤土「矢を斬り落とされて、首筋に長ドスを当てられた弘世が、あっさりと負けを認めた」
辻垣内『悪いがお前には遠慮しない』ギロリ
赤土「この一言が決め手だったな」
みんなの評価 : ☆
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