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    元スレ咲「まさかこれが最終試験ですか?」

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    201 = 132 :

    まさか続き来るとは支援

    202 = 132 :

    203 :

    初春「糞スレが伸びてる理由もわかりませんし」

    初春「百番煎じのSSは、書いてる奴も読んでる奴も何考えてるんですかねぇ」

    初春「独自性出せないなら創作やるんじゃないっつーの」

    初春「臭過ぎて鼻が曲がるわ」

    佐天「初春?」

    204 = 60 :

    穏乃「……………」スタスタスタスタ


    穏乃『合格した皆は今、別室で講習を受けてるんでしたよね?』

    赤土『ん、そうだけど…。今から行く気か?』


         バンッ!!!

    「っ!シズ」

    「穏乃…」

    穏乃「……………」スタスタスタ ザッ

    「………?」モグモグ きょとん

    穏乃「淡にあやまれ」キッ!

    206 = 60 :

    「あやまる…?何を?」

    穏乃「そんな事も分からないんですか?」

    「うん」サクサク

    穏乃「あなたに姉の…いや、姉じゃないんでしたね」

    穏乃「あなたに家族の資格は無い」

    「何言ってるの?私は淡のお姉ちゃんで、家族に資格なんて要らない」

    (家族の資格…か。あっ)

            パァン!!!

    穏乃「友達になるのだって資格なんて要らない!!」

    207 = 60 :

    「…………」ヒリヒリ モグ…

    穏乃「手を止めて下さい」ガシッ! ギリギリ

    健夜「穏乃ちゃん。仮にも雀士が、利き腕を暴力に使うのは感心しないな」

    穏乃「スミマセン。でも…」 ビキビキ…!

    (この子……)

    穏乃「フー。もう良いです、淡の所に連れて行って下さい」

    「それで、どうするの?」

    穏乃「淡を連れ戻す」

    209 = 60 :

    「まるで淡が誘拐されたみたいだね。淡は自分の足でここを出て行ったんだよ?」

    穏乃「でも自分の意志じゃない。貴方に操られてるんだから、誘拐されたも同然です!」

    「…………」スゥッ…

    健夜「丁度その事で議論してた所なんだよ。穏乃ちゃん」

    穏乃「え?」

    健夜「新子さんと原村さんの両方から異議が唱えられてね」

    健夜「淡ちゃんの不合格は不当だとの異議を審議中なんだよ」

    211 :

    212 = 60 :

    「淡の様子は、自称ギタラテルとの対戦中とその後において、明らかに不自然でした」

    「対戦の際に何らかの暗示をかけられて、あの様な行為に至ったものと考えられます」

    「問題なのは、アタシと末原さんとの対戦中に事が起きた点よ」

    「状況を見れば、淡がアタシの合格を助けた様にも見えるわよね?」

    「それなら不合格になるのは淡じゃなくてアタシの方でしょ?」ど~ん!!

    「いずれにしても、当時の淡は自分の意志で行動出来なかった。よって、彼女の失格は妥当ではありません」

    健夜「うーん。それは全て推測に過ぎないよね。証拠は何も無い」

    健夜「仮に暗示を掛けられていたとしても、対戦中なんだからそれは掛けられる方が悪いよ」

    健夜「世界には、そういう力を武器にしてる人もいるしね」

    「そんな暴論が…っ!麻雀で暗示を掛けられる訳が無いでしょう!」バンッ!

    はやり「和ちゃん。この人に『訳が無い』とかそういう事言っても無駄だよ☆?」

    214 = 211 :

    215 = 60 :

    健夜「それと、新子さんと末原さんの対戦開始直後に事が起きたって点は、私は問題無いと思ってる」

    健夜「二人の総合力はあの時点ではほぼ互角。経験の差で末原さんを上位に置いたけどね」

    健夜「戦闘能力だけ見れば、むしろ新子さんの方が有利だと私は見てた」

    健夜「あえて淡ちゃんが手助けする様な場面じゃ無かったよ」

    「ぐむ……」フクザツ

    「…不自然な点なら他にも在る」

    「原村。宮永と戦っていた時のお前の様子だ」

    「!」

    216 = 60 :

    「一体何を言われたんだ?」

    「お互いに余力のある状態で、何かを告げた宮永の方が負けを宣言した」

    「妙だろ?私と辻垣内の試合や、宮永と末原の試合の様に囁かれた方が負けを認めるのは分かる」

    「何らかの圧力を掛けられたんだろうとな」

    (末原さんとの試合では、私は誘いを断られちゃった形だけどね)

    「だがお前達は逆だ。私には何らかの密約を交わしたとしか考えられない」

    「『不自然』という理由で合否に異論が在るなら、お前の合格も相当不自然だ」

    219 = 60 :

    「後ろ暗い事が無いなら、あの時何を言われたか教えてもらおうか」

    「答える義務はありません」

    「責任はあると思うが」

    「ありません。私の合格が不自然なら、不戦勝での合格も自然とは言えないのでは?」

    「っ!」カチン

    「なんだと?」ガタッ

    「こんな公衆の面前で何を囁かれたか言えなんて…は、破廉恥なっ…///」

    「………本当に何を言われたんだ?お前」

    穏乃「どうだっていいよ。そんなこと」

    「!」

    221 = 211 :

    222 = 60 :

    穏乃「他人の合格にとやかく言う必要なんて無い」

    穏乃「自分の合格に不満なら、満足出来るまで強くなれば良いだけです」

    穏乃「淡ならもう一度受験したら、絶対合格出来る。今回落ちた事は残念だけど仕方ない」

    穏乃「それより」

    穏乃「もし今迄望んで無い淡に、無理矢理人殺しをさせていたのなら…」

    穏乃「あなたを許さない」

    「…………」

    「許さない、か。それで、どうするの?」

    穏乃「どうもしないよ。あなたから淡を取り戻して、もう会わせない様にするだけです」ザッ スタスタ

    223 = 60 :

    健夜「さて、皆良いかな?」

    健夜「穏乃ちゃんの言った様に、自分の『本当の合格』は自分で決めれば良い事だよ」

    健夜「どっちにしろ…力の弱い人が生き残れる世界じゃないんだし」ボソッ

    「…………」ゾクッ!!

    健夜「じゃ、こーこちゃん残りの説明お願いするね」

    こーこ「はーい。ではまずこのライセンスで出来る事ですが~~」ペラペラ

    225 = 60 :

    こーこ「~~という事ですね。以上で説明を終わります」

    健夜「ありがとう。コホン、え~それでは」


       「ここに居る7名を新しくプロ雀士として認定します」

     
    赤土「これで今期のプロ雀試験は無事終了」

    赤土「家に帰るまでがプロ雀試験!皆気を付けて帰ってくれ」ハハッ

    226 = 60 :

    こーこ「あ~終わった終わったー。すこやん帰るよ~」

    健夜「うん。!…どうしたの?宮永さん」

    「ちょっと質問があって」アハハ

    「さっきここに居る7名が合格って言ってましたけど、厳密には末原さんも合格なんですよね?」

    「最終試験の不合格者は1名で、それは淡ちゃんなんですから」

    こーこ「?それはそうかもしれないけど、そんな事言っても意味が……」

    健夜「…うん。生きてれば末原さんは合格になるよ」

    健夜「尤も、一度死んじゃったのは事実だから淡ちゃんの不合格は変わらないけどね」

    「良かった。ありがとうございました」ぺっこりん テクテク


    こーこ「…何だったんだろ?」

    健夜「…………」

    227 = 184 :

    咲さん…

    228 :

    咲さん生死すら操るレベルなんか

    229 = 60 :

    (ちょっと時間経っちゃってたから難しかったけど、まぁ何とかなるよね)テクテク

    (!…おっと)サッ

     
    「まぁ…いいよ。教えてあげる。どうせ調べたら分かる事だし」

    「白糸台山。そこの頂上に私達は棲んでる」

    穏乃「白糸台山…!」

    「なに山って単語にときめいてんの」ビシッ

    「そこで…見極めてあげる。貴方のこと」じっ

    穏乃「!」グッ!

    「じゃあね」テクテク

    231 = 132 :

    咲さんから咲様になる日も遠くない

    232 = 60 :

    「意外ですね。照さんがあんな事言うなんて」

    「…別に、ちょっと思う所があっただけ」

    「反抗期には少し距離を開けた方が良いっていう話もあるし…嫌だけど」

    「あははっ。本当に大好きなんですね、妹さんのこと」

    「当たり前。もう二度と私は…家族を失いたくないから」

    「…………」

    234 = 60 :

    「そうえば、手首は大丈夫ですか?随分ガッチリと握られてましたけど」

    「大丈夫じゃない。痛い…」

    「うわ~コレ折れてますね。よいしょっと」

      『原点回帰(プラマイゼロ)』シュウウウウ

    「ありがとう…。便利だよね、それ」

    「照さんの程じゃないですけどね」アハハ

    235 = 230 :

    プロ雀士ってスゴイ!

    236 = 60 :

    「照さんはどう思います?穏乃ちゃんのコト」

    「面白い素材だと思うよ。貴方が見守りたいって気持ちがよく分かる」

    「でしょー。だから壊さないであげて下さいね」

    「私は手加減が出来ないから、約束は出来ない。…貴方はこれからどうするの?」

    「おもちゃで遊びながら、じっと待ちますよ」

    「果実が美味しく実るまで…」ゾクゾク

    「…………。それじゃあ、私はもう行くね」

    「ハイ、またどこかで会える日を楽しみにしてます」

    「うん。………あ」テクテク クルッ


        「そうえば貴方の名前って何だったっけ?」


    「それはまた今度会った時に、お教えしますよ。『宮永』照さん」

    「………そう」テクテクテクテク


    「―――――またね、お姉ちゃん」ボソッ

    237 = 143 :

    しえしえ

    238 = 59 :

    末原さんが死ぬより酷いことになりそうなんだが…

    239 = 60 :

    「さ~て!白糸台山の場所も分かった事だし、後は乗りこんでぶんどってくるだけだね!」

    「そんな物みたいに…。穏乃、怪我の方は本当に大丈夫なんですか?」

    穏乃「うんっ。こんなの山に居た頃なら一日で治ってたよ」

    「いやそれは嘘でしょ…あ、赤土さん!」

    赤土「よぉ。早速迎えに行く準備をしてるのか?」

    穏乃「はい!早く淡を自由にしてあげたいですからっ」

    赤土「二人も一緒に?」

    「トーゼン!アタシとシズは一心同体だからね!」

    「…私は?」ジト

    242 = 60 :

    穏乃「赤土さん。色々お世話になりましたっ」

    赤土「うん。これからはライバルになる訳だけど、皆の事は応援してるからね。頑張って」

    「ありがとうございます、赤土さん」

    「すぐにランク追い抜いちゃいますからね~」

    穏乃「赤土さんもいつか会長を倒しちゃって下さいね!」テクテク

    赤土「ハハッ。……………穏乃っ!」

    穏乃「はい?」クルッ

    赤土「いや…体に気を付けてね」

    穏乃「はい!それではっ!」

      テクテクテクテク

    はやり「…不思議な子だよね~」

    赤土「ええ。どうも肩を持ちたくなってしまいますよ」

    はやり「ふふふ。今ハルエちゃんヤバかったでしょ☆?」

    赤土「ええ。うっかり喋ってしまう所でした」


           「プロ雀試験がまだ終わってないことを」

    244 = 60 :

    遂に念願のプロ雀士の資格を手に入れた穏乃!
    しかし自分が今立っている場所は、大山のほんの麓でしか無いという事にすぐに気付かされる事になるのだった…!

    果たして穏乃は淡を救う事が出来るのか!? 咲と照の関係とは!? 憧の恋の行方はどこに進むのか!

    穏乃の雀士の道は、まだまだ始まったばかりだ!!!

                  カン!

    245 :

    おつ

    246 = 126 :

    いやおい

    247 = 60 :

    終わり。何がしたかったの?と聞かれても困ります。
    まぁ、誰かの暇潰しになったならそれで良いんじゃないかという事で。
    和の配役は多分間違えたよね

    248 = 59 :



    iPS族は興奮するとおもちが赤くなるに違いない

    250 = 72 :

    まあ乙
    狂気テルーと淡のドロドロが大変良かった


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