元スレ咲「えっ、麻雀大会ですか?」

みんなの評価 : ☆
1 :
久「そうよ。あの麻雀フェスの大会に参加するわよ」
京太郎「麻雀フェスですか!」
まこ「部長、あんたインハイで最後ってゆうとったくせに……」
久「まあまあ細かいことはいいじゃない」
咲「……あの、麻雀フェスって何ですか?」
久「あら」
優希「咲ちゃん知らないのか?」
咲「うん……」
和「日本最大級の麻雀のイベントですね。若者向けではありますが……」
咲「へえ」
3 = 1 :
京太郎「おっ、ちょうどその麻雀フェスのCMやってるぞ」
咲「えっ……」
伊織『麻雀フェスではただいま大会参加チームを募集中よっ☆』
あずさ『沢山のご応募をお待ちしてますよ~』
亜美『大会には亜美たちも参加するよー!』
咲「こんなの毎年やってるんだ……ところでこの人たちは?」
京太郎「お前知らないのか? 竜宮小町って有名なアイドルグループだぞ」
和「アイドルが麻雀ですか……」
優希「宣伝のために参加とはなかなか大変そうだじぇ」
4 = 1 :
まこ「じゃが竜宮小町は確か三人グループじゃなかったかのう」
京太郎「765プロって事務所枠で参加するみたいですね。総勢12人ですよ」
久「アイドルと対局出来たら自慢話になりそうね。まあ、トーナメント制だから当たるかどうか分からないけど」
京太郎「俺はこのあずささんと打ってみたいぜ」
咲「京ちゃん……」
京太郎「な、何だよ。別にいいだろ?」
和「三浦あずさ……この人も女優とかではなくアイドルなんですか? 随分と大人びてますね」
優希「アイドルに年齢は関係ないじぇ!」
5 = 1 :
久「んーっと、1チーム最大12人までエントリー可能で、一試合ごとに5人のオーダーを決めて対戦するみたいね」
咲「全国大会みたいにオーダー固定じゃないんですね」
優希「12人……ムロマホも入れてやるか?」
和「勝手にメンバーに加えては駄目でしょう……」
久「加治木ゆみ、福路美穂子、天江衣……っと」
まこ「って、あんたは何やっとるんじゃあ!?」
久「えっ? ほら、5人でエントリーするのも寂しいじゃない」
和「勝手に申し込んだりして、その人たちも普通に参加しようと考えてたらどうするんですか」
久「あー、それは考えてなかった。仕方ないわね、この5人で我慢するか……」
咲「あはは……」
6 = 1 :
そして麻雀フェス当日――
(わいわいがやがや)
咲「ひ、人が多い……」
和「迷子にならないで下さいね」
優希「おっ! 大会会場は向こうみたいだじょ!」スタスタ
久「こら、一人で先に行かないの」
優希「ここは先に行ってみんなの席を取っといてあげるじぇ!」トテトテ
京太郎「あっ、おい!」
まこ「参加者の控え室は用意されとるけえ焦らんでええんじゃがのう……」
京太郎「ちゃんと前見て歩け、危ないぞ!」
優希「大丈夫、平気だj……」
(ドンッ!!)
優希「っとぉ!?」
???「いったぁ!」
7 = 1 :
優希「あはは、すまんすまん。大丈夫か……ってあれ?」キョロキョロ
優希(誰も居ないじぇ。確かに誰かにぶつかったはずなのに……)
優希「まあ気のせいならそれでいいじょ」スタスタ
あかり「いててて……」
結衣「おい、何してるんだよ」
あかり「あっ、結衣ちゃん。さっきこの人がぶつかってきて……ってもう居ない!?」
京子「何もないところで転ぶとかドジっ子だなーあかりは」
ちなつ「まああかりちゃんらしいですけどね」
あかり「だから、人がぶつかってきたんだってばー!」
8 = 1 :
京太郎「ほら、だから言わんこっちゃない。怪我はないか?」
優希「ああ。私は大丈夫だじぇ!」
久「なら良かったわ。危険だから単独行動は避けてちょうだいね」
優希「了解だじぇ」
和「落ち着いてみんなで向かいましょう……」
??「あ、あのー」
和「……? 私、ですか?」
??「はい。原村和さんですよね、ファンなんです。握手してください!」
和「はあ。いいですよ」
??「本当ですか? 嬉しいです!」
まこ「さすがじゃのう、インターミドルチャンプは」
咲「インハイでも活躍しましたしね……」
9 = 1 :
ゆの「乃莉ちゃん、今の有名な人なの?」
乃莉「はい。のど……原村和といって、昨年度全中覇者で今年もインハイで活躍した選手ですよ」
宮子「へえ~。ノリスケは物知りだなー さすがー」
乃莉「こ、これくらいなら普通の人でも知ってますって」
ヒロ「そういえば私もテレビで見たことある気がするわ」
なずな「昨年度の全中……ってことは私たちと同学年!? 見えないよ……」
乃莉「あはは、確かにあの人はスタイルいいからね」
沙英「あれで年下かぁ」
乃莉(原村和……ネット麻雀界の伝説『のどっち』その人という噂は有志の検証や調査により事実とほぼ確定……)
乃莉「ほんと、あれで私とタメってありえないですよ……」
ゆの「……?」
11 = 1 :
『ただいまより、麻雀フェス麻雀大会の開会式を始めます。参加者の方は……』
京太郎「おっ、開会式始まるみたいですよ」
久「よし。みんな行くわよ!」
優希「おー!」
和「はい……」
憧「ほら、急ぐわよ……ん?」
穏乃「あれ、和!?」
和「!」
宥「それに清澄高校の皆さん……」
玄「偶然ですね!」
12 = 1 :
咲「あ、阿知賀の人たちがどうしてここに?」
まこ「そりゃあもちろん大会に参加するためじゃろうが」
灼「うん。トーナメントはまた逆ブロックだけど、よろしく」
咲「えっ、もう組み合わせ発表されてるの?」
穏乃「まだ見てなかったんですか!? ほら、あそこですよ!」
優希「おー、どれどれ?」
久「ふむぅ……」
16 = 1 :
穏乃「インハイ同様一回戦は1チーム、それ以降は上位2チーム勝ち上がりみたいですよ」
咲「……あれ? 宮守女子って確か」
久「うん。全国二回戦で当たったチームね」
優希「思い出したじょ、あの糸ミミズみたいな眉毛が先鋒だったチームか!」
白望「誰が糸ミミズだって……?」
優希「うおっ!?」
久「ご、ごめんなさい。この子に悪気はないのよ……」
塞「いや、気にしてないよ」
胡桃「シロにぴったりだもんね」
エイスリン「アハハ、イトミミズ!」
白望「私は気にして…………まぁいいか……」
18 :
手を広げすぎないか心配だが期待
19 = 1 :
豊音「今度は負けないよー、宮永さん」
咲「えっ……あ、ああえっと、お手柔らかによろしく……」
胡桃「まあ三回戦まで残っていればの話だけどね」
まこ「おや、随分と消極的じゃのう」
塞「いやこっちは余裕だけど……清澄さんがねぇ?」ニヤリ
久「へえ……?」
玄「わわっ、なんか険悪ムードなのです……」
憧「何なのこの空気……しず、何とかしなよ」
穏乃「えっ、私!?」
灼「……任せた」
穏乃「ええっ!?」
20 :
ちょwどんだけ壮大なんだよw
ハーフプライサーもいるのか期待
21 :
なんだこれ…
22 :
日常まであるよ
23 :
どれを応援しようか…
24 :
これは大作の予感
25 = 1 :
晴絵「まあまあ、そのくらいにしなさいあなたたち」
和「赤土さん……」
トシ「そうよ。三回戦の話より初戦の心配をしなさいな」
穏乃「えっ、熊倉さん!?」
憧「どうしてここに……」
晴絵「おや、アンタらは知らないんだっけ?」
塞「熊倉さんは私たち宮守女子麻雀部の顧問だよ」
穏乃「そうだったんですか!」
トシ「うちのチームは全国では二回戦で負けちゃったからねぇ。監督能力では赤土さんに負けるかしら」
晴絵「いえいえ、そんな……」
26 :
スゲーことになってる
27 = 1 :
トシ「それより……この大会を甘く見ない方がいいと思うわ。さっきからどうも嫌な予感がするのよねぇ」
晴絵「そうだよアンタたち。私も感じるわ……この大会はどこか不気味よ」
憧「この二人が言うのなら相当ヤバげってことよね……」
穏乃「だ、大丈夫! 必ず決勝まで行ってまた和たちと遊ぶから!」
灼「そこは優勝を目標にしようよ……」
久「あはは、負けないわよ?」
塞「おや。私らだって遅れは取らないよ」
咲(熊倉さんに赤土さんか。きっとすごい打ち手なんだろうな)
咲(うん、確かに……気のせいじゃない。ここには強い人が沢山居る!)
29 = 1 :
晴絵「ほら、そろそろ開会式始まるよ」
穏乃「あっ、はい!」スタスタ
憧「清澄と宮守、そしてさっきは話題にならなかったけど……」
穏乃「うん」
セーラ「よう、やっぱり阿知賀ってお前らのことか」
竜華「おおー。久しぶりやなー」
憧「来たわね、千里山!」
宥「ご、ご無沙汰してます……」
怜「その節はどうも」
玄「あっ……園城寺さん!」
31 :
明らかに少女じゃない時空管理局員が紛れてる
32 = 1 :
穏乃「園城寺さん、生きてたんですね!」
怜「何や、その死にかけてたみたいな言い方……縁起でもない事言わんといてや」
玄「良かった……」
怜「あれくらい何てことない。この通りぴんぴんしてるわ……っとと」クラッ
穏乃「!!」
泉「ああ園城寺先輩、まだ無理せんといてください!」
怜「はは、すまんすまん」
灼「そんな体で大会に参加して大丈夫?」
浩子「まぁ不安ではありますけど、リハビリも兼ねての参加ですわ」
竜華「今回は絶対無理せんといてや、怜」
怜「わかっとるわ」
33 = 18 :
ましまろって苺ましまろか?
5人だと・・・?
34 = 1 :
京太郎「いやー、開会式すごかったですね!」
久「そうね。竜宮小町のステージを生で見れるとは思っていなかったわ」
?「いやぁ、ほんとすごかったな! さっきのミニライブ!」
咲「えっ……?」
優希「だ、誰だじょこの人……」
和「さあ……」
律「そう警戒しなくていいよ。私は田井中律。清澄さんと一回戦で当たる放課後ティータイムの者だ」
まこ「その『放課後ティータイム』とは何の団体なんじゃ?」
律「一言で言うと、私たち桜が丘高校軽音部のバンド名だよ」
和「アイドルや軽音部員が麻雀ですか……」
京太郎「まあ、今回は麻雀のお祭だからなぁ」
35 = 1 :
律「アンタらあれだろ? インハイ優勝校の」
久「あら、知ってるの? その通りよ」
律「はあ、やっぱり清澄ってそうだよなー。まあいいさ、胸を借りるつもりでぶつかるよ。よろしくな!」
久「はいよろしく。一緒に楽しみましょう」
律「ああ。それじゃ試合会場で」スタスタ
優希「ふぅむ……目上の人へ試合前に挨拶とか、なかなか出来る奴だじぇ」
京太郎「目上ってお前な……」
梓「……どうでした?」
律「やばかった、めっちゃ緊張した……」
澪「お前の発案だろ、フランクに話しかけてプレッシャー与える作戦」
律「そ、それはそうなんだけどさ。そう上手くは行かないって」
唯「あはは~」
36 :
今じゃこういう展開でSOS団が出なくなったのか
37 :
>>31
はやり「少し・・・頭冷やそうか」
照「!?」ビクッ
38 :
リトバス組応援しよう
39 = 36 :
スカガとぱにぽにも入れてんのか、チョイスがすげーなw
40 = 18 :
>>33
普通に1人忘れてたわ失敬
41 = 1 :
<ルール>
10万点持ちスタート。
試合は先鋒・次鋒・中堅・副将・大将の順、各半荘二回で行われる。
焼き鳥やチップ、ウマ・オカは無し。切り上げ満貫無し。
ダブロン・トリロン無し。全て頭ハネ。
赤ドラ4枚有り。喰いタン有り。喰い替え、後付けOK
二飜縛り、八連荘無し。人和、流し満貫、オープンリーチその他ローカル役無し。ダブル役満以上は無し。
九種九牌流局有り、連荘。(ただしオーラスかつ親でトップの場合は終了)
四風連打流局有り、親流れ。四家立直流局無し。
四開槓流局有り(4回目のカンが成立した時点で流局)、親流れ。
カンの成立(カンドラをめくる)タイミングは暗槓なら即時、明槓の場合は嶺上牌をツモり切った牌が通った時点。
ただし明槓して嶺上開花を和了った場合はカンドラが乗る。
大明槓からの嶺上開花はカンさせた者の責任払いとなる。
オーラスが流局で終了した場合、供託の千点棒はトップ者のものとなる。
ラス親は順位に関わらず和了り止め出来る。ただしテンパイで流局した場合は連荘。
大三元・大四喜・四槓子の包有り。ツモ時は全額払い、ロン時は放銃者と半分ずつ支払う。
多牌・少牌、副露ミスは和了り放棄。その他の重篤なチョンボは基本的に満貫払い。
満貫払いのチョンボが起こった局のリー棒は宣言者に戻す。
オーダーは最大12人のエントリーメンバーの中から一試合ごとに自由に変更できる。
<補足>
萬子:一二三四五六七八九
筒子:①②③④⑤⑥⑦⑧⑨
索子:123456789
赤牌:(五) (⑤) (5)
千点棒:⊂・⊃
42 = 1 :
○第一試合先鋒戦○
『清澄高校麻雀部』 片岡優希・一年
優希「よろしくだじぇー」
『放課後ティータイム』 中野梓・二年
梓「よろしくお願いします」
『七森中ごらく部』 歳納京子・中学二年
京子「よろ~」
『チームひだまり荘』 なずな・一年
なずな「よ、よろしくお願いします……」
43 = 13 :
書ききれるのか若干心配
44 = 1 :
東一局 親:片岡優希 ドラ:東
優希:100000 梓:100000 京子:100000 なずな:100000
優希:七八九①②③③789東東西西
優希(おお、我ながら惚れ惚れする配牌だな。一気に攻めるじぇ!)
優希「リーチ!」トンッ ③
梓「!」
なずな「ふぇっ!?」
京子「おおう、いきなりダブリーかぁ」
梓(……話には聞いていましたけど)
京子(なかなか面白いねー)
なずな(ど、どうしよう……)
45 :
流石にこんだけ幅広げると中の人被りまくってるな
46 = 1 :
梓(この人の場合は一発ツモの可能性もある、か……)
梓:一四(五)七八②②④578西中
梓(……よし)
梓「チー!」トンッ 西
優希「それはロンだじぇ!」ジャラッ
梓「うっ……」
優希「裏が一枚で18000!」
梓「はい……」
京子(おお、何というスピード麻雀だ……)
なずな(とりあえず東場を凌げって乃莉ちゃんは言ってたけど……こんなの無理だよぉ)
47 = 23 :
支援よー
48 = 1 :
放課後ティータイム控え室――
澪「お、おい大丈夫なのか梓は?」
律「んー……まあ東場だし仕方ないだろ」
紬「そうね。梓ちゃんを信じないと」
唯「うんうん。あずにゃんがんばれ~」
チームひだまり荘控え室――
沙英「うわっ、なずな東余ってたじゃん。あっぶな」
乃莉「ダブリー、チャンタ、ドラ3……ここにダブ東とドラ一つで10飜ですか」
沙英「もし一発も付いたら三倍満だね……」
ゆの「まあなずなちゃんがドラの東を切るかどうかは分からなかったけど……」
宮子「それ以前に中野さんが振り込んだわけだしね~。そんなこと考えても仕方ないんじゃないかな」
49 = 1 :
東一局一本場 親:片岡優希 ドラ:三
優希:118000 梓:82000 京子:100000 なずな:100000
三巡目――
優希:三四②③④⑤⑦⑧23499 ツモ二
優希(来たじぇ……)
優希「リーチ!」トンッ ⑤
なずな(ま、また来た……!)
梓(鳴けないか。とりあえず一発は回避しないと)トンッ ⑤
京子(むむ……)スッ
京子:一三九①②⑨⑨78東南白中 ツモ西
京子(さて、どうする私……)
50 :
学年対抗戦の人か、失踪はなさそうで安心
みんなの評価 : ☆
類似してるかもしれないスレッド
- 女「男くん、麻雀やらない?」 (178) - [57%] - 2011/8/22 4:00 ★
- 春香「し、身体測定ですか?」 (871) - [54%] - 2012/11/18 7:45 ★★★×6
- 男「えっ……私がクビですか?」 (1001) - [54%] - 2010/10/22 11:45 ★★★×4
- P「はぁ…レンタルですか?」 (783) - [53%] - 2012/2/5 17:15 ★★★×13
- 咲「まさかこれが最終試験ですか?」 (266) - [50%] - 2013/6/6 14:45 ☆
- 淡「なんです、照隠しって?」 (325) - [50%] - 2012/7/5 16:45 ☆
- 娘「お父さん私も入っていい?」 (161) - [49%] - 2011/12/6 6:00 ☆
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について