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    元スレ勇者「感情が無い」

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    251 = 1 :

    魔王「光線魔法!」カッ

    勇者「……っこふ」ボッ

    魔王「爆撃魔法!!」ポポポポ

    勇者「!」カッ

    魔王「業火魔法!!」ズドドドォォォォン

    魔王「はぁ……! はぁ……!」ゴオオォォォ

    魔王「隕石、魔法!!」カッ

    252 = 217 :

    こういうゲームしたいわ
    ガシガシ食らって・・・あれ?普通だ

    253 = 1 :

    魔王「……ふぅ……ふぅ」

    勇者「」

    魔王「ふ、はは……ふはははは」

    魔王「はーーーはっはっはっはっ!!」

    魔王「私は何を臆していたのだ! 初めから全力で叩き潰せば良かったものを!」

    魔王「下らん自尊心など……私もまだまだ青いな」

    勇者「」ピク

    魔王「そうだ……あのような人間如きに手を焼いてる場合ではないのだ」

    勇者「」フルフル

    魔王「今少しで地に舞い戻り……そして全てを支配するのだ!」

    勇者「……」ムクリ

    254 = 176 :

    しえん

    255 = 1 :

    魔王「その為にも今ある、障害……」

    勇者「……」フラ フラ

    魔王「何故だ……何故生きているのだ……」ワナワナ

    勇者「……ふぅ」パァ

    勇者「流石に……今のは諦めかけた」シュウゥゥゥ

    魔王「まだ……回復薬を……!」

    勇者「……」ザッザッ

    魔王「く、来るな!」

    256 :

    支援魔法

    258 = 176 :

    しえん

    259 = 1 :

    魔王「せ、光線魔法!」カッ

    勇者「……」スッ

    魔王「なに!?」

    魔王(馬鹿な……光を避けた?! ありえん! こんな事が!!)

    魔王「落雷魔法!!」カッ

    勇者「……」ヒョィ

    魔王「な……!」

    勇者(だいぶコツが掴めてきた……範囲魔法でなければなんとかなるな)ザッザッ

    260 :

    熱い

    261 = 176 :

    しえん

    263 = 76 :

    >>236
    何が言いたいんだ!?
    シリアスな展開に水を差されて不快ならそうと言え!
    正直すまんかった黙る支援

    264 = 1 :

    魔王(何故避けられる……どんなからくりが?!)

    魔王(どうすれば……いかん、もう魔力が……)

    魔王(私は何をしている……人間相手に何故手を焼いている!)

    魔王(最早広範囲に渡る魔法は使えん……! しかしこれでは……ならば!)

    魔王「光線魔法! 光線魔法! 落雷魔法!!」カッッ

    勇者「……」スッ

    魔王「な……な……何なのだ! 貴様は!!」

    勇者「……」ザッザッ

    265 = 176 :

    しえん

    266 = 61 :

    マジで何者だよ

    267 = 29 :

    格好いいぞ勇者

    268 = 211 :

    感情を引き換えに頑丈な身体を授かった訳だな!

    269 = 1 :

    魔王(あの男は少なくとも三発の大型魔法に耐えてきた……)

    魔王(そして私の残りの魔力では……まさか、もう……一発のミスも……)ブルブル

    勇者「……」ザッザッ

    魔王(全て魔力を使うのは……しかし、背に腹は! ……かくなる上は!)

    勇者「その魔力も終わりか。眠れ」スッ

    魔王「奢るな人間!!」キィィン

    勇者(まだこれだけの魔力を)

    魔王「核熱魔法!!」ィィィン

    270 = 173 :

    これ思い出した

    271 :

    勇者強すぎるな



    はよ

    273 = 1 :

    ...ォォォ
    魔王「……ぐぅぅ!」ジュゥゥゥ

    勇者「」シュゥゥゥ

    魔王「肉が焼ける臭い……流石に完全に死んだか」

    勇者「」パァ

    勇者「……」ムク

    魔王「……なんでだ……お前は何故、心が折れない」

    勇者「自分には感情が無い。だから戦意を失う絶望も、士気が上がる喜びも無い」ボロ

    勇者「そんな自分が不幸なのかさえ分からない。ただ……できる事をするだけだ」スゥ

    魔王「化け物か……なるほど、人の理を捨てた私を討つのも理から外れた者という事か」

    勇者「……」ヒュン

    276 = 1 :

    「どうするんだ……俺達にはもう」

    「選択肢なんて無い。あれを使おう。でなければ俺達は死ぬだけだ」

    「しかし陛下、それを使ってはもう後戻りなど……」

    「……今からどこへ戻るというのだ。進むしかないのであれば、人外になってでも生きる他あるまい」


    「何故だ! 何故このような虐殺を!」

    「俺達には力がある! 民草をまとめ、従える! 異を唱えた者に粛清を下したまでだ!」

    「陛下……彼はもう」

    「……分かっている。こうなる事も、そして手をかける覚悟も……」

    277 = 1 :

    勇者「!」ビクッ

    人の形をした灰「」サァァ

    勇者(魔王の首を刎ね、その身体が灰に変わっていくと思ったら……)

    勇者(今のは夢……? いや、魔王の記憶か? あれは一体……)

    勇者(考えるだけ無駄か。それが分かったからといって何になる)

    勇者(俺は……勝てたのか)


    一人旅した者はその不安を募らせ、平穏訪れた後にただ一人魔王城へと赴いた。
    魔王は偽装死しただけであって、実のところは生きていた。
    そして彼は見事魔王を討ち、魔王を捕らえる檻に出る術も無く一人幽閉される事となった。

    279 :

    勝っても負けてもバッドエンド臭が

    280 = 34 :

    どうなるんだ?

    281 = 1 :

    勇者(傷が少し癒えている……代謝はされているのか)

    勇者(しかし空腹を感じない。時間は流れていないのか? 代謝の為のエネルギーは何処から?)キョロキョロ

    勇者「……」

    勇者「何も無い……白い世界か」

    勇者(封印が消える半年というのは、飽くまで魔王による封印突破の行動あっての時間なのだろう)

    勇者(だとしたら……ここから出られるのは一体何時になるのだろう)

    勇者(そして自分は年をとっていくのだろうか?)

    283 = 194 :

    時の牢獄か・・・

    284 = 76 :

    熾焔

    285 = 29 :

    どこまでも不憫だな

    286 = 1 :

    ……
    勇者(時間間隔が狂っている……一体何日経ったのだろうか。それとも何ヶ月? 何年?)

    勇者(空腹も何も無い。ただ存在しているだけ、か)

    勇者(もしも感情があれば、摩滅していき発狂しているのだろう)

    勇者(そういう意味では……自分の感情の欠落を喜ぶべき事なのだろう)

    勇者(疲れも稽古不足の衰えも感じない……不思議な世界だ)

    「……?」キョロキョロ

    「よお、お前さん。ちょいとここが何処だが教えちゃくれねーか?」

    勇者「!?」ビク

    287 = 211 :

    出られたのか

    288 = 1 :

    勇者(人? 何故? 側近に頼んだにしては……)

    「この辺りに古い友人が暮らす城があったはずなんだが、ちょいと魔法で飛んできてみりゃ」

    「こりゃ一体何があったんだ?」

    勇者「ここは魔王を封印していた場所だ」

    「魔王? 詳しく話を聞かせちゃくれないか?」

    勇者(もしかして、この男も彼らの種族か?)

    289 = 1 :

    「そうか……やっぱりもっと注意しておくべきだったか」

    勇者「お前は何者なんだ?」

    行商「時の行商ってもんでね。こことは別の世界や時間を渡り歩いて物々交換をしている者だ」

    勇者「別の世界?」

    行商「例えば魔王に支配された世界。争いの無い世界。高度な文明が築かれた世界。まあ色々とあるな」

    行商「この世に一つしか無い、この世にない物で作った、そういった物の大概は俺達が持ち込んだ物だ」

    勇者「聖剣……確かあれもこの世に無い金属だと聞く」

    行商「ああ、初めてこの世界に来た時に俺が持ち込んだ物だな」

    290 = 211 :

    礎魔族の知り合いか

    291 :

    あの行商か

    292 = 1 :

    勇者「お前の言う友人と言うのは魔王とそれを封印していた者、それと仕えていた者か」

    行商「聞く限りじゃそうだ……もう側近しか残っていないようだがな。もっと早く来ていればよかったよ」

    勇者「……もしかして、お前があの三人に何かをしたのか?」

    行商「というよりもある物を渡した。多大なる魔力と寿命を与える代物だ」

    行商「ただし脳に支障をきたし易くてな。破壊衝動等が現れやすい」

    行商「その危険性もちゃんと説明していたが……やはり、人の身には重たい物なのか」

    勇者「そのようだな」

    293 :

    時の行商はどこにでも出てくるな

    294 = 1 :

    行商「で、あんたはその内の一人を倒して尚、何でこんな所に残っているんだ?」

    勇者「側近に頼んでこちらに送ってもらったが、自力で出る方法が無いから封印が解けるのを待っている」

    行商「あーなるほどな」

    行商「だがそれならこちらも商売がしやすいな」

    勇者「出られる術があるのか?」

    行商「おう。だが俺らは色々と制約があってね。商品を自分達で使う事はできないんだ」

    勇者「物々交換だったか。渡せるような物がないんだがな」

    行商「なあに、その剣とか立派なもんじゃないか。それに珍しい物、高価な物でないと成立しない訳じゃない」

    行商「ここでの一般的な薬草が、他の世界では重宝されたりするからな」

    296 = 1 :

    ……
    行商「と思ったが、これは苦しいな」ガサガサ

    勇者「すまないがこの剣だけは駄目なんだ。いっそ寿命で支払えないか?」

    行商「そんな重たいものこちらから払い下げ願いだ……とは言え、あんたに使ってもらわない事には俺も出られんしなぁ」

    勇者「お前のその別世界に行く力じゃどうにもならないのか?」

    行商「封印が強固だ。外に繋がる穴が少しでも開かない限りはなぁ……」

    勇者「……」

    勇者「出世払いは駄目だろうか?」

    行商「出世払い?」

    勇者「ここを出れば、何かしら調達できなくもないだろうし、今鍛冶師として学んでいる」

    勇者「出来るかは分からないが、立派な剣をこしらえて引き渡そう」

    297 = 176 :

    しえん

    299 = 184 :

    300 = 122 :


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