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    元スレ勇者「感情が無い」

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    201 = 65 :

    おもろい

    202 = 185 :

    おもしろい

    203 = 1 :

    勇者「……お前の主というのは魔王ではないのか?」

    側近「魔王?! なんだそのふざけた話は!! 人間達の間ではそんな流言があるのか?!」

    勇者「魔王じゃないのか? 人間は魔物が現れたから魔王が復活したものだと考え」

    勇者「魔王がいた城であるここ魔王城に魔王がいるものとし、勇者の末裔達が討伐に向かったんだ」

    側近「なんと……そんな馬鹿な。それに魔物だと?! 一体何時奴等が……」

    勇者「魔物なら一年以上前から現れていた。この辺りにはいなかったのか?」

    側近「一年以上……馬鹿な、一度も観測されなかったぞ」

    勇者「お前達は一体何者なんだ……?」

    側近「……」

    204 :

    先が気になって仕方ない

    207 = 1 :

    側近「我々はお前達が魔王と呼ぶ者と同じ種族だ」

    勇者「種族……なのか」

    側近「正確には違うがそう捕らえればよい。私と陛下、そしてお前達が魔王と呼ぶ者の三名のみだ」

    勇者「他にはいないのか? いや、話が大きく逸れそうだし本命の話を聞かせてくれ」

    側近「我々はお前達の先祖、初代勇者の頃から生きている。そして陛下は魔王の封印の礎としてここにいたのだ」

    勇者「封印……礎……」

    側近「遥か昔、魔王を絶命させるに至れなかった。そこで我が主は同じ種族の責務として」

    側近「彼を封印する事を勇者に持ちかけた。結果、封印を維持する為、我々はずっとここで暮らしてきていたのだ」

    勇者「……」

    209 = 1 :

    勇者「その封印は、最近不安定ではなかった?」

    側近「……確かに、ここ数年はな。だが魔王が復活できるほどではなかったのだ!」ダン

    勇者「魔王は……随分と頭が回る者なのだな」

    側近「なに……?」

    勇者「魔王と魔物の関連性はよく知らないが、お前達に気付かれずに魔物を放ち、人間に被害を与える」

    勇者「そうすれば人間は魔王が蘇ったと考え、この城にいる者を討つよう動く」

    勇者「そしてお前の主が死ぬのと同時に魔物を引き揚げれば、それが魔王だと……魔王を倒したのだと判断する」

    側近「まさか……そんな、これがあの者の策略だと……」

    勇者「……想像ならいくらだってできるが、そんな感じなのだろう」

    210 = 194 :

    うおおお魔王らしい魔王だ

    212 = 90 :

    熱い

    213 = 1 :

    勇者「だとしたら……数ヶ月前感じた悪寒は」

    側近「陛下の死によって一時的とは言え、封印に大きな穴ができた所為だろう」

    側近「それに合わせて魔王も全力を賭したようだが、封印を破るに至れず」

    側近「その後、封印本来の機能である程度修復はされたが……」

    勇者「礎を失い封印は徐々に」

    側近「……もう、後半年も残ってはいまい」コクリ

    勇者「……魔王と魔物の関係性を聞かせてもらえないか?」

    側近「魔王はその絶大な魔力で異世界より魔物を召喚している」

    側近「だがそれは大気や大地に魔力がある場所のみ」

    側近「故に封印内で魔物は召喚できず、封印を破る手立てにはならず」

    214 = 211 :

    しえーん

    215 = 1 :

    勇者「なら封印の中には魔王のみか」

    側近「ああ、そうだが?」

    勇者「お前はこれからどうする? 封印の礎になっている訳ではないとしたら一体?」

    側近「どうもしない……もう、どうにもならん。世界が終わるのを見守るだけだ」

    勇者「礎になる事はできない、あるいはなる力が無いか」

    側近「そうだ……それに仕える主を失った今となっては」

    勇者「……」

    勇者「逆にその封印に人を送る事はできるか?」

    側近「なに……?」

    216 = 143 :

    こう人知れず正義を為すとか大好きだ

    217 :

    追いついた
    おもしろいなこれ

    218 = 194 :

    !?

    219 = 1 :

    勇者「俺が魔王を止めてくる」

    側近「無謀だ。人間如きが彼を止めるなど」

    勇者「もう諦めたのなら、どちらに転んでも問題ないだろう?」

    勇者「仮に封印が解けるのを早めたとしても、な」

    側近「……」

    側近「絶望的な戦いだ。何故、お前はそれをなそうとする」

    勇者「……」

    勇者(何でだろうか)

    勇者(そもそも俺は魔王を倒す事自体に興味は無かったはずだが)

    220 = 211 :

    勇者人間らしくなってる!

    221 = 2 :

    そろそろ臭い外野が来そう

    222 = 1 :

    勇者(勝てない、生還できない、かもしれない。寧ろそうなるだろう)

    勇者(ならば少しでも長く生きた方が、師匠の下で暮らした方が得ではないだろうか)

    勇者「いや……そうか」

    側近「?」

    勇者「俺を慕ってくれた人、認めてくれた人がいる」

    勇者「だから僅かな可能性でも戦う……いや、戦う事で何かを返したい。ただそれだけだ」

    側近「……心の底が見えぬ者だ」

    勇者「だろうな」

    223 = 160 :

    しっかり終わらせてくれ

    224 = 184 :

    絶望感が良い

    225 = 1 :

    側近「……であれば、私も最大限の支援をしよう」ガラッ

    側近「これを持って行くと良い」

    勇者「薬草に……この小瓶の液体は?」

    側近「双方共に傷を癒す力が非常に高いものだ。緊急時に私と陛下で彼を止める為に用意していたものだ」

    側近「どの道ここでお前が潰えれば、この世界に降り立った彼を止める事は敵わん。惜しむ事無く使え」

    側近「彼は武器を持っておらんし、身体能力は非常に低い。ただ溢れんばかりの魔力でもって破壊を尽くす」

    側近「その魔力さえ尽きれば勝ちだ。期待はしていないが……精々健闘をしてくれ」

    226 :

    見てるよ

    227 = 149 :

    鍛冶師がいなきゃ世界は強制終了だったのか

    228 = 76 :

    魔王はショタ(希望)

    229 = 1 :

    封印内部
    勇者(真っ白い世界だ……空も何も無い白い空間)

    勇者(この世界での時間の流れはどんなものなのだろうか)ザッザッ

    勇者(実際の時間と同じなら、魔王は良く正気を保っていられるな)ザッザッ

    勇者(人影……あれが)ザッザッ

    勇者「魔王……お前を殺しに来た」ザッ

    魔王「?! 驚いたな……人間がこちらにやってくるとは」

    勇者「引導を渡してやる」スラァン

    魔王「暇を持て余していたところだ……精々楽しませてくれよ」

    230 = 211 :

    書き溜めあり?早めに支援

    231 :

    しえん

    232 = 1 :

    魔王「業火魔法」カッ

    勇者(火炎系最上級の魔法……)ゴオォォ

    勇者(こんな容易く放つとは……これは、今度こそは駄目かもしれないな)ジュウゥゥ

    魔王「ふむ……その鎧、魔法に対する耐性があるのか」

    魔王「人間どもめ、小賢しい知恵を身につけたか」

    勇者(……油断しきっているな)バッ

    魔王「紫電魔法」ピシャァ

    勇者「がああああ!!」バリバリィ

    234 = 1 :

    魔王「! まだ生きているのか!」

    勇者(……これでは近づくことも出来ない)パァァ

    魔王「その薬……なるほど、あの男は生きていて尚、私に歯向かうか」

    魔王「はっはっはっ! 力の無い者の癖に、無駄な足掻きよ!」

    勇者「……」ダダッ

    魔王「隕石魔法」カッ

    勇者「う、っお」ドドド

    勇者(落石魔法の最上位……文献にしか残っていないほどのものを)ズドドド

    魔王「かわすか……やるな」

    235 = 176 :

    しえん

    236 = 105 :

    >>228

    237 = 1 :

    魔王「爆撃魔法」

    勇者「爆発魔法ではなく……?」ポポポポ

    勇者(光球?! 炸裂魔法の上位は爆発魔法のみではなかったのか!!)カッ

    魔王「これでは流石に逃げられまい」ズドドドドォォォン

    魔王「やれやれ、爆煙で視界が悪いな」

    勇者「」

    魔王「ふん、ぼろ衣か」

    勇者「う……ぐ」ムクリ

    魔王「?!」

    238 = 1 :

    訂正
    勇者(光球?! 炸裂魔法の上位は爆発魔法のみではなかったのか!!)カッ
         ↓
    勇者(光球? 炸裂魔法の上位は爆発魔法だけじゃなかったのか)カッ

    239 = 114 :

    よいよい続けたまえ

    241 = 211 :

    ターミネーターかこの勇者

    242 = 217 :

    なんか設定とかしっかり作ってあるっぽいな

    243 = 1 :

    魔王(なんだこの者は……何故立ち上がれる)

    魔王(いくらなんでもあの一撃を受けて生きているなど)

    魔王(それだけ人間は強くなったのか? 馬鹿な)

    勇者「……」シュゥゥシュゥゥ

    勇者(まだだ……まだいける)ダダダ

    魔王「むう……ならばその回復薬尽きるまで攻撃してくれよう!」

    魔王「凍結魔法!」カッ

    245 :

    おいついた支援

    248 = 1 :

    ……
    魔王「ぜぇ……ぜぇ……」

    魔王(いかん……魔力が尽きてきた……しかしこの男は)

    勇者「はぁ……はぁ……」ムク

    魔王(何故立ち上がれる……二発耐えられるとは言え、それは死に近い痛みを伴うはずだ)

    魔王「何故、数十回も殺されて立ち上がれる!?」ギリ

    勇者「はぁ……はぁ……」フラ フラ

    魔王「……ぐ!」ブル

    魔王(なんだ、今の震えは……たかが人間一人如きに!)

    魔王(慌てるな……奴は回復せずにこちらに向かっている)

    魔王(物資を温存しているかもしれん。だが、今全力で叩けば!!)

    249 = 149 :

    こっからどうなるかな
    支援


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