私的良スレ書庫
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元スレ僧侶「ひのきのぼう……?」
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竜王(――この小僧は、我にあらがうに差し当たって)
竜王(世の平和秩序のためなどといった、特別な大義を負っているわけではない)
竜王(盲目的な義務感、傀儡的な使命感を抱いているわけでもない)
竜王(この絶望的な状況から、自暴自棄になっているわけでもない)
僧侶「……よし」
竜王(こやつは)
竜王(自身の意志で、ただこの場にて『良かれ』と感ずる行為を推し進めているに過ぎん)
竜王(先々の帰結を主体としておらぬのだ。重きを置くは、むしろ眼前の指針)
竜王(奴の胸中は当面、『勇者に真実を伝える』のみに在り、他意はまるで何もない)
竜王(『良かれ』と思い、目標を逐一見定め、それに向け愚直に走っているに過ぎん。愚直に……)
竜王『ならば、その気骨をへし折るまでよ』
僧侶「!」
竜王『聞くがいい、小僧よ。貴様の為そうとしていることは決して叶わぬのだ。なぜなら――』
竜王(世の平和秩序のためなどといった、特別な大義を負っているわけではない)
竜王(盲目的な義務感、傀儡的な使命感を抱いているわけでもない)
竜王(この絶望的な状況から、自暴自棄になっているわけでもない)
僧侶「……よし」
竜王(こやつは)
竜王(自身の意志で、ただこの場にて『良かれ』と感ずる行為を推し進めているに過ぎん)
竜王(先々の帰結を主体としておらぬのだ。重きを置くは、むしろ眼前の指針)
竜王(奴の胸中は当面、『勇者に真実を伝える』のみに在り、他意はまるで何もない)
竜王(『良かれ』と思い、目標を逐一見定め、それに向け愚直に走っているに過ぎん。愚直に……)
竜王『ならば、その気骨をへし折るまでよ』
僧侶「!」
竜王『聞くがいい、小僧よ。貴様の為そうとしていることは決して叶わぬのだ。なぜなら――』
そのころお城では…
勇者と賢者が子作り中田氏セクロスの真っ最中^ ^
勇者と賢者が子作り中田氏セクロスの真っ最中^ ^
竜王『この【竜王の間】にも、この扉の先にも、出口などないからだ』
僧侶「……えっ?」
竜王『この扉の先は【魔界樹の間】』
竜王『いくら探り歩いても、魔界樹の「根」の他には何もない』
竜王『そしてこの空間は、【竜王の間】と【魔界樹の間】のみで構成されておる』
竜王『階段も抜け道も皆無にして、当然呪文での脱出も不可能』
竜王『「旅のとびら」を閉ざしてしまえば、生身の人間が抜け出す手段はない』
竜王『また、我がこの姿で戦うことを基準としたつくりのために、外壁は超硬度を誇る』
竜王『此処からの脱出も、外部からも侵入も不可能。貴様は完全に孤立しているのだ』
僧侶「……」
竜王『さぁ、己の行動の無意味さを悟ったであろう』
竜王『貴様は人間にしては度を過ぎるほどに、よく戦った』
竜王『幾多の障害にも屈せず、自らの理念を貫いたのだ。ここまで、よくも戦った』
竜王『もう十分であろう。安心して眠りにつくがよい――』
僧侶「…………」
僧侶「……えっ?」
竜王『この扉の先は【魔界樹の間】』
竜王『いくら探り歩いても、魔界樹の「根」の他には何もない』
竜王『そしてこの空間は、【竜王の間】と【魔界樹の間】のみで構成されておる』
竜王『階段も抜け道も皆無にして、当然呪文での脱出も不可能』
竜王『「旅のとびら」を閉ざしてしまえば、生身の人間が抜け出す手段はない』
竜王『また、我がこの姿で戦うことを基準としたつくりのために、外壁は超硬度を誇る』
竜王『此処からの脱出も、外部からも侵入も不可能。貴様は完全に孤立しているのだ』
僧侶「……」
竜王『さぁ、己の行動の無意味さを悟ったであろう』
竜王『貴様は人間にしては度を過ぎるほどに、よく戦った』
竜王『幾多の障害にも屈せず、自らの理念を貫いたのだ。ここまで、よくも戦った』
竜王『もう十分であろう。安心して眠りにつくがよい――』
僧侶「…………」
>『欲』が……ないに等しい
この僧侶はさとりの書いらずでさとりを開けそうだな
この僧侶はさとりの書いらずでさとりを開けそうだな
僧侶「竜王」
僧侶「ありがとう」
竜王『!?』
僧侶「お前は僕のことを分かってくれた、最後の理解者だよ」
僧侶「こんな僕を分かってくれて、ありがとう。これだけを、死ぬ前に言っておきたかった」
竜王『ふっ……心の整理がついたようだな。良かろう』
竜王『その潔さに免じ、最期は一思いに楽にしてやろう……』
僧侶「違うよ。死ぬ前にっていうのは、『僕が』だけじゃない。お前もだよ」
竜王『……何?』
僧侶「ここから出られないんなら、目的を変える」
僧侶「お前と、魔界樹を倒す」
竜王『!?』
僧侶「倒すのは無理だったとしても、手負いにする」
僧侶「少しでも、後に戦う勇者たちが楽になるように」
竜王『な、何だと……!?』
僧侶「ありがとう」
竜王『!?』
僧侶「お前は僕のことを分かってくれた、最後の理解者だよ」
僧侶「こんな僕を分かってくれて、ありがとう。これだけを、死ぬ前に言っておきたかった」
竜王『ふっ……心の整理がついたようだな。良かろう』
竜王『その潔さに免じ、最期は一思いに楽にしてやろう……』
僧侶「違うよ。死ぬ前にっていうのは、『僕が』だけじゃない。お前もだよ」
竜王『……何?』
僧侶「ここから出られないんなら、目的を変える」
僧侶「お前と、魔界樹を倒す」
竜王『!?』
僧侶「倒すのは無理だったとしても、手負いにする」
僧侶「少しでも、後に戦う勇者たちが楽になるように」
竜王『な、何だと……!?』
>>648
というかこの世界の住人はみんな精神年齢低いのかと
というかこの世界の住人はみんな精神年齢低いのかと
竜王『……例え手負いにしたとて、その傷は五年も経てば完治するのだぞ』
竜王『やはりお前のやろうとしていることは、無意味徒労――』
僧侶「お前はそうかもしれないけど」
僧侶「魔界樹は勝手が違うかもしれない」
竜王『!』
僧侶「最初からもしかしたら、って思ってたんだ」
僧侶「僕を頑なに、扉の先――【魔界樹の間】に通させないのは、何か理由があるかもって」
僧侶「例えば、今なら小さなダメージでも、後々の再生に影響してしまうから、とか」
竜王『……』
僧侶「ね。そんな可能性も考えたら、戦うことに意味はある」
僧侶「僕は確かにもうボロボロで、いま立っているのもきついけど」
僧侶「眠りにつくのは、本当に指一本動かせなくなったときだ」
僧侶「僕は最期の最後まで、自分ができることを貫くよ」
竜王『……そうか。ならばもうよい』
竜王『この地の底でどこまでも幻想を追い求め、愚かな終末を迎えるが良い!』
竜王『やはりお前のやろうとしていることは、無意味徒労――』
僧侶「お前はそうかもしれないけど」
僧侶「魔界樹は勝手が違うかもしれない」
竜王『!』
僧侶「最初からもしかしたら、って思ってたんだ」
僧侶「僕を頑なに、扉の先――【魔界樹の間】に通させないのは、何か理由があるかもって」
僧侶「例えば、今なら小さなダメージでも、後々の再生に影響してしまうから、とか」
竜王『……』
僧侶「ね。そんな可能性も考えたら、戦うことに意味はある」
僧侶「僕は確かにもうボロボロで、いま立っているのもきついけど」
僧侶「眠りにつくのは、本当に指一本動かせなくなったときだ」
僧侶「僕は最期の最後まで、自分ができることを貫くよ」
竜王『……そうか。ならばもうよい』
竜王『この地の底でどこまでも幻想を追い求め、愚かな終末を迎えるが良い!』
――
竜王は はげしいほのおを はきだした!
僧侶は ダメージを 受けた! ▼
僧侶の こうげき!
竜王に 3のダメージを あたえた!
僧侶は ベホマを となえた!
僧侶の キズが かいふくした!▼
竜王は はげしく尻尾を ふりまわした!
僧侶は ひらりと みをかわした! ▼
僧侶の こうげき!
竜王に 3のダメージを あたえた!
僧侶の こうげき!
竜王に 5のダメージを あたえた!
僧侶の スカラの 効果がきれた! ▼
竜王は 僧侶を 大きな足で ふみつぶした!
僧侶は ダメージを 受けた! ▼
僧侶の こうげき!
竜王に 4のダメージを あたえた!
僧侶は スカラを となえた!
僧侶の 守備力が あがった! ▼ ――
竜王は はげしいほのおを はきだした!
僧侶は ダメージを 受けた! ▼
僧侶の こうげき!
竜王に 3のダメージを あたえた!
僧侶は ベホマを となえた!
僧侶の キズが かいふくした!▼
竜王は はげしく尻尾を ふりまわした!
僧侶は ひらりと みをかわした! ▼
僧侶の こうげき!
竜王に 3のダメージを あたえた!
僧侶の こうげき!
竜王に 5のダメージを あたえた!
僧侶の スカラの 効果がきれた! ▼
竜王は 僧侶を 大きな足で ふみつぶした!
僧侶は ダメージを 受けた! ▼
僧侶の こうげき!
竜王に 4のダメージを あたえた!
僧侶は スカラを となえた!
僧侶の 守備力が あがった! ▼ ――
もういいからこのへんで終わっとこ?
そうしようよもういいって
そうしようよもういいって
――
竜王(なぜだ)
竜王(なぜ折れぬ)
僧侶の こうげき! ▼
竜王(この何の能力もない、ヒノキの棒が)
竜王(幾度も我の外皮を突いてるにも関わらず、へし折れぬ)
竜王(幾度も火炎を浴びせているにも関わらず、燃え尽きぬ)
竜王(折れぬ。ただの棒きれが、折れぬ)
竜王(たかがヒノキの棒の分際で)
竜王(――我に向かってくる!)
竜王(折れぬ。折れぬ!!)
僧侶の こうげき! ▼
僧侶の こうげき! ▼ ――
竜王(なぜだ)
竜王(なぜ折れぬ)
僧侶の こうげき! ▼
竜王(この何の能力もない、ヒノキの棒が)
竜王(幾度も我の外皮を突いてるにも関わらず、へし折れぬ)
竜王(幾度も火炎を浴びせているにも関わらず、燃え尽きぬ)
竜王(折れぬ。ただの棒きれが、折れぬ)
竜王(たかがヒノキの棒の分際で)
竜王(――我に向かってくる!)
竜王(折れぬ。折れぬ!!)
僧侶の こうげき! ▼
僧侶の こうげき! ▼ ――
――
僧侶「やああっ!」
僧侶の こうげき!
竜王(――この泥沼の戦いの中で――)
竜王は 3のダメージを うけた! ▼
竜王(――小虫が大樹の葉を食むがごとく――)
僧侶の こうげき! ▼
竜王(じわじわと――)
竜王(しかし確実に――)
竜王は ダメージを うけた! ▼
竜王(我の生命が削られつつある――!!)
僧侶「やああっ!」
僧侶の こうげき!
竜王(――この泥沼の戦いの中で――)
竜王は 3のダメージを うけた! ▼
竜王(――小虫が大樹の葉を食むがごとく――)
僧侶の こうげき! ▼
竜王(じわじわと――)
竜王(しかし確実に――)
竜王は ダメージを うけた! ▼
竜王(我の生命が削られつつある――!!)
――
竜王『グオオオオッ!』 ズシ…ンン…
竜王は 地に前足を つけた! ▼
僧侶「ハァ……ハァ……」
僧侶(やっと……膝をつかせたぞ……これで頭に届く……!)
竜王『貴……様!』
竜王は はげしいほのおを はいた! ▼
僧侶「うああああっ!」
僧侶に 直撃!
僧侶は 大ダメージを うけた! ▼
僧侶「げほっ、かはっかはっ」
僧侶は ベホマを となえた!
僧侶の キズが かいふくした! ▼
僧侶(フバーハもピオリムも効果がきれてた……きつい一撃だったな……)
僧侶(あ……今ので『かわのぼうし』が、完全に燃え尽きちゃった……)
竜王『グオオオオッ!』 ズシ…ンン…
竜王は 地に前足を つけた! ▼
僧侶「ハァ……ハァ……」
僧侶(やっと……膝をつかせたぞ……これで頭に届く……!)
竜王『貴……様!』
竜王は はげしいほのおを はいた! ▼
僧侶「うああああっ!」
僧侶に 直撃!
僧侶は 大ダメージを うけた! ▼
僧侶「げほっ、かはっかはっ」
僧侶は ベホマを となえた!
僧侶の キズが かいふくした! ▼
僧侶(フバーハもピオリムも効果がきれてた……きつい一撃だったな……)
僧侶(あ……今ので『かわのぼうし』が、完全に燃え尽きちゃった……)
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勇者「ん…はァん…」ビクンッ
賢者「ほぉら、気持ち良くなってきただろ?」
勇者「ちょっと…待って…」
賢者「ふふ、もうここまで来たら待てないな!」ブニュッ
勇者「え?…きゃぁぅうい!!」ビクンッビクンッ
勇者「ん…はァん…」ビクンッ
賢者「ほぉら、気持ち良くなってきただろ?」
勇者「ちょっと…待って…」
賢者「ふふ、もうここまで来たら待てないな!」ブニュッ
勇者「え?…きゃぁぅうい!!」ビクンッビクンッ
竜王『グルルルル……』
竜王(……あの額の印は……王家の印……)
竜王(『追放者の証』……)
竜王(同族にそこまでの仕打ちを受けながら、なぜ人のために戦える)
竜王(この世の誰一人、お前の奮闘を知りはしないのだぞ)
竜王(天界の目はもちろん、勇者が『伝説の剣』で為していたように)
竜王(他人へ声を届けることも、支援を集めることもできないのだぞ)
竜王(ともに戦う仲間もおらず、まともな武器やアイテムさえ持たず)
竜王(命を捨てるも同然の、無謀な戦いを続けられるのは何故だ。何故だ――)
僧侶「うわあああっ!」
竜王『!! く、来るな』
竜王『物狂いの分際が、我に纏うなアアァァ!!』
竜王は はげしいほのおを はきだした!
僧侶は フバーハを となえた! ▼ ――
竜王(……あの額の印は……王家の印……)
竜王(『追放者の証』……)
竜王(同族にそこまでの仕打ちを受けながら、なぜ人のために戦える)
竜王(この世の誰一人、お前の奮闘を知りはしないのだぞ)
竜王(天界の目はもちろん、勇者が『伝説の剣』で為していたように)
竜王(他人へ声を届けることも、支援を集めることもできないのだぞ)
竜王(ともに戦う仲間もおらず、まともな武器やアイテムさえ持たず)
竜王(命を捨てるも同然の、無謀な戦いを続けられるのは何故だ。何故だ――)
僧侶「うわあああっ!」
竜王『!! く、来るな』
竜王『物狂いの分際が、我に纏うなアアァァ!!』
竜王は はげしいほのおを はきだした!
僧侶は フバーハを となえた! ▼ ――
もう、この僧侶は人間じゃないな
精神面で
良い事か悪い事かは何とも言えんトコだけど
精神面で
良い事か悪い事かは何とも言えんトコだけど
ちょっとゾーマ戦のBGM置いておきますね
http://www.youtube.com/watch?v=80Lrl1JfIi0
http://www.youtube.com/watch?v=80Lrl1JfIi0
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