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    元スレ岡部「ギガロマニアックス?」

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    みんなの評価 : ★★★
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    101 = 42 :

    うぴぃ!

    103 = 76 :

    ガッ

    107 = 1 :

    鈴羽「で、どうしたの?」

    岡部「IBN5100を探しに……な」

    鈴羽「嘘! あったの!?」

    岡部「いや、なかった……」

    鈴羽「……そっか」

    岡部(くそ、一体どこに行ってしまったんだ……)

    鈴羽「じゃあ、あたしは行くよ」

    拓巳「い、行くってどこへ……」

    鈴羽「1975年、IBN5100の発売された年」

    拓巳「ま、まじっすか!」

    岡部「……」

    鈴羽「……」

    岡部「鈴羽よ……お前、この時代へは、父親を探しに来たんじゃないのか?」

    鈴羽「そうだったんだけど……探してる暇も、もうないかな……」

    108 = 1 :

    鈴羽「タイムマシンオフ会でも、結局見つけることはできなったし……」

    鈴羽「今は一秒でも早く、君にIBN5100を託さないと、ね」


    鈴羽はどこか憂いを帯びた表情をしている。
    やはり、行ったら戻ってこれないのだろう。


    岡部「俺はっ……お前の父親の居場所を知っている」

    鈴羽「う、嘘! ホントに!?」

    109 = 1 :

    ~メイクイーン~



    鈴羽「ホントにこんな所にいんのぉ?」

    岡部「あぁ……恐らく、来ているはず」

    鈴羽「ここってさ、メイド喫茶ってヤツだよね。と、父さんって一体……」

    岡部「一応、覚悟はしておけ」

    鈴羽「まさか、メイド服来て登場とかしない……よね」

    岡部「それはない」

    まゆり「おかえりニャさいませー、ご主人様~」

    フェイリス「ニャニャ、凶真、また来たのかニャン?」

    岡部「ああ」

    フェイリス「ニャフフ、やっぱり凶真はフェイリスのことが──って」

    フェイリス「凶真……その後ろのかわいい女子は誰かニャ……」

    岡部「え? い、いや、こ、これはだな──」

    110 :

    オカリンハーレムとタクミハーレム
    何処で差が付いたのか

    111 = 1 :

    フェイリス「フェイリスが前線で必死に戦っているときに凶真は……凶真は……!」

    フェイリス「凶真のニャンばかーっ!」

    岡部「お、落ち着けェーっ!」

    ダル「ちょっとちょっと! なにフェイリスたんと馴れ馴れしくしてるのさ!!」

    岡部「ダ、ダル!」

    ダル「って、よく見れば鳳凰院氏じゃないっすかー、また会えて感激っす」

    フェイリス「ダルニャンには少し黙っててもらいたいのニャ。今はフェイリスが話してるのニャ」

    ダル「ぐは……」

    まゆり「フェリスちゃんはダルニャンくんに容赦ないねー」

    岡部「おい鈴羽……心して聞くがいい」

    鈴羽「え? なになに?」

    フェイリス「凶真? 何こそこそと話してるのニャ」

    112 :

    ダルシィ☆ニャンニャン

    114 = 1 :

    岡部「この帽子をかぶった大男こそがお前の父親、橋田至だ」

    鈴羽「え? 父さんこんなに太ってなかったよ?」

    岡部「痩せたのだろう。信じろといっても無理かもしれないが……事実だ」

    鈴羽「そ、そっか……」

    フェイリス「凶真ぁ!! フェイリスを差し置いて内緒話とはどういうことニャ!」

    岡部「ええい、いちいち勘ぐるでない! これは必要な儀式なのだっ」

    鈴羽「……」

    ダル「う、うぇぇ?」

    フェイリス「フニャ!?」

    まゆり「わわーっ!?」

    鈴羽「……とうさ──ううん」

    鈴羽「あたし……やり遂げるから……」

    ダル「え、え……?」

    115 = 1 :

    鈴羽「君たちがやり遂げようとしてたこと……あたしが……必ずやり遂げるから……」

    鈴羽「だから、見てて欲しい……」

    ダル「え? えっと、み、見てるよ……う、うん」

    鈴羽「……」

    鈴羽「あ、あはは……ごめんね、いきなりこんな事言われても、分かんないよね」

    ダル「え、あ、う……」

    鈴羽「っと、ごめん、もう行かなきゃ!」

    岡部「もう……いいのか?」

    鈴羽「これ以上居たら、この時代に、未練が残っちゃうかもしんないし、さ……」

    鈴羽「ホント、いきなりゴメンね! さよなら!」

    ダル「あ、ちょ!」

    116 = 1 :

    岡部「すまんフェイリス、俺も失礼する」

    フェイリス「きょ、凶真!?」

    まゆり「ほぇー……」

    ダル「……」

    フェイリス「ダルニャン?」

    ダル「……モテ期キタコレ?」

    まゆり「お~、ダルニャンくんにも春が来ました~」

    118 = 1 :

    ~ラジ館8階~



    岡部「やはり、ここに跳躍していたのか……」

    鈴羽「あはは、別の世界線でもここだったんだ、なんだか不思議だね」

    拓巳「ひょほーーー! これタイムマシン!? マジ!? 激アツ、激アツなんだけど!」

    セナ「実際に間近で見るとやはり驚かされるな……」

    拓巳「ねえねえ、ぶ、無事に1975年へ行けたらさ、75年の伝説の魔法物、ラ、ラジカルオミットちゃんのセル画を──」

    岡部「自重しろ!」

    拓巳「ふひひ、サ、サーセン!」

    岡部「店長にあいさつはすませたのか?」

    鈴羽「うん、今時のわけーもんはー、って怒られちゃった」

    岡部「今時……ではないのだがな」

    鈴羽「あはは、確かに」

    119 = 1 :

    鈴羽「そうだ、これ」

    岡部「ダイバージェンスメーター……」

    鈴羽「君にあげるよ」

    岡部「俺以外が持っててもしょうがないからな」

    鈴羽「あれ、どうしてあたしが言おうとしたこと……」

    岡部「いや……」

    鈴羽「まあいいや」

    鈴羽「岡部倫太郎……」

    鈴羽「必ず、君にIBN5100を託してみせるから──」

    鈴羽「きっと、未来を変えてね……今みたいな自由な世界に……変えてね──」


    ふと既視感。
    俺はこのまま鈴羽を1975年に送り出していいのだろうか。


    岡部「な、なぁ鈴羽!」

    鈴羽「ん?」

    121 = 1 :

    岡部「そのタイムマシン、壊れてたりしない……よな?」

    鈴羽「え? えーっと……うん、大丈夫だけど?」

    岡部「そ、そうか」

    鈴羽「ちょっとー、不安になるようなこと言わないでよー」

    岡部「あぁ……すまない」

    拓巳「で、でもさ……過去方向しか跳躍できないとか……そ、それじゃタイムマシンじゃなくね?」

    セナ「そう言うな。過去方向へのタイムトラベルを成功させただけでも大したものだろう」


              『いえね、確かにあったはずなんですが……なくなっていたんです』

    あ──

    まずい。
    このままでは。
    結局、俺の手にIBN5100が渡ることは──ない?


    鈴羽「それじゃあ、短い間だったけど──」

    岡部「鈴羽! ま、待て!」

    鈴羽「え? また? ど、どうしたの?」

    123 :

    しえん

    124 :

    しえーん

    125 :

    私怨

    129 :

    なの

    130 = 129 :

    のほほん

    131 = 110 :

    たはは…ピンク色は基本メインヒロインだと思うな!

    133 = 42 :

    そ、そうだね…星来たんこそメインヒロインだと思うよ。ふひひ

    134 :

    いまにこ動でカオヘの一話配信やってた

    138 :

    ほす

    140 = 1 :

    岡部(鈴羽がIBN5100を手に入れ、フェイリスパパに託し、彼が神社に奉納したとしても、いずれなくなることが決まっている……)

    岡部(どうすれば……)

    岡部「そ、そうだ!」

    岡部「IBN5100は! できるだけ複数購入するよう頼む!」

    鈴羽「あっはは、軽々しく言ってくれるなこのー!」

    鈴羽「当時の値段でも結構高いんだぞー?」

    岡部「……」

    岡部(恐らく……この世界線での鈴羽も、2000年前後に収束によって……)

    岡部(どうする、引き止めるか……? いや、止めてどうする……)

    岡部(死を仄めかしてもこいつは1975年に飛ぶだろう……)

    141 = 1 :

    岡部(ならば俺は……俺にできることは……)

    岡部「そ、それとだな」

    岡部「もし手に入れたら2000年までに俺の家に直接渡しに来てくれ!」

    鈴羽「え? い、いいけど……なんで2000年なの?」

    岡部「いや……」

    鈴羽「……」

    鈴羽「分かったよ。とにかく……絶対君に託すから、信じて待っててよ」

    143 = 1 :

    ────
    ───
    ──



    鈴羽「それじゃ、また……会おうね」

    拓巳「げ、元気でね!」

    セナ「健闘を祈る」

    岡部「……」


    ハッチが閉じ、しばらくすると、タイムマシンから静かな唸り声が上がり始める。
    同時に、目が眩むほどの光を放つタイムマシン。
    それでも俺は、この時代に鈴羽がいた形跡を必死に目に焼き付けようとした。

    数秒後、タイムマシンは跡形もなく消失した。
    俺の視界からも、この場所からも──

    俺は……過去を変えることが出来たのだろうか。
    俺に……未来を変えることが出来るのだろうか。

    今度は、鈴羽の思い出を消さずに済んだのだろうか。


    Chapter 3 『惜別のデジャヴュ』END

    144 = 123 :

    思念

    145 = 70 :

    あねもね号事件とノアが関係あるから、ロボノ勢も関係してきそう。

    146 = 1 :

    Chapter 4 『不可逆のモナド』



    セナ「行ってしまったな」

    拓巳「35年か~、な、長すぎだろ常考……」

    セナ「孫がいてもおかしくないな」

    拓巳「ぜ、ぜひ幼女であって欲しいです、ふひひ」

    セナ「……」

    拓巳「ちょ、ちょっと! ディ、ディソード出さないでよ!」

    岡部「……」


              『 .275349』


    岡部(ダイバージェンスの値が……変わっていない……)

    岡部(落ち着け……これは想定された事態だ、まだ分からない……)

    岡部「……二人は大檜山ビルに戻っていてくれ」

    拓巳「え?」

    147 = 1 :

    ~岡部宅~



    岡部「なぁ、親父。昔、誰かから古いパソコン、譲り受けなかったか?」

    岡部の父「古いパソコン? えー……あぁ、確かにもらったなぁ」

    岡部「本当か!? 今、どこにある!?」

    岡部の父「それなんだがなぁ……」

    岡部の父「売っちまったんだよ」

    岡部「……は?」

    岡部の父「鈴さんには悪いと思ったんだが……」

    岡部「鈴……橋田鈴か!?」

    岡部の父「って、覚えてないのか? おめーもよく小さい頃遊んでもらってたじゃねーか」

    岡部「小さい頃から……遊んで……?」

    岡部(この世界線の過去の記憶を、俺は知らない……)

    岡部の父「お前が生まれる前からの付き合いだったよ。良い人だった」

    148 = 138 :

    親父ぃ

    149 = 1 :

    岡部「……」

    岡部(鈴羽は確かに……俺にIBN5100を託してくれていたんだ……なのに……」

    岡部「ど、どうして売ったんだよっ!」

    岡部の父「お前……覚えてないのか?」

    岡部「は? 何をだよ」

    岡部の父「前に話しただろ。母さんがお前を身篭ってる時に誘拐されたって話。えーと、あれは……91年の8月くらいだったか……」

    岡部「誘拐……?」

    岡部の父「で、その誘拐の身代金が払えなくて手をこまねいてたら……」

    岡部の父「ちょうどフランスの実業家が、そのなんちゃらっていうパソコンを高額で買い取りたいっていう話を持ちかけてきてな?」

    岡部の父「それで仕方なく、だ」

    岡部(また……フランスの実業家……フェイリスのパパさんの時も……)

    岡部の父「その誘拐事件のこと、鈴さんは随分気に病んでたな……」

    岡部の父「鈴さんに責任はねーってのに……」

    150 :

    持ち主に不幸がおこる呪われたPC


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