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    元スレ岡部「ギガロマニアックス?」

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    みんなの評価 : ★★★
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    51 = 42 :

    買ってるシーンや買いだめもあるけど
    普通にどこからともなく取り出して食べてた気が…
    ぼ、僕はコーラ味がいいです……

    52 = 1 :

    ~大檜山ビル2階~



    岡部「ラボ──いや、この部屋はお前が使っていたのだな」

    鈴羽「最初は店長のお家にお邪魔させてもらってたんだけど、つい最近貸してもらったんだ」

    鈴羽「空き部屋だし、ちょうどいいってことで、格安でね」

    岡部(だから店長の家にダイバージェンスメーターがあったのだな……)

    鈴羽「それに……」

    岡部「それに?」

    鈴羽「なんだか、すごく思い入れがあるんだよね、この場所」

    岡部(……フェイリスと同じように、鈴羽にもリーディングシュタイナーが発動したのか?)

    鈴羽「一応さ、ギガロマニアックスの力について、もう一度おさらいしてみようか」

    岡部「あぁ……」

    53 = 40 :

    アイス齧りながら入るつもりなのか…

    54 = 1 :

    岡部「ギガロマニアックス……妄想の剣ディソードを持ち、妄想を現実化することの出来る人間」

    岡部「これでいいな」

    セナ「もっとも、ギガロマニアックスの力は様々な使い道がある」

    セナ「ディソードをリアルブートし、現実の剣として使用すること」

    セナ「他人の思考を読む、見る」

    セナ「他人に思考を読ませる、見させる」

    セナ「人の記憶を改変したり、五感をコントロールし洗脳することも可能だ」

    セナ「力の強い者が望めば、生物すら作り出せる」

    岡部「やりたい放題ではないか……」

    セナ「だが弱点がないわけではない」

    岡部「と言うと?」

    56 = 1 :

    セナ「一つは、周囲の人間に対して認識するよう働きかけなければならないので自分だけでは使用できないということ」

    セナ「もう一つ、は肉体の再生はできないということ」

    セナ「脳が痛みを認識してしまう為、怪我の治療などには使えない」

    岡部「ふむ……」

    セナ「また、特殊な例だが……他人の心の声が音声として、強制的に頭の中に流れてくるという能力を持った者もいる」

    岡部「強制的に……」

    セナ「制御はできないらしい」

    セナ「他人のむき出しの心の声が無制限に聞こえてしまうというのも、本人にとっては耐え難い苦痛だ」

    岡部「そう言われれば、そうなのかもしれないな……」

    セナ「……」

     ガターン

    拓巳「セナァァァァ!!」

    セナ「やっときたか」

    岡部「お前は……さっきの……」

    57 = 1 :

    鈴羽「えっと……誰?」

    セナ「西條拓巳、私が呼んだ」

    岡部「……! どこかで見覚えがあると思ったら、ニュージェネ事件のエスパー西條か!」

    拓巳「セ、セナ! な、七海たち見つかったのっ!?」

    セナ「……いや」

    拓巳「って、どっ、どこにも居ないじゃないかっ……」

    拓巳「ぐぞぉぉぅ、僕にギガロマニアックスの力が残ってればぁぁぁっ」

    岡部(こいつもギガロマニアックス……? でも能力は失われているのか?)

    セナ「落ち着け西條、私だって梢たちを助けたい」

    拓巳「って、あ……こ、この人達は……?」

    鈴羽「阿万音鈴羽、よろしく」

    岡部「……鳳凰院凶真だ」

    拓巳「う、うそ! マ、マ、ママジ!? あの凄腕雷ネッターの? で、でもなんでセナと一緒に……」

    58 = 1 :

    ────
    ───
    ──


    鈴羽「さっきも言ったけど、未来の世界はSERNが支配している。人工のギガロマニアック装置、ノアを使ってね」

    拓巳「ちょ! う、うそ……でしょ? つか、み、未来って……なんぞ……」

    セナ「だが、プロジェクトノアを企てた野呂瀬はすでに死んでいる。ノアⅡも破壊されたはずだ」

    拓巳「そ、そうだぞ! の、の、野呂瀬は死んだし、ノ、ノアⅡも破壊した!」

    鈴羽「プロジェクトノア……ニュージェネ事件や渋谷崩壊を引き起こす元となった計画」

    岡部(この世界線でも渋谷崩壊はあったのか……)

    鈴羽「2009年に野呂瀬玄一をはじめとした首謀者の死亡、及びノアⅡが破壊されたことにより計画は阻止された」

    鈴羽「だけど、SERNが再びノア──いや、ノアⅢを開発した。そして──」

    鈴羽「ノアⅢの力を独占し、プロジェクトノアを引き継ぐ形で、世界人間牧場化計画を実行したんだよ」

    拓巳「ノア……Ⅲ……?」

    セナ「バカな……」

    60 = 1 :

    鈴羽「SERNはノアⅢを使って人々の思考──攻撃性や欲望といった感情をコントロールすることで、ほぼ完全なディストピアを構築してる……」

    セナ「だが……野呂瀬はSERN……300人委員会に対し反旗を翻そうとしていたはず」

    岡部(300人委員会……いや、SERNならば不思議はない、か)

    セナ「なぜその委員会がプロジェクトノアを引き継いだんだ?」

    鈴羽「技術をSERNが盗んだか……最初から野呂瀬が踊らされていたのか……って考えるのが自然だろうね」

    岡部(自然……なのか? α世界線ではノアのことなど一切聞かなかったが……)

    岡部(……しかしタイムマシンではなく、妄想を現実にする装置でディストピア構築とは……一体どんな心変わりを?)

    岡部(いや、電話レンジがないのだから、タイムトラベル研究が頓挫する……のか)

    拓巳「と、とすると、な、七海たちがどっか行っちゃったのも、SERNの仕業……なの?」

    鈴羽「恐らくそうだよ」

    岡部「どういうことなんだ?」

    セナ「今、私の周りで、ギガロマニアックスの力を持った人間が次々と行方不明になっているんだ」

    セナ「4日ほど前に、梢……私の友人が」

    拓巳「こ、こずぴぃを探してたら……こ、今度は梨深と七海が……」

    鈴羽「計画の邪魔にならないよう、さらったか……もしくは……」

    61 = 1 :

    セナ「ギガロマニアックスが力を使う過程で放出する特殊な脳波のサンプル、コードサンプルを採取するため……か?」

    岡部「コードサンプル?」

    セナ「ノアの完成には、ハードウェアとは別にギガロマニアックスのコードサンプル──いわばソフトウェアに当たる部分が必要になる」

    岡部「ということはつまり、まだ開発段階……ということでいいな?」

    鈴羽「うん。ノアⅢの稼働は、2012年12月21日」

    鈴羽「このままじゃノアⅢが完成してしまう。早く未来を変えないと──」

    拓巳「なんだよそれ……」

    岡部「お、おい……?」

    拓巳「なんだよそれなんだよそれなんだよそれぇっ!」

    セナ「おい、西條……落ち着け」

    62 = 1 :

    拓巳「せ、せっかく! ぼっ、僕が野呂瀬を倒したっていうのになんだよそれ!!」

    拓巳「死ぬとこだったんだぞ! め、めちゃくちゃ怖かったんだぞ! つ、つか一回死んだも同然でしたしー!!」

    拓巳「妄想の中で三日三晩拷問みたいな痛み味わってさ! それなのに……また……」

    拓巳「ま、また僕に世界を救えっての……? 僕は英雄なんかじゃ……」

    鈴羽「ちょっと、落ち着いてよ西條拓巳」

    拓巳「お、落ち着いてなんて……」

    鈴羽「未来を変える鍵は君じゃなく、岡部倫太郎が握っている」

    拓巳「へ……?」

    鈴羽「岡部倫太郎も君も、話を最後まで聞かないんだから、まったく」

    岡部「……悪かったな」

    拓巳「つか、さ、さっきから未来って……。なに? なんなの? み、未来って何さ。こ、この人も電波なの?」

    鈴羽「あぁ、君にはまだ言ってなかったっけ」

    セナ「こいつはタイムトラベラーだ」

    拓巳「へっ?」

    63 = 16 :

    12月21日ってマヤの予言で大いなる進化とかあったな

    64 = 1 :

    鈴羽「そう、あたしはタイムトラベラー・ジョンタイター」

    拓巳「え? ええええ!? そ、そ、それって7月の終わりに@ちゃんで、ま、祭りになってた!?」

    鈴羽「2036年から来たんだ。未来を変えるために──」

    岡部「……」


    鈴羽はまた、未来を変えろ、などと言ってくる。
    正直、俺は迷っていた。
    確かにまゆりとフェイリスのパパさんを助けるためにした選択は、逃げだ。
    鈴羽の思いを犠牲にしておきながら、無責任であった、と言える。

    しかし──

    未来を変えたら、その先は一体どうなるんだ?
    また世界線を不用意に変えてもいいのか?

    俺は受け入れたんだ。
    この世界を……。
    二人が生きているこの世界を……。



    Chapter 2 『虚像妄想のリアル』END

    65 = 40 :

    え、あと3、4か月しかないじゃん と思ったけど
    そう言えばシュタゲは2010年の秋葉原って設定だった

    66 = 1 :

    Chapter 3 『惜別のデジャヴュ』



    岡部「…………」

    セナ「アトラクターフィールド理論……過程は違えど必ず行き着く結果は同じになる、ということか」

    鈴羽「そうだよ」

    セナ「2036年ではそのような理論が提唱されているのか。……驚いたな」

    鈴羽「そして、世界線を移動しても記憶を持ち続けることのできる岡部倫太郎こそが世界を救う鍵なんだよ」

    拓巳「つかジョンタイター存在したんだキタコレ!
        祭りも沈静化してたから完全に忘れてたってばよ!
        ポーター共のいたずら乙って決めてた僕のバカバカ!
        それにしてもこんなにかわいいおにゃのこがタイターとかムネアツすぎ!」

    拓巳「み、未来人のしょ、証拠、み、見せて、ほ、ほ、ほしいなチラッチラ、なんて! ふひひ」

    鈴羽「証拠って言われてもなぁ……ラジ館にめり込んでる機械がタイムマシンだよ、ってくらいかな」

    拓巳「うそ! あれ、タッ、タイムマシン!? まっじかよ! じっ、人工衛星じゃねーじゃんっ!」

    岡部「鈴羽」

    鈴羽「ん?」

    67 = 1 :

    岡部「未来を変えろ、といったな」

    鈴羽「う、うん……」

    岡部「俺は……お断りだ」

    拓巳「へ?」

    鈴羽「へ?」

    岡部「俺はもう、受け入れたんだ、この世界線を……」

    岡部「まゆりとフェイリスのパパさんが生きてるこの世界線を……」

    拓巳「ちょ、ちょっと待ってよ! そんなの無責任だろおっ!?」

    岡部「これ以上世界線を不用意に変えて、二人が再び命を落とすことになったら……俺は……」

    拓巳「そ、それじゃあ捕まってる七海たちは、どっ、どうなるのさ!」

    岡部「……」

    鈴羽「岡部倫太郎……」

    68 = 40 :

    この時点でも十分苦汁を舐めてきたからなー…

    69 = 1 :

    岡部「すまない、俺は……」

    鈴羽「椎名まゆりも、SERNに捕まるって言ったら、どうする?」

    岡部「何……? それはどういう意味だ……?」

    鈴羽「そのままの意味だよ。椎名まゆりはSERNに捕まる」

    鈴羽「コードサンプル採取の目的でね」

    セナ「ということはつまりそいつも──」

    鈴羽「そう──」

    鈴羽「椎名まゆりはギガロマニアックスの素質を持っている」

    岡部「馬鹿な……」

    拓巳「そうか……ぼ、僕の力がなくなったことでコードサンプルが十分じゃなくなったんだ……」

    拓巳「だ、だから他のギガロマニアックスも捕まえて、ノアをより完璧に仕立て上げるために……」

    岡部「くっ……まゆりっ!」

    鈴羽「大丈夫、椎名まゆりが拉致されるまでは時間がある」

    70 :

    しえん

    71 = 10 :

    まゆりもタイムリープしてるからなぁ

    72 :

    >>51
    ギガロマニアックスの能力で空間を圧縮して買い置きのガ○ガリ君を格納して…

    73 = 1 :

    岡部「でも!」

    鈴羽「今君が行っても、どうにもならないでしょ」

    岡部「確かに、そうだがっ……」

    鈴羽「2010年8月25日、SERNに捕らえられた椎名まゆり」

    鈴羽「彼女はその後、拷問の果てにギガロマニアックスとして覚醒することになる」

    岡部「ご、拷問だと!?」

    セナ「ギガロマニアックスの素質を持つ者がギガロマニアックスとして覚醒するには……」

    セナ「想像を絶する程の肉体的、精神的苦痛に耐え抜かなくてはならない」

    岡部「は!?」

    セナ「その苦痛を受け入れた時……」

    セナ「それまで風景に溶け込んでいたディソードが持ち主の前に姿を現す」

    セナ「故にディソードを持つギガロマニアックスは、誰もがみな……一度は心が壊れているんだ」

    拓巳「ぼ、僕の時も大変だったよ……みんなして僕をいじめてさ……」

    セナ「あれはお前がヘタレすぎたんだ」

    拓巳「セ、セナに言われたくない……」

    74 = 1 :

    鈴羽「ギガロマニアックスのコードサンプルを取られた椎名まゆりは……」

    鈴羽「いや、SERNに捕らえられたギガロマニアックス達はみな……処分されることになる。ノアⅢの稼働とともに」

    岡部「そんな……」

    拓巳「う、うそ……でしょ……?」

    鈴羽「覚醒したギガロマニアックスに、ノアⅢの洗脳はほとんど効かないしね……」

    鈴羽「邪魔な存在ってことで、消されたんだと思う……」

    岡部(この世界線でのまゆりも助けられないっていうのか……)

    岡部(それも拷問だなんて……そんなのあんまりだろ……)

    鈴羽「そして岡部倫太郎。君もギガロマニアックスとしての素質を持っている」

    岡部「俺も……?」

    拓巳「そ、そうなの?」

    セナ「さっき私の剣を見ただろう」

    岡部「あ、あぁ……」

    75 = 59 :

    こんなに早いとさるくらうぞ

    77 = 1 :

    セナ「リアルブートする前のディソードを見ることが出来るお前は、ギガロマニアックスとしての素質を持っている」

    セナ「あの時……”見えてないフリ”をしていたとはな、まんまと騙された」

    岡部「……?」

    岡部(確かに俺は一年前、こいつに会った時”剣が見えるか”と問われたが……)

    岡部(結局剣などどこにも存在していなく……)

    岡部(その当時は厨二病全盛期だったので、”見えるぞ? 妖刀朧雪月花か”と、ホラを吹いたのだが……)

    岡部「俺がギガロマニアックスの素質を……」

    鈴羽「でも岡部倫太郎、君だけは処分されなかった」

    岡部「……なぜだ」

    鈴羽「一つは、君の妄想力がそこまで高くなかったってこと」

    岡部「……貶されてるのか、褒められてるのか、分からんな」

    鈴羽「もう一つは、タイムトラベルに関する知識を持っていたこと」

    鈴羽「SERNはさ、タイムトラベルの研究も行なっていたんだ」

    岡部(前の世界線ではむしろそちらの方が本来の目的だったが……)

    78 :

    僕もシュタゲSSを書いてみたいので誰かスレ立て代行してください

    79 = 1 :

    鈴羽「世界線を越えても記憶を持ち続ける力、リーディングシュタイナー。君はSERNにその力を持ちかけて、処分を逃れたんだ」

    鈴羽「後に君は脱走しSERNに対抗するレジスタンスを結成することになる」

    岡部「レジスタンス……」

    鈴羽「未来では人々の意思なんて無いも同然。まさに家畜同然の扱いを受けている」

    鈴羽「ただ生かされ、ただ死んでいく……。洗脳が効かない者は容赦なく殺される……」

    鈴羽「そんな世界を変えるためにレジスタンスを結成した君は、SERNに抵抗を続け──」

    鈴羽「父さんたちレジスタンスの仲間と共にタイムマシンを開発──」

    鈴羽「世界を……未来を変えるのは父さんの意志でもあり……そして、君の意志でも、あるんだよ」

    岡部「俺の……意志……」

    鈴羽「そう、椎名まゆりを救おうとする意志だけじゃない。世界に自由をもたらす立派な志だよ!」

    岡部(そう言えば、α世界線でも似たような会話をしたな……)

    80 = 59 :

    そんな事言うならタイトルくだしあ

    81 = 42 :

    あああ、これ見てたら混沌の扉が見たくなってきた
    なんで当時ニトロプラスコンプリート買い逃したんだよ。氏ね!

    82 = 1 :

    岡部(あの時俺は、その意志をくだらないと一蹴したが──)

    拓巳「たっ、頼むよ……七海たちの命もかかってるんだよぉっ……」

    岡部「……いいさ、やってやるよ」

    岡部「まゆりを助けるためなんだろ? それならなんだってやってやる」

    岡部「言っとくがこれはまゆりを救うためであって、世界を救うためじゃない」

    拓巳「お、女絡みっすか……」

    鈴羽「良かった……」

    岡部(この世界線での俺とまゆりはほとんど他人といっていいようなもの)

    岡部(だが他人になったからと言って……殺させるわけにはいかない)

    83 = 1 :

    岡部「そういえば……」

    岡部「紅莉栖……牧瀬紅莉栖は未来ではどうなっていた?」

    岡部(あいつがいてくれれば心強いが……いや、巻き込むわけにもいかないか?)

    鈴羽「……まさか君からそんな名前が出るなんてね」

    岡部「……?」

    鈴羽「牧瀬紅莉栖……あいつはSERNでタイムトラベル研究に従事していた」

    岡部「なに……?」

    鈴羽「2036年現在でも、研究はうまく行ってないみたいだけど……」

    鈴羽「それでもSERNに協力する科学者なんて、許せないっ……!」

    鈴羽「ノアⅢに加えてタイムマシンなんて作られた日には、それこそおしまいだよっ……」

    岡部(バカな……)

    岡部(この世界線での紅莉栖やダルはSERNに拉致される理由もないはず……)

    岡部(だとしたら紅莉栖が自発的に? くそ、訳がわからんぞ……)

    84 = 59 :

    >>78言ってみただけかコラ

    85 = 1 :

    岡部(でも……この未知の世界線ですらまゆりの命が失われるというのであれば……)

    岡部「……で? どうすればいいのだ?」

    鈴羽「世界を救う鍵……未来を変える方法は、IBN5100にある」

    岡部「……IBN……5100……」

    鈴羽「ノアⅢの構築プログラムのデータ──いわばハードウェア部分の設計図だね」

    鈴羽「未来の君が掴んだ情報によれば 、そのデータは今、SERNの最重要機密のデータベースにのみ存在している」

    鈴羽「そしてノアⅢの開発は、すべてのギガロマニアックスのコードサンプルが採取されない限りスタートしないんだ」

    岡部「ということはつまり……」

    鈴羽「IBN5100を使ってSERNのデータベースにクラッキングを仕掛け──」

    岡部「ノアⅢの構築するためのデータを消してしまえば──」

    鈴羽「未来を変えられる──」

    鈴羽「ホントはもっと早く君に接触して、この情報とIBN5100を託すつもりだったんだけど……」

    鈴羽「時間が掛かっちゃったね。ごめん……」

    拓巳「で、でもSERNにクラッキングとか、む、無理じゃね?」

    86 = 1 :

    岡部「それは、マイフェイバリットライトアームに頼めば問題ない」

    セナ「なんだそれは……」

    拓巳「で、でもさ、仮にできたとしても、ノアⅢの設計図はど、どうやって探すのさ?」

    拓巳「希テクノロジーが開発したんだよ? わ、分かるの?」

    セナ「問題ない、私が解析できる」

    拓巳「あ──そ、そうか、セナのお父さんって……希のしゃ、社員だったんだ」

    セナ「……」

    拓巳「あ、ご、ごめ……」

    岡部「よし、ならば早速IBN5100を──」

    鈴羽「うん、君に託すために……1975年に……飛ぶよ」

    鈴羽「思った以上に事態は深刻みたいだしね……」

    鈴羽「大分岐によって、捕まったギガロマニアックスたちの運命も変えられればいいんだけど……」

    岡部「……いや、待て」

    鈴羽「ん?」

    岡部(フェイリスは確か、パパさんにIBN5100を売らないようにDメールを送ったはず)

    87 = 1 :

    鈴羽「どうしたの?」

    岡部(だとしたらパパさんがIBN5100を持っている?)

    岡部「早速フェイリスパパに──」

    岡部「ってちょっと待て! あの人は今、海外に飛んでるのだったっ……!」

    岡部(いや…………もしかすると)

    鈴羽「ちょっとー、どうしたのさー? 説明してよー」

    岡部「すぐ戻る!」

    88 = 1 :

    ~柳林神社~



    岡部「はぁっ……はぁっ……ふぅっ……はぁっ……」

    るか「お掃除終わりっと……」

    岡部(ルカ子……)

    るか「あ……」

    岡部(相変わらず巫女服が似合っている、だが……どっちだ?)

    るか「えっと、参拝の方……ですか……?」

    岡部「……あ、いや……少し尋ねたいことがあるので、お父上を呼んできてもらえるか?」

    るか「お父さん……ですか? 分かりました、呼んできますね」

    岡部(やはりこの世界線では俺とルカ子に面識はないみたいだな)

    89 = 40 :

    ルカちゃん・・・

    92 = 1 :

    ────
    ───
    ──


    栄輔「おやおや、これはこれは、どうされました?」

    岡部「ええと、その……昔、この神社に古いパソコンが奉納されたりはしませんでしたか?」

    栄輔「古いパソコン……ですか?」

    栄輔「……あぁ。奉納という言葉が正しいかどうかはわかりませんが、昔古いパソコンが預けられたのは確かです」

    岡部(やった!)

    栄輔「それがどうかしましたか?」

    岡部「もしよろしければ、貸していただきたいのですが」

    栄輔「ええ、分かりました。少し待っててくださいね」

    岡部(よし……)

    93 = 1 :

    ────
    ───
    ──


    栄輔「おかしいですねえ……」

    岡部「ど、どうかしたんですか?」

    栄輔「いえね、確かにあったはずなんですが……なくなっていたんです」

    岡部「え……」

    栄輔「去年の大晦日まではあったんです。……るかも覚えてるよな?」

    るか「はい……確かにあったと思います。ボクも大掃除の時に、確認しましたから……」

    94 = 1 :

    ────
    ───
    ──


    岡部(どういうことだ……? フェイリスパパが奉納したのはルカ子の父上の証言からも明らか……)

    岡部(……ルカ子のDメールか……もしくは萌郁のDメールが関係していると?)

    岡部(だとしても、俺にはもうどうすることもできない……)



    ~大檜山ビル2階~



    拓巳「あ、か、帰ってきた」

    鈴羽「ちょっとー、説明もなしにどっか行かないでよー」

    拓巳「そ、そうだぞっ」

    拓巳「お、おかげで僕は両手に花……じゃなくて、たっ、大変だったんだからなっ」

    鈴羽「あっはは、全然喋ってなかったよね君」

    拓巳「そ、そもそも2036年の科学とか話されても、ぼっ、僕には理解できないっつーのっ」

    95 = 42 :

    ロボノ勢は種子島で小学生だからキツくね?

    96 = 59 :

    へい

    98 :

    ビシィッ!!

    99 = 59 :

    さるくらってる予感
    他スレ書きこむと捗る

    100 = 16 :

    るみぽ


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