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元スレ七咲「先輩、部活やめちゃいました」

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251 = 207 :

~~~~~

「……おお」チャプ

七咲「どうですか?」

「うん、とっても暖かい」

七咲「ふふっ、全身にたっぷりと浸かってくださいね」

「お、お言葉に甘えて…肩まで入ろうかな…ふぉおおおおっ…!」ぶるぶる…

七咲「くすっ」

「これが本当に天然の温泉なのか…気持ちよすぎるだろう…ふへぇ~…」

七咲「いいなぁ、私も入りたいです」

「じゃあ、入る七咲?」

七咲「先輩みたいに、なんでもかんでも融通は利かないんですっ」

「それ、僕が馬鹿だって言ってない?」

七咲「ええ、もしかしたら」

「…やっぱり…あ、でももったいないよこれは…本当にいいや…ふぃー」

253 = 207 :

七咲「………」

「んー……ねえ、七咲」

七咲「どうしました?」

「塚原先輩って…放課後に会った?」

七咲「塚原先輩、ですか? ……えーっと、今日は会ってませんね」

「本当に? そっか、それじゃあ後で色々と報告を…」

(怒るだろうなぁ…塚原先輩。でも、僕の覚悟はやっぱり変わらなかったんだ、ちゃんと言わなくちゃ)

「──って、ちょっと待ってくれ!」

七咲「はい?」

「七咲、さっきなんていった?」

七咲「さっきって……私も入りたいってことですか?」

「ち、違う違う! 戻り過ぎ!」

「塚原先輩と会ったかって、聞いたよね僕?」

七咲「ええ、会ってませんと答えましたけど…」

254 = 207 :

「それって……放課後の話だよね?」

七咲「いえ、だから今日は会ってません」

「え?」

七咲「塚原先輩と、今日は会ってませんよって」

「…で、でも…先輩に聞いた時…七咲の事教えてくれたよ?」

七咲「わ、私の事ですか? え、えっと…それは? どういうことを?」

「他愛もないことだったけど…頑張ってるのか、元気にしてるかって…」

七咲「…そんなことを、でも先輩」

七咲「──私、一カ月ぐらい塚原先輩と会話してませんよ?」

「………」

七咲「色々とごたごたがあるらしくて、塚原先輩と会話する機会がめっぽう減ってしまって」

七咲「だからその、橘先輩が私の事を聞いたのって…本当に最近の私のコト、なんですか?」

256 :

いいよいいよ

257 = 207 :

「それは…」

七咲「確かに会話をしてないだけで、見かけることは沢山ありましたけど…」

七咲「…私の体調やら、頑張ってるかなんて事を知れるほど……近くに居ませんでしたけど…?」

「………」


『何時も通りよ、以前通り頑張ってるわ』


「…塚原、先輩…?」


『気になる事は当たり前じゃない、大切だった人の事を思うのに、なにが悪い事があるの?』

『あの子は頑張ってる。誰に頼る事もなく、一人の力で頑張り続けてる』

『───だから敢えて言わせてほしいの、ありがとうと。きみに』


「今日に、限ったことじゃない…今までこの一ヶ月間…ずっと僕に伝えてくれたのは…?」


『いいえ、大したものよ。尊敬しちゃうわ』

258 = 207 :

「………」

七咲「…先輩?」

「───七咲、一か月前にぐらいに…塚原先輩が何か言ってなかった?」

七咲「一か月前、ですか……特に何もなかったような」

七咲「あ、そういうば少し不思議な事を言っていたような…えーっと…こうだった、かな」


七咲「───まだ終わることは出来ない、って呟いてたような…」


「…出来ない? 終わる事が? どうしてそれが気になってるんだ七咲?」

七咲「えっと、その……それ以来から塚原先輩と会話してない、からだと思います」

「それが最後に塚原先輩が言った言葉だから?」

七咲「はい、多分そうだと思いますよ」

「……」

七咲「あの、先輩? なにをさっきからそこまで悩んでらっしゃるんですか?」

259 = 207 :

「…あのさ、七咲」

七咲「はい?」

「あえて聞かないように、いや…
   もしかしたら聞かされてないようにされてたかもしれない、なのかな」

七咲「…先輩?」

「ごめん、唐突すぎるけど……七咲って、どうして骨折したの?」

七咲「えっ……」

「教えてくれないか、七咲」

七咲「…その、知らなかったんですか? 今まで?」

「うん、だってそれは…」

(…塚原先輩が、七咲が怪我をした事を言ってくれたから知ったんだ)

「…知る機会がなかったんだ、もちろん美也にだって聞いてなかったし」

七咲「はぁ、凄いですね先輩…怪我の原因も知らなくて…医者になるとか言ったんですか?」

「それは謝るよ、とにかく教えてくれないかな」

260 = 242 :

おいまさか

261 :

七咲「わかりました、そんなせっかちな先輩へ特別に教えてあげます───」


七咲「──もとの骨折の原因は部活です、そこで折ってしまったんですよ」


「部活…やっぱりそうだよね、一番考えられる原因だよ」

七咲「でしょう」

「というか僕だって、それとなく部活だろうって思ってたけど…」

「…まあ聞きたいことはそれだけじゃなくてね、七咲」

七咲「まだあるんですか」

「その原因って、折るまでに至った経緯はどんな感じだったの?」

七咲「経緯…実はちょっとよく憶えてないんですけど…えっと…」

七咲「あれは水泳部のみんなと、ランニングに行った時でした───」

263 = 261 :

 何時も通り、なにも変わらないランニングだったと思います。

七咲「はっ…はっ…」

 私は人よりちょっと長く走るよう意識してたので、周りはだれ一人いませんでした。

七咲「はっ…はっ…ふぅ…」

 ちょうど車が来たので足を止め、軽く息を整えようとして、そこからまた走り出そうと

 ───した所までは憶えてるんです。

七咲「──……え……」

 気がついて目を開けたら、塚原先輩がいました。

塚原「七咲っ…! 七咲! しっかりして、おねがい!」

 後で聞いた所によると、私は車道に飛び出して車に引かれそうになって。

 それでも間一髪避けたらしく、それから草むらへと倒れ込んで。

~~~~~~

七咲「近くにあった斜面でゴロゴロって転がった所、足がぽっきり折れてしまったと」

264 :

これはまさか……

ごくり

265 = 261 :

「……」

七咲「私のせいですね、どう考えても。車道に飛び出すなんて、本当に私って……はぁ」

「…憶えてないのに、どうしてそんな詳細を知ってるの?」

七咲「え? それは勿論、塚原先輩が教えてくれました」

七咲「どうやら近くまで来てたらしくて、塚原先輩ですし。足の速さは敵いません」

「……塚原先輩が…」

七咲「遠くから一部始終を見ていたらしく、それから警察と病院で引っ張りだこだったらしいですよ」

「……七咲を引きそうになった車の運転手は?」

七咲「きちんとお見舞いに来てくれてます、その…えっと…」

「ん? あはは、いいよ。あの時の七咲は色々と複雑な気分だったんだろ?」

七咲「…ごめんなさい、先輩がお見舞いに来てくれてた事はわかっていたのに…」

「僕はもう気にしてないよ、あの時の七咲だって、大好きな七咲に変わりは無いから」

267 :

私怨

268 :

おいおい先輩…

269 = 261 :

七咲「…はい、ありがとうございます…先輩」

「気にするなって、もう七咲は本当に…」

「本当に……僕に……前から…付きっ切りで…」


『──七咲の事、頼むわよ』


「一人でずっと悩んでばっかり…………」

七咲「それは…はい、わかってるんです」

七咲「先輩にずっと依存してる、何て言い方はしたくないですけど」

七咲「──でも、今回のこの骨折で…色々と知ることができました」

七咲「歩けなくなって、不便でしたけどね…」

七咲「…だからこそ、普段では見えなかったものを見る事が出来たんです」

七咲「私はずっと先輩に、付きっ切りだったと」

七咲「…頑張ることを、忘れてしまっていたと」

270 = 264 :

塚原先輩がいつから善人だと思っていた?

271 = 261 :

七咲「一人で出来る努力の仕方を忘れてしまっていた、だけど…もう思い出しましたから」

七咲「もし足が治ったのなら、
   私は以前の私より…ずっと頑張り屋になってると思います」


七咲「今まで以上に、大好きな水泳をやりきれると思ってるんです!」


ばしゃぁ!

七咲「え、きゃああっ!? せ、せんぱいっ…前っ!」ばばっ

「………」ポタポタ…

七咲「な、何を急に立ち上がってるんですかっ…!? ま、丸見えだったじゃないですかもうっ!」

「……わかったんだ」

七咲「え?」ちらっ

「そういうことか……ぜんぶ、全部…あの人が…」

「っ!」バチン!

272 = 264 :

クロ塚原先輩か

273 :

名探偵シンシ

274 = 261 :

七咲「ちょ、先輩!? 頬叩いてなにを…っ?」

「…これはね七咲、自分の事を怒ったんだ」

「──憶測で人を疑ったことにね、いくらなんでもそれないってさ」

七咲「は、はあ…?」

「だけど、それは本当の事なのかもしれない。色々と気になる事も聞いてるし…」じゃばっ

七咲「あっ…先輩っ! 何処に行くんですか!?」

「塚原先輩に会いに行ってくる」

七咲「べ、別に構いませんけど……下山ルートわかるんですか?」

「………」

七咲「もうすぐ叔父が来ると思いますので、もう少しだけ待っててください」

「……」

七咲「それに……聞かせてもらいますよ、先輩が考えてること」

七咲「全部です」

276 = 261 :

~~~~

七咲「──着きましたね、ここでいいんですか?」

「……七咲…その…」もじっ

七咲「今さら恥ずかしがってもしょうがないじゃないですか…」

「で、でもっ…!」

七咲「叔父にだって、可愛いと言われてたじゃないですか。なら平気ですよ」

「七咲のお、叔父さん半笑いだったよ!?」

七咲「当たり前です、迎えに来たら先輩がいたんですから。笑うにきまってるでしょう」

「僕ってそんなに面白いかな……ぐすんっ」

七咲「今現在を持って、面白くないことはないですね」

「ななさきぃ~っ…!」

七咲「ああ、もう…しっかりしてください! これから塚原先輩に会いに行くんでしょう!」

「だ、だけどっ…この格好はないよっ! いくらなんでも!」

「──スカートだよ!? それにフリフリの可愛い服っ…ぐぁー!」ふりふり

277 :

塚原響鬼ちゃん

278 :

橘さんイケメンだし女装したらそれなりになると予想

279 = 268 :

なぜだ、橘さんの女装に違和感を感じない

280 = 261 :

七咲「叔父だって男ものの着替えを持ってるわけないじゃないですか」

「じゃ、じゃあ僕の家に帰ってから着替えを取りに行ってもいいだろう!? 嘆いちゃうよ! 僕泣いちゃうよ!?」

七咲「私の服がすんなり入ったことに、私は嘆きたいんですけど…」

七咲「──というか大丈夫ですよ、ちゃんと女の子に見えますから」

「心配してるのはそこじゃないよ七咲…」

七咲「じゃあこれでもつけててください、可哀そうだと思ってつけませんでしたけど」

ぽすんっ

「…え? これって…カツラ!?」

七咲「叔父が劇団をやってるんです。車に入ってたのを見つけて、黙って持ってきちゃいました」

「………」

七咲「…なんていうか、意外にそう悪くないのが……」

「っ…うわあああああん…!」

七咲「…はいはい、ごめんなさい先輩…」なでなで

281 :

俺もなでなでされたい

282 = 261 :

「ひっく…でも、仕方ない…! これでいくしかないからね!」キリッ

七咲「ええ、そうですよ」

「んぐっ…はぁ、よし! とりあえず向かうの七咲───」

「───森島先輩のところだよ!」

七咲「え? 森島先輩、ですか?」

「そう、少しだけ話を聞かなくちゃいけないと思うんだ…」

「…ここ一カ月のことをね」

七咲「わかりました、では…行きますよ学校の中に」

「………」

七咲「…先輩、押してくれないのなら勝手に行きますけど?」

「…わかった、頑張る」ぐっ

きぃきぃ…

283 :

追いついたけど、こりゃこりゃビックリ

284 = 261 :

~~~~

「しつれいしまーす……」がら…

七咲「…居るんですかね、森島先輩」

「多分…いつも暇そうにしてるし、まだ帰ってないと思うけど…」

「──あら、逢ちゃん?」

七咲「あ、森島先輩」

森島「はろー! 元気にしてた? んふふ、
   やっぱり逢ちゃんはどんな逢ちゃんでもクールで可愛いわぁ~」

七咲「…すみません、お久しぶりです」ぺこ

森島「いいのよ、逢ちゃんだって色々と大変だってわかってるから。それよりも…」

「…!」

森島「誰なの? この女の子?」

「…え? わからないんですか?」

森島「わお! きみって橘くんの声まね上手ね~!」

285 = 261 :

「ええっ! ち、違いますよ! 僕です僕!」

森島「ぼく?」

七咲「森島先輩、これ、本人ですよ」

森島「……むむむ~?」

(す、すごく見られてる…っ)

森島「………もしかして、もしかしてなくても橘くん?」

「は、はい…橘純一です」

森島「……」ぷるぷる

「も、森島先輩…? あれ、七咲大丈夫かなこれ…?」

七咲「…大丈夫じゃないと思います、きっと」

森島「───なんっってキューーートなのかしらー!」ぎゅうっ

「うわぁっ!?」

286 = 261 :

森島「橘くんにこんな才能があったなんて! ぅんん~! 可愛いわぁ! グットグット!」なでなで

「や、やめてくださいっ…七咲が見てるのでっ…!」

森島「ありゃ、そうだったわ…ごめんなさい、逢ちゃん…」ちらっ

七咲「いいですよ、気にしないでやっちゃってください」

「七咲っ!?」

七咲「…」ぷいっ

(へそを曲げていらっしゃる! ま、待ってくれ! 森島先輩に抱き疲れたら誰だって鼻の下伸びるよ!?)

森島「わお! これってなにか化粧をしてるわけじゃないのね、凄い凄い。だったらそうね~うーんと、良いこと思いついた!」

森島「──ねぇー皆ぁ! ちょっとカモンカモン!」

「なになに森島さん、どうしたの?」

「うわ、背が高い。こんな子いたっけ?」

「あれ? どこかでみたような……例えばそう、水泳部で見かけたような…」

ぞろぞろ…

「えっ…? えっ?」

287 :

ええのぅ!

288 = 261 :

森島「ふふっ、実はね? この子は…ゴニョゴニョ」

「──えー! 男の子!? うそうそ本当に?」

「良く見ると確かに……本当によく見ると男だわ」

「やっぱ橘君か! どーりで見た事がある顔だって思った! …今度はそうやって覗くの?」

「ちょ、ちょっとまってください! ち、近いですって…!」

森島「照れない照れない、ねえねえ橘くん?」

「な、なんでしょうか…?」

森島「──ちょっとこっちに来てくれるかな、この椅子に座るだけでいいの、お願い…ね?」

「い……いやです!」

森島「え~どうして~?」

(何かされるにきまってるよ! この空気!)

「……」にやにや

(みんな笑ってるし! なんかこう…酷いよこれって!)

七咲「…先輩」

「な、七咲!? た、助けて…もう僕にはどうする事も出来ないから…っ!」

289 = 261 :

七咲「……」

七咲「…ここは行きましょう、罠だと分かっていてもです」

「七咲!?」

七咲「教えてもらうんですから、それなりにお返しが必要だと思いませんか?」

「そ、それはっ……そうだと思わなくないけど、でもでも!」

七咲「森島先輩、やっちゃってください」

森島「わお! 彼の彼女さんからオーケーを貰ったわよ皆!」

「…ふふ、じゃあちょっとこっちに来てね~」ぐいっ

「腕が鳴るなぁ、ふははは」

「サンキュ、七咲」

「うぉおおおおっ! いやだ! 僕は紳士としてっ…それは! 駄目だって───」

「──やめてぇえええええええ!!」

~~~~~~~

森島「聞きたいこと? ひびきちゃんのことについて?」すっすっ…

七咲「はい、ここ一カ月ぐらいのことを聞きたいんです」

290 = 261 :

「あ、これなんてどう? メイド服!」

「いや、確かにフリルが多くて良いけど…この体型なら薄いのもいけるハズ」

「じゃあレディスーツとかは?」

「…出来ればあんまり派手じゃないものとかで…」しくしく

森島「動かないの、化粧がずれちゃうじゃない」

「ううっ…すみません…」

七咲「…それで、なにかありませんか?」

森島「うーん……なにかって言われてもねえ、何時も通りの響ちゃんだったと思うよ?」

森島「部活も頑張ってて、私にとおしゃべりして、勉強も頑張ってた」

七咲「……」

「塚原さんのこと? 特におかしなことなんて…」

「別に普通だった気がする」

「…部活でも部長として頑張ってたよ? 七咲が居ないときも」

292 = 261 :

七咲「そう、ですか…」

七咲「───〝やっぱりそうだったんですか〟…」

森島「え?」

七咲「いえ、なんでもないです。どうも、ありがとうございました」ぺこ

森島「うん…別に構わないけれど、ひびきちゃんに何かあったの?」

七咲「そんな事は無いです…ただ、ちょっと聞きたい事があって」

森島「聞きたい事?」

七咲「はい」

「…やっぱメイド服だね、譲れないよ」

「仕方ない、しかしきわどいやつにしよう、ミニスカだ」

「猫耳もつけようよ! 猫耳! 可愛いよ絶対!」

森島「そっか、聞きたいことね……よし、出来たよ橘くん!」すっ

「──一体、何が出来たんですか本当に…」

森島「そんなことより、さあ着替えるわよ! レッツゴー!」ぐいっ

293 = 261 :

「えっ…着替えぐらい自分で出来ます! やめ、やめって! あー………」

~~~~

「っ…っ…」ぷるぷる

森島「…感動してるわ、今」

「すごい…かわいい…」

「ふむ…惜しいな、なんで男なんだよキミ」

「覗き放題だね! もう女の子にしか見えないゾ!」

七咲「……先輩、ですよね?」

「ぼ、僕だよっ……橘純一だよっ…!」ぷるぷるっ

森島「うっ…くっ…だ、だめよ抱きついちゃ…だめだめ…!」

「落ちついて森島さん! ここはぐっと我慢…だよ?」

森島「わ、わかってるわ……ふぃ~」

七咲「それじゃあ行きましょう、先輩」

「このままの恰好で!? い、いやだって服とかその耳とかは…!?」

294 = 264 :

眠いでごわす

ギャグは良いからはよ終わらせて

295 = 261 :

森島「あ、別に構わないわよ~。何時返してくれてもいいから」

「うぐっ…だけど、しかしですね!」

七咲「…先輩」

「な、七咲っ…これはどう見ても僕、ただの変態だよ!?」

七咲「女の子にしか見えませんけど…ええ、本当に」

「え……本当に? そうなの?」

七咲「自信を持っていいと思いますよ、それぐらいに今の先輩は…可愛いですから」

「七咲……」

七咲(この人は可愛いと言って喜ぶんだ…憶えておこう)

「そ、そうかなっ? えへへ、ちょっとなんだか自信がわいてきたぞっ」

七咲「その調子です、先輩。その気分のまま、塚原先輩の元へ行きましょう」

「…うむ、だけどこんなふざけた格好のままで行くのは…」

296 :

>>294
クソして寝ろ

297 = 261 :

七咲「それも大丈夫です、先輩がその格好だからこそ良いんじゃないですか」

「え…?」

七咲「色々と思惑が蔓延ってるようですけど、それは決して簡単なものじゃないと思ってます」

七咲「…だけど、先輩。私は信じてるんです」

七咲「──先輩なら、そんな面倒なことも全部一気に切り捨ててくれると」

「………」

七咲「面倒な事は、やりたくないことは、大きな想いで退かしてやるんですよね?」

「……ああ、そうだよ七咲」

「その通り、僕はやりたいことをやるだけだから」

「──恰好なんて、関係は無い。大事なのは心だけだ!」

七咲「ええ、行きましょう先輩」きぃ

七咲「……私も見つけたいです、あの人の本当の覚悟を」

298 :

終わるまで寝れない支援

299 = 261 :

~~~~~~~~

土手

塚原「……それで、なんなのその恰好は?」

「勝負服です」

塚原「…本気で言ってるの?」

「ええ、もちろん」

塚原「ふざけないで、いきなり下校中に呼びとめられたと思えば…」

塚原「…七咲まで連れて、しかもその格好」

「……」

塚原「一体何をしているの? 君は?」

「塚原先輩…」

塚原「私は言ったわよね、もう七咲とは関わるなと」

七咲「……塚原先輩」

塚原「七咲は黙ってなさい」

300 :

うんこなげーぞ


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