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元スレ七咲「先輩、部活やめちゃいました」

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202 = 86 :

「──げほっごほっ…い、痛い! やめろってプーっ!」

にゃー!

「た、助けてあげただろ!? だからひっかくのはちょっ…痛ぁ!?」

にゃんっ! ばっ

「あっ……逃げた、ったく…」ちら

七咲「………」

「………」ポカーン

七咲「……えっと、その、先輩?」

「……七咲、なのか?」

七咲「そ、そうですけど……えっ? 先輩いまっ何処から来たんですか!?」

「え、えっと…上かな? あはは」

七咲「上って…確かに上から来ましたけど!」

「なんていうんだろう……うん、偶然に偶然が重なったと言うか」

七咲「な、なんなんですか先輩は…わかりませんよ、全く…」

203 :

画像職人はえぇ

205 :

追いついたけど元ネタの仮面ライダーでさえまだ2100話前後なのにイナゴマスクすげえ

207 :

「あはは、ごめんね」

「だけど、なんだろう…結局は連れてきてくれたんだな、プーは」

にゃおーん

七咲「プーが…ここまで先輩を?」

「うん、最初は何処に行くんだ…とか思ってたけど、ちゃんと付いてきて良かったよ」

七咲「……私を、探してたんですか」

「そうだよ、聞きたい事があって探してたんだ」

七咲「………」

「ぶえっくし! あー…よくくしゃみをするなぁ、最近は」

「とりあえず、七咲」

七咲「は、はい! なんですかっ?」

「……タオル、貸してくれないかな」

208 :

絶対完走してくれ支援

209 = 207 :

~~~~~

「……よし、こんなもんでいいかな」ごしごし…

七咲「すみません、ハンドタオルしかなくて…」

「ううん、大丈夫。七咲の分まで使っちゃ悪いしね」

七咲「あと一時間ぐらいで、叔父が迎えに来ますので…
   その時にタオルと着替えなど、貸してもらえると思います」

「そっか、こんな山奥にどうやってきたのかと思ってたんだよね」

七咲「……ここの温泉、秘蔵の温泉なんですけど、特別に使わせてもらっていて」

七咲「病気に良いらしくて、だから叔父さんに連れってもらったんです」

「なるほど…だから足湯を?」

七咲「はい、身体全体を浸かればもっといい効果が出るんでしょうけど…流石に、それはその…」

「あはは、そうだよね。山奥だし、人が居ないにしても恥ずかしいよね」

七咲「…はい」

210 = 164 :

211 = 207 :

「……」

七咲「……えっと…」

「あ、うん! どうしたの七咲!?」

七咲「えっ? あ、いえっ…なにもありませんけど…先輩こそなにか?」

「えっ? あ、うんっ…えっとその…あはは、今日はちょっと寒いよね~って…」

七咲「そ、そうですね…雪だってそろそろ、本格的に降り出しそうな勢いで…」

「う、うんうん! 雪がね~降りそうだよねー……」

七咲「はい…」

「うん…」

七咲「……」

「……」

(気まずい…七咲を探して、見つけたのはいいものの。だけど聞けるような雰囲気じゃないよ…)

(どうしよう、気になって気になってしょうがないのに…前に、あんな別れ方したもんな…今さら僕が聞けることなんて…)

七咲(…言った方がいいのかな、ズボンが破けてお尻が丸出しだって…)

213 = 207 :

七咲「…」じっ

(うっ…なんだろう、七咲があんなに真剣な表情で僕を見つめてきている!)

七咲「…」(尻ガン見中)

(こ、これはっ…う、うむ! 逃げ腰になっちゃ駄目だ、ここまできたんだキチンと向き合わないと!)

(例えどんなことを、七咲から言われてもっ…僕はずっと七咲の事を信じてるんだから!)

七咲(男の人って、こんなにも綺麗なおしりの形してるのかな)じっ

「──七咲っ…!」くるっ

七咲「は、はいっ!? なんですか先輩!?」びくっ

「そのっ……唐突に聞くけど…どうか教えてほしいんだ七咲…!」

七咲「え…?」

「ぼ、僕はね…七咲の事を郁夫くんから聞いたんだ」

七咲「郁夫から……あ、まさか…っ」

「うん、そうだよ。七咲もわかってるんだよね───」

「───七咲が転校するってこと、自分の事だし当たり前だけど」

214 = 207 :

七咲「っ……」

「…これって、本当の事なの?」

七咲「その……」

「……」

七咲「…はい、本当の事です」

「それはっ…」

七咲「…何時になるか、ということは分かってません。
   それに本当に転校するかどうかも、実は決まってないんです」

「え…そうなの?」

七咲「ですけど、転校については否定しません。
   可能性としてある限り、いつか本当に輝日東高から居なくなるかもしれないんです」

「その転校の理由って、やっぱり…病気の事で?」

七咲「…はい、親が心配してるんです。
   この動かない足が…精神的なものらしいなら、もっと田舎の方に住むべきだって」

七咲「良い空気と、いい環境を取り入れれば……私の病気は良くなるんじゃないかと」

216 = 207 :

「そっか…そうだよね」

七咲「私は平気だって、このままこの街でよくなってみせると。言ったんですが…」

「…心配なんだよ、だってあれだけ活発な七咲だから」

七咲「……そうでしょうか」

「親がする子供心配は……多分、他の誰よりも大きいと思うよ。
   だって自分の子供なんだから、その子供の幸せを一番に考えると思う」

七咲「私は…」

「七咲」

七咲「…はい」

「確かに七咲は頑張ってる、だけどね?
   子どもという立場なら、きちんと従わなくちゃいけない事もあるんだ」

「──僕らはまだ学生だ、親にお金を出してもらって暮らしている。
   こんな言い方は卑怯だけど、それでも、それは我儘にしかならないんだよ」

七咲「……先輩」

「…うん、郁夫君から聞いてる。行きたくないって言ってるんだろう?」

217 :

精神的なものが原因で治ってるはずの足が動かない……クララだこれ!?

218 = 207 :

「でも、そっか…親御さんも心配して転校と言ってたのか」

(よかった、七咲の意見を聞かずに無理やりさせるのかと…本当に僕はせっかちだなぁ)

七咲「…なんだか先輩」

「うん?」

七咲「急に…その、大人になられましたね」

「僕?」

七咲「はい、さっきの『子供は子供らしく』の事を言ってる先輩の姿が……」

七咲「……わたしの母親とそっくりでした」

「……」

七咲「先輩も…その、頑張ってるんですね」

「…なにを、七咲ほどじゃないよ」

七咲「いえ、そんなことないですよ! …わ、わたしは…まだまだです…」

「頑張ってるじゃないか、こうやって山奥にまで来て、自分の力で治そうと努力してるんだろ?」

219 = 207 :

七咲「……」

「いつだってなんだって、七咲は頑張ってるよ。自分の力だけで、立って要られてる」

七咲「……」

「はは、もしかして怖がってるの?」

七咲「そっ…そんなこと、ないですよ…」

「頑張るって言ったよね七咲」

七咲「もちろんですっ…変な事言わないでください」ぱしゃっ

「うわっ!」

七咲「うんくっ! えいっ! えいっ!」ぱしゃっぱしゃっ

「あっ、ちょっ! 七咲? や、やめてって……!」

七咲「それっ! それっ! せんぱいなんっ…温泉たまごになっちゃえばいいんですっ!」

「ええっ!? それどういう意味!? や、やめてよ! 微妙に熱くて…!」くるっ

七咲「それっ──ぶふぅっ!?」さっ

「…え? なんで笑うの七咲、僕の背中なにか変だった?」

七咲「いっ…いえっ…その、前よりもっ…ぶふっ…おし、お尻がっ……でて、あははははは!!」

220 :

こういう、肝心なところでカッコつかないのが橘さんのかっこいいところ

221 = 205 :

橘さんは中盤まではどっちつかずだけど後半は頼れる大将だったろ!いい加減にしろ!

222 = 207 :

「おし?」

七咲「な、なんでもないっ……ですよ、はい…!」ぷるぷる

「な、なんでも無いわけないよね!? 本当に何もないなら、ちゃんと僕の目を見て行ってよ!」

七咲「っく………」ぴた

七咲「………わかりました、それじゃあ言ってあげます」すっ

「え? あ、うん…!」

七咲「先輩」

「な、なに七咲?」

七咲「……」

「……?」

七咲「さっきからズボンが破けて、お尻がまるだぶっはぁっ! だ、だめ! がまんできなっ…あははは!」

「笑いすぎだよ! な、なんだよ…お尻が一体どうしたって……あ」

七咲「くひひっ…あははっ! せ、先輩今頃っ…やめて、やめてくさいっ…それ! ほんっと、お腹いたい~~~っ」

224 :

純一が屁でもこいたのかと>やめてくさい

225 = 207 :

「っ~~~~~~! し、知ってたのなら早く言ってよ! 七咲!」かぁああ…

七咲「だ、だって先輩っ…全く気付いてる様子が無くて、なのにっ…転校の話を始めるからっ…!」

「も、もう! そうだったとしても、もうちょっとだねっ…こう、あるじゃないか…!」

七咲「あははっ! 先輩本当に……なんていいますか、しまらないですよね…っ」

「それは悪かったね、くそっ…滑り落ちたときに破けちゃったのかな…」くるっ

七咲「ぷぅっ! こっちに向けないでくださいよ! お尻丸見えなんですからっ!」

「み、見ないでよ! 七咲があっち向いてればいいじゃないか!」

七咲「動けないんですよ! しかたないじゃないですか!」

「瞼を閉じれば良いじゃないか!」

七咲「……あ、そういえばそうでしたね」ぱちっ

「だろう? 本当に七咲も…」

七咲「……くす」

「む。まだ僕のお尻を見てるの?」

226 = 187 :

ラストまで頑張れ支援

227 = 207 :

七咲「ちがいます、そうじゃなくて…」

七咲「──こうやって笑いあいながら会話するのって、どれぐらい久しぶりかなと思ってしまって」

「…どうだろう、どれくらいになるかな」

七咲「わたしも、記憶が曖昧で。だけど…そんな日々があったことは、憶えているんです」

「……」

七咲「先輩とわたし、笑いあって会話して、手をつないで…それからデートして」

七咲「部活と家事、あと学校生活だけが私の見えるモノだったのに…」

すっ…

七咲「…あの時の私は、もう一つだけ見る事が出来てました」

「…僕もだよ、七咲」

七咲「先輩もですか?」

「うん、日常で見える景色なんて…一辺倒で」

「高校生活も楽しい事は楽しいけれど、それでも少し物足りなくてさ」

228 = 141 :

誤爆しちゃったね

229 = 207 :

「なにか見つけたいって──自分だけの特別な物をひとつ」

「とてもそれは輝いて見えて、小さくて、触ったら壊れてしまいそうになって」

「優しく受け止めてあげないと、僕の手からも滑り落ちてしまうんじゃないかって…」

「…あはは、そんな幻想めいたものを僕はあの時。見る事が出来たんだ」

七咲「…ここ、照れても良いですか?」

「どうぞどうぞ、褒めてるからね」

七咲「…はい、ありがとうございます」

「うん」

七咲「…先輩」

「なにかな?」

七咲「もし…私が転校する事になったとします」

七咲「七咲逢は先輩の元から離れて、本当に見える場所から居なくなるわけです」

七咲「……それでも先輩は、私の事を思い続けるんですか」

230 = 207 :

ちょとトイレにいって落ちついてくる

233 = 207 :

ふぅいまからかく

234 :

支援しとこう

235 :

前のスレは落ちてたから諦めたんだが

236 = 207 :

「……」

七咲「……」

「……それは」すっ

七咲「それは…?」


「──当たり前だろ、七咲」ニコ


七咲「っ……でも、もう傍には居ないんですよっ?」

「だからどうした、想いに距離なんて関係ないじゃないか」

七咲「関係無いってっ…そんなの、嘘です! かっこつけないでくださいっ」

「あはは、何言ってるんだ七咲。お尻丸出しなのに、かっこつけれるわけないだろ?」

七咲「は、はぐらかさないでください先輩…っ」

「本音を言っただけだよ、本当さ。嘘なんてついてないよ」

「…僕はどれだけ七咲が離れようとも、うん」

「今みたいに簡単に会話できないような関係性でも…」

「何時だって何だって僕は七咲の味方で、七咲にとって大好きな人になるつもりだよ」

237 :

238 = 207 :

七咲「大好きなって…」

「…思うんだ、七咲」

「人って結局は、それほど変われないんだってさ」

「あの時──あの夜のプールでの出来ごと。七咲は憶えてる?」

七咲「…憶えてます」

「そっか、そのとき一緒にプールに浮かびながら…色々と話したよね」

七咲「……」

「これからのこと、僕と七咲が決めなくちゃいけないこと…話したはずだよ」

七咲「…はい」

「うん、それから僕は七咲から距離を取った。一カ月ちょいだろうね」

「その間に色々と考えたよ、それに塚原先輩とも仲直りもした」

「…あの人は決して、僕のことを嫌いでああ言ったんじゃないってことは分かってたから」

七咲「……」

「あはは、塚原先輩と僕。実は喧嘩してたんだよ? 知ってた?」

七咲「…知りませんでした」

239 = 207 :

「だと思った。どうも塚原先輩は知られてもよかったと思ってたみたいだけど」

「…僕がそれを止めたんだ、だってそんなことを知ったら七咲……怒っちゃうだろ?」

七咲「……」

「頬がむくれてるよ、七咲」

七咲「…」ぷいっ

「自分の事で喧嘩してるなんて、七咲は耐えられないだろうから。僕は言わなかった」

「僕だって不仲になって欲しくなかったし、それにもっと仲良くなっても欲しかった」

「……色々と見えたんだよ、周りの景色がね」

「僕は自分よがりで、周りが見えてなかったんだ。
   七咲の事ばかり考えていて、もっと人の事がわかってなかった」

「……七咲、どうか聞いてくれないかな。何度も考えても変われなかった、僕の気持ちを」

「七咲に向かって、言っても良いかな?」

241 = 207 :

七咲「………」

「断ってくれても良いよ、だって、結局は僕の我儘だから」

「…七咲がきいてくれなくても、僕はやるだけのことはやるつもりだ」

七咲「……はぁ」

「…」

七咲「そこまで言われてしまったら……聞きたくない、なんて言えないじゃないですか」

「じゃあ、言っても良い?」

七咲「…どうぞ、ちゃんと聞いててあげます」

「よし、ゴホン!」

「僕はこれから、ずっとずっと誰よりも勉強し続ける!」

「テストが悪いのなら勉強をする! 分からない所があるなら調べる! それでも分からないのなら人に聞いて回る!」

「なにがなんでも、誰よりも頭を良くして見せる! そして、大人になって叶えて見せるんだ!」


「──待ってろ七咲、その病気……僕が絶対に治してやるから!!」

242 :

これは大将や…

243 = 207 :

七咲「……治す?」

「うん、治してみせる」

七咲「え、それって……医者になると?」

「だと思うよ? 色々と道はあるだろうけど…」

「…医者にならないと七咲を治せないのなら、医者になる!」

七咲「そ、そんな簡単にっ…」

「わかってるよ、医者なんてそうそう成れる職業じゃない」

「でも、だからどうした。七咲の為に頑張ると決めた僕に、乗り越えられない壁なんて…ないぞ!」

七咲「……ありますよ、きっと必ず」

「いいや、無い!」

七咲「……」

「……」

七咲「あります」

「ないよ!」

244 = 237 :

それでこそ紳士!!

245 = 207 :

七咲「はぁ……頑固者…」ぼそっ

「ん? 何て言った七咲?」

七咲「…なんでもないですー、頭の固い先輩には言うことなんてありませんー」

「言いたそうな雰囲気出しまくりじゃないか…」

七咲「……」

「……結局ね、七咲と距離を取らなくちゃとわかっていても」ぽりぽり

「それが七咲の為なんだと、わかっていても」

「僕はそれをはたから見てるだけにするつもりは、一切無いんだよ」

七咲「…私の頑張りを、期待してくれてないんですか」

「そんなわけないよ! ちゃんと期待してるし、それに待ち望んでる」

「七咲が一人で頑張って、僕に頼ることなく、答えを見つけ出すことに」

「何も言う事は無いから、素直に尊敬してる」

七咲「…じゃあ黙って見ててください」

247 = 207 :

「イヤだ」

七咲「…こっちもイヤです!」

「あはは、譲れないよこれは。黙って見てろなんて、それは無理な話…なんだ」

「……無理なんだよ、そんなことさ…」ぐぐっ

七咲「せんぱい?」

「っ……僕はね、七咲。もうあんな光景を、見捨てたく無いんだ」

七咲「…?」

「誰の力を借りることなく…嘘をつきたくないからって…無茶をする女の子をさ…っ」

七咲「……」

「何時までも何時もでも、後悔してるんだっ…どうしてドアをあけられなかったのかっ…!」

「相手の気持ちを考えるばかりっ…もっともっと大切なことを忘れていたんだっ…」

「決して、ただしいことばかりじゃないっ…それが、本当に大事なことであっても…!」

248 = 207 :



「───好きな女の子が泣いてるのなら、慰めないと男じゃないだろ!」


七咲「先輩…」

「わかってたんだ、最初からっ……だけどいつしかそれを忘れてしまってたんだ」

「色々と悩み過ぎて、僕というものを忘れてしまっていたっ」

「…良いんだよ、関係なんて無い。そうしなきゃいけないことなんて、誰が決めたんだ!」

「僕と七咲が、離れ離れになっちゃいけないと誰が決めたんだよ!」

七咲「っ…」

「好きだって思いが、その原因だったとしても……そんなの僕がどうにしてやる」

「──相手に嘘をつかなくちゃ、それがスキって証明にならないのなら僕は捨て去ってやるんだ!」

「──例えそれで更に大きく問題になっても! 僕がもっと大きな想いで邪魔してやる!」

「──力づくでも、頭脳的にでも、社会的にでも! どんな力を使ってでも!」

「僕は絶対に、七咲のことを大好きでいるつもりだから!」

250 = 207 :

七咲「………」

「はぁ…はぁ…ごめん、なんだか言いたい事ばっかり言っちゃって…」

七咲「…いえ、その……」

「あはは、ごめんよ七咲…こんなこと言ってもしょうがないって事は、わかってるから」

七咲「……」

「七咲は七咲で、自分の意志を突き通せばいい。僕は僕で、自分の意志を突き通すつもりだから」

「…だけど、憶えていて欲しいんだ七咲」

「───君が好きなった男は、とんでもなく諦めの悪い奴だってことをね?」

七咲「……本当ですね、どれだけ私のこと…好きなんですか先輩って」

「医者になるぐらい」

七咲「……分かりやす過ぎです」

「あはは」

七咲「くすっ」


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