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    元スレ七咲「先輩、部活やめちゃいました」

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    351 :

    残っててよかった

    352 = 320 :

    最後の保守だ、あとは任せた

    353 = 283 :

    ほしとうでん

    354 :

    追い付いた!
    てオイいいいぃぃぃぃぃぃひびきちゃんとんでもないことになっとるやないか!!
    まあSSだから無粋なこと言わない、というかこういうSS書ける>>1に感服するばかり


    頑張って完結してくれ

    355 :

    あと少しでしょうが
    保守

    356 = 347 :

    357 :

    名探偵橘保守

    359 = 273 :

    書ききってくれよ

    360 = 354 :

    ほっ

    361 :

    スレタイの先輩は塚原か

    362 :

    まだこれあったのか

    保守

    363 = 267 :

    仕事だ

    364 = 321 :

    あう…
    四時ぐらいに帰ってくると思う…

    残ってたら書き切ります
    すみません

    366 = 321 :

    「……」

    塚原「……お願い」

    「…言われなくてもそうしますよ」

    塚原「……」

    「この事は……七咲が誰にも言うなと言ってました」

    塚原「っ…」

    七咲「……」

    「だから僕も、七咲の言葉を尊重して誰に言わないでおく事にします」

    「そして、今、貴女が言った通り。塚原先輩とはこれから距離置く事にします」

    塚原「……」

    「──これで、いいんですね?」

    塚原「……」

    塚原「…そうしてくれると、嬉しいわ…」

    「──待ってください」

    367 = 321 :

    「っ…」

    塚原「え…」


    七咲「待ってください、先輩達」

    「どうしたんだ七咲…」

    七咲「橘先輩、まだ聞いてない事があるじゃないですか」

    「……」

    七咲「どうして聞かないんです? …本当に優しいんですから、先輩は」

    「っ…だって、それは…!」

    七咲「駄目です。それは」

    「……」

    七咲「この人の、塚原先輩の……思い通りになっていいんですか?」

    塚原「…何を言ってるの、七咲…?」

    七咲「塚原先輩」

    塚原「な、なに…?」

    七咲「───私、塚原先輩が言ってる事。実は少しだけ信じてません」

    368 = 321 :

    いってきます

    369 = 354 :

    俺にィ!むぁぁぁかせとけぇ!!

    370 = 347 :

    うおおお気になる所で!

    371 = 322 :

    任せたぞ

    372 :

    気になる続きがあると匂わせて切る……この>>1、相当出来るぞ

    373 :

    フフフ…夜勤明けの俺を邪魔する者はいない!











    おやすみ捕手

    375 = 264 :

    捕手だ……

    377 :

    >>373
    眠たい仲間がいた



    捕手

    378 :

    捕手

    380 = 287 :

    寿命長え捕手

    382 = 351 :

    棚町「保守ね」

    384 :

    はどーけん

    385 :

    塚原「なにを、言ってるのよ…?」

    七咲「信じてないんです、最後の所が」

    七咲「──本当に、先輩が私を押したんですか?」

    塚原「っ…だ、だからそういってるじゃない!」

    七咲「いいえ、違うと思ってます」

    塚原「じゃあなんだっていうの! 私はっ…もうこれ以上この話はしたくない、のよ」

    七咲「塚原先輩…」

    塚原「七咲っ…本当にやめて! もういいじゃない、私がした事はどうしようもないことなんだからっ…」

    塚原「……本当に…取り返しのつかない事をしてしまったんだから…」

    七咲「……」

    七咲「今日は、塚原先輩のことを色々と聞いて回ったんです」

    塚原「……」

    七咲「森島先輩や、クラスメイトの方。そして橘先輩もです」

    「……」

    七咲「その人たちは皆、口をそろえてこう言ってました───何時も通りの、塚原先輩だったと」

    386 = 385 :

    七咲「どうしてでしょうか? なぜ、何時も通りだったんでしょうか?」

    七咲「──塚原先輩はどうして何時も通りに過ごせたんですか?」

    塚原「…っ…」

    七咲「周りに嘘を付いていた、と取る事も出来ると思います」

    七咲「…だけど、先輩」

    七咲「──後悔、してるんですよね? 自分がやったことに、心から」

    七咲「──だから罪滅ぼしをしたのだと、自分の行いが悪い事だと考えていたはず」

    七咲「先輩、塚原先輩。私は貴女のことを、とても尊敬しています」

    塚原「………」

    七咲「だからこそ、こう思えるんです」


    七咲「──仮にもし押し出したんだとすれば、なぜこのような遠まわしな償いをしたんですか?」


    「…七咲」

    七咲「先輩は黙っててください、今は塚原先輩と喋ってるんです」

    塚原「……」

    387 :

    七咲、部活やめるってよ

    388 = 385 :

    七咲「塚原先輩、貴女という人は本当に罪を感じているのなら、そんな無駄な事はしないはずです」

    七咲「──きちんと自分の罪を認め、責任を持ち、
       なにかしら世間的に公表するような人のはずですよ」

    塚原「……」

    七咲「車道に押し出した、それは立派な罪です。そして貴女がそれを後悔している」

    七咲「…だけど、やってることは人に悟られないように罪滅ぼし」

    七咲「──私はそんな塚原先輩が信じられないんです」

    塚原「………」

    七咲「きっとそれは、私の勘違いかもしれません。ですが、私はそれでも貴女を信用したい」

    七咲「先輩、貴女は多分私を押し出したんじゃなく───」


    七咲「───私が車道に出てしまった時、近くで見ながらも」


    七咲「……助けようとしなかったのではないかと、思ってます」

    389 :

    みゃーかわいいよみゃー

    390 = 385 :

    「っ……」

    七咲「事故の記憶が無いのは──なぜかと、ずっと気になっていたんです」

    七咲「事故の所為だと思ってましたが、どうもこれは違うと思い始めて…」

    七咲「…そして思いついたのが、私の〝頑張りすぎの所為〟です」

    七咲「あの時の私は、他の誰よりも早く走ろうと頑張ってました」

    七咲「…記憶が曖昧なのは、単に疲労で朦朧としていたから」

    七咲「──頑張りすぎで、自分の所為で車道に飛び出してしまった」

    七咲「そして先輩……貴女はそれを〝近く〟で見ていたはず」

    七咲「しかし先輩は、ふらつき車道に出た私を……」

    七咲「……近くで見届けていたんですね?」

    「……」

    七咲「…これが本当のことなんじゃありませんか?」

    七咲「先輩はだから誰にも言わなかった、後悔しても、その罪を打ち明ける事は無かった」

    七咲「──だってそれは、先輩の罪ではないと。周りに慰められることが予測できたから」

    392 = 385 :

    塚原「………」

    七咲「貴女は慰められるのが嫌だった、だからこそ、周りに公言する事をしなかった」

    七咲「だけどやってしまったことを後悔した先輩は、他人に悟られず償いをすることにして」

    七咲「先輩、貴女はだから何時も通りに過ごせた」

    七咲「──何時も通りに過ごせざる負えなかった」

    塚原「……七咲」

    七咲「それが先輩の真実だと、私は思ってたんです」

    七咲「ですけど、塚原先輩は違うと言いたいようですね」

    塚原「…ただ私が怖かっただけよ、そんな責任感のある人間じゃないもの」

    七咲「嘘です、逃げないでください」

    塚原「……」

    七咲「というか逃がしませんよ、私はきちんと…貴女の覚悟を知りに来たんです」

    七咲「全てを聞くまで、私は絶対に納得しませんから」

    393 = 385 :

    塚原「……」

    七咲「…橘先輩の言った事を同意した先輩は、逃げてるだけでしょう」

    七咲「そして自分一人で納得したいだけ、周りにそう思わせて罪を背負って」

    七咲「──ホントの後悔から、逃げようとしてるだけじゃないですか?」

    塚原「違う……」

    七咲「いいえ」

    塚原「違うのよっ…七咲…!」

    七咲「認めません、貴女は悪くない」

    塚原「私がっ…悪いの! 七咲を車道に押し出して、怪我をさせようとした! それが本当のこと!」

    七咲「逃げないでください! 先輩!」

    塚原「だ、だって私はっ…!」

    七咲「貴女は私を助けなかった! それをどうして…なんてことはわかりません!」

    七咲「だけど、貴女は自分が押したと言ってる! そんなの、駄目じゃありませんか!」

    394 = 385 :

    塚原「っ…違う…」すた…

    七咲「塚原先輩! 私を助けなかった…その理由が貴女の本当の〝後悔〟のハズです!」

    塚原「違うのよっ…そうじゃない、私はっ…!」すたすた…

    七咲「教えてください! その理由を! 言わずに逃げようなんて卑怯ですよ…っ!」

    塚原「くっ……」くるっ

    だだっ

    「あ、先輩…!?」

    七咲「あ……橘先輩っ…!」

    「う、うんっ…わかってる。しっかり捕まっとけ、七咲!」だだだっ

    ガタガタガタっ…

    七咲「…どうして逃げるんですか、どうして言ってくれないんですかっ…」

    七咲「絶対にその理由を聞かせてもらいますよっ…!」ぎゅっ

    395 = 385 :

    ~~~~~

    「はぁっ…はぁっ…!」

    七咲「…確かこの辺までは見かけていたんですか…」

    「ごめん、ねっ…はぁっ…もうちょっと…早く走れれば…っ」

    七咲「そんなこと言わないでください! ずっと見失うことなく追いかけられたことは凄いですからっ」

    「う、うん……だけど、どこにいったんだろう…塚原先輩…!」

    七咲「──あ、いました! あそこです!」

    「えっ…あ、本当だ! 行くぞ七咲!」

    七咲「はいっ!」

    ~~~~~

    塚原「……はぁっ…はぁっ…」

    塚原「くっ…私は、私は本当にっ…!」ぎりっ

    塚原「…何にも変わってない、あの時、あの瞬間から、なにもっ…!」

    塚原「──逃げて逃げてばっかりじゃないっ…」

    396 = 385 :

    塚原「…七咲…」

    塚原(…本当に貴女は強い子、よね。何に対してもちゃんと迎え会って、知ろうと頑張る)

    塚原(部活だって、橘君だって、そして私に対しても……)

    塚原「……でも、今回の事だけはっ…」

    「───先輩っ!」

    塚原「っ…!」

    七咲「先輩! 待ってください!」

    塚原「七咲っ……くっ」だだっ

    「だ、駄目だ追いつけないっ…!」

    七咲「塚原先輩っ…!」

    七咲(私が、私が自分で走れたらっ…あの人の元へ駆けて行けたのならッ!)ぎりっ

    七咲「塚原……先輩っ…!」

    「───あっ……危ない!!」

    七咲「え……」

    398 = 385 :

    塚原「……あ…」ぐらっ


    「塚原っ…せん、車道にっ…! 車がっ」


    七咲「あっ……───」


    塚原「…───」ぐら…


    七咲「──せんぱっ…」がたっ


    七咲(先輩が車道に、車が来てる、ぶつかる、助けないと)

    七咲(今からじゃ間に合わない、距離がある、だけど先輩が危ない)

    七咲(でも動けない、でも立ち上がれない、でも歩けない、でも走れない)


    七咲「……っ…」ぎゅっ


    七咲「──うぁあああああああああ!」ぎりっぎちっ

    バッ!

    399 = 385 :

    七咲「──塚原先輩!」ダンッ!


    「七咲っ…!?」

    七咲「───……」ダダダダダ…ばばっ!

    塚原「…え…」がっ



    どしゃぁっ…!



    七咲「…………」

    七咲「………」

    七咲「…助かった…?」ばっ

    七咲「塚原先輩!? 大丈夫ですか!?」

    塚原「………だ、大丈夫…よ」

    七咲「本当ですか!? 一つも怪我は無いんですよね!?」

    塚原「ちょっと擦りむいたぐらい…だから平気よ、七咲…」

    400 = 385 :

    七咲「……よかった…本当によかった…」

    塚原「…それよりも貴女…」

    七咲「え?」

    塚原「…歩けるようになったのね、やっと」

    七咲「……あ、本当だ」

    七咲「わ、私……歩けてる…それに、走れてる…?」

    塚原「……」

    「な、七咲!? それに塚原先輩大丈夫ですか!?」

    七咲「せ、せんぱいっ…! わたしっ…!」

    「そ、そうそう! 七咲! なんで走れてるの!? というか凄いスピードだったけど…っ!」

    七咲「わかりません…塚原先輩を助けたいと、思ったらもう…走ってました…」

    「え、えっと…立ち上がってみて? どう?」


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