元スレP「正妻戦争……?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×6
551 = 228 :
美希「……さっきも、言ったけど……」
美希「ミキね、今までずっと……あんまり、結婚のこと、深く考えてなかったかもしれないの」
P「……」
美希「大好きな人と、ずっとずっと一緒にいられる、ってことだけ」
美希「……でも、それじゃやっぱり、ダメなんだよね」
P「……ダメってことは……」
美希「ううん、ダメなの」
美希「だからね、もっと、もーっと……これからは、たくさん考えるようにする」
美希「……だから、それでね……ハニーにお願いがあるんだ」
P「お願い? なんだ、なんでも言ってごらん」
美希「……うん」
美希「ミキが、ちゃーんとそういうこと考えて、ちゃーんと答えが見つかるまで」
美希「待っててもらっても、いい?」
553 = 228 :
P「……まず一つな」
美希「え? なになに?」
P「待つって言うけど……そもそも俺は、美希と結婚したい! なんて言ってないぞ」
美希「……」
美希「ええええ!!?」
P「逆にこっちが驚くわ……本当にそのつもりだったのか」
美希「だ、だってだって! ハニーは、ミキのこと、好きなんでしょ!?」
P「いやまあ、そりゃそうだけど……それは、美希だけじゃなくて、みんな――」
美希「あーもう、そーいうのはいいの! そ、それで、いつか結婚したいんじゃないの!?」
P「いやいや、いつそんなこと言ったんだ?」
美希「……」ワナワナ
P「……美希?」
美希「……ガーン、なの……出鼻をくじかれたってカンジ……」
554 :
面白くなってまいりました
555 = 314 :
ほう
556 = 228 :
美希「うぅ……そ、そんなのってないの……」
P「……」
美希「……16歳になっても、ダメ?」
P「年齢の問題じゃないって」
美希「……そ、っか……」
P「……ただまあ、なんだ……」
美希「え?」
P「いや……昨日言ったことを、へんな意味で捉えたら、そう勘違いされるのも無理ないかもしれないな」
美希「昨日言ったことって……」
『将来、美希と結婚して……それで旦那さんになる人は、幸せだなって』
『まあ……ありていに言ってしまえば、羨ましくもあるよ』
美希「……そーだよ! じゃああれって、どーいう意味なの!」
P「そのまんまの意味だよ」
美希「どーいうことなの!」
557 = 228 :
P「ただ、羨ましいってだけ。美希みたいな子と結婚できる人はさ」
美希「……それって、違うの?」
P「……まったく違うよ」
美希「……」
P「……」
美希「そっか……そう、なんだね」
P「え?」
美希「ハニーはべつに……ほ、本当は……ミキのこと、トクベツだって……思って……」
P「……」
P「ごめん、美希」
美希「っ! う、ううぅ……! や、やっぱり……!」
P「……」
美希「……グスッ……え、えへへ……それなそーって……はやく言ってくれればいいのに」
P「……」
P「違うんだ……それも、違う。ああもう、なんて言えばいいんだよ……」
558 = 526 :
美希が可愛すぎてミキミキしちゃう
559 = 228 :
美希「なんなのなの……なんなのなの……」
P「……あの、さ」
美希「……」
P「まずな、今ごめん、って言ったのは……うまく言葉が見つからなかったことに対してだ」
美希「え……?」
P「……俺は今まで、確かに美希と結婚したいなんて、言ったことはなかった。そうだな?」
美希「うん……」
P「……だから……」
P「……今、言うよ。俺の本当の気持ちを」
美希「……? そ、それって、どういうこと……?」
560 = 447 :
Pビシッと決めろ
561 = 548 :
いけ…いけ…
562 = 228 :
P「……なにか勘違いされて、そういう風に思って欲しくもない」
P「だから、言う。今度はちゃんと、はっきりと、わかってもらいたいから」
P「……いつになるかわからない、叶えてやれるかもわからない約束なんて、本当はしたくはない」
P「だけど、言う。いま言わないと、俺だって……苦しいから」
美希「……」
P「美希」
美希「は、はいなの……」
P「……俺は……」
P「美希のことが、好きだよ」
美希「……っ!!」
564 :
えんだあああああああああ
566 :
キマ・・キマッ
567 :
嫌あああああああああああああああああああああ
568 = 228 :
美希「……」
P「……」
美希「……えへへ、わかってるの」
美希「ハニーが言ってるのは……ミキが思ってるようなことじゃないって」
P「美希が思ってるようなこと、ってなんだ?」
美希「そ、そんなの……決まってるの。ミキだけじゃなくて、みーんな――」
P「ちがうよ」
美希「……」
P「アイドルとしての美希、じゃない」
P「ただの星井美希として、ひとりの女の子として……、美希のことが大好きなんだ」
美希「!!!」
P「……今はまだ、無理だけど……」
P「いつか、そのときが来たら……結婚だって、美希とならしていいって、本当に思ってる」
569 :
えんだああああああ
570 = 528 :
逮捕されろ!!!!!
571 = 398 :
小鳥「いつから私の妄想じゃないと錯覚していた?」
572 = 447 :
なん…だと…?
573 = 228 :
美希「……」
ペタン
P「!?」
美希「……あは……腰、抜けちゃったの……」
P「お、おい、大丈夫か?」
美希「う、うん……へーき……」
P「……」
美希「……ねえ、ハニー?」
P「どうした?」
美希「ホントにホント?」
P「……ホントだよ」
美希「ウソ、ついてない? 実はドッキリでしたー、とか……春香がよく出てる番組みたいに」
P「こんなこと、冗談じゃ言えないって」
574 :
流石バラドル春香さん
575 = 554 :
それでいいっ!それでいいんだ!
576 = 377 :
はるるん…
577 = 228 :
美希「じゃあじゃあ……っ」
美希「ミキのこと、ぎゅってしてくれる? できる?」
P「当たり前だろ」
ぎゅーっ
美希「……っ! く、苦しいの……」
P「あ、す、すまん……」
美希「……ううん、いーの……もっと、強くして?」
P「……」グッ
美希「! ……う、うぅ……!」
ポロポロ……
美希「うぇぇん……!」
578 :
貴音かわいいよ貴音
579 = 447 :
うんうん、良かったなあ美希
580 = 470 :
さあ結婚から老衰で逝くまでじっくりとだね
581 = 228 :
美希「ミキねっ、ミキね……っ!」
P「うんうん……」
美希「ずっと、ずーっとね……」
美希「ハニーがあの日、全部やる気なくなっちゃったミキのために……、たくさん、たくさん、言葉をくれたときからね……!」
美希「ずーっと……ずー……っと!」
P「ああ……」
美希「いつか、こうなるといいな、って……! だ、だから……!」
P「……」
美希「……うれしいの……!」
美希「ほんとうに、ほんとうに……グスッ」
美希「うわああああん!!!」
ポロポロ……
583 = 414 :
俺「……」ボロン!
584 = 314 :
素晴らしい
585 = 226 :
追いついた
2人がこんな子としている間もピヨピヨは事務所で妄想しているの?
586 = 228 :
P「……美希が嬉しいなら、俺も同じくらい嬉しいよ」
美希「……っ!」
P「……絶対、幸せにしてみせるから」
美希「……」
ゴシゴシ
美希「……ち、ちがうの……そんなの、や、なの!」
P「えっ」
美希「ハニーがミキを幸せにするんじゃなくて……」
美希「……ふたりで、いっしょに幸せになろ?」
P「……ああ、そうだな!」
美希「うんっ! それが、夫婦ってものなの!」
P「それはまだ気が早い」
ペシッ
美希「あうっ」
588 :
おはようございます支援
589 = 398 :
この美希は歳とって子供や孫に囲まれてPとの人生を思い返しながら安らかに死んでしまえ
590 = 228 :
―――
テクテク
美希「えへへ……」
ギュー
P「い、痛いよ」
美希「ねえ知ってる? これって、コイビトつなぎって言うんだよ」
P「……なんだっけ、美希の夢の中で、俺と律子がしてたっていう?」
美希「むぅ……ミキっていう、コ・イ・ビ・ト! がいながら、他の女の子の話をするのはよくないって思うな」
美希「ハニーったら律子……さんにデレデレしちゃって……あんなの、もう二度とゴメンなの」
P「い、いや、でも夢の話だろ?」
美希「夢でもなの! ハニーが夢に出てくるときは、ミキ以外の子と出演しちゃダメ!」
P「無茶言うなって……そもそも、美希の夢じゃないか」
美希「それでもやーなの!」
P「……」
P(どうやら大人っぽいと感じたのは、さっきの一瞬だけだったみたいだ)
592 = 228 :
P「まあ、そこもかわいいんだけどな」
美希「え!? な、なに? なんのハナシ?」
P「いや……なんでもないよ」
美希「もー、なんなの!」
P「あはは……」
美希「……ねえ、ハニー?」
P「うん? どうした……って、こんなやり取りも何回目かな」
美希「これから何回でもするよ! ねえハニー! ねえねえハニー!」
P「わかったわかった、ちゃんと聞くから……。それで? なんかあったのか?」
美希「んーっと……ちょっと思ったんだけど」
P「うんうん」
美希「正妻戦争は、ミキの大勝利、だよね?」
P「……そうだな」
594 :
社長マダー?
595 = 466 :
つまりまだ側室と妾がいる……と?
596 = 226 :
皆アイドルやめて一夫多妻の国行けば良いんじゃね?
597 :
やよいが成長したら
598 :
いまからよむ
599 = 447 :
第二次 ボソッ
600 = 228 :
美希「思えばこれまで、いろんな戦いがあったの……」
P「そうだっけ……」
美希「そーだよ! ハニーは楽しかっただけかもしれないけど、ミキ的には、やな思いもいっぱいしたんだから!」
P「じゃ、じゃあ、途中でやめてくれって言えばよかっただろ?」
P「そもそも大半は、美希が俺に言わせたんじゃないか」
美希「むむ……ハニー、細かいことを気にすると、頭ツルツルになっちゃうよ?」
P「髪のことは言うな!!」
美希「!? ご、ごめんなさいなの……」
P「あ、いや……俺の方こそ、急に大声出してすまん」
美希「……ミキ、ハニーはべつにまだ大丈夫だって思うな」
P「そういうのを気にしちゃうお年頃なんだよ……」
みんなの評価 : ★★★×6
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