元スレモモ「屋上のステルスさんっすよ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
801 = 740 :
菫「この花、いつまで持ちそうだ?」
尭深「鉢植えに移してあるので結構長持ちはしますけど……」
尭深(うん、弘世先輩の考えいてる事が分かった)
尭深「良かったら栞にしておきますよ」
菫「ありがたいが……良いのか? 眺めていたいから持ってきたように思えるのだけど」
尭深「良いですよ。先輩が欲しそう、というか誰にあげたそうな顔をしているので」
菫「う……分かるのか?」
尭深「はい。最近の先輩、なんだか表情が豊かになりましたから」
菫「そ、そうなのかな……自分ではよく分からないのだが」
尭深「特に慌てたりとか照れたりする時のバリエーションがとんでもない事に」
菫「なっ!?」
尭深「あ、また新しい顔してる」
尭深(なんかちょっとだけ淡ちゃんぽいかも……)
802 = 747 :
あわあわ
803 = 797 :
すみすみ
804 = 740 :
モモ(うう、なんかこの渋谷尭深さんって人を見てたら切なくなるっすよぉ……)
モモ(こういう百合に理解のある人には是非幸せになって欲しいっす)
尭深(さて、さすがにこれ以上の拘束はえこひいきが過ぎるかな)
尭深「それじゃあ今日の所は帰るのでそろそろ出ますよ」
菫「えっ!?」
尭深「追いかけっこの時間ですね」ニコリ
菫「あわあわ……///」
尭深(こうなると聖人様も見る影無しですね。あわあわとか言っちゃってちょっと可愛い)
モモ『こうしている内に淡さんのハンディキャップタイムが終わり、いよいよ淡さんが戻ってくる日が訪れたっす』
805 = 740 :
淡(うわー……この髪で外出歩くの久しぶりだし緊張するなぁ)
淡(みんなこっち見てないよね? よね?)
淡(ってなんかものすっごくこっち見つめている人がいるよ)
淡(この髪を見て中学時代のお礼参りとかされるのかなぁ)
淡(でも駄目だ。もう喧嘩なんてしないんだから)
淡(とにかく早く教室まで入ってしまおう)
テクテクテク テクテクテク
淡(なんか追跡されてる!? あわあわ……やっぱりお礼参りかな……)
スタスタスタ スタスタスタ
ダッダッダッダ! ダッダッダッダ!
806 = 738 :
ここで寝るのも失敗っぽいが2時間だけ寝る前支援
807 = 740 :
淡(ひえええっ、もうやめて下さいよおおおお)
「ま、待ってくれ!」
淡(!? この声……聞き間違えるはずがない!)クルリ
淡「せん、ぱい……」
菫「どうして逃げるんだ……」
淡「す、すいません。なんか変な人に因縁付けられる前に即効で教室入ろうと思いまして」
菫「つまり私は変人だということか」
淡「いえ、そんな事はけっしてっ、あ、あわあわ……」
菫「ふっ、冗談だ」
淡「冗談!? 先輩が!?」
淡(しかもどこをどう笑えばいいのか分からん微妙な冗談!)
菫「そんなに珍しいか?」
淡「え、えぇ、まぁ。あはは」
808 :
すばらです
809 = 740 :
菫「今日はこれを君にと思ってな」
淡「花の栞ですか? なんだろ、ってこれ……」
淡(黄色いパンジー……)
菫「黄色のパンジーの花言葉は『無邪気』なんだそうだ」
菫「本来のき……あ、淡はこっちなんじゃないのか?」
淡「先輩、今、あわいって……」
菫「……」テレテレ
淡(先輩、顔真っ赤にして……可愛い)
淡「……せんぱーい!」だきっ
菫「!? あわあわ……///」
810 = 773 :
しえん
811 = 747 :
キマシタワー!!!!
812 = 740 :
淡「もう遠慮なんてしないんだからー!」
菫「」プスプス
淡(ってショートすんのはやっ!? 仕方ない、一度離れよう……)
菫「こ、こほん」
菫「私は本当に何も見えていなかった……」
淡(そしていきなりシリアスモードに。一刻も早く正常な状態に戻りたいと言うことかな)
淡(邪魔しないでおこう)
菫「聞いた所によると、淡はこれまで色々な所で助っ人をしていたそうではないか」
淡「タカミーの園芸部にサッカー部の練習試合の数合わせに学食の新メニュー開発に麻雀部の強化合宿……他にも色々あったかな」
菫「ほ、ほんとに何でもやってたんだな……」
淡(特に麻雀では中学時代の時みたいに『魔物』とか呼ばれる事になっちゃってちょっとトラウマ再発しちゃったよ)
814 = 740 :
菫「日頃から地道に学校を見て回っていないと分からないような小さな事だってたくさんあった」
淡「中学生の頃は周りから浮きまくってたんで、何とか知り合いを作ろうと必死だったからなぁ」
菫「正直、脱帽したよ。本当の聖人は淡の方だった。というか聖女だな」
淡「いえいえ、まったくもって! 私のはウザいお節介焼きなんで!」
淡(ひぇぇ、弘世先輩に面と向かって褒められるのは恥ずかしいなぁ///」
淡「せ、先輩こそが本当の聖女ですって!」
菫「いやいや、そんな事はない。上辺だけを取り繕って良い気になっていただけだ」
淡「……なんか、先輩変わった。卑屈になった」
菫「な、なに? これは卑屈などではなく事実であり謙遜……」
淡「いーや卑屈になったね! 入学式の時にしてくれた事を私は覚えてるんだから!」
淡「あんな事が出来る人が聖女じゃなくてなんだっていうんですかね!」
菫「あ、あんな事……?」
淡(やっぱり覚えてないかぁ……あれは弘世先輩にとっては当たり前の事だったんだ。だから覚えていなくて当然)
淡(でも、あれがなかったら私は……あれがあったらから先輩を好きになったんですよ?)
816 = 740 :
淡(入学式のあの日、私はビビリにビビっていた)
淡(黒染めをして見た目が変わったとは言え、知り合いには顔を覚えられてるから一発でバレる)
淡(もし誰かに見つかって当時の事をバラされたら金獅子伝説の再来だ)
淡(だから私は表情すら、なるべく地味ーで目立たないようにしようと必死だった)
淡(そんな調子で学校に向けて歩いている時に、菫さんは声を掛けてきてくれたんだ)
菫「どうしたんだ、暗い顔をして」
淡(先輩は校門の前に立って新入生達一人ひとりに声を掛けていた。後で聞いたところだと学校の伝統らしい)
淡「これからちゃんとやっていけるかなーって心配で……」
菫「そうか。私も入学した時は同じ気持ちだったよ」
淡「え……? 先輩が?」
淡(余裕と気品に満ち溢れた顔をしている先輩からはまるで想像も出来ない言葉だった)
817 = 743 :
お姉さま―
818 = 740 :
菫「でもそんな時に先輩にこう言われたんだ。そうやって俯いていては何も見えませんよと」
淡「そうなんですか……」
菫「だから君もそんな顔してないで前を向いて歩きなさい」
菫「最初の一歩は肝心だからね。ほら、顔を上げて堂々とした表情で」
菫「そうすれば君の三年間もきっと華やぐ事だろう」余裕に満ちたスマイル
淡「あのスマイルに私はシャープシュートされたんですから!」
菫「しゃ、シャープシュート!?」
淡「そ、シャープシュートスマイルの菫! 略してSSSS!」
菫「見事にSばかりだな……」
淡「ああ、『白百合学園の誇る』が付いてSSSSSか」
菫「また増えた……」
819 = 747 :
つらい
820 = 740 :
菫「って、さっき勢いで菫って」
淡「あ……」ボンッ
淡(名前で、先輩の事を名前で呼び捨てにしてしまった……!)
菫「……」テレテレ
淡「……」テレテレ
淡「や、やっぱり今のノーカン―――」
菫「にはしないで欲しいな。渋谷や亦野は呼び捨てだったじゃないか」
菫「仲間外れにしないで欲しい」
淡「いやでも仲間ハズレとかじゃなくて特別扱いしてるというか」
菫「そうか、特別か」
淡「はい」
菫「じゃあ―――」
菫「名前で呼び合うような、そういう『特別』にしてもらえないか」
淡「…………はい?」
821 = 740 :
>>819
保守感謝です。もうすこしでたためます。
822 = 747 :
ワキマシター!
823 = 743 :
コークスクリュー支援なんだよ!
824 = 781 :
キキキキキキマシタワー
825 = 740 :
菫「わ、分かりにくかったか? すまない、こういう時どう言っていいか分からなくて」
淡「いや、意図は分かるよ。分かるんだけどー……マジなんです?」
菫「こういう時には冗談は言わないぞ?」
淡「あ、ははっ、そうですか、そっか、そうなのかー、そうなのですねー」
菫「お、おい。敬語とタメ口がごっちゃになっているが大丈夫か」
淡「そりゃー混乱だってするよー。言っとくけどスミレに求めてる『特別』は親友とかじゃないんだけど?」
菫「……分かっているつもりだ」
淡「へぇー……」
淡「そんな関係になることを、認めてくれるって事なんだぁ……」ボロボロ
菫「私はまだよく分かっていないのかもしれない」
菫「でも、慕ってくれている全員の顔を思い浮かべた時にこう、胸のあたりが脈打つような気持ちになるのは淡だけだったんだ」
淡「せんぱいって、すごく乙女さんだったんですね」ボロボロ
菫「どうやらそうだったらしい。自分の事すら理解出来てないとはまだま研鑽が足りないな」
淡「また、そんな事言ってるしっ」ボロボロ
菫「……いい加減、その泣き顔はやめて貰えないかな。ほら、胸を貸してあげるから」
826 = 747 :
ガタッ
827 = 808 :
しえん
830 = 738 :
すば・・・すばらぁ・・・
支援
831 = 740 :
淡「……では、遠慮なく」ぽふん
菫「思い切り飛び込んでくるかと思ったが、案外大人しかったね」
淡「今はそんな元気ないよ……」
淡「本当に嬉しい時って、無邪気に喜んだり出来ないんだなぁ……」
淡「折角もらったのに、黄色のパンジー失格だ」
菫「……パンジーとスミレは同じスミレ科の植物だ」
淡「うん」
菫「そして、スミレの花言葉の中にはこんな物がある」
菫「純愛」
菫「今の私達はこれに当てはまるのではないか?」
淡「そっかー、そう来たかー……」
菫「だ、駄目かな?」
淡「いや、さいっこうですよ……!」
833 = 740 :
菫「ふふ、そうか、そうだろう? これは昨日からずっと言おうと思って考えていたんだ」
淡「あ、胸を借りてるから見えないけど絶対ドヤ顔してる」
淡「いいんじゃないかな。スミレにはドヤ顔してるくらいの自信に溢れた顔の方が似合うよ」
菫「そうかそうか、ふふ、ふふふふ。淡をそう言われると本当にそう思えてくる」
淡「惚れた弱み?」
菫「なのかな? だが悪い気はしない」
淡「軽く受けながされた。スミレからはやっぱり先輩の余裕って感じがするね。そうでないと」
菫「随分と上から目線だな。……これでもそんな事が言えるかな?」顔を引き寄せ
菫・淡「……あわあわ///」
淡「もーここは最後まで余裕見せて強引に奪って下さいよー!」
菫「そ、そうは言うが恥ずかしいぞ……! ……が、やはりここは年上の私がリードしないといけないな」
菫「じゃあ、行くよ。淡、私の『特別な人』として今後ともよろく頼む」
淡「こちらこそ……」
チュ
カン!
835 = 747 :
ひゅあああああああああああああああ
おまけまで持ちませんわ
836 = 738 :
なんてよろしいふたりなの・・・
乙
そして待機
837 :
残ってた!残ってた!百合ってた!うれしい!
838 :
おつ
花言葉と絡めるのいいよね
839 = 740 :
ということで終わりですー。こんな時間まで付き合って下さりありがとうございました。
『初期のSS業界の敬語あわあわと、ネタバレしてからのタメ口あわわを両方使いたい』
そこに元ネタの百合霊さんの牧ちゃんシナリオを参考にした結果がこれだよ!
840 = 740 :
それでおまけについては先に風呂に入ってからでも良いでしょうか。
仮眠して起きてから書きっぱなしだったんでいい加減汗を流したい。
風呂場の中でネタを考えてくるので少々お待ち下さい。
・・・・・・ふむ、風呂場か。
841 = 743 :
コークスクリュー乙だよ本当に乙だよ
842 = 837 :
おつ
843 = 738 :
ほんと乙
ゆっくりでもいいよー
844 = 808 :
マジ乙
845 :
おっつおっつ
まだまだ描いてもいいのよ?
846 = 781 :
乙でした
またいずれ別のカップルもやってほしいなあ
847 = 740 :
おまたせっ。お見せしよう……貫徹人間のおまけを!
ということでスニーキングモモミッションのテンプレ作ってきますねー
848 = 740 :
おまけ
モモ(ずっとステルスして掴んだ情報っすけど、今日は弘世さんと大星さんは二人でお泊りらしいっす)
モモ(それを聞いた大星さんのワクワクした様子と言ったら.……それだけでごはんおかわり出来るっすよ)
モモ(でも、そんな事で満足する私じゃないっす)
モモ(ここはステルスモモ改めスニーキングモモの独壇場っすよ!)
モモ(というわけで安価で成功判定っす。>>850のコンマが60以上なら成功、以下なら失敗っす)
モモ(大星さんのステルス看破能力が半端ないので若干難易度が高くなっているっす。
さすが本編最強キャラと噂されてる事だけあるっす)
モモ(失敗した時は私だけ二人のイチャイチャが見れないっす)
モモ(でもこのスレの住人さん達にはちゃんと見えてるんで心配無用っす)
モモ(ならなんでこんな安価を出すかって? 何故でしょうね)
モモ(これも龍門のお嬢さんの指示なんでしょうがないっす。そんなわけでよろしくっすよ)
849 = 781 :
いけいけ!
850 = 845 :
どうかッ
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