元スレ咏「交換?」恒子「そーそー!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
352 = 1 :
恒子「ん~…!」ノビー
恒子「本日も快晴なり!」
健夜「ペアチェンジ、今日で最後だったね」
咏「えッ!?」
恒子「うそッ!?」
えり「…本当ですよ」
恒子「当初の目的何一つ果たせてないよ」コソコソ
咏「…そーだねぃ…」ヒソヒソ
恒子「それどころか…」チラッ
えり「寂しくなりますね」
健夜「うん…すごくやり易いのに」
えり「ええ…」
恒子・咏「「…………」」
恒子「めちゃくちゃ仲良しだし…」
咏「……………」モヤモヤ
353 = 1 :
えり「今日も、午前中は三尋木プロと福与アナですね」
健夜「で、午後が私たち…」
恒子「…よし!」
咏「じゃ、行ってくるねぃ」
えり「ええ。頑張ってくださいね」
健夜「行ってらっしゃーい」
えり「………」
健夜「………」
えり「…何飲みます?」
健夜「えりさんにおまかせ」
店員「ご注文は?」
えり「…今日は、アールグレイで」
店員「畏まりました」
354 = 1 :
健夜「この前のとは違うの?」
えり「ええ。ダージリンと比べるとクセがあって、好みがわかれる紅茶です。私は好きですが」
健夜「へぇ…」
えり「…今日は、そういう気分だったので」
恒子『試合開始ーッ!』
健夜「あ、始まった……」
えり「…もう、また知らんしって…」
健夜「あー、書類に書いてあったのに、また忘れてるんだから」
えり「………」
健夜「………」
店員「お待たせ致しましたー」
健夜「あ、」
えり「どうも」
355 = 306 :
しえん
356 = 1 :
えり「……」カチャ
健夜「………」
えり「お砂糖やミルクは?」
健夜「あ、まずはストレートで」
えり「…じゃあ、私も」
健夜「良い香り…結構甘いね」
えり「そうかも知れませんね」
健夜「色、昨日のよりも赤っぽいね…」コクッ
健夜「…ん、なるほど。ちょっとわかった」
えり「お口に合いませんでした?」
健夜「うぅん、これはこれで、好きかも」
えり「……」コクッ
健夜「…ミルク、入れてみようかな」
358 :
えり「どうぞ」
健夜「ありがとう」カチャ
健夜「…」コクッ
えり「………」
健夜「…ミルク入れるだけでも、結構飲みやすくなるんだね」
えり「そう、ですね」
恒子『親番で四暗刻を聴牌ーッ!』
咏『うは、あの子掴まされたねー。知らんけど』
健夜「………」
えり「………」
361 :
ゅ
362 = 358 :
健夜「…楽しそう、だなぁ…」
えり「……ええ」
健夜「仲、良いよね。あの二人」
えり「かなり、ですね」
健夜「………」
えり「………」
健夜「…らしくないなぁ…」
えり「…本当に」
健夜「……えりさん、クールだね」
えり「そう、ですか?」
健夜「不安…じゃないの?」
えり「…たまに。でも…」
363 = 358 :
えり「でも……信じてますから」
健夜「……うん……」
恒子『試合終了ーッ!』
健夜「…そうだね」ニコッ
えり「………」ニコッ
健夜「…さて、と」
健夜「一応、復習しておこっか」
えり「ええ」
364 :
>>339
2行目
健夜「…おまた…いたい…」
に見えた俺は正常
365 = 358 :
恒子「たっだいま~」
咏「ただいま~」フリフリ
健夜「おかえり」
えり「お疲れ様です」
恒子「このあとどーする?またお昼、食べてく?」
健夜「あ……」
えり「あの、私はちょっと…もう一度資料の確認を」
健夜「私も……」
恒子「えーそーなのー?」
咏「………」
恒子「じゃ、二人で行きましょっか」
咏「…うん」
366 = 358 :
恒子「どしたの?調子悪い?いまさら二日酔い?」
咏「…うー…」モヤモヤ
恒子「……もう、ご飯は食べないと心配されちゃうよー?」
恒子「……恋の病ってやつかー」
咏「あーわっかんねー…」モヤモヤ
恒子「こればっかりはどーすることもなぁー」
咏「なんとかしてよーふくよーん」
恒子「むりむり」
恒子「そーゆーのは自分で解決しないとスッキリしないって」
咏「……~~~」モヤモヤ
367 :
さてどうなる
368 :
かわいい
369 = 358 :
えり『試合開始です!』
………………
恒子「うーん、いいねぇ。すこやんらしい」
咏「…えりちゃんらしい」
恒子「二人ともさ、まっすぐだよね。良い意味でさ」
恒子「種類が違ってても、向いてる方向は同じ、みたいな」
咏「…うん」
恒子「…あたしたちのはさー、その矢印がグネグネしてるだけだと思うんだよねー」
咏「…?」
370 = 358 :
恒子「すこやんとえりさんはさ、まっすぐだから。ピッタリだけど絡みあわないんだよ」
恒子「でも私たちは、まっすぐなんてできない人間なわけさー」
恒子「…でも、だから」
恒子「まっすぐの人とも絡みあえるんじゃないかなーって」
恒子「その線と線がぶつかった点が、向きとか、形とかより大事なんじゃないかな」
恒子「…なんて、考えてしまうのさ」
咏「…ふくよん」
371 :
今更だが見つけれた
よかった
372 = 358 :
咏「…よくわかんねーけど、すげー」
恒子「片思い歴は私の方が上だからなー」
咏「…………」
えり『試合、終了ー!』
咏「…よくわかんねーけど、さ」
咏「とりあえず、行ってくるわ」
恒子「どこに?」
咏「いや知らんし」
恒子「気をつけてー」
咏「んー」
恒子「……あー、語りすぎて肩凝ったー」
恒子「…帰ったらすこやんは肩もみの刑だな、こりゃ」
恒子「えらそーに言ったけどさー…だからって不安じゃないわけじゃないんだからなー」
恒子「…ニブチンどもめ」
373 = 358 :
えり「ふぅ…」カチャ
健夜「お疲れ様」
えり「お疲れ様です」
健夜「終わっちゃったねー」
えり「そう、ですね」
健夜「スムーズでやりやすかったんだけどなぁ」
えり「たしかに。視聴者的にも大満足なのでは?」
健夜「言うね、えりさん」
えり「ふふ」
健夜「……でも」
えり「……はい」
374 = 358 :
健夜「んーと、なんて言うのかな。咏ちゃん風に言うと…」
ガチャッ!
えり「え?」
咏「はぁ…はぁ…」
健夜「咏ちゃん?」
咏「は、…あのさー、今日の実況」
咏「ヴァイオレンス感足りなくねー?」
えり「…………」
健夜「………プッ」
えり「…っ!…ズルイ、ですよ、私堪えてたのに…」クスクス
健夜「だって、あまりにもタイミングが…」クスクス
376 = 358 :
咏「?」
えり「気にしないでください」クスクス…
えり「…はぁ、それで、どうしたんです?」
咏「わかんねー」
えり「は?」
咏「わかんねーけど、まぁ良いじゃん」
えり「??」
咏「ねーすこやん」
健夜「ん?」
咏「場所、かわってくれん?」
377 = 358 :
咏「そーそー…」キィ
咏「これこれ…えりちゃん、何か喋って」
えり「はい?」
咏「いーからさ」
えり「いーからって言われましても…」
咏「そそ、いーかんじだよー」
えり「はぁ?」
咏「この椅子に座ってさー、えりちゃんの声が隣から聞こえないのって」
咏「すっげーモヤモヤするんだよねー。うん、一つ解消」
えり「は、はぁ……」
378 = 358 :
咏「あともーいっこ」キイッ
咏「すこやんっ!」ビシッ
健夜「へ?」
咏「しっかり見てろよ~」
健夜「う、うん…、え、何を?」
咏「んじゃ、」チラッ
えり「はい?」
咏「あーじっとしててー立ち上がんないよーに!」
えり「あ、あの…」
咏「……」ガシッ
えり「み、三尋木プロ!?ちょ、何、……ッ」
健夜「!!」
チュ
咏「…ん。」
えり「な、な、なにが、ん。ですか……ッ!?///」カァァ
379 = 358 :
咏「酔ってなんかいろいろやってたけどー」
咏「えりちゃんは私のだからな!」ビシッ
健夜「はっ、はぁ…」
咏「……よっし」
えり「…なにが“よっし”ですか」
咏「あれーえりちゃん顔真っ赤」
えり「誰のせいだと!」
咏「知らんしー」
えり「あぁ……もう……!」
健夜「………」クス
健夜(私も、こーこちゃんのところ行こっと)
おわり
382 = 358 :
後日
カチャ…
えり「…………」ペラ
えり「…………」
健夜「…あれ?」
えり「…あ。健夜さん」
健夜「えりさん」ニコッ
健夜「ここ、いいかな?」
えり「どうぞ」
健夜「…ここで会うのも久しぶりだね」
えり「そうですか?1月も経ってない気が」
健夜「あれ、そうだっけ?」
383 = 358 :
健夜「………」ジー
えり「……何か?」
健夜「これがえりさんの、優雅な休日かぁーって思ってね」
えり「ええ…。ちなみに、」
健夜「?」
えり「優雅な休日に健夜さんが来ると、有意義な休日になります」
健夜「そ、そうかな?」
えり「ええ、とても」
健夜「嬉しいな、それ」
384 :
よかった
いつもの人と違う終わり方だと思ったら後日談があった
385 = 358 :
健夜「…そういえば、聞いた?」
えり「何をです?」
健夜「ペアチェンジ、凄く好評だったみたい」
えり「ああ、そうだったみたいですね」
健夜「またやらないかって」
えり「え……」
健夜「どうする?」
えり「…なんと言いますか…」
えり「……ん~……」
健夜「…うん、私もそんな感じ」
386 = 358 :
えり「たまに、なら大歓迎なんですが…」
健夜「こう、しょっちゅうであわよくば本当にチェンジ、とか」
えり「ありそうですよね。実際、聞いてる側の人間にはチェンジの方が優しかったでしょうし」
健夜「……ちょっと複雑な気持ちになるよね」
えり「……たしかに」
健夜「普段も頑張ってるんだけどなぁ~」
えり「…まぁ、私たちが頑張っても…」
健夜「それは言っちゃだめ、えりさん」
388 = 358 :
健夜「そういえば、咏ちゃん元気?」
えり「いつも通りですね」
健夜「よかった」
えり「…まぁ、良いんでしょうけど」
健夜「ん?」
えり「やっぱり、自分勝手ですよね」
健夜「あー」
えり「昨日の夜なんか、入浴中に襲撃を受けまして」
健夜「入浴中!?」
えり「ええ…」タメイキ
健夜「…無事だったの?」
えり「う゛……まぁ…その……///」
えり「……け、軽傷、…といったところでしょうか」
健夜「…なるほどね」
389 = 358 :
健夜「私のところもこの前さ、カメラ持ってきて」
えり「か、カメラ!?」
健夜「動画とれるやつ」
えり「う…うわぁ……」
健夜「さすがに抵抗したよ」
えり「…結果は?」
健夜「さすがにカメラは、ね」
えり「で、ですよね」ホッ
健夜「…そのぶん、ちょっと重症だったかも」
えり「…取引って、卑怯ですよね」
健夜「うんうん!」
393 = 358 :
健夜「何回かね?優位に立とうとしたことがあるんだ」
えり「は、はぁ…」
健夜「いつのまにか、逆転。むしろ重症」
えり「な…なるほど……」
健夜「えりさんは?」
えり「え?」
健夜「優位に立とうとしたこと」
えり「あ、えと………」
えり「………む、むりですよ……」カァァ
健夜「えーっ!?」
健夜「それでいいの?やられっぱなしだよ?」
えり「そ、それは…」
えり「…私、弱点を責められると、……」
健夜「…あー、なるほど」
395 = 358 :
健夜「それはね、相手の弱点も見つけることができれば良いってことだよ」
えり「でも、どうやって?」
健夜「日常生活でのスキンシップだね」
えり「スキンシップ…」
健夜「偶然見つけちゃったり」
えり「な、なるほど」
健夜「…でも」
健夜「なかなかうまくいかないんだよね~…」
えり「…ですよね」タメイキ
397 = 358 :
えり「…スキンシップ…」
健夜「うん、大事だよ」
えり「たしかに、あんまりそういうことはやっていませんね」
健夜「さりげなく、が重要といっても、難しいよね」
えり「ええ。…普段やらないから、特に」
健夜「頑張ってみて、えりさん」
えり「…ええ。頑張ってみます」
健夜「それでお互い、一度くらいは優位に立てるようになろう!」
えり「はい!」
………………
398 :
はい
399 = 368 :
なるほどなるほど
400 = 358 :
………………
咏「…最近さ」
恒子「ん?」
咏「えりちゃんが、なんというか、やけにくっついてくるんだよね。知らんけど」
恒子「…溜まってるんじゃない?」
咏「かな~?一応今まで通りのつもりなんだけど。わっかんねーわー」
恒子「今まで通りか~ならどうだろう」
咏「つかさ、くっつくのがまた可愛いのなんの!最初躊躇するんだけど、決心した顔になって、真っ赤になりながら」
恒子「ほほぅ、でたな、ギャップ」
みんなの評価 : ★
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