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    元スレ咏「交換?」恒子「そーそー!」

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    51 = 1 :

    健夜「勝手に、ペアチェンジだなんて…」

    えり「本当に…」

    健夜「…まぁ、そんな話がなければ、このお店もえりさんとも疎遠だったけど」

    えり「…ええ。私も、健夜さんと呼ぶ日が来るなんて、夢にも」

    健夜「うんうん」

    えり「…さて。本題に入りますか」

    健夜「あ、そうだね。つい、まったりしちゃった」

    53 = 1 :

    えり「だめですよ?一応、お仕事の打ち合わせのためなんですから」ゴソゴソ

    健夜「うん、……わ、凄い書類」

    えり「そうですか?」

    健夜「見せて?」

    えり「どうぞ」

    健夜「…選手のデータに…各学校の過去の戦歴、一回戦からの牌譜まで…」

    健夜「凄いなぁ…。さすがって感じ」

    えり「健夜さんも、かなりのこだわりがあるのでは?」

    健夜「そ、そうかな?」

    えり「実況を聞いている限り、そんなイメージが」

    54 = 1 :

    健夜「私の方は、こーこちゃんがちょっと調べて覚えるのが苦手なだけだよ」

    健夜「私は、選手の牌譜の確認を人より丁寧にやってるだけ。ここまで細かく調べたりしないもん」

    えり「なるほど…。凄いですね、やっぱり」

    健夜「そうかな?えりさんの方が凄いよ」

    えり「いえいえ、健夜さんは凄いです」

    健夜「えりさんだよ」

    えり「健夜さんですって」

    健夜「…………」

    えり「…………」

    健夜「…っ…ふふふ…」クスクス

    えり「…お互い様、ですかね…」クスクス

    健夜「そうだね…」ニコッ

    55 = 14 :

    かわええ

    56 = 1 :

    えり「…ではまず、その書類にある学校ですが…」

    健夜「うん、この子は注目するべきだよね」

    えり「ええ。…和了率から見て、間違いないでしょうね」

    健夜「あと、実はこの子が気になってるんだ」

    えり「そうなんですか?」

    健夜「この子はね……」


    ―――――――――

    57 = 1 :

    「いよいよ明日って感じだねぃ~」

    恒子「ワクワクしますねっ」

    「そうかい?知らんけど」

    恒子「どんなすこやんが見れるのかなーって考えると!」

    「ほほぅー、そうだねぃー」

    (嫉妬するえりちゃん…)ポワワ

    ~~~

    えり「…もう、咏さんなんか、知りません……」

    「機嫌直してよ、えりちゃん」

    えり「知りません…!咏さん、なんて………!」ウル

    「えりちゃん」チュ

    えり「んっ……、!?」

    58 = 1 :

    「ちゅ…チゥ、…ん、」

    えり「ンンッ……ん、ぅ…!」ドンッ

    「…っ…」ツゥ

    えり「やめて…くださいよ…」

    「えりちゃん…」

    えり「…だ……き…のに……」

    「え…?」

    えり「私は、咏さんが…だいすき…なのに…!愛してる、のに……!」グスッ

    「…私もだよ、愛してる」

    えり「…じゃあ、…証明してください……」

    「…うん…」

    ~~~

    59 = 12 :

    これは良い展開

    60 = 1 :

    (なんてね!なんてね!!)ニヤニヤ

    (うっはー!たーのしみぃー♪)

    恒子(顔緩んでるなぁ…なぁに考えてるんだろ)

    恒子(…まぁ、見当はつくけど)

    61 = 1 :

    恒子「じゃー三尋木プロー明日なんですけどー」

    「え!?な、なにがっ」ビクッ

    恒子「やだなー試合ですよー」

    「え?ああ、うん、そーだねぃ」

    恒子「まず、この書類を見てください!」

    「…えりちゃんの用意するのの半分もないねぃ~」

    恒子「マジっすか、針生さんすげぇ」

    62 = 1 :

    恒子「じゃ、この学校から!」

    「わっかんねー」フリフリ

    恒子「でっすよねー」ケラケラ

    「とりあえずこの子注目しときゃ良いんじゃね?」

    恒子「ほほー、どーしてでしょう?」

    「いや知らんし」

    恒子「じゃーまー星マークつけときますねー」カキカキ

    「この学校はこの子かなー知らんけど」

    恒子「ほいほーい」

    63 :

    このコンビも悪くねえ!

    64 = 14 :

    すばらです

    65 = 1 :

    ――――――
    夜 三尋木宅

    「……んー……」

    (遅いなー)

    カチャ

    えり「ただいま帰りましたー」

    「あーえりちゃん遅いよー」トテトテ

    えり「すみません、すぐ晩ごはん作りますから。お米、磨いでおいてもらえましたか?」

    「10分後には炊けるよー知らんけどー」

    えり「ありがとうございます。じゃあ咏さんは…」

    「うんっ」ワクワク

    えり「先にお風呂入ってますか?その間に作っておきますから」

    「………」

    67 = 26 :

    これがあれか
    夫婦間の危機ってやつか

    68 = 1 :

    「…えりちゃんさー…」

    えり「はい?」

    「…いい、風呂入ってくる」

    えり「咏さん?」

    「知らんしっ」プリプリ

    えり「………?」

    えり(どうしたんだろう…やっぱり、帰りが遅くなっちゃったから…?)

    えり(……………)

    ピピピッ

    えり「…あ、ご飯炊けた」

    えり(とりあえず、晩ごはんの支度っと……)

    えり(たしかこの前、親子丼が食べたいって言ってたから…)

    70 = 1 :

    お風呂

    「…ふん、だ」チャポン

    (帰りが遅くなるほどすこやんと一緒にいてさ?それで先にお風呂入っててください?)

    (…こっちはどんな気でいたかも知らずにさ!知らんけど!)

    「…待ってたのになぁ」ブクブク

    (……………あ)

    (………おかえりって、言いそびれちゃった)

    (………………)

    (…なんか、わかんねーけど…)

    「…面白くない……」

    チャポン…

    71 = 1 :

    「…お風呂、あがったよ」

    えり「あ、もうすぐできますから。ちょっと待っててくださいね」

    (……うちのキッチンで、エプロンしたえりちゃんが、私の為に晩ごはんを作ってる……)

    えり「ん~……」コトコト

    (…いつもの、見慣れた風景)

    えり「……ん、おいし」

    (…いつもの…幸せな、風景……)

    えり「咏さん。ご飯できましたから、お皿出してください」

    (……なのに……どうして)

    えり「咏さん?どうしたんですか?」

    (どうして…こんなに不安なんだろう)

    73 :

    咏ちゃんに男の影がちらついたらえりちゃんも焦るんじゃないかな
    たとえば俺とか

    74 :

    これが依存です

    75 = 1 :

    恒子『こー、ね。ちょっと不安になってくるわけですよ』

    恒子『相手は私のこと、好きなのかなーとか』

    恒子『一緒にいてほんとに楽しいのかなーとか、飽きてないかなーとか』

    (…こういうこと?ふくよん…)

    えり「…咏さん?」

    「んっ、あ、なに?」ビクッ

    えり「そんなにお腹減ってたんですか?丼、ご飯が山になってますけど」

    「うぁっ!?ヤベッ」

    えり「………」

    76 = 1 :

    えり「……咏さん、どうしたんですか?何だか変ですよ」

    「そ、そうかい?知らんけど!」

    えり「帰りが遅かったこと怒ってますか?」

    「そうじゃないそうじゃない!」

    えり「でも…」

    「そんなことよりさ、晩ごはんメニューなに?」

    えり「…親子丼、ですが」

    「わーマジで?食べたかったんだよねぃ~!」

    えり「よそいますから、丼貸してください?」

    「んー!卵多めー!」

    えり「はいはい」

    77 = 14 :

    だしいっぱいとろとろ玉子くいてえ

    79 = 1 :

    「うまっうま~♪」モグモグ

    えり「よかった」

    えり(機嫌、治ったわけではないみたいだけど…少しマシになったかな)

    「………」モグモグ

    (…明日だ、明日…。絶対に、)

    (…絶対に嫉妬させてやる!)

    (待ってろよえりちゃん~!)ガツガツ!

    えり(…そんなにかっこむほどお腹空いてたの?)

    えり(ずっとお腹空かせて待ってたんだ…悪いこと、しちゃったな…)

    82 = 1 :

    当日

    「とーうちゃーくっ」

    えり「えぇと、三尋木プロが午前、私が午後…時間がピッタリ別れましたね」

    恒子「あ、おーい三尋木プロー針生さーん!」

    健夜「こ、声が大きいよ…」

    恒子「おっはよーございまーす!」

    「おっはよーぅふくよん!」ハイタッチ!

    恒子「イェーイッ」ハイタッチ!

    「頑張ろーぜ」コソッ

    恒子「初っぱなから気合い入ってますねー」コソコソ

    咏・恒子(さて、反応は…!?)

    83 = 1 :

    健夜「おはよう、えりさん」

    えり「おはようございます、健夜さん。…なんだか眠そうですね?」

    健夜「午後からだから、ちょっとゆっくりしようと思ってたらこーこちゃんに…」

    えり「ああ、なるほど」クスクス

    恒子「」

    「」

    恒子(仲良さそうーッ!?)ガーン

    (えりさん健夜さんーッ!?)ガーン

    85 = 1 :

    健夜「こーこちゃんたち、午前からだよね?」

    えり「そろそろスタッフの方々のところへ……」

    恒子「」ガーン

    「」ガーン

    健夜「真っ白だ!?」

    えり「…どうかしたんですか?二人とも…」

    咏・恒子「「!」」ハッ

    「い、いや!知らんしー!」

    恒子「い、行きますか三尋木プロ!」

    「おぅッ!」ガシッ

    恒子「じゃッ!」ガシッ

    咏・恒子「「行ってきます!」」

    えり「はい、いってらっしゃい」

    健夜「い、いってらっしゃーい…」

    健夜・えり「「…………」」

    86 :

    私怨

    87 = 1 :

    健夜「…ど、どうしたんだろうね?」

    えり「さぁ…なにか、通じるものがあったのでは?」

    健夜「そ、そうだね…」

    えり「私たちは、どうしましょう?」

    健夜「ん…まだ時間もあるし…」

    えり「…お茶でもしながら、画面越しに二人を見守っていませんか?」

    健夜「…そうだね」ニコッ

    えり「では、行きましょうか」ニコッ

    88 = 1 :

    恒子「……では」

    「……おぅ」

    恒子「…マイク、入れますね!?」

    「やっちゃえー!知らんけどー!」

    カチッ

    恒子「さぁ試合もついに3日目!第1回戦、いっちゃうよー!」

    恒子「まず!出場高校の紹介!」

    ――――

    N県の子ども「また三尋木プロかぁ…」

    N県の子ども「それに福与アナって…」

    N県の子ども「なんでだろーねー」

    90 = 12 :

    麻雀クラブの子どもたち容赦ねぇな

    93 = 14 :

    ふんぎ!ふんぎ!支援だあ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ!

    94 = 1 :

    …………

    恒子「北家、九索を捨てて先制リーチだーッ!」

    恒子「これはどういうことでしょう、三尋木プロ!」

    「いや知らんし」

    恒子「やっぱり、場に出てない中を待って対々?」

    「んーそれはどーかなー?」

    「他の選手が三萬ツモってるとはいえ、捨てないとは限らないしねぃ~」

    「三色と平和も狙いどころじゃね~?知らんけど」

    恒子「なるほど~!」

    ――――

    N県の子ども「なるほどー」

    N県の子ども「なんか、すごいまともー」

    95 = 1 :

    やっべ間違えた
    中で平和とか無理じゃん
    脳内修正よろ

    96 :

    オタ風に脳内修正された

    97 :

    最初のリーチと中対々云々と三色平和はそれぞれ別の人の話かと思った

    98 = 1 :

    >>97
    うん そんな感じで
    麻雀初心者の俺には無理だわ

    100 = 1 :

    健夜「へぇ……」

    えり「結構、普通ですね」

    健夜「むしろ、良いかも」

    えり「心配していましたけど…意外と、良いのかもしれませんね」

    健夜「そうだね。ちょっとほっとしたよ」

    健夜「こーこちゃんの持っていった書類、えりさんの半分の量もなくて…」

    えり「はぁ…」

    健夜「打ち合わせも、選手に星マークつけただけみたいだったし」

    えり「え」

    健夜「………」

    えり「………」

    恒子『先鋒戦終了ーッ!』

    えり「……アドリブがきく、ってことですかね?」

    健夜「……私たちは下準備をシッカリやるタイプだもんね…」


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