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    元スレほむら「闇の書……?」

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    251 = 38 :

    マミ「来た……!」

    管制人格「…………」

    杏子「よぉ……。あんた、はやてっつったか?なんであたしたちとやる気なわけさ?」

    管制人格「我は闇の書……我が主は、我が内の中で深い眠りについておられる……。
          主は度重なる不幸に、嫌なことが全て夢であったならと、そう望まれた。
          私は、主の望みを叶えるため……全てを無に帰すのみ」

    さやか「度重なる……まさか……」

    なのは「闇の書さん!お願いです、はやてちゃんを出してあげてください!
        あなたも本当は、はやてちゃんに生きていて欲しいはずです!」

    管制人格「……お前も、その名で呼ぶのだな」

    なのは「……!」

    管制人格「私には、望みなどない……。あるとすれば……主の望みを叶えることが、私の望みだ」

    闇の書「Blutiger Dolch」

    管制人格「刃以て、血に染めよ……。穿て、ブラッディー・ダガー」

    杏子「ッ……うわっ!?」

    252 = 38 :

    杏子「っぶね……!」

    マミ「くっ……!ずいぶんいきなりなのね……!」

    ほむら「みんな、無事……!?」

    さやか「ちょ、ちょっと当たったけど、なんとか……」

    管制人格「……滅びの光を」

    マミ「何……?光が、一箇所に集まっていく……?」

    フェイト「……まさか……」

    なのは「スターライト・ブレイカー……!?」

    杏子「お、おい。あれって確か、なのはの……」

    フェイト「みんな、急いでここから離れてください!十分に距離を取って!
        大変かも知れないけど、ほむらさんは魔法少女の3人をお願いします!」

    ほむら「……!えぇ、わかったわ」

     カチッ

    253 = 38 :

    なのは「フェイトちゃん、そんなに離れなくても……」

    フェイト「至近で食らったら、防御の上からでも落とされる。距離を取らないと……」

    バルディッシュ「Sir, there are noncombatants on the right at three hundred yards.
           (右方向300ヤード、一般人が居ます)」

    フェイト「ッ……!?」

    なのは「そんな……!結界内に取り残された……!?」

    フェイト「大変だ、すぐに見付けてあげないと……!」

    バルディッシュ「Distance:forty,thirty,twenty...」

    フェイト「この辺のはず……居た……!」



    まどか「何、ここ……?魔女の結界、じゃないよね……?」

    255 = 38 :

    なのは「すみませーん!危ないですから、そこでじっとしててください!」

    まどか「!もしかして、魔法少女……え?」

    フェイト「もうすぐ、すごく大きな衝撃が来ますから、私の後ろに……」

    まどか「なのはちゃんと、フェイトちゃん……?」

    なのは「えっ……!?」

    フェイト「もしかして……鹿目まどかさん!?」

    まどか「あ、うん!えっと、もしかしてあなたたちも……」

    管制人格「スターライト・ブレイカー」

    フェイト「ッ!なのは!」

    なのは「……!ごめんなさい!そのことはまた後で!そこから動かないでください!」

    バルディッシュ「Defenser plus」

    なのは「レイジングハート!お願い!」

    レイジングハート「Wide area protection」

    なのは「来たっ……!!」

    まどか「きゃっ!?」

    256 = 38 :

    フェイト「くっ……!」

    なのは「……な、なんとか、防いぎきった……もう、大丈夫です」

    まどか「あ、ありがとう……えと、今のって、魔女の攻撃……?」

    なのは「えと……まどかさん、あなたは……魔法少女なんですか?」

    まどか「あ、ううん。わたしはまだ契約してなくて……。まだ願い事は考え中なんだ」

    フェイト「……良かった」

    まどか「へっ?」

    杏子「おい、なのは、フェイト!大丈夫か……って、なんだよそいつ」

    さやか「なっ……ま、まどか!?」

    257 = 38 :

    マミ「鹿目さん……!大丈夫?怪我はない?」

    まどか「あ、はい、大丈夫です……」

    ほむら「でも、どうしてここに……!」

    なのは「その、まどかさん結界内に取り残されちゃったみたいで……」

    フェイト「エイミィ!聞こえる!?結界の中に一般人が居るんだ、早く安全な場所に!」

    エイミィ『うそ!?よりによってこんな時に……!』

    なのは「えっ……こ、こんな時って……?」

    エイミィ『結界と外と中の干渉が、うまくいってないの……!今はこうして会話するくらいならなんとかできてるけど、
        なんだか、内外の境目で魔力が渦巻いてるみたいで……
        とにかく、問題が解決し次第すぐに安全な距離まで運ぶから、ごめん!それまでそっち……』

    フェイト「エイミィ……?エイミィ!?そんな……会話まで……!」

    258 = 38 :

    マミ「とにかく、ここは危険よ!なんとかして、安全な場所まで鹿目さんを避難させないと……!」

    ほむら「……大丈夫、それなら私が……。まだ魔力は」

    残ってる。
    そう言おうとした、次の瞬間。

    ほむら「ッ……な、これは……!?」

    突然、地面から触手のようなもの現れ……私たちの体を拘束した。

    なのは「きゃあっ!?」

    さやか「うわっ!?な、何よこれ!?」

    杏子「くそっ……あいつだ!」

    まどか「やっ、やだっ!離してぇ!」

    管制人格「……一般人か……」

    ほむら「っ……!やめて!この子には手を出さないで!」

    管制人格「主は、この世のすべてを悪い夢であって欲しいと願った。
          たとえ魔法の使えぬ少女であっても……例外ではない」

    259 = 161 :

    触手・・・・

    260 = 38 :

    さやか「この……ふざけるな!そんなこと、はやてが本当に望んでるわけない!!」

    なのは「あなただって、本当はこんなことしたくないはずだよ!
        なんとも思ってないんだったら……泣いたりなんかしないもん!」

    管制人格「これは、主の涙。私には、感情などない。私は……ただの道具だ」

    フェイト「っ……バリアジャケット、パージ!」

    バルディッシュ「Sonic form」

    マミ「!触手が!」

    杏子「っと!わりぃ、助かったよフェイト」

    ほむら「鹿目さん、大丈夫!?」

    まどか「う、うん。ありがとう、ほむらちゃ……きゃあ!?」

    マミ「な、なに!?地震……!?」

    管制人格「……早いな。もう崩壊が始まったか」

    261 = 42 :

    触手役に立たん

    262 = 161 :

    クリームヒルトも似たような願いだったな

    263 = 38 :

    エイミィ『……える!?みんな!聞こえる!?』

    なのは「エイミィさん!?」

    フェイト「良かった、通信が……」

    エイミィ『みんな聞いて!大変なの!結界の外に、大きな魔力反応が……!』

    ほむら「魔力、反応……?」

    エイミィ『ほむらちゃんに聞いてたのよりずっと早い!これは、この、魔力反応は……!』

    ほむら「ッ!?まさか……!」





    結界外

      「雷雲がとんでもない勢いで分裂と回転を起こしています!
      明らかにスーパーセルの前兆です!ただちに避難指示の発令を!」

    264 = 38 :

    杏子「マジかよ……!」

    マミ「でも、暁美さんが言ってた日にちは……」

    ほむら「そう、まだ先のはず……早すぎる……!」

    エイミィ『これがきっと、通信の不調と関係してるんだよ!
         解放された闇の書の魔力が、ワルプルギスの夜の魔力に作用して、
         その影響で本来の日時よりずっと早いタイミングで……。
         しかも、データよりもずっと強力な魔力を持ってるの!』

    なのは「な、なんとか、ならないんですか!?」

    エイミィ『クロノくんとユーノくん、それにアルフには飛んでもらえるようにはなってるよ!
        でも、正直3人だけじゃどうなるか……!』

    ほむら「そんな……」

    265 = 38 :

    管制人格「……外のことなど、気にする必要はない。お前たちは……ここで永遠に眠れ」

    ほむら「なっ……!?」

    しまった……!
    ワルプルギスの夜に気を取られた隙に、闇の書の管制人格が、私たちのすぐ側に……。
    時間を……!

    管制人格「契約した少女たちよ……お前たちにも、闇があるだろう?」

    マミ「えっ……」

    杏子「な、嘘だろ……!」

    ほむら「体が……!」

    管制人格「3人とも……我が内で、永遠に眠れ。幸せな夢を見続けて……」

    フェイト「この……!」

    なのは「っ!フェイトちゃん!」

    管制人格「……そうか。闇を抱えているのは、お前もだったな」

    フェイト「あっ……あぁあ……!」

    闇の書「Absorption.(吸収)」

    267 = 230 :

    269 = 230 :

    271 = 38 :

    さやか「うそ……でしょ……」

    まどか「そ、そん、な……みんな、き、消え、ちゃった……」

    エイミィ『ッ……!4人とも、バイタル確認……!みんなまだ死んでない!』

    管制人格「そう、死んではいない……だが、生きてもいない。
          我が主も、あの子らも……覚めることない眠りの内に、終わりなき夢を見る。
          生と死の、狭間の夢……それは永遠だ」

    なのは「……永遠なんて、ないよ。変わっていかなきゃいけないんだ。わたしも……あなたも!」

    さやか「で、でもなのは……どうすれば……」

    なのは「わかんない、わかんないけど……諦めるなんて、絶対にできない……。
        それに、泣いてる子を黙って見てるなんて、できません……!」

    さやか「……!」

    管制人格「……お前たちも、そろそろ眠れ」

    なのは「いつかは眠るよ……でもそれは、今じゃない!」

    272 :

    昨日なのは2nd見てきた俺にタイムリーなスレ

    273 = 38 :




    ほむら「ん……あ、れ?私……」

    マミ「あら、起きた?暁美さん」

    ほむら「……巴、さん……?」

    さやか「はは、何よほむらー?もしかして寝ぼけちゃってるわけ?」

    杏子「あんまり昼寝ばっかしてると、さやかみたいになっちまうぞー」

    さやか「杏子ー!?それどういう意味よー!?」

    ほむら「……これは……」

    まどか「あはは、本当に寝ぼけちゃってるみたいだね、ほむらちゃん。珍しいなー」

    ほむら「……!鹿目さん……!」

    274 = 38 :

    まどか「へっ?」

    マミ「あら……もしかして、昔の夢でも見てたの?“鹿目さん”だなんて」

    ほむら「え……?」

    まどか「えへへ、なんだか懐かしいなぁ。“まどか”って呼んでくれるまで、すごく時間かかったっけ」

    杏子「ははっ、そういや昔は“鹿目さん鹿目さん”ってまどかの後を付いてくばっかりだったよな」

    さやか「それがいつの間にか随分変わっちゃったもんよ。イメチェンまでしちゃって。
        今じゃあまどかを守るナイト様だもんね。もう仁美のうるさいことうるさいこと!」

    ほむら「……私が、まどかを守る……?」

    まどか「も、もうさやかちゃんってば!でも……ほむらちゃんに守ってもらえた時、すっごく嬉しかった。
        それは本当だよ?……え、えへへ。やっぱり改めて言うとちょっと恥ずかしいなぁ」

    まどかを……私が守ったの……?
    私は、まどかを守る私に……守られる私じゃなくて、守る私に……。
    私の祈りが、願いが……叶った……?

    275 = 93 :

    せやけどそれは

    276 :

    ただの夢や

    277 = 38 :




    モモ「あ、おねーちゃんやっとおきたー!」

    杏子「え……?も、モモ……?な、んだこれ……夢、か……?」

    モモ「?ねー、おねーちゃん、わたしおなかすいたー」

    杏子「あ……ダメだよ、そんな我侭言っちゃ……。ウチにはそんな……」

    モモ「はやくー。あさごはんたべよー。もうまってるよー」

    杏子「え……待ってる……?まさか……!」

    杏子「……おー、やっと起きたか杏子。今日はずいぶんと寝坊したなぁ」

    杏子「ふふっ、今日はモモの方が早起きだったのよねー。
         お姉ちゃんも起こしてきてくれたし、何かご褒美あげちゃおうかな」

    モモ「わーい!もも、ケーキがいいー!いちごがのった、さんかくのやつー!」

    杏子「はっはっは!なんだ、ショートケーキで良いのか。モモは謙虚だなー」

    278 = 38 :

    モモ「けんきょ?よくわかんないけど、しょーとけーきがいいー!」

    杏子「はいはい、それじゃあ今日買ってきてあげますからねー」

    杏子「……父さん、母さん……」

    杏子「おや……どうした杏子、早く座りなさい」

    杏子「あ、うん……え、この朝ご飯……こんなに、たくさん……!」

    杏子「あら、そう……?別に、いつも通りだと思うけど……」

    杏子「いつも通り……?ひ、昼ご飯も、晩ご飯も、このくらい……!?」

    杏子「……?どうした杏子。ははっ、もしかしてウチが貧乏になった夢でも見たのか?」

    ……夢……?
    いや、おかしいだろ……違う、あれは夢なんかじゃない、夢なもんか……。
    夢は、こっちだ……こっちのはずだ……。

    でも……でも、これって……!

    279 = 276 :

    フェイトがあの夢の世界ををずっと欲しかったとか言ってたけどそこにアリシアが居るのに違和感ある

    280 = 38 :




    杏子「マミさん、ねぇ、マミさんってば!」

    マミ「……あれ……佐倉、さん……?」

    杏子「やっと起きた!もー、せっかく約束してたのに、家に来たらマミさん寝てるんだもん」

    マミ「私……え、あれ……?えっと……佐倉さん、よね?」

    杏子「マミさん……寝ぼけるってこういうことを言うんだね。モモ以外で初めて見たよ。
       これはおじさんとおばさんに報告だね!へへっ!」

    マミ「え……?」

    マミ「お、マミ、起きたのか。確かに約束の時間にはまだ少し早いけど、お友達が来る前に昼寝っていうのはちょっとなぁ」

    マミ「そうよぉ、杏子ちゃんみたいに早く来られちゃうと恥ずかしいとこ見られちゃうでしょ?」

    マミ「お父さん、お母さん……!?」

    281 = 38 :

    そ、そうだ、今日の日付は……!

    ……過ぎてる。
    あの、事故の日を、過ぎてる……!

    マミ「あ、ほら、みんな来たみたいよ」

    マミ「みんな……?」

    さやか「こんにちはー、マミさん!」

    ほむら「おじゃまします」

    まどか「こんにちは!あれ、杏子ちゃんもう来てたの?」

    杏子「まぁねー。どうせウチに居たってすることないしさ」

    さやか「とか言ってー。早くマミさんに会いたかっただけじゃないのー?」

    杏子「ばっ……ち、違うよ!そんなわけないじゃん!何言ってんだ馬鹿!」

    282 :

    >>279
    母親の幸せを願った結果だよ

    283 = 272 :

    >>279
    1st見たの昔だから正確に覚えてないけど
    むしろ嫉妬してそう
    天使のフェイトちゃんだったら孤独から居たはずの姉に縋ったかもしれないけど
    大好きだよってセリフはさすがにちょっとポカーンだった

    284 = 38 :

    マミ「えっと……みんな、魔女退治は……」

    さやか「……へっ?」

    まどか「魔女、退治……?」

    ほむら「巴さん、あなた……」

    杏子「どんな夢見てたのマミさん……」

    マミ「えっ……あ、あら?え?」

    ソウルジェムが、ない……。
    ……お父さんとお母さんが居て、お友達もたくさん居て、それに……魔女と戦わなくても良くって。
    そうか、これって……。

    私がずっと、欲しくて欲しくてたまらなかった生活なんだ……。
    何度も、何度も、夢に見た時間だ……!

    285 = 272 :

    >>282
    なるほど
    さすがフェイトちゃんは天使やで

    286 :

    フェイトにとってアリシアって、姉っていうかほぼ自分自身だよね

    287 = 38 :




    はやて「……すぅ……すぅ……」

    管制人格「…………」

    主は、よく眠っておられる。
    覚醒前の哀しみが余程、深かったのか……。
    きっとこのまま、目を覚まされることはないだろう。
    そしてそのまま、永遠に……。

    じきに私の意識もなくなる。
    そうなれば、主のこの安らかな寝顔も、見ることは叶わなくなる。
    だからせめて今は、この幸せそうな顔を目に焼き付けよう。

    そう、主は今、幸せなのだ。
    だから、私も今、幸せのはずだ……。

    ……どうか我が主に……幸せを……。

    288 = 38 :




    なのは「きゃぁあああああああッ!?」

    さやか「な……なのはぁ!」

    なのは「あ、ぅ……ご、めんね、さやか、ちゃ……」

    さやか「しゃ、喋らないで!今、今治すから!」

    管制人格「やめておけ。もう、限界だ。これ以上あがくな」

    さやか「っ……ソウルジェムが……ま、まだ!まだ、いける……!」

    なのは「ありが、とう……もう、大丈夫。元気に、なったから……」

    さやか「なのは……!」

    エイミィ『なのはちゃん、あんまり無茶しないで!さやかちゃんも!このままじゃ……!』

    なのは「もう少しだけ……やらせてください……。レイジングハート……」

    レイジングハート「All ri...ght,my...master」

    なのは「……ごめんね。もう少し、頑張ろう……!」

    290 = 38 :

    まどか「酷いよ……こんなの、あんまりだよ……!」

    みんな消えちゃって……さやかちゃんも、なのはちゃんも、あんなにボロボロになって……。
    これじゃ、このままじゃ、みんな……。

    QB「運命を変えたいかい、まどか」

    まどか「キュゥべえ……!」

    QB「君は確か、八神はやてとも友達だったよね?それに、彼女が親戚と呼ぶ者たちとも」

    まどか「はやてちゃんと……ヴィータちゃんたち……?」

    QB「今あそこでなのはと戦っている人物。あれははやてなんだよ。まぁ、正確に言えば少し違うんだけど」

    まどか「ど、どういう、こと……!?」

    QB「知りたいかい?僕の知っている限りで良いなら、教えてあげられるよ」

    291 = 38 :




    まどか「……そんな……!」

    QB「わかったかい?つまりこのままだと守護騎士たちは消えたままだし、はやてにも永遠に会うことはできなくなる。
      なのはやさやかは間違いなく命を落とすだろうし、
      マミ、ほむら、杏子、フェイトも永遠に闇の書の中で眠り続けることになるだろうね」

    まどか「そ……そんなのって……!」

    QB「でも、君なら運命を変えられるよ。そのための力が、君は備わっているんだ」

    まどか「……本当なの……?わたしが契約すれば……みんなを助けられるの……?」

    QB「もちろんさ。君の祈りは間違いなく遂げられる」

    まどか「……私は、私の願いは……!この事件で、闇の書事件で悲しんでる人たちを、助けたい!
       みんなで、また楽しく、笑って過ごしたい!」

    QB「良いだろう。契約は成立だ。君の祈りはエントロピーを凌駕した」

    292 = 199 :

    えっ

    293 = 38 :

    エイミィ『……!この反応、まさか……!』

    管制人格「……これは……この、光は……!」

    なのは「な、なに……?」

    突如淡い光に覆われた管制人格。
    そして、戸惑う管制人格は次に、痛みにも似た感覚を覚える。

    管制人格「ぅく……ぁ、ぅああっ……!」

    悶える管制人格の胸部から、何かドス黒い、異様にうごめく塊が現れた。

    管制人格「ぁ……ぁああああああああ!!」

    さやか「えっ……!?か、体から何か……!?」

    エイミィ『あれは……闇の書の、防衛プログラム!?』

    その、不気味な生き物にも見える魔力の塊は、再び強い光に覆われ、そして……

    防衛プログラム「グ……ギャァアアアアアアアアアアアア……!」

    エイミィ『うそ……!防衛プログラム、完全消滅!?』

    管制人格「はぁ……はぁ……まさか、そんなことが……!」

    294 = 42 :

    おい

    295 = 161 :

    バッドエンドwww

    296 = 38 :




    管制人格「信じられない……こんなことが、起こり得るのか……!」

    はやて「……防御プログラムが、無くなったんやね」

    管制人格「我が主!目を……!」

    はやて「うん……ごめんな。一番大変な時に、夢の中なんかに居って」

    管制人格「いえ……私のしたことです。
          それに、哀しみが深ければ深いほど、眠りも深くなります……仕方ありません」

    はやて「……ほんまにな、幸せな夢を見てたんよ。
        夢の中ではあたしは歩けて、守護騎士のみんなも一緒で……それに、あなたも一緒やった」

    297 = 38 :

    はやて「そこではな、あなたは闇の書とかそんな名前やない……あたしがずっとずっと考えてた名前やったんよ。
        いつかな、あなたに名前をあげようと思って、ずっと考えててん。新しい、ちゃんとした名前を」

    管制人格「新しい、名前……」

    はやて「あたしは管理者やから、名前を贈ること、できるやろ?せっかくやから、ここで贈ってもえぇか?」

    管制人格「……!」

    はやて「強く支える者、幸運の追い風、祝福のエール……リインフォース。
        これが今日から、あなたの名前や。それでえぇか?」

    管制人格「……はい、もちろんです。我が主……!」



    QB「なるほどね……まどか、君の祈りは事件の元凶となった闇の書のプログラムの一部を完全に破壊したみたいだ。
      それも、元凶とは関係のない正常な部分を全て残してね」

    298 = 38 :

    リインフォース「……すまなかったな、お前たち」

    なのは「え……?」

    リインフォース「防御プログラムは完全に消滅した……。
            お前たちと戦う理由は、もはやない。今、主との融合を解こう」

    さやか「ほ、本当!?」

    なのは「……!闇の書さん!」

    強い光がリインフォースを包み込み、そして……

    はやて「……もう闇の書なんて名前やあらへんよ。この子の名前は、リインフォースや!」

    さやか「はやて!」

    はやて「ほんま、ごめんな……。ウチの子たちが色々迷惑かけてもうて」

    299 = 38 :

    リインフォース「それから……あの4人の体も、解放してやらなければ」

    そう言って、リインフォースが夜天の書に手をかざそうとした、その瞬間。

    フェイト「ッ……」

    なのは「フェイトちゃん!」

    リインフォース「驚いた……自力で夢の世界から脱出したのか」

    フェイト「……アリシアと、バルディッシュのおかげです。それより、あなたは……」

    リインフォース「あぁ、私も、長く暗い夢から目覚めた。お前たちには、本当に迷惑をかけた。
            ……では、残りの3人も解放してやろう」

    リインフォースが手をかざすと、ほむら、マミ、杏子の3人が姿を現した。
    ……しかし。

    ほむら「すぅ……すぅ……」

    まどか「ね……眠ってる……?あ、あの、これって……?」

    リインフォース「……まさか、そんなはずは……」

    300 = 272 :

    あとはユーノが魔法少女治す方法見つけてハッピーエンドだな


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