私的良スレ書庫
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元スレ小鳥「あははは!あはははは!独身サイコー!」
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変化はすぐに起きた。
事務所で一番の稼ぎ頭だった美希が、
家に引きこもりがちになったのだ。
「えっ。美希は今日も休みなのか?」
「はい。Pさんと会いたくないって。
Pさんのこと裏切り者とか言ってましたよ?」
「はぁ。ほんとあいつは子供だな。
覚醒してからようやく大人になったと思ってたのに。
なあ小鳥。どうすればいいと思う?」
Pは椅子にもたれかかってかったるそうな顔をした。
職場で小鳥と話すときはできるだけいつも通りを
心がけていたが、それでも二人の仲睦まじそうな様子は
他の人に知られてしまう。
遠目に小鳥とPの会話を眺めていた雪歩は、
かつてのようにお茶を用意することはなくなった。
>>27
律子はプロデューサー(同僚)
律子はプロデューサー(同僚)
春香は転ぶ回数が減った。
いつもだったらPの斜め前くらいの角度で
よくつまづき、めくれあがったスカートの中身を
披露してくれるのだが。
「くそ。携帯に連絡しても出ないぞ。困ったな」
「美希ちゃんにも心の整理の時間が必要なんですよきっと」
小鳥は美希の心境をよく理解していて、
今はそっとしておきたかった。
「そんなわけにはいきませんよ。
俺がどれだけ苦労して営業活動したと思ってるんですか。
来週にはライブだって控えてるってのに」
いきりたったPは、ついに美希の自宅にまで連絡を入れようとした。
社会人としては正しい行為だろうが、乙女心を
全く理解してないという点では愚かだった。
この鈍感男の愚行を見てられなかった春香がついに口をはさむ。
「プロデューサーさんには女心が分からないんですね」
Pはぎょっとした。
春香に非難するような口調で言われてしまい、言葉を失う。
何か自分に落ち度があったのかと悩み始めた。
「どうして美希が休んでるか本当に分からないんですか?」
雪歩がやめなよと春香となだめようとするが、
勢いは止まらない。春香だってPに恋心を寄せていた
乙女の一人。
Pの愚かさが許せなかったのだ。
「急になんで怒ってるんだ春香?
まさか美希が俺のこと好きだった
とか言いたいんじゃないだろうな?」
「気づかなかったんですか?
あれだけハニーハニーって呼ばれてたのに」
「ははっ。あれは冗談だったんだろ?
まさか俺と小鳥さんの結婚について落ち込むほど……」
「冗談なわけないじゃないですか!!」
春香の怒声が響く。
「美希は本気でプロデューサーさんのことが好きだったんですよ?
トップアイドルを目指して本気で頑張ったのだって、
本当にあなたに認めてもらいたかったからなんです」
「も、もうよしなよぉ春香ちゃん。喧嘩は良くないよぉ」
場の空気をなんとかしようとする雪歩だが、
激昂してる春香特急はまだ止まらない。
「バカです。プロデューサーさんは大バカです!!」
「なっ。そこまで言われるのは心外だな。
……ううむ。だが良く考えてみると
俺に褒められるたびに成績が上がってたもんなあいつ」
Pは考える人の姿勢を取り、
過去の出来事を振り返ることにした。
椅子の上で考える人である。
それほど彼は思い悩んでいたのだ。
「美貴君が辞めるようなことがあれば首だよ君」
後ろを通りかかった社長がさりげなくそう言い、
Pの顔がガリガリ君のように真っ青になる。
「しゃ、社長……そんな殺生な……」
「春香君の言うとおり君は女心が分かってないようだ。
美希君だけでなく、他のアイドル諸君らからどう思われたか
知らんのだろう。なあ雪歩君。彼をどう思う?」
いきなり話を振られ、少し戸惑った雪歩だが、
「んー。そうですねぇ。
穴掘って埋まった方がいいんじゃないでしょうか?」
ついに雪歩からも非難され、がっくりとうなだれるP。
穴掘って埋まってろとは分かりにくい表現だが、
ようはよく反省しろと言われてるのだろうと理解した。
「ううむ。雪歩からもそう言われては返す言葉もないよ。
さあ困ったぞ。俺はなんとかして美希を復活させな
ければならん」
「どうするんですかプロデューサーさん。
明日も明後日もスケジュールが
お正月の福袋みたいにいっぱい詰まってますよ」
旦那が早くも離職しそうな事態に小鳥もあわてる。
軽いジョークを入れたのは旦那を想うゆえの行動だ。
結婚してくれると言ってくれた時から何かしらの
トラブルにはなるだろうと予想してたが、
いざ起きてみると、どうしたらいいか分からない。
つまることろ小鳥の悩みの種はPが無自覚の女たらし
だったということだ。
小鳥の見積もりでは、彼はほぼ全てのアイドルから
興味を持たれており、妻となった小鳥は大なり小なり嫉妬されてる。
最悪の場合は辞められたり刺されたりすることすら
想定の範囲内。小鳥の知ってるゲームでそういう展開の
シナリオがあったのだ。
「まず俺が直接美希に会わねばならん。スケジュールなんて
犬にでも食わせておけ。取引先には俺から謝罪しておく。
ジャンピング土下座でな☆」
「キミィ。本当に大丈夫なんだろうね?
美希君が辞めるようなことがあれば、
また貧乏事務所に逆戻りだよ」
社長に念を押されてもPは屈しない。
「大丈夫ですよ社長。俺を誰だと思ってるんですか?
ここまで美希を成長させたのは俺の力量です。
これからだってもっと頑張って見せます!!」
だったということだ。
小鳥の見積もりでは、彼はほぼ全てのアイドルから
興味を持たれており、妻となった小鳥は大なり小なり嫉妬されてる。
最悪の場合は辞められたり刺されたりすることすら
想定の範囲内。小鳥の知ってるゲームでそういう展開の
シナリオがあったのだ。
「まず俺が直接美希に会わねばならん。スケジュールなんて
犬にでも食わせておけ。取引先には俺から謝罪しておく。
ジャンピング土下座でな☆」
「キミィ。本当に大丈夫なんだろうね?
美希君が辞めるようなことがあれば、
また貧乏事務所に逆戻りだよ」
社長に念を押されてもPは屈しない。
「大丈夫ですよ社長。俺を誰だと思ってるんですか?
ここまで美希を成長させたのは俺の力量です。
これからだってもっと頑張って見せます!!」
根拠はあるのかと言われても答えられなかった。
ただ信じたいだけなのだ。自らの才能と、美希の可能性を。
このPの思わぬ自信家ぶりに社長も驚いてしまい、
これ以上小言を言う気にはなれなかった。
「さっそく美希に会いに行ってきます。
アポならもう取りましたからご心配なく」
ネクタイをきゅっと絞めてイケメンになった彼は、
まるでできる社会人のような足取りで
事務所を去っていくのだった。
彼の担当アイドルは美希だけではない。
春香や雪歩は今日偶然事務所で待機してたのだが、
一人でPを行かせるのは不安だと思い、こっそり
尾行することにした。
提案したのは春香。雪歩は無理やりつき合わされる
形での動向になった。万が一の事態を考えると、
スコップを持つ手に力が入る。
Pはネクタイを外し、ワイシャツのボタンを外していく。
クールビズだ。
世間はどこでもクールビズ。765プロも同様だった。
本当ならネクタイなしで出社してよかったのだが、
彼なりの信念で夏でもネクタイをする。
なぜなのか?
理由は単純。
小鳥に買ってもらったネクタイだったからだ。
彼にとって楽しみは二つ。
一つは小鳥の手料理。
もう一つは夜の生活///
だった。
彼もまだまだ若い。ずっと憧れていたお姉さんキャラ?
だった小鳥と結婚で来てうかれないわけがない。
結婚してから何もかもうまくいくと信じてただけに、
美希の引きこもりはショックだった。だが、不可能を
可能にしてきた自分ならできないことはないと信じていた。
「ここが美希の家だな」
けっこうな豪邸だった。親が公務員というのは伊達ではない。
公務員というのは現代の特権階級であり
フランス革命時で例えると第一、もしくは第二身分に近い。
Pは断頭台に立たせられたロベスピエールの心境を理解しながら
裏口へ回る。空いてる扉から勝手に侵入し、美希の部屋を目指した。
美希の部屋はすぐ見つかった。
こっそり扉らを開けると騒がしい音楽が耳に入る。
曲はリレーションズであった。
美希はベッドで寝てる。
おそらく音楽を流しっぱなしにして寝てしまったのだろう。
『私のモノにならなくていい ただそばに居るだけでいい』
曲そう歌っていたのでそばに居ることにした。
美希は泣きじゃくった顔で寝てる。
こうしてみると天使みたいだった。
Pは個人的にも髪を切った美希は好きだった。
思わずクールビズを解除し、ネクタイを締めてしまう。
「美希。俺だ。起きてくれ」
そっと声をかけると、夢の中の美希はうぅんと
言いながら寝返りを打った。
昼夜が逆転してるのか、相当眠そうだった。
「お前の気持ちを無視しちまって悪いと思ってる。
だから今日は謝りに来たんだ。さあ美希。
おまえのハニーは目の前にいるんだぞ。
そろそろ起きてくれないか?」
不法侵入者が言う。
「は……ニィ……? そこにいるの?」
「そうだ。おまえのハニーだ。
おまえが大好きだったらしいハニーだぞ。
早く現実世界に戻ってくるんだ」
「……んあ?」
「千早の真似か? ははっ。美希も物真似がうまくなったもんだ」
星井美希はついに目を開き、ベッドの横に立ってる人物を
視界にとらえたのだった。会いたくないと思っていた男だった。
彼を見ると、どうしても小鳥の者になってしまったという辛い
現実を思い出してしまうからだ。
言いながら寝返りを打った。
昼夜が逆転してるのか、相当眠そうだった。
「お前の気持ちを無視しちまって悪いと思ってる。
だから今日は謝りに来たんだ。さあ美希。
おまえのハニーは目の前にいるんだぞ。
そろそろ起きてくれないか?」
不法侵入者が言う。
「は……ニィ……? そこにいるの?」
「そうだ。おまえのハニーだ。
おまえが大好きだったらしいハニーだぞ。
早く現実世界に戻ってくるんだ」
「……んあ?」
「千早の真似か? ははっ。美希も物真似がうまくなったもんだ」
星井美希はついに目を開き、ベッドの横に立ってる人物を
視界にとらえたのだった。会いたくないと思っていた男だった。
彼を見ると、どうしても小鳥の者になってしまったという辛い
現実を思い出してしまうからだ。
そんな彼女の気持ちを知らないのか、
Pはあいまいな笑みを浮かべてる。
本当は大好きなのに会いたくないなんて
こんな気持ちになるの初めてだった。
どうしてここにいるのと美希が訊く。
「美希が心配になって様子を見に来たんだよ。
最近すっかり会社に来なくなったじゃないか。
春香や雪歩も美希に会えなくて寂しがってたぞ?」
「……美希はもうお仕事頑張りたくないの」
「あともう少しでトップアイドルになれるのに」
「でも嫌なの。事務所に行きたくない」
どうしてだと訊いてしまえば、自分だけでなく小鳥までも
傷つけてしまうだろうと思ったPは堪える。
美希は宙を見つめてぼーっと顔をしてる。
もし適当なことを言ったら泣かせてしまいそうだった。
だから言葉は慎重に選ばないといけない。
彼女のメンタルの面を管理しなければ、
小鳥との結婚生活すら崩壊してしまう。
平成大不況と言われる昨今で仕事を失うということは、
革命時のフランスにおいて王党派を堂々と宣言するのと
同じくらいの重みをもっていた。
「なあ美希。どうしたらお仕事頑張れる?」
「ハニーが美希のとだけ見てくれれば頑張れるの」
Pは何よりも自分の身に不幸が起きるのを恐れていた。
今彼が守るべきなのは革命の続行などではなく、
小鳥との結婚生活だった。
口にはしてないが、いずれは小鳥との間で
子供を作ろうとすら思っていた。
「俺は皆のことを大切に思ってるんだよ?
美希のことももちろん大事だ。でも一人だけ
えこひいきするわけにはいかないだろう?」
「そういう大人の理屈はもうたくさん。
職場でも小鳥のことばっかり気にしてるし、
仲良さそうに話してると思うな」
「ぐぬぬ……でも小鳥さんと俺は夫婦なんだから……」
「美希は見てて辛いの。小鳥にデレデレしてるハニーなんて
見たくないの。くやしいよ」
美希君をどうにかしないと首だよ君。
社長の言葉が脳裏をよぎり、ぞっとする。
悲しげな美希の大きな瞳。歌って踊るだけじゃなく、
グラビアとしても見栄えのする大人のプロポーション。
そういった要素が今は失われていた。
宝石が輝きを失ったのと同じだ。
「ハニー。話はもう終わりなの。
不法侵入したことは見逃してあげるから早く帰って」
また社長が頭に浮かんだ。全長五メートルくらいに
巨大化した社長が、今まさにハンマーを振り下ろそうとしていた。
振り下ろす先には床に敷き詰められたサファイヤや
オパールやルビーがある。今すぐ彼の暴挙を止めないと
大切な原石が粉々になってしまう。
「待ってくれ美希。まだ話は終わってないぞ」
「嫌なの。もうハニーの顔なんて見たくないの!!」
「美希!! いい加減にしろ!!」
「いやあああ!! はやくでてって!!」
舌たらずな声で物を投げまくる美希。
第一次大戦のフランス軍の砲撃みたいに
雨あられと本やラジオや目覚まし時計(なぜか五種類もあった)
が飛んできてPを退散せせる。
不法侵入したことは見逃してあげるから早く帰って」
また社長が頭に浮かんだ。全長五メートルくらいに
巨大化した社長が、今まさにハンマーを振り下ろそうとしていた。
振り下ろす先には床に敷き詰められたサファイヤや
オパールやルビーがある。今すぐ彼の暴挙を止めないと
大切な原石が粉々になってしまう。
「待ってくれ美希。まだ話は終わってないぞ」
「嫌なの。もうハニーの顔なんて見たくないの!!」
「美希!! いい加減にしろ!!」
「いやあああ!! はやくでてって!!」
舌たらずな声で物を投げまくる美希。
第一次大戦のフランス軍の砲撃みたいに
雨あられと本やラジオや目覚まし時計(なぜか五種類もあった)
が飛んできてPを退散せせる。
フランス軍の陣地から撤退を余儀なくされ、
憔悴しきった顔で廊下で佇むドイツ兵(Pのこと)
勇敢だった彼の帰りを待っていたのは春香さんだった。
「やっぱりダメだったんですね、プロデューサーさん」
「おう春香か。それに雪歩もいるようだな。
どうやら俺のアイドルたちは不法侵入に関しても
プロ並みらしい」
「冗談言ってる場合じゃないですよぉ。
本当にどうしましょう? 社長に知られたら
首にされちゃいますよ」
なぜかスコップを手にしてる雪歩が言う。
子犬のような目でPを見ており、最悪の場合は
社長をいないものにしちゃいましょうかと
身の毛もよだつような提案をしてきた。
「それはいけないよ雪歩」
「そ、そうですよね。ごめんなさい……。言ってみただけですぅ」
Pは社長なら穴掘りした方が効果的なんじゃないかと言った。
「穴掘りですか? 事務所ならもう穴だらけですよ?」
雪歩は意味が分からず首をかしげるが、
春香が容赦なくつっこんだ。
「プロデューサーさんはそっち方面にも興味があったんですか?
すごく……下品ですよ」
「なあに。言って見ただけだ。いつものジョークだよ。
俺には小鳥さんという大切な人がいるからな……はっ?」
言い終わったところで、春香と雪歩の表情が沈んだのが分かった。
Pはこの時になって初めて自分の鈍感さに気づいた。
この子たちもまた、自分と小鳥の結婚をよく思ってないのだと、
ようやく気づくことができたのだ。あまりにも遅すぎた。
>>89
小鳥と入れ替わった春香にPが間違って告白しちゃうSS思い出したわ
小鳥と入れ替わった春香にPが間違って告白しちゃうSS思い出したわ
一つ疑問に思った。
小鳥と婚約する前にこの娘たちの気持ちに気づいていたら、
どうなっていたのだろうと。もしかして小鳥以外の女の子と
相思相愛の関係になり、いずれ結婚することになっていただろうか。
それはもしもの話である。
歴史と同じで、過去のことをいくら振り返っても
時計の針は戻せないし、意味のない仮定だ。
「俺はまだ諦めないぞ」
「え」
「雪歩も春香も俺を見くびらないでくれ。
俺はアイドルのマネジメントも含めて全てが一流なんだ。
この程度の苦境で諦めてられっかよ」
雪歩がおずおずと口をはさむ。
「でもでも。美希ちゃんすっごく怒ってましたよぉ?
プロデューサーは小鳥さんと結婚しちゃったし、
どうやったら関係が修復できるのか見当もつかないですぅ」
――でもまだ終わっちゃいねえってんだよ!!
Pの声が廊下に響いた。
あまりに大きな声を出したので家の人に見つかってしまった。
「まあ、誰ですかあなた達は!!」
美希の母を名乗る女性だった。
妙齢なのに妙に色っぽさがあり、
目元などがまさしく美希の母なのだと訴えてる。
「ども、僕は美希さんのプロデューサーです。
こっちは僕の担当アイドルの天海春香と萩原雪歩で……」
Pは淡々と状況説明をし、美希の今後の
活動について相談することにした。
美希母は、娘がこのメガネ男に好意を抱いてることをよく
知っていた。Pの人柄を十分に観察しながら話を訊く。
「美希が復活しなければ首になるですって?」
「そうなんです。進退きわまるとはこのことです。
どうかお母さまからも美希さんを説得してあげてください」
「ですがあの子は人の言うことを聞かない子で……。
一度家に引きこもると決めたら三年くらいは
出てきません」
「いやいや、さすがにそれは嘘でしょう。
変な子芝居挟まないでください」
「あら? 冗談は受けませんでしたか。
あとはあの子の気持ち次第でしょうね。
初の失恋です。もう少し気持ちの整理が必要なのでしょう」
小鳥と似たようなことを言われてしまった。
女同士の方がよく分かることなのだろうとPは理解し、
これ以上ここにいても問題は解決できない事を悟った。
美希母に別れを告げ、春香と雪歩と三人で星井邸を跡にする。
敗残兵三人は事務所に戻り、社長に結果を報告する。
事務所には仕事終わりの竜宮組もいた。
仕方ない…重婚可能な国で重婚しよう…Sランクアイドルになれたら!
帰ってさっそく説教タイムが始まる。
社長は口調には抑揚がなく、相当怒ってるようだった。
「ほう? 美希君は君の説得に応じなかったのかね?」
「はぁ……。お母さまとも話したんですけど、どうも
まだ気持ちの整理がついてないようでダメでした」
「私が今日言った約束を覚えているかね?
我が社の利益に貢献しない者には罰を与える必要がある。
君は……今までは優れたPだったといえる。
だが今となっては話は別だ」
社長は小鳥に指示し、今日受けた苦情電話や
メールの数々を見せてくれた。美希が休んでる間に
多方面で被害が発生してたのだ。
「一度失った信用を取り戻すのは難しい。
あと一歩で最上を目指せるはずだったのに、
君が音無君と結婚してから全て水の泡だ。
君は……そうだな。もしかしたら961のスパイだった可能性もある」
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