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元スレほむら「まどかは私の嫁」仁美「キマシタワー!」
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杏子「さあ、眠くなーれ、眠くなーれ、だんだーんと、ねむくなーれ」プラーンプラーン
まどか「くぅ~」
マミ「鹿目まどかさん、あなたの手元に食パンがあるわ」
QB「新しいパンは、マミが買ってきたものだ。これでほむらの借金はさらに増えた」
マミ「それを口にくわえて『ちこく、ちこく~』と心の中で叫びながら、走って学校に登校しなさい」
杏子「0になったら目覚めろー。10、9、8、7、6…」
マミ「さあ、仕切り直しよ」
マミ「心の中で叫ぶだから、きっと大丈夫。暁美さんスタンバイしていて」
ほむら「まどかとぶつかる。運命の出逢い。まどかとぶつかる。運命の出逢い!」
杏子「よし、まどかの奴、パンを口にくわえたぞ」
ほむら「走った!」
まどか(ちこくちこく~っ!)
QB「まどかは食パンをくわえて走っている。落ちる心配もなさそうだ」
マミ「さあ、暁美さん、いってらっしゃい! あさ目覚めれば、裸の鹿目さんが隣にいる未来が待ってるわ!」
ほむら「まどか、待ってて! いまぶつかってくるわ!」
さやか「おーい、まどかー、おはよっ!」
まどか「あ、さやかちゃん、おはよう」
さやか「って、あんた、なんで食パンくわえて走っていたわけ?」
まどか「え? あれ? えっと、なんでだろう、えへへへへ」
マミ「………」
杏子「………」
ほむら「………」
QB「………」
ほむら「美樹さやか、空気ぐらい読みなさい!」
マミ「あなたねぇ! せっかくの計画がパァじゃないの! あなたに付いてる穴という穴をティロ・フィナーレするわよ!」
杏子「アタシの催眠を台無しにすんじゃねぇ! ぶっ殺す!」
さやか「へ? へ? へええっ?」
まどか「あれ? さやかちゃん? さっきまでここにいたよね? どこにいったの?」
QB「さやかは、秒速で、マミたちに連れ去られたよ」
まどか「おかしいなぁ。わたし、さやかちゃんの幻と話してたの?」
QB「やっぱり、願いの主であるまどかにも僕が見えないようだね」
QB「やれやれ、僕は一体、どうすればいいんやら」
杏子「眠くなーれ、眠くなーれ」プラーンプラーン
まどか「くぅ~」
マミ「鹿目さん、あなたは食パンをくわえて『遅刻、遅刻~』と(以下略)
ほむら「まどかまどかまどまどか、はやくあなたと身も心も一つになりたい」
さやか「ふ、ふごかご」モガーモガー
QB「邪魔者美樹さやかは、マミによって、リボンで口を塞がれ、全身をぐるぐる巻かれて身動きが取れなくなっている」
まどか(ちこくちこく~っ)タッタッタ
マミ「暁美さん、三度目の正直よ!」
杏子「よっしゃあ、いくところまでいっちまえ!」
ほむら「レッツ運命の出逢い!」
さやか(逃げなくちゃ、超絶可愛いさやかちゃんは、この頭のおかしな連中にお嫁にいけない体にされてしまう!)
QB「三人は、まどかに集中してるから今がチャンスだね」
さやか(よし、なんとか動けるぞ、ふんぬ、ふんぬー!)ズリズリ
QB「さやかは、毛虫のように這いつくばって行ってしまった」
まどか(ちこくちこく~)タッタッタ!
ほむら「まどかが近づいてくるわ、もう少し!」
QB「二人の距離は二百メートル」
まどか(ちこくちこく~)タッタッタ!
QB「百メートル」
ほむら「まどか、やっと逢えたわ。さあ、わたしの胸に飛び込んできて!」
QB「五十メートル!」
まどか(ちこくちこく~)タッタッタ!
QB「五メートル!」
ほむら「まどかーっ!」ピョーン
QB「一メートル切った所で、ほむらはまどかにダイビングジャンプ!」
ヒョイ!
ほむら「え?」
QB「そして、ほむらは地面にキスをした」
杏子「よけただとっ!」
マミ「あら、鹿目さんってけっこう身体能力あるのね」
仁美「キマシタワー!」
杏子「え?」
マミ「だれ?」
QB「そのころ、毛虫さやかは…」
犬「ぺろぺろ(^ω^)」
さやか「わひゃあ、舐めるなぁ~っ! わたしはうまくな~いっ!」
QB「通りすがりの犬に顔をくまなく舐められていた」
仁美「突然現れて申し訳ありません。百合と聞いては、黙ってはいられませんでした」
マミ「なるほど、私たちの百合ん子スィーテーズに入りたいわけね」
杏子「ヘンなネーミング付けるな」
仁美「はい。まどかさんと転校生さんをくっつけるなんてステキすぎてトロピカルー! 是非とも、仲間入りさせてください!」
マミ「ふふ、それには条件があるわ」
仁美「なんでも、お申し付けください!」
マミ「わたしのことをお姉さまと呼んでちょうだい」
仁美「はい、お姉さま!」
マミ「ふふ、志筑さん、素直でかわいいわ」
仁美「いいえ、お姉さまのお美しさには敵いませんわ」
杏子「ヘンなのが増えた…」
マミ「あら、佐倉さんまだいたの? 用済みだから帰っていいわよ」
杏子「てめぇ、そんなにアタシにお姉さまって言ってもらいたいのかよ」
仁美「ああ、お姉さまと佐倉さんの百合んもステキダワーっ!」
杏子「ねむくなれー、ねむくなーれ、もうどうにでもなーれ」プラーンプラーン
まどか「くぅ~」
マミ「さあ鹿目さん、あなたは食パン(以下略)
ほむら「今度こそ、必ず!」
仁美「ドキドキシマスワー!」
QB「きみたちの懲りない性格は、まったくわけがわからないよ」
まどか(ちこくちこく~っ!)タッタッタ!
QB「まどかは再び食パンをくわえて走った。今度のパンは、仁美がパン屋で買ったちょっと高いものだ」
マミ「暁美さん、四度目のチャレンジ。これが最後のチャンスよ!」
杏子「ほむらがんばれ、ほむらがんばれ(食パン食いながら)」ムシャムシャ
仁美「百合に向けての猛タックル、恋の始まりですわーっ!」
ほむら「がんばるわ!」
まどか(ちこくちこく~っ!)タッタッタ!
ほむら「よし、まどかが近づいてくる。今度はさりげなく、自然な形で…」
QB「二人の距離が接近する」
まどか「え、あ、危ない!」
ほむら(カマーン、こっちは大歓迎よ!)
QB「まどかはブレーキを掛ける、でも間に合わない」
ドン!
QB「二人はぶつかる…」
さやか「うげぇ!」
QB「…前に、這って進んでいたさやかに躓いて、まどかは転んでしまった」
まどか「え? さやかちゃんっ! なんでリボンで縛られてるの? だっ、大丈夫っ?」
ほむら「ふん!」カチッ
まどか「…ってあれ?」
まどか「今、さやかちゃんいたよね? 突然消えちゃった」
QB「さやかは、ほむらが時間停止して連れて行ったよ」
ほむら「美樹さやか。いい加減、空気読みなさいよっ!」
マミ「あーなーたーねぇーっ! 超強力媚薬入り紅茶飲ましてから、丸裸にしてスラム街に放置するわよ!」
杏子「てめぇ、一度ならずとも二度までも、三度殺したろか!」
仁美「さやかさんはなんですか、百合の敵ですかっ! 敵なんですかっ! 信じられません!」
さやか「な、ななな、なんでわたし集中砲火うけてるわけ!」
QB「必死に逃げてただけなのに、さやかにとって災難だね」
マミ「暁美さん、五度目のチャレンジ! 食パンくわえて走る鹿目さんにぶつかって恋の始まりだ大作戦はまだまだ続くわ!」
杏子「この際ヤケだ、百回でもやってやるぜ!」
ほむら「まどかのために、がんばるほむほむ」
仁美「ここで皆様に残念なお知らせがあります」
マミ「なにかしら?」
仁美「まどかさんが学校に入ってしまいました…」
マミ「あら…」
杏子「ゲームオーバーじゃん」
>>10
くそわろたwwwww
くそわろたwwwww
さやか「あの~、わたしも学校に行ってもいい…よね?」
杏子「それもこれもてめぇのせいだ! お尻ペンペンしたろか!」
さやか「うわぁーっ、わたしがなにをしたんだよっ!」
杏子「ペンペンペンペンっ!」タンタン!
さやか「いったぁっ! 本当に叩くなっ! いたっ! いたっ! 痛いってばっ!」
仁美「お尻ペンペンキマシタワーっ!」
QB「はぁ、魔法少女のいた世界に戻りたいよ…」
学校 教室の中
さやか「イテテテ、わたしは酷い目に遭ったよ。今日の運勢は大凶だね…」ヒリヒリ
まどか「さやかちゃん、お尻打ったの?」
仁美「愛のペンペンをされていたのですわ。私には師弟関係の始まりの響きを感じました。ペンペンの音にしびれましたわーっ!」
まどか「え?」
さやか「あー、仁美は無視したほうがいいよ。疲れるから。というか、あんたのキャラどっかおかしい」
QB「僕に言わせれば、全員がおかしいよ」
まどか「あのね、わたし、通学中にさやかちゃんのこと見たはずなんだ。なのに、突然消えちゃって…」
さやか「それについてはコメントさせないでください。お願いします」
仁美「まどかさん、本日、転校生がやってきます」
まどか「え? あ、そうなんだ」
仁美「それはもう、肌が白くて、さらっとしたロングヘアの、人形のように可愛らしい女の子ですの」
まどか「仁美ちゃんがそこまで言うなんて、よっぽどの子なんだね」
仁美「まどかさん!」
QB「仁美は、まどかの手を取った。その瞳は、キラキラと輝いている」
まどか「は、はい」
仁美「そんなお方に慕われるなんて、あなたは幸せなお方ですわ!」
まどか「へ? へえっ?」
仁美「まどかさんとほむらさんカップルはビジュアル的に最高ですわ。私の目の前で、存分に、イチャイチャするとよろしいですわ!」
まどか「な、なに…?」
さやか「おーい、仁美、帰ってこーい」
HR
早乙女「というわけで、喜べ野郎ども。今日はとびっきりに可愛い転校生を紹介するわよ」
ほむら「暁美ほむらです」ドキドキ
さやか(げっ、あいつは、仁美といた怪しい連中の一人…)
まどか(ほんとだ、仁美ちゃんが言った通り、すっごい可愛い女の子…)ドキドキ
仁美(ほむらさん、ガンバ、ガンバですわ! あなたにお百合の女神さまが見守っていますわ!)
早乙女「パチパチパチ~、じゃあ自己紹介いってみよう」
ほむら「まどかは私の嫁」
仁美「キマシタワーッ!」
休み時間
女子1「暁美さん、鹿目さんへのアレって…」
ほむら「本気よ」
仁美「本気発言でましたわーっ!」
まどか「え、えと…」
女子2「暁美さんは女の子が好きなの?」
ほむら「女の子が好きとかじゃないわ。まどかが好きなのよ」
仁美「大勢の前でも物怖じしない大胆発言しびれますわーっ!」
まどか「わたしは、どうすれば…」
女子3「まどかはともかく、暁美さんって美人じゃない。レズっ気ありなら、女の子からの誘惑多そうだよね」
まどか「わたしはともかくって…そりゃ、わたしはこんな、だけど…」
女子4「ねぇ、まどかちゃんじゃなくて、私にしてみない? 女の魅力たっぷりよ」
ほむら「ごめんなさい。あなたがどんな魅力的でも、私はまどかしか興味ないの」
仁美「一途なほむらさんは素敵ですわーっ!」
女子5「暁美さんって、すっごい綺麗だよね、美容になにかやってることってある?」
ほむら「女は恋をすれば美しくなれるわ」
仁美「美しき百合世界ーっ!」
女子6「その相手はやっぱり鹿目さん?」
ほむら「ええ、わたしはまどかを愛してる」
仁美「キャーキャーっ!」
さやか「仁美、テンション高すぎ…」
まどか「ねぇ、わたし…その…なにがなんだか…」
まどかの願いでこの世界になったのなら
ごく普通にしてれば脈はあったのか・・・
皮肉な因果だな
ごく普通にしてれば脈はあったのか・・・
皮肉な因果だな
廊下 こっそり見守るマミと杏子
マミ「ふふふっ、暁美さんの大胆行動。上手くいってるみたいね」
QB「まどかが状況について行けなくて困ってるよ」
杏子「仁美ってやつ大丈夫か? 興奮のあまり痙攣してるぜ…」
マミ「志筑さんは百合ん少女の素質、大いにありね」
QB「僕と契約して百合ん少女になろうよ。…なんてね」
QB「でも、彼女は魔法少女じゃないのに、似たような魔力を感じる。あれは一体?」
教室
女子7「それで、まどかちゃんのどこを好きになったの?」
ほむら「ぜんぶよ」
仁美「はぁはぁ、どうにかなりそうですわーっ!」プルプル
ガタっ!
さやか「ちょっといい加減にしてよ! まどかが困ってるじゃない!」
まどか「え、あ、さやかちゃん…?」
さやか「ねぇ、あなたたち、まどかの気持ち考えたりしないわけ! なに本人無視で勝手に盛り上がってるのよ! 信じらんない!」
仁美「さやかさん…」
さやか「大体ね、まどかといつ出会ったの? まさか前世で愛し合っていたとか、電波な妄想しているとか?」
ほむら「…それは」
さやか「転校生。なんなのあんた? 女の子が女の子を好きになるなんて、気持ち悪い!」
ほむら「…う」
マミ「あーなーたーねーっ! なんで、二度ならず三度までも空気読めないことを平然とするわけ!」
杏子「てめぇっ! なにもかも台無しにすんじゃねぇよ! ケツの穴にプリッツ1ダースぶっ刺してやるっ!」
仁美「百合シャワーを浴びれて幸せだったのに、さやかさん最低ですわ!」
女子たち「そうよ、そうよ!」
さやか「ええっ? 私、正論言ったよね! なんで責められるわけ!」
仁美「さやかさん。正論は時と場合によっては暴言となるのです!」ビシッ
さやか「いや、その、わたしはまどかが困ってるから…」
まどか「えっと、さやかちゃんドンマイ…」
さやか「いや、ドンマイじゃなくて、まどかは被害者なんだよ。なにか言ってやってよ」
まどか「え、ええ、えーとー?」
さやか「ほらっ、まどかが言わなきゃなんもないないよ!」
まどか「よ、よろしくおねがいします」ペコリ
さやか「されていいわけっ!」
ほむら「ああっ」クラッ!
仁美「ほむらさん、大丈夫ですかっ?」
ほむら「ごめんなさい、ちょっと気分が…」
マミ「美樹さんの罵声に、ショックを受けてしまったのね」
杏子「いじめゆるさねー(棒読み)」
さやか「そんな神経細い奴に見えないんだけど…」
仁美「さやかさん、女の子は繊細なのですよ。あなたとは違うんです」フフン
さやか「わたしだって女の子!」
マミ「保健室にいったほうがいいわね」
杏子「そーだなー、行くべきだなー(棒読み)」
仁美「保健委員のまどかさん、連れて行ってくれますか?」
まどか「う、うん」
さやか「わざとらしいのは気のせい?」
QB「計画通りだからね、気のせいじゃないよ」
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