元スレまどか「未来から来た私の子供!?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
551 = 398 :
まどか「ほどかちゃーん!! 大好きだよー!!」
ほどか「だから抱き着かないでくださいよー!」
マミ「あらあら」
うふふと笑うマミさん。
そうです。マミさんが仲間になってくれたのです。
なんだかとっても大人で優しくて、頼りになりそうなマミさんが仲間に……。
これから先、まだまだ不安なことはたくさんあるけれど、ほどかちゃんとマミさんが協力すればどんな困難にも負けない。
私は強くそう思ってしまうのでした。
マミ(ふふ。本当に仲がいいわね。
……。鹿目ほどかさん、この子がなにを考えているのかはよくわからないところがあるけど
鹿目まどかさん。この子が懐いてる姿を見る限りでは悪い子じゃないっていうのはわかるわ。
その事もこの子をを信じる一つの理由)
マミ(……気になるのは……
この子が助けてほしいと言ってきた時のあの目……。
あれは……)
マミ(まぁ、私の気のせいね。
ふふ。でも、あなたの力になりたい。っか……
同性ながら少しドキッっとしたわ。この子凄く美人だし、あんなこといわれたら、ね?)
552 = 408 :
そんなに大事な事なのか
ぶっちゃけ取るに足らないんだけど
553 = 398 :
―― 屋上付近 時計塔 ――
ほむら「鹿目ほどか、あなたはいったい何者なの?」
今までのループには存在しなかったはずの人間。
調べる必要があると考え、尾行した先には魔法少女である巴マミと現時点ではまだ魔法少女ではない鹿目まどかがいた。
ここだけを見ても異様だと感じる。今までのループにおいても巴マミとまどかがこの時点で接触することはなかったはずだ。
そもそも、巴マミとまどかが接触するにはインキュベーターの勧誘。もしくは魔女空間に入り込んでしまったまどかとさやかの救出。
その二つの内どれか、もしくは両方の条件が必要なはず――。
ほむら「まさか、こんなにも早くまどかが魔法少女と接触することになるなんて……」
できればまどかと魔法少女との接触は避けたかった。
今回のループではまどかが出会うであろう魔女を先回りし撃退。
そしてインキュベーターとの接触を断つように立ち回ろう、と考えた矢先の出来事。
ほむら「いえ、接触するだけならば問題ないわ」
その方法はどの道無理があることは理解していた。
ただ今の自分には少しでも可能性があるのならばそれに賭け、失敗ならばそれを次に生かすしかないのだ。
ほむら「次、だなんて……。私はどれだけの罪を犯せばいいのかしら」
次に生かす。それはつまり今を殺すことである。
それは比喩的な意味でなく、文字通り、現実的な事象を持ち現れる。
554 = 504 :
なぜ二回言ったのか
555 = 398 :
ほむら「私はあと、何人のまどかを――」
自身の感情に気づき、それを無理やり払う。
――彼女自身は気づいていない。彼女が殺しているものは彼女の大切な人だけではなく彼女自身でもあることに。
そして、その結果がなにをもたらすのかについても。
もし、彼女がそれに気づくことができれば、この無限に続くループをある意味においては終わらせることができるのかもしれない――。
ほむら「……。次のことより今ね。鹿目ほどか……」
今まで存在しえなかった。イレギュラー。
しかも一部始終を見聞きする限りでは彼女も魔法少女だとわかった。
556 = 408 :
557 = 398 :
ほむら「美国織莉子のようにまどかを殺すことが目的というわけではなさそうだけど……」
仲のよさそうな二人の様子を見る限り、あの二人は信頼を築いていることが窺える。
ならば、あのイレギュラーがまどかに対して危険な事をするとは考えにくいか……?
だが、魔法少女が傍にいるということは常に爆弾を抱えて行動しているようなもの。
ほむら「そのくらいのことはあの子ならばわかりそうなものだけど……」
現時点ではあのイレギュラーの考えは読めない。
しかし現段階ではあのイレギュラーがまどかに危害を加えることはないだろう。
だが、もし――
ほむら「あなたがまどかにとって有害な存在だとわかれば、その時は――」
――私があなたを殺すわ。
そう呟き、暁美ほむらはその場から姿を消した。
去る際、仲睦まじくじゃれ合う二人の愛らしい少女に、片方には母が子に向けるような慈愛の眼差しを送り。
もう片方には、本来ならば自身がいるべきはずである場所を奪った憎き敵を見るように、
そして、彼女の傍に自分が存在する等、もはや叶うはずのない未来だと考え、最近よく訪れるようになった感情をまた振り払うのであった。
558 = 408 :
559 = 408 :
560 = 398 :
グッドアフターヌーン! 鹿目まどかです!
さてさて、無事! マミさんを仲間にした私達は、放課後にさやかちゃんに誘われてCDショップに来ているのでした。
まどか「さやかちゃんも頑張るねー」
さやかちゃんの目的は幼馴染である上条君のためにクラシックのCDをプレゼントすること。
その上条君は事故で入院しているのでさやかちゃんはわざわざ病院まで行くのです。
まどか「さやかちゃんもなんだかんだで可愛いよね」
好きな男の子のために頑張ってるんだもん。
ほどか「そうですね」
ほどか(さやかさんは恭介さんのことが好きだったんだ。あれ? じゃあなんで杏子さんと……?)
ほどかちゃんが頭に疑問符を浮かべて、なにかを考え込んでいる。
なんだろう? なにか気になることでもあるのかな?
561 = 504 :
結局CDショップ行きかぁ
562 = 398 :
まどか「あ、そうだ。ほどかちゃんは未来から来たんだよね?」
ほどか「はい。そうですよ」
まどか「じゃあじゃあ、未来でさやかちゃんと上条君がどうなったのかとか教えてよ」
さやかちゃんの親友としてはこのことについては聞いておきたい。
いや、決して下世話な下心からとかではなく純粋に親友の恋路が気になるのであって、
それを知って今後のさやかちゃんに対して心理的なアドバンテージを取りたいとか頑張るさやかちゃんを見てニヤニヤしたいとかではなく……。
まぁ気になるよね?
まどか「ねぇねぇ、どうなの?」
ほどか「……」
じーっと私を見つめるほどかちゃん。
やだ、そんなに可愛い瞳で見ないで、照れちゃう///
563 :
>>560
今からでいいからほのかに変えてください
それだけで読みやすくなる
お願いします
564 = 398 :
ほどか「お父さんって……。サイテーですね」
まどか「はぅあ!!」
サイテー。
なんと心苦しい響きでしょうか。
友達どうしで言われるのならまだしも、実の娘から言われるとこんなにも辛いとは……。
まどか(あれ、でもちょっと嬉しかったかも)
ほどかちゃんがじとーっとした目で詰ってきた瞬間、凄い苦しみとほんの一握りの快感が……。
まどか(いやいや、なに考えてるの私)
ぶんぶんと首を振りなにやらイケナイ考えを追いやる私。
そんな私に対してほどかちゃんはおかしな人を見るような目をし、話を続けます。
565 = 408 :
鹿目呆怒香
566 = 436 :
長い間耐えてれば叩きも減るもんなんだな
よくぞ耐えた
567 = 408 :
寝たんだろ
568 = 563 :
ほのかにしたらみんな読むよ
569 = 408 :
ヒュドラちゃん
570 = 398 :
ほどか「確かに私は未来のことを知っていますよ。ですがそれはあくまで一つの可能性としての未来です
本来、未来というものは各個人に平等に与えられたものなんです。自分自身の考えと行動の結果がその人の未来となって得られるんです」
そこで一呼吸置いて、だからといい。
ほどか「ですからさやかさんの今の未来はさやかさんが自分自身で掴み取るまではまだ訪れていません。
可能性の一つとして私の知っている未来を教えることはできますがそれはあくまで数ある未来の中の一つです。
そんなことを知ることに意味がありますか?」
まどか「うぅ……」
なんだかすごく怒られてる……。でもでも、やっぱり知りたいよ!
まどか「じゃあその可能性の未来でいいから教えてほしいなー。なんて」
その言葉にほどかちゃんは溜め息を吐く。
あぅ、なんか私呆れられてばかりな気が……。
ほどか「私がお父さんをサイテーといったのはですね。
お父さんが下世話な下心でさやかさんの未来を知ろうとしているからですよ?」
まどか「ぎくぅ!!」
571 = 504 :
まどかさんドMかw
572 :
これ、ほむらがこういうキャラ作ってるって言う風にした方がよかったんじゃね
573 = 408 :
ねんまつ
これを逆から読んだ物が>>1
574 = 398 :
たたかれてない俺に価値はあるのか
575 = 398 :
ほどか「そんな下種な理由で人の恋路をからかおうなんて馬に蹴られますよ?」
なにそれ。でもなんとなくこれ以上踏み込んだらほどかちゃんに愛想を尽かされそうな気がするからここは引き下がろう。
まどか「ごめんなさい」
ほどか「もぅ……。ダメですよ?」
メッと私に怒るほどかちゃん。
正直、これはこれで、いいよね。
まどか(てぃひひ)
ほどか(……第一。結果を認めずに過去に来た私なんかの未来に得るものなんて……)
ん? なんかほどかちゃん辛そう? 見た目に変化はないけど最近この子の感情とかがなんとなくわかるようになってきた私。
まどか「……ほーどかちゃん」
そういって抱き着く。
576 = 408 :
577 = 434 :
未来は変わると知っているのに過去で母を助ければ自分の世界の母も助かるだろうと言う考えはどうかと思う
自分とは関係ないところで母が助かった未来が一つ生まれるだけだと気付きそうなものだが
578 = 398 :
ほどか「わ! な、なんですか。今日のお父さんはセクハラが多いですよ」
口では嫌がってるけど身体は正直なもので、追い払おうとはしないほどかちゃん。
まどか(ホントに嫌なら強引に払うよね。そもそも魔法少女のほどかちゃんのほうが力は強いんだし)
今日の体育の授業でもそれはわかった。
だって色んな種目でことごとく県内記録を塗り替えるほどかちゃんを見たら力では敵わないって思うよ。
まどか(まぁ頭でも敵わないんだけど)
ちなみに記録はほむらちゃんの次にほどかちゃんが並ぶって感じでどの種目もほむらちゃんのほうが凄かった。
まどか(でもあれはほどかちゃんが遠慮してる風にも見えたなー)
ほむらちゃんに対してはどこか引いた態度があるほどかちゃん。
まどか(やっぱり時間が必要だよね)
二人が仲良くできるように頑張るけど、結局は二人次第だもんね。
押し付けになりすぎると余計拗れたりするし。でも助けがないと二人の仲が進展しないのも事実だし。
まどか(その辺は私がうまく調整しないとね)
579 = 398 :
そんな風にこれからについて考えていると私の腕の中でほどかちゃんが抗議をあげる。
ほどか「もー……。いい加減に離してくださいよ」
さすがに抱き着きすぎたかな。
ほどかちゃん自慢のツインテールもなんだかぐったりしてるような……。
まどか「ごめんごめん。ね。あっちで一緒になにか聴こうよ」
ほどかちゃんの手を引っ張り視聴コーナーに連れて行く。
ほどか「……お父さん元気すぎです……」
はぁっと溜め息を吐きながらもほどかちゃんは私に従う。
なんだかんだで素直だね。この子は。
まどか(ほむらちゃんとも、いつかこんな風にできたらいいのにな)
なんだか幸せな、とってもかけがえのないこの日常をいつかほむらちゃんとも……。
ううん。必ず一緒に感じようと。私は自分の大切な存在の温もりを手に感じつつ願うのでした。
580 = 408 :
581 = 398 :
>>576ほんとあんたはブレないなw
582 = 398 :
まどか「♪ ~♪」
『――――まどか』
まどか「……?」
『――――まどか! 助けて!』
まどか(誰? 誰なの?)
急にどこかから声が聞こえだす。
ほどかちゃんが呼んだのかと隣を見るも歌に集中しているようで私に呼びかけたような気配はない。
『――――まどか! 僕を助けて!』
まどか「!」
ほどか「……? どうかしました?」
私の異様な気配に気づいたのかほどかちゃんが声をかけてくれる。
583 = 504 :
ここでQBか
マミほむが険悪になったらどうするんだろ
585 = 398 :
まどか「声が、聞こえるの……」
ほどか「……」
私に助けを求める声が聞こえた、そう話すとほどかちゃんは少し思案し、
ほどか「たぶん、キュゥべぇですね」
と、私の疑問に答える。
まどか「キュゥべぇって魔法少女に契約を持ちかけるっていう……」
ほどか「はい。キュゥべぇが助けを求めているんですか?」
まどか「うん……。そうみたい」
ほどか「それはどこからか、わかりますか?」
真剣な表情のほどかちゃん。
助けを求められたことといいなにやら悪いことが起こっている。そんな気がした。
586 = 398 :
まどか「え、っと……。上の階からだと思う」
ほどか「上……。確か今は工事中でしたね」
そういうと歩き出すほどかちゃん。
まどか「ど、どこにいくの!?」
ほどか「キュゥべぇが危機に陥っているというのなら助けないと」
まどか「え、で、でも」
危険じゃないか。そう言おうとするのがわかったのかほどかちゃんは笑顔で
ほどか「大丈夫ですよ。だって私は魔法少女なんですよ?」
そう言うのでした。
587 = 408 :
588 = 408 :
589 = 504 :
QB助けるのか?
魔女化のこと知らないのかね
590 = 398 :
まどか「そ、そうだけど」
納得のいかない私は、それでもほどかちゃんの足を止めようと考える。
ほどか「もー。大丈夫ですよ。こう見えて私、とっても強いんですよ?」
いつもの調子でそういうほどかちゃん。だけど心配なのは心配で、一人で危険な場所に行くなんていうのは
なんだか私には許せなくて。
だから……。
まどか「私もいくよ」
そう伝える。
ほどか「ダメですよ。魔女の気配はしませんけど、危険な状況であることには変わらないですし」
私の申し出を拒否するほどかちゃん。でも、そんなことは百も承知で。
まどか「危険なのはほどかちゃんも変わりないよね?」
ほどか「私は魔法少女です」
591 = 398 :
まどか「でも、だよ。魔法少女でも戦いで命を落とすことはある。マミさんが言ってたよね」
屋上で私達のこと。ほどかちゃんが何者でなにが目的なのか。そういったことを話した時にマミさんが言っていた。
魔法少女の戦いは過酷で一瞬でも気を抜けば命を落とすこともある。っと。
これは魔法少女になったばかりのほどかちゃんに向けての忠告でもあり、親である私に対しての覚悟を問う言葉でした。
事実、私はそんなことを一切考えてはいなかったのです。なので当然覚悟なんて言うものはありません。
ほどかちゃんが死ぬ。
そのことは私には受け入れがたく、絶対に容認できないことでした。
しかし、普通に考えれば戦いの中で命を落とすなんていうことはありえる話で、覚悟しておかなければいけないこと。
ほどかちゃんがあまりにも戦いのことに関して普通だったので、そんな当たり前のことを私は想像もしていなかったのです。
まどか(ホント。嫌になるよね、そういう自分の甘いところは)
今、ほどかちゃんが一人で危険な場所に出向こうとしている。
私なんかがついていっても邪魔になるだけかもしれない。
いや、足を引っ張るだけだろう。
592 = 463 :
>>589
ここまで知っていて魔女化を
知らないとは思えない。
593 = 408 :
ほどかちゃんは死ね
594 = 527 :
ホミカちゃんかわいい!
595 = 504 :
まどっちがついていっても足手まとい以外の何者でもないな
596 = 530 :
まどっちなら仕方ないね
597 :
この内容自体には特に文句はない
でもほどかちゃんって名前だけはマジで無いわ
599 = 408 :
呆怒香
火弩花
放奴鍋
どれか選べ
600 :
>>592
いや知らないんじゃなかったっけ
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