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元スレ萌郁「私は、岡部くん依存症だから」
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長くなりましたがこのSSはこれで終わりです。
ここまで支援、保守をしてくれた方々本当にありがとうごさいました!
パート化に至らずこのスレで完結できたのは皆さんのおかげです(正直ぎりぎりでした(汗)
今読み返すと、中盤での伏線引きやエロシーンにおける表現等、これまでの自分の作品の中では一番の出来だったと感じています。
皆さんがこのSSを読み何を思い、何を考え、どのような感情に浸れたのか、それは人それぞれだと思います。
少しでもこのSSを読んで「自分もがんばろう!」という気持ちになってくれた方がいれば嬉しいです。
長編となりましたが、ここまでお付き合い頂き本当に本当にありがとうございました。
またいつかスレを立てることがあれば、その時はまたよろしくお願いします!ではこれにて。
皆さんお疲れ様でした!
ここまで支援、保守をしてくれた方々本当にありがとうごさいました!
パート化に至らずこのスレで完結できたのは皆さんのおかげです(正直ぎりぎりでした(汗)
今読み返すと、中盤での伏線引きやエロシーンにおける表現等、これまでの自分の作品の中では一番の出来だったと感じています。
皆さんがこのSSを読み何を思い、何を考え、どのような感情に浸れたのか、それは人それぞれだと思います。
少しでもこのSSを読んで「自分もがんばろう!」という気持ちになってくれた方がいれば嬉しいです。
長編となりましたが、ここまでお付き合い頂き本当に本当にありがとうございました。
またいつかスレを立てることがあれば、その時はまたよろしくお願いします!ではこれにて。
皆さんお疲れ様でした!
岡部(ね、眠れない……当たり前だ、こんな密着されて眠れる訳が……)
萌郁「まだ、起きてるの?」
岡部「……お前のせいで眠れん。なあ、離れても問題ないだろう?」
萌郁「……イヤ」
岡部「強情なヤツだ……仕方ない、そのままで良いから質問に答えろ」
萌郁「分かった」
岡部「数年間、一緒に居ると言っていたが……いつもこうだったのか?」
萌郁「うん。私は岡部くんの側にずっと居た」
岡部「それを俺は、受け入れていたということか?」
萌郁「俺の側に居ろ、って言ってくれた。いつまでも一緒だ、って言ってくれた」
岡部(……狂気のマッドサイエンティストが聞いて呆れるな)
萌郁「まだ、起きてるの?」
岡部「……お前のせいで眠れん。なあ、離れても問題ないだろう?」
萌郁「……イヤ」
岡部「強情なヤツだ……仕方ない、そのままで良いから質問に答えろ」
萌郁「分かった」
岡部「数年間、一緒に居ると言っていたが……いつもこうだったのか?」
萌郁「うん。私は岡部くんの側にずっと居た」
岡部「それを俺は、受け入れていたということか?」
萌郁「俺の側に居ろ、って言ってくれた。いつまでも一緒だ、って言ってくれた」
岡部(……狂気のマッドサイエンティストが聞いて呆れるな)
岡部「何度の言ったが、俺は前の俺とは違う。お前はそれでも良いのか?」
萌郁「岡部くんは、岡部くんだから」
岡部「……答えになってないぞ。まあいい、その内お前も気づく」
岡部(いくら姿が同じだからと言って、中身はまるで違う。……いつか愛想が尽きるだろう)
岡部「しかし、その呼び方は何だ? 四年間も付き合って『岡部くん』のままなのか?」
萌郁「岡部くんって呼ぶと、安心する。……だから、このまま」
岡部「……お前が良ければそれでも良いが、名前や愛称で呼ばないのか?
いや、流石にまゆりみたいにオカリンとかは勘弁してもらいたいが……」
萌郁「岡部くんは、岡部くんだから」
岡部「……答えになってないぞ。まあいい、その内お前も気づく」
岡部(いくら姿が同じだからと言って、中身はまるで違う。……いつか愛想が尽きるだろう)
岡部「しかし、その呼び方は何だ? 四年間も付き合って『岡部くん』のままなのか?」
萌郁「岡部くんって呼ぶと、安心する。……だから、このまま」
岡部「……お前が良ければそれでも良いが、名前や愛称で呼ばないのか?
いや、流石にまゆりみたいにオカリンとかは勘弁してもらいたいが……」
萌郁「名前で、呼ぶこともある」
岡部「どんな時に呼ぶんだ?」
萌郁「……恥ずかしいから、言えない」
岡部「そ、そうか……まあ、そのままの方がこちらも楽だから良い」
岡部(恥ずかしいと言われても……この状況が既に十分恥ずかしいのだが)
岡部「……なあ、萌郁」
萌郁「…………すー」
岡部(寝てる……人の気も知らずにいい気なものだ)
岡部(……明日は別の場所も調べてみるか。ラボが無いとはいえ、まだ戻れないと決まった訳では無い)
萌郁「……おかべ、くん……んん」
岡部(寝言でも俺の名前か。……よし、俺も眠ろう)
岡部「どんな時に呼ぶんだ?」
萌郁「……恥ずかしいから、言えない」
岡部「そ、そうか……まあ、そのままの方がこちらも楽だから良い」
岡部(恥ずかしいと言われても……この状況が既に十分恥ずかしいのだが)
岡部「……なあ、萌郁」
萌郁「…………すー」
岡部(寝てる……人の気も知らずにいい気なものだ)
岡部(……明日は別の場所も調べてみるか。ラボが無いとはいえ、まだ戻れないと決まった訳では無い)
萌郁「……おかべ、くん……んん」
岡部(寝言でも俺の名前か。……よし、俺も眠ろう)
翌日
岡部(……結局、一睡もできなかった)
萌郁「んっ……岡部くん? もう起きてたの?」
岡部「……お前のせいで早起きさせられたんだ」
萌郁「……? とりあえず、朝ご飯用意するから」
岡部(鈴羽と紅莉栖以外のラボメンが全員生きているというのは、昨日確認できた)
岡部(今日は何を調べれば良いのだろうか……。ラボが無い、つまりは電話レンジも無い訳だ)
岡部(それに、まだまゆりが死なないと決まった訳でもない……後で連絡してみるか)
岡部(……結局、一睡もできなかった)
萌郁「んっ……岡部くん? もう起きてたの?」
岡部「……お前のせいで早起きさせられたんだ」
萌郁「……? とりあえず、朝ご飯用意するから」
岡部(鈴羽と紅莉栖以外のラボメンが全員生きているというのは、昨日確認できた)
岡部(今日は何を調べれば良いのだろうか……。ラボが無い、つまりは電話レンジも無い訳だ)
岡部(それに、まだまゆりが死なないと決まった訳でもない……後で連絡してみるか)
萌郁「用意できた。すぐ食べる?」
岡部「トーストにウィンナーに目玉焼き……よし、冷めない内に食べてしまおう」
萌郁「お箸、どうぞ」
岡部「済まない。どれ……んっ! 美味いな……パリッとしたウィンナーなど久しぶりだ」
萌郁「岡部くん、それが好きだって言ってたから」
岡部「萌郁、この辺で古い家電が売っているところは無いか?」
萌郁「古い、家電? リサイクルショップとかなら」
岡部「そこで良い。今日は俺をそこまで案内してくれ」
萌郁「今日は……アルバイトだから」
岡部「そうか、それなら仕方ないな……俺一人で行くか」
萌郁「でも、一緒に行かないと」
岡部「俺が? ……ん? アルバイトって確か……」
萌郁「岡部くんも、今日はシフトに入ってる」
岡部「な、何? ということは――」
岡部「トーストにウィンナーに目玉焼き……よし、冷めない内に食べてしまおう」
萌郁「お箸、どうぞ」
岡部「済まない。どれ……んっ! 美味いな……パリッとしたウィンナーなど久しぶりだ」
萌郁「岡部くん、それが好きだって言ってたから」
岡部「萌郁、この辺で古い家電が売っているところは無いか?」
萌郁「古い、家電? リサイクルショップとかなら」
岡部「そこで良い。今日は俺をそこまで案内してくれ」
萌郁「今日は……アルバイトだから」
岡部「そうか、それなら仕方ないな……俺一人で行くか」
萌郁「でも、一緒に行かないと」
岡部「俺が? ……ん? アルバイトって確か……」
萌郁「岡部くんも、今日はシフトに入ってる」
岡部「な、何? ということは――」
ファミレス
岡部(なぜだ……なぜ狂気のマッドサイエンティストがファミレスでバイトなどしなければ)
萌郁「…………」
岡部(厨房からの視線……? 萌郁……常に俺を見ていないと気が済まないのかあいつは)
岡部(しかし、ファミレスのバイトなどどうすれば)
「注文お願いしまーす」
「これ三番テーブルに」
「コーヒーお替りくださーい」
「早くしてくれますかー?」
岡部「は、はい! 今行きます!」
岡部(なぜだ……なぜこんなことになった……)
岡部(なぜだ……なぜ狂気のマッドサイエンティストがファミレスでバイトなどしなければ)
萌郁「…………」
岡部(厨房からの視線……? 萌郁……常に俺を見ていないと気が済まないのかあいつは)
岡部(しかし、ファミレスのバイトなどどうすれば)
「注文お願いしまーす」
「これ三番テーブルに」
「コーヒーお替りくださーい」
「早くしてくれますかー?」
岡部「は、はい! 今行きます!」
岡部(なぜだ……なぜこんなことになった……)
数時間後
岡部「……疲れた」
岡部(こんなことをしている場合では無い……俺にはやるべきことが)
萌郁「岡部くん、大丈夫?」
岡部「萌郁……なぜ俺がファミレスでバイトしなければいけないんだ」
萌郁「働かないと、家賃とか払えないから」
岡部「そういうことではない。俺には大事な用がある、それを差し置いてバイトなど……」
萌郁「……明日は暇だから、大丈夫だと思う」
岡部「それならば明日はレンジを探す。……リサイクルショップに無かったとしても、秋葉原に行けば」
萌郁「レンジ? お家のはまだ壊れてないけど……」
岡部「……そうではない。だが、どうしても電子レンジが必要なのだ」
萌郁「分かった。岡部くんのために、私も協力する」
岡部(あの電子レンジ、X68000、それにブラウンがあればおそらく再現は可能だ)
岡部(それが揃えば……まだ十分、可能性はある)
岡部「……疲れた」
岡部(こんなことをしている場合では無い……俺にはやるべきことが)
萌郁「岡部くん、大丈夫?」
岡部「萌郁……なぜ俺がファミレスでバイトしなければいけないんだ」
萌郁「働かないと、家賃とか払えないから」
岡部「そういうことではない。俺には大事な用がある、それを差し置いてバイトなど……」
萌郁「……明日は暇だから、大丈夫だと思う」
岡部「それならば明日はレンジを探す。……リサイクルショップに無かったとしても、秋葉原に行けば」
萌郁「レンジ? お家のはまだ壊れてないけど……」
岡部「……そうではない。だが、どうしても電子レンジが必要なのだ」
萌郁「分かった。岡部くんのために、私も協力する」
岡部(あの電子レンジ、X68000、それにブラウンがあればおそらく再現は可能だ)
岡部(それが揃えば……まだ十分、可能性はある)
萌郁のアパート
岡部(夜飯を済ませ、疲れを癒すためにも風呂に入りたいところだ。
……しかし、昨日の様なことは避けねばならん)
萌郁「お風呂の準備、できたから」
岡部「……先に言っておくが、今日は一緒に入らんぞ」
萌郁「……じゃあ、先に入って良いよ」
岡部「その手には乗らん、昨日みたいにまた後から入ってくるつもりだろう」
萌郁「だって……一人で、入りたくないから」
岡部「こ、子供みたいなことを言うな! 一日位一人で入っても良いではないか……」
萌郁「……明日もそう言って、断られる気がする」
岡部「ぐっ……鋭いな」
萌郁「嫌って言われても、絶対一緒に入るから」
岡部(確固たる意志とはこういうことか……だが、このままでは――っ! そうだ!)
岡部「……分かった、一緒に入ってやろう。ただし、条件がある」
萌郁「条件?」
岡部(夜飯を済ませ、疲れを癒すためにも風呂に入りたいところだ。
……しかし、昨日の様なことは避けねばならん)
萌郁「お風呂の準備、できたから」
岡部「……先に言っておくが、今日は一緒に入らんぞ」
萌郁「……じゃあ、先に入って良いよ」
岡部「その手には乗らん、昨日みたいにまた後から入ってくるつもりだろう」
萌郁「だって……一人で、入りたくないから」
岡部「こ、子供みたいなことを言うな! 一日位一人で入っても良いではないか……」
萌郁「……明日もそう言って、断られる気がする」
岡部「ぐっ……鋭いな」
萌郁「嫌って言われても、絶対一緒に入るから」
岡部(確固たる意志とはこういうことか……だが、このままでは――っ! そうだ!)
岡部「……分かった、一緒に入ってやろう。ただし、条件がある」
萌郁「条件?」
浴室
萌郁「……岡部くん、入るね」
岡部「ああ、いつ入ってきても良いぞ」
萌郁「……やっぱり、ちょっと恥ずかしい」
岡部「裸より恥ずかしいとは変なヤツだな。早く入って来い、俺はいつ出ても良いんだぞ」
萌郁「……いじわる」
岡部(そう、俺が出した条件とは……水着を着用しての入浴、これならば直視しても問題は無い!)
萌郁「…………」
岡部「やっと来たか、そこまで恥ずかしがる必要など……なっ!?」
岡部(い、いや、水着なら大丈夫とか思ったけど……これはこれでマズイのではないか?)
萌郁「湯船に入りたいから……少し、詰めてくれる?」
岡部「あ、ああ……」
萌郁「……岡部くん、入るね」
岡部「ああ、いつ入ってきても良いぞ」
萌郁「……やっぱり、ちょっと恥ずかしい」
岡部「裸より恥ずかしいとは変なヤツだな。早く入って来い、俺はいつ出ても良いんだぞ」
萌郁「……いじわる」
岡部(そう、俺が出した条件とは……水着を着用しての入浴、これならば直視しても問題は無い!)
萌郁「…………」
岡部「やっと来たか、そこまで恥ずかしがる必要など……なっ!?」
岡部(い、いや、水着なら大丈夫とか思ったけど……これはこれでマズイのではないか?)
萌郁「湯船に入りたいから……少し、詰めてくれる?」
岡部「あ、ああ……」
岡部「も、萌郁……その、もう少しマシな水着は無かったのか?」
萌郁「……これ、岡部くんが選んでくれた水着」
岡部(余計なことを……まあ、確かに似合ってはいるのだが)
萌郁「一緒に海に行ったことも……覚えてない?」
岡部「ああ……まったく記憶に無い。というか、俺達は海なんかに行ったのか」
萌郁「……私の水着姿が見たいって……言ったから」
岡部「そ、そうなのか……」
萌郁「今の岡部くんは……どう、思う?」
岡部「どうって……何がだ」
萌郁「私の……水着」
岡部「そ、それは……まあ、何だ、似合ってるとは……思う」
萌郁「……ありがとう」
岡部(何だこの雰囲気は……やり辛い)
萌郁「……これ、岡部くんが選んでくれた水着」
岡部(余計なことを……まあ、確かに似合ってはいるのだが)
萌郁「一緒に海に行ったことも……覚えてない?」
岡部「ああ……まったく記憶に無い。というか、俺達は海なんかに行ったのか」
萌郁「……私の水着姿が見たいって……言ったから」
岡部「そ、そうなのか……」
萌郁「今の岡部くんは……どう、思う?」
岡部「どうって……何がだ」
萌郁「私の……水着」
岡部「そ、それは……まあ、何だ、似合ってるとは……思う」
萌郁「……ありがとう」
岡部(何だこの雰囲気は……やり辛い)
岡部(疲れを取るどころか、余計に気疲れした……俺は、これを毎日続けないといけないのか?)
岡部(いっそのこと実家に戻った方が……いや、萌郁も着いてくるだろうし無駄か……)
萌郁「そろそろ、寝る?」
岡部「……そうだな、今日は色々と疲れた。さっさと寝て明日に備えねば」
萌郁「あの……」
岡部「ん? 言いたいことがあるなら言えば良いだろう?」
萌郁「……岡部くん、今の岡部くんは……私と、その」
岡部「急にもじもじしてどうした、最後まで言え」
萌郁「私と……したくない?」
岡部「……へっ?」
岡部(いっそのこと実家に戻った方が……いや、萌郁も着いてくるだろうし無駄か……)
萌郁「そろそろ、寝る?」
岡部「……そうだな、今日は色々と疲れた。さっさと寝て明日に備えねば」
萌郁「あの……」
岡部「ん? 言いたいことがあるなら言えば良いだろう?」
萌郁「……岡部くん、今の岡部くんは……私と、その」
岡部「急にもじもじしてどうした、最後まで言え」
萌郁「私と……したくない?」
岡部「……へっ?」
岡部「し、したくない? な、何だ、ゲームか? それとも雷ネットとかか?」
萌郁「……これ」
萌郁が恥ずかしそうに取り出したのは、岡本さんの近藤さんだった。
岡部「なあっ!? お、お前は、いったい、な、何を考えている!?」
萌郁「……岡部くん、毎日……してくれたから」
岡部「ま、毎日……その、それを消費というか装備というか……」
萌郁「……したくないの?」
岡部「し、しない! それは前の俺との関係であって、今の俺とはその……と、ともかく無しだ!」
萌郁「……分かった」
岡部(……前の俺、どんだけ若かったんだ)
萌郁「……これ」
萌郁が恥ずかしそうに取り出したのは、岡本さんの近藤さんだった。
岡部「なあっ!? お、お前は、いったい、な、何を考えている!?」
萌郁「……岡部くん、毎日……してくれたから」
岡部「ま、毎日……その、それを消費というか装備というか……」
萌郁「……したくないの?」
岡部「し、しない! それは前の俺との関係であって、今の俺とはその……と、ともかく無しだ!」
萌郁「……分かった」
岡部(……前の俺、どんだけ若かったんだ)
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│:::::::::::::::::::: ' ::::::::::::: : : : : : ′ このスレは助手に
│::::::::: ー-=ェ :::::::/!: : : : / 監視されています
│ ヽ イ-イ: : : :/
│、 ー‐ェ : ´: : : : /: : : :/
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萌郁「電気、消すね」
岡部「ああ……」
岡部(い、いかん……あんなことを言われたから意識してしまうではないか……)
岡部(確かにそういうのが盛んな歳ではあるが……いくら何でも毎日はどうかと思うぞ、俺)
萌郁「……岡部くん」
岡部「な、何だ?」
萌郁「電子レンジって、何に使うの?」
岡部「それは秘密だ。だが、それが無ければ何も始まらないんだ」
萌郁「……ねえ、岡部くん」
岡部「今度は何だ……」
萌郁「どこにも、行かない?」
岡部「……行くあてなど無い。とりあえずはここに居る」
萌郁「……分かった」
岡部(電話レンジができるまでの話だが……言わないでおいた方が良いだろう)
岡部「ああ……」
岡部(い、いかん……あんなことを言われたから意識してしまうではないか……)
岡部(確かにそういうのが盛んな歳ではあるが……いくら何でも毎日はどうかと思うぞ、俺)
萌郁「……岡部くん」
岡部「な、何だ?」
萌郁「電子レンジって、何に使うの?」
岡部「それは秘密だ。だが、それが無ければ何も始まらないんだ」
萌郁「……ねえ、岡部くん」
岡部「今度は何だ……」
萌郁「どこにも、行かない?」
岡部「……行くあてなど無い。とりあえずはここに居る」
萌郁「……分かった」
岡部(電話レンジができるまでの話だが……言わないでおいた方が良いだろう)
本編のオカリンって異性に対して殆ど意識してなくて枯れてんのかってレベルだよな
そりゃあんだけ可愛い幼馴染が昔から一緒に居て手を出さないくらいだからな
岡部(しかし、眠れない……さっきの萌郁とのやりとりが頭から離れん)
萌郁「……すぅ……おか、べ……くん」
岡部(お前のせいで寝られなくなったというのに……)
岡部(いや、ここで眠らなければ明日に響く……何としてでも睡眠をとらないと)
岡部(……精神を研ぎ澄ませ。感覚を集中させろ……そして――)
岡部(うーぱが一匹、うーぱが二匹……うーぱが三匹……)
『……私と、したくない?』
岡部(……くっ! 立ち去れ煩悩……! うーぱが四匹、うーぱが五匹……うーぱが……)
萌郁「……すぅ……おか、べ……くん」
岡部(お前のせいで寝られなくなったというのに……)
岡部(いや、ここで眠らなければ明日に響く……何としてでも睡眠をとらないと)
岡部(……精神を研ぎ澄ませ。感覚を集中させろ……そして――)
岡部(うーぱが一匹、うーぱが二匹……うーぱが三匹……)
『……私と、したくない?』
岡部(……くっ! 立ち去れ煩悩……! うーぱが四匹、うーぱが五匹……うーぱが……)
翌朝
萌郁「んっ……えっ? 岡部くん……?」
岡部「IBN5100が5098台……IBN5099が5100台……いや、違うな……。
というかこれだけあれば5000億か……ふぅーははは……」
萌郁「お、岡部くん……大丈夫?」
岡部(また一睡も……できなかった……)
萌郁「んっ……えっ? 岡部くん……?」
岡部「IBN5100が5098台……IBN5099が5100台……いや、違うな……。
というかこれだけあれば5000億か……ふぅーははは……」
萌郁「お、岡部くん……大丈夫?」
岡部(また一睡も……できなかった……)
岡部「……よし、今日こそ前に進まなければならん。行くぞ、萌郁」
萌郁「デートって考えても、いい?」
岡部「で、デートなどでは無い!」
岡部(……浮かれている暇は無い、戻れなければ何も解決してないのと同じだ)
岡部(多くの想いを犠牲にしてここまで来たのに……俺はそれを台無しにしてしまった)
岡部(……萌郁がどうなるか、そんなことを考えてはいけなかった)
岡部(大丈夫だ、必ず戻れる。……今までもそうしてきたんだ)
萌郁「……岡部くん」
岡部「どうした、何かあったか?」
萌郁「本当に、どこにも行かない?」
岡部「あ、ああ、昨日もそう言っただろうが」
萌郁「……うん。それなら、良いの」
萌郁「デートって考えても、いい?」
岡部「で、デートなどでは無い!」
岡部(……浮かれている暇は無い、戻れなければ何も解決してないのと同じだ)
岡部(多くの想いを犠牲にしてここまで来たのに……俺はそれを台無しにしてしまった)
岡部(……萌郁がどうなるか、そんなことを考えてはいけなかった)
岡部(大丈夫だ、必ず戻れる。……今までもそうしてきたんだ)
萌郁「……岡部くん」
岡部「どうした、何かあったか?」
萌郁「本当に、どこにも行かない?」
岡部「あ、ああ、昨日もそう言っただろうが」
萌郁「……うん。それなら、良いの」
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