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元スレ女「私と一緒にいたら不幸になるよ」
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一ヵ月前
先生「転校生の女さんだ。みんな仲良くな」
女「大阪から来ました。よろしくお願いします」ペコ
ザワザワ
ガヤガヤ
男「(かわいいなこの子。ていうか早く課題終わらせないと)」カキカキ
女友「(すごい肌白いな)」
友「ん?大阪?」
男「(あ、芯折れた)」
先生「席は女友の隣だ。あの席に座ってくれ」
女友「こっちこっち」
女「……はい」
先生「転校生の女さんだ。みんな仲良くな」
女「大阪から来ました。よろしくお願いします」ペコ
ザワザワ
ガヤガヤ
男「(かわいいなこの子。ていうか早く課題終わらせないと)」カキカキ
女友「(すごい肌白いな)」
友「ん?大阪?」
男「(あ、芯折れた)」
先生「席は女友の隣だ。あの席に座ってくれ」
女友「こっちこっち」
女「……はい」
現在
男「帰ろうか」
女「うん」
女友「どっか寄ってく?」
男「そうだな。女さんどこか行きたい?」
女「男君が決めてよ」
男「じゃあマクドで」
女友「えー昨日も行ったじゃん」
男「好きだから」
女「私もそこがいい」
女友「女は男君の味方か…!」
女友「しゃーない。行こう」
マクド
男「以上で」
店員「こちらでお召し上がりですか?」
男「はい」
店員「かしこまりました。こちらの番号札を持って席でお待ちください」
女友「いつも思うけどよく食べるね」
男「育ちざかりだから」
女友「ふーん。ひょろいのにね」
男「それはたしかに」
店員「お待たせいたしました」
男「ありがとうございます」
女友「どもです」
女「……」チュー
男「…ん?」
男「あれ、一つ頼んだの来てないような」
女「…………」
女友「レシート確認しなよ」
男「……頼んでるな。ちょっと言ってくる」スタスタ
女友「あいよ」
女「(……偶然だよね)」
翌日 学校
男「……はぁ」
女友「聞いてほしそうだから聞いてあげようか?」
男「行きにチャリがパンクしたんだよ」
女「……」
女友「あらら。残念」
男「昨日の帰りはベル取られてたし…」
男「取って意味なんてあるんだか」
女友「てか昨日って注文忘れられてたよね?」
男「そういやそうだな」
女友「最近ついてないんだね」
女「……」
ロッテリア
男「トイレ行ってくる」
女友「あいよ」
女「…どうしよう女友ちゃん」
女友「ん?」
女「男君が不幸になっちゃう」
女友「急にどうしたのよ。不幸になるって」
女「私の責任かもしれない!」
女友「ふふ。なにそれ。特殊能力でも持ってるの?」
女「そうなの!」
女友「……電波さんですか」
女「うぅ」
男「……!」スタスタ
男「女さん泣いてんの?」
女友「ちょっと聞いてあげて」
5分後
男「俺が不幸になるかもしれないと」
女「…………わかんない」
女友「うーん」
女友「自分の近くの人が不幸になるってただの考えすぎじゃないの?」
女友「マーフィーの法則みたいな」
男「思い込みってことか」
男「昔からって言ってたけどそれはいつ頃から?」
女「……10歳くらいでは自覚してた」
女友「私は大丈夫なの?男君のことしか言ってなかったけど」
女「ずっと男の人だけだったから。今までも同性ではそんなことなかったの」
男「それでも思い込みだと思うけど…」
女友「転校初日から男君は図々しくも私たちと一緒にいてたよね」
男「女さんがかわいかったからしょうがない」
女友「その間に男君は感じたことあった?」
男「うーん。思い出せないだけかもしれんが別に不幸なことなんて…」
女「(……言ったらきっと引かれちゃう)」
女「…………」
女友「(歯切れ悪いな。言いにくいことなのか…)」
女「ちょっと明日まで考えたい…」
自室
友「(一人はさみしいな…)」
翌日 放課後
女「モス行く。二人も来て」
女友「うん」
男「おう」
モス
女友「今日は積極的だね」
女「いろいろ考えて説明したくなったの」
男「そっか。ありがとう」
女「……」
女友「男君昨日どうだった?」
男「特に何ともなかったよ。覚えてる限りでは」
女「…………」
女友「今まではどんなことあったの?」
女「小学校の時は席が近い子が虫歯になった」
女友「ふふ」
女「笑いごとじゃないの!」
男「他は?」
女「中学校の時は仲良かった子がプールで溺れた」
男「……うーん」
女「他にもいろいろあったの」
女友「まぁ大量にないと自覚症状ないだろうし…」
女「階段からこけて捻挫したり」
女「自転車盗まれたり」
女「たまごっちなくしたり…」
女「私の近くの人が不幸になって怖くて…」
女友「…そっか。茶化してごめんね」
女「ううん。おかしく思われても平気」
女友「……」
男「家族は?」
女「お母さん以外いないの。一人っ子だし」
女「お父さんは私が生まれる前に事故で死んじゃったから」
男「……そうか」
女「気にしなくていよ。私も写真でしか見たことないし」
女「それに形見も持ってるし」
女友「そうなんだ」
女「センス疑うくらい変テコなアクセサリだけどね」
……
…
女友「女の近くにいた人ってのは物理的な話?」
女「……それもある。でも多分違うと思う」
男「もしかして女さんのことが好きな人か」
女「…………」
女友「告白されたことはあるの?」
女「……ある」
男「その人はどうなったの?」
女「告白の最中に倒れて入院した。一週間だけ」
男「……」
女友「それって好きな人と関係あるの?小学校の時はただ席が近い人だったんでしょ?」
男「小学校の時は席が近い人と出席番号が近い人と話しかけてくれた女子全員好きになるんだよ」
女友「そうなんだ。単純」
男「男は全員そうなんだよ」
女「長い期間で見たらより強くなってきてる気がするの」
女友「被害の度合いが?」
女「うん」
男「……」
女「中学校の時に告白した人も途中で倒れて入院したの」
男「告白怖いな。倒れてばっかり」
女友「(モテそうだし何度も告白されるのも分かるな。うらやましい)」
女「あ、あのね」
男「?」
女「違うならそう言ってほしいんだけど……」
女友「(……まさか)」
女「お、男君って私のこと好き…?」
男「!」
女友「なんてこと聞いてんのよ」
女「ご、ごめん」
男「そりゃ女さんのことは好きだけど…」
女「男君ほんとに?」ウルウル
男「!」
男「でも正直まだよくわかんないかな」
女友「かわいいとはずっと言ってたけどね」
女「……」
男「女さんのことが好きな人は不幸な目に遭って、それが徐々に強くなってるってことは」
男「好きな度合いで危なさが変わるとか…?」
女「…………どうかな」
女友「じゃあ小学校の時はみんな本気じゃなかったってこと?」
男「本気じゃないってことはないけど、他の人もすぐ好きになったりするじゃんあの頃は」
女友「男側になったことないからわかんない」
男「たしかにそうだな」
女友「これって本人に聞く以外に確かめようがないのか」
女「……うん。だから恥ずかしくて言おうか迷って」
女友「(私を好きになる人は不幸になっていくなんて言い出しにくいか……)」
女友「(だから今までの経験で分かってたけど昨日は言えなかったと)」
女友「(普通に考えれば自信過剰に思われるだろうし)」
女友「相手に自分のこと好きかどうか直接聞くって勇気いるのにね。えらいえらい」
女「……ありがとう」
男「これもし本当だったら俺すごい恥ずかしいな」
男「どんどん不幸になっていったら好きってことバレるし…」
女友「そうね」
女「二人っきりで聞くのはどうしても怖くて……ごめんなさい」
女友「それはさすがに怖いな」
男「女さんは悪くないって!」
女「…ありがとう」
男「それに好きな度合いと不幸なのが比例するってのも俺の勝手な推測だし」
女友「そだね。男君が不幸になっても優しく見守ってあげるよ。ふふ」
女「(…………その推測の通りだよ)」
トテトテ
幼女「……」トポトポ
男「!?」
男「冷たっ!!」
幼女「えへへ」トポトポ
幼女母「な、なにしてるの!」
幼女「くつにお水かけてあげてるの」ニコッ
男「……ははは」
幼女「わらってくれた」
3分後
幼女母「すみませんすみません」
男「もういいですよ。そんなに濡れてもないんで」
幼女「おにいちゃんごめんなさい」ペコ
男「謝れるなんてえらいな」
幼女母「あ、あの…クリーニング代は…」
男「いいですよ。雨ならもっと濡れます」
幼女母「ありがとうございます」ペコ
女友「……」ジー
男「……なに見てんだ」
女友「いやぁ女のこと好きなんだね」ニヤニヤ
女「……」
女「(昔はなんとなくドキドキしてたような気がする)」
女「(誰かが不幸になるのを見てると、あぁこの人私のこと好きなのかなって)」
女「(最初は良かった。男君が言ってたみたいに心変わりが早い小学生は不幸の度合いも小さい)」
女「(小学校で見た一番の不幸は告白時に起きた一週間の入院)」
女「(もちろん命に別状はなかった。中学校では……)」
女「(2年生の春くらいだっけ。告白されたのは。その時に倒れて一ヵ月以上病院にいたのかな)」
女「(ドキドキなんかできなくなった。それからはずっとおとなしくしてた)」
女「(その一ヵ月の入院があった後、3回転校したけどどこでも最初から目立たないようにしてた)」
女「(そのせいか周りで不幸になる人はいなかった)」
女「(その最後の告白から約3年……)」
女「(自分で治ってるとでも思ってたのかな。ただ好きになってくれる人がいなかったんだ)」
女「(……浮かれてた。これからどうしよう)」
ところで公式までマックっていってんのに
なんで大阪人はかたくなにマクドとかいうダサい略語使うの?
なんで大阪人はかたくなにマクドとかいうダサい略語使うの?
女友「……」ニヤニヤ
男「ニヤつくのもうやめて」
女友「だって面白くて」
男「……とにかく恥ずかしくてしょうがない」
女「もう…」
女「一緒に遊ぶのやめる?」
女友「……やっぱ女的にはそんなに深刻?」
女「……うん」
女「どれだけ自信過剰って思われてもいいよ。でも怪我とかしてほしくないから」
男「俺は遊びたい」
男「それにまだ半信半疑だから」
女「……」
男「別に一日一回くらい靴に水かかっても平気だし」
女「そうかもしれないけど…」
女友「じゃあ私が女のこと好きにならないように誘惑してあげよっか?」
男「……」
男「……」
女友「なぜノーリアクション」
男「まぁまぁ落ち着いて」
女「ふふ」
自宅
男「(俺は女さんのこと好きなのかな…)」
男「(直接好きかなんて聞かれたらイヤでも意識してしまう)」
男「…………」
自室
友「飯食おう」
4日後 放課後
男「行こう」
女「ほんとにいいの?」
男「もちろん。諦めるほど危ない目に遭ったわけじゃないし」
女友「危なくなったら女がとんでもない方法で嫌われればいいんだから」
男「ひどすぎる」
女「(ほんとにその時が来たらどうしよう……)」
サブウェイ
男「うまい」モグモグ
女「うん」モグモグ
女友「……」モグモグ
女友「最近はどうなの?いい感じに不幸なわけ?」
男「ひどい聞き方だ」
女「教えて男君」
男「いやそれがさ、特に何にもないんだよ」
男「心配させないように嘘ついてるとかじゃなくて…」
女友「そうなんだ。今までもこんな傾向はあったの?」
女「どうかな…」
女「仲良い子でもほんとに友達として接してるだけの子はこんな感じだったと思う」
女友「なるほど。友達としての好きならセーフなわけだ」
男「良かった。みんなで遊べるならそれが一番いい」
女「……うんっ!」ニコッ
男「!」
男「(女さんかわいい…)」
自宅
男「やばい。今日の笑顔でかなり惹かれてしまったような気がする」
翌日 放課後
男「今日はどうしよう」
女友「バーガーキング」
男「いいね」
友「あー食べたくなってきた」
女「……女友ちゃんはスタイルよくていいね」
女友「そんなことないってー」
女「だってガッツリ食べるとこも遠慮なく行くし。それでそのスタイルすごいよ」
女「私なんて…」
女友「女も別にスタイル悪くなんか…」ジー
女友「(いや、違う!これは貧乳ディスられてるだけだ!!)」
バーガーキング
女「多分だけど、友達としての好きが上回ってるなら不幸な目には遭わないよ」モグモグ
男「なるほど。そっちの気持ちが勝ってればいいわけか」モグモグ
女友「(そこまで分かってるってことはいろんな人に好かれてたんだろうな)」モグモグ
女友「てかさ女は男君のこと何にも思ってないの?」
女「そ、それはどういう…」
女友「そのままの意味」
女「……私も友達として好きなのかな」
女「今は不幸なのを見るのが怖くてあんまり考えられない」
男「なんてことを聞くんだ。俺がいる前で」
女友「いやー女の気持ちも関係するのかなって思ってさ」
女「……うーん。好きになったことないからわかんないな」
女友「そうなんだ。席が近いだけで好きになってた男君とは大違いだね」
男「あれは男子全般の意見だから」
女友「まぁまぁ落ち着いて」
女「ふふ」
自宅
男「(少し前より不幸なのが少なくなってるのは、女さんの話聞いてビビってるんだろうか)」
男「(どこまで惚れたら入院するくらいになるんだろう。ちょっと怖い…)」
自室
友「(あの事聞きたいし男にメールしようか)」カチカチ
友「(……いや、後にしよう)」
2週間後 放課後
男「明日から夏休みか」
女「うん。楽しみ」
女友「受験のためってことで課題なくなんないかな」
男「来年ならあり得るかもな」
女「今日はどうする?」
男「……どうしようか」
ファーストキッチン
男「……」モグモグ
女「おいひい」モグモグ
女友「こぼしてるよ」
女「ほんとだ。拭かないと」フキフキ
女友「夏休みはどうすんの?」
男「何にも予定はない」
男「部活やってないとこういう時少しさみしいな」
女「そうだね。私もさみしい」
夏休み一週間目 自宅
男「……最後に会ってから5日か」
男「会わないと余計に思い出してやばいな」
男「……」カチカチ
男「…………ん?」カカカ
男「け、携帯こわれた…!」
夏休み二週間目 自宅
男「携帯は治った。はやく女さんに会いたい。会えないってなると余計にそう思う気がする」
男「気晴らしにゲームだ」
男「スパデラだな」
カチッ
男「………」
男「圧巻の0%」
男「ドラクエ3は…」
カチッ
男「……そりゃそうか」
男「ポケモン金…」
カチッ
男「………」
男「さいしょから はじめる」
男「いや、諦めきれん」
男「FF4だ…」
カチッ
男「………」
男「ドラクエ6」
カチッ
男「………」
男「スーパーマリオワールド…」
カチッ
男「………」
男「今までのは消えやすいゲームだしな。エアライドでもやるか」
カチッ
男「………」
男「せ、青春のクリアチェッカーが……」
夏休み三週間目 自宅
男「最近肉体的な怪我はしてない気がするな。せいぜい3日前の交通事故くらい」
男「今日は何しよう」
男「外出ると怖いし、家の中でボt」
カサカサッ
男「!」
男「……こういうのもあるのか」
カサカサッ
男「前から思ってたけど俺に対する不幸が多くて良かった。周りを巻き込むのは良くないし」
カサッ
男「Gも俺がいる時に出てくるし、ゲームも俺しかしないし」
カサッ
男「…………家族いないから当たり前か」
カサカサッ
男「ずっと思ってたけど俺の不注意とか管理ミスとか掃除不足とか」
カサカサッ
男「女さんのせいじゃないよなきっと」
カサカサッ
男「人のせいにする方がおかしい。俺が気を付けてればいいだけの話だ」
カサカサッ
男「不幸が増えてるって思うのもその話を聞いて意識するようになったからかもしれないし」
カササササササッ
男「ひっ」
夏休み四週間目 自宅
男「会いたい。もう好きだ。友達とかの好きは超えた」
男「夏休み終わったら告白しよう」
男「もうどんな不幸でも乗り越える覚悟はできた!」
男「課題も終わったし後は夏休みを満喫するのみ」
男「録画してたテレビ見るか」
カチッ
男「……」
男「消えてるな」
男「データ系はほんとにすぐやられるな」
男「ウォークマンは…」カチッ
男「………」
男「一週間前にはあったはずだけどな」
外
男「(外は暑いな……自販機で飲み物買おう)」チャリン
男「…………」カチ
男「…………」カチカチカチカチ
男「(………出てこねぇ)」
男「(まぁいいや。DVD借りに行こう)」
30分後 自宅
男「あれ…」
男「シリーズの1巻だけもらい忘れてる」
男「……行こう。俺が見落としたのがわるいんだ」
男「…………」
男「…………」
男「…………サドルがない」
1時間後 自宅
男「よし。これでばっちり。あとはクーラー入れて……」ピッ
男「……ん?」ピッ
男「……」
男「エアコン壊れてる…」
ピンポーン
男「誰だろ」
「宗教に興味ありませんか?」
男「いえ、間に合ってます」
「見たところ学生のようですが日本が今大変なことになってるのは知っていますか?」
男「…………」
「私たちの目指す理想国家の一員になりませんか?」
男「…………大丈夫です。早く帰ってください」
10分後
ドタドタ
男「ドア閉めるとき指はさんだし痛い…」
男「早くDVD見よう」
ドタドタ
男「さっきから上の階で暴れてんのかうるさいな…」
男「イヤホンするか」
男「………」
ドタドタ
男「断線してる…」
5時間後
男「全く面白くなかったな」
男「これは完全に俺のミスだ」
夏休み最終週 自宅
男「決めた。会って一言目に告白しよう」
男「相当な覚悟がないとダメだろうけど」
男「とりあえずバイト始めるか」
男「生命保険だけじゃいつか被害額に追いつかれるかもしれん。自分のお金が欲しい」
男「まずは電話だな」
男「アルバイト情報誌で良さそうなのはチェック済み」
男「……」ピリリリ
「はい」
男「情報誌見てお電話させていただきました。採用担当の方おられますか?」
「あーすいません。先日定員まで決まってしまいまして」
男「そうでしたか。ありがとうございます」ガチャ
男「……次だ」
2時間後
男「20件中18件すでに決まってるとかおかしい」
男「これ2日前に発行されたはずなのに」
男「残り2件はつながらないし…」
3日後 学校
女「男君来てないね」
女友「だね」
女「事故にでも遭ったのかな…」
女友「違うでしょたぶん」
女「そうだといいけど…」
翌日 学校
男「おはよ」
女「!」
女友「あ、きた」
女「昨日は何かあったの?」
男「……」
女「隠さないで教えてほしい…」
男「家に空き巣入ったんだよ」
女友「ま、まじで?」
女「……ごめんなさいごめんなさい」
男「女さんって空き巣の手引きしてるの?」
女「そ、そんなことしてないよ!」
男「じゃあ関係ないって。ただの不運」
女友「……」
放課後
男「まだ警察にも行かないといけないから今日すぐ帰るよ」
友「……」パリパリ
女「う、うん」
女友「次は私たちがなんでもおごってあげるよ」
男「ありがとう」
男「(まぁ時計と鏡が残ってくれてたし……)」
女「……」
女友「泣いてんの?」
女「泣きそうなだけ」
女友「詳しく教えてはくれなかったけど大丈夫だよ」
女友「強盗じゃなくて良かったと思わないと」
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