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    元スレ父「働け」母「働け」男「……」

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    151 :

    いいねーちゃんだな

    152 :

    気になって寝れない


    寝るけど

    153 = 148 :

    ~5分後~

    「……(まっ、これなら大丈夫そうだな…母ちゃんに電話返したし後はゴロゴロするだけか)」

    「あ~、明日までにこの腫れた顔、どうにかなんないかねぇ…流石にこれは無いわ……時間が経つに連れて黒痣になってきて惨い状態になってる」

    「顔に湿布って大丈夫かなぁ?かぶれたりしないよな…」ペタ

    「う~ん、まぁ良いかな…今が昼過ぎ、つーか2時過ぎ、寝るのもなぁ」

    「………あっ、そうだ。どうせなら今日は5時限目で終わる日だったよな妹の中学」

    「なんなら迎えに行ってやろうかな~、驚かせてやるか」

    154 :

    姉ちゃんが神すぎる
    それに比べて

    155 :

    これはもしや……

    156 = 148 :

    ~校門前~

    「うん、じゃあね~!」

    「ねぇねぇ、一緒に帰ろ!」

    「あったりまえじゃ~ん、親友と帰りたいから皆のお誘い総スルーだよ~」

    「あっはははは、面白い冗談ありがと、嘘でも嬉しい」

    「え~?嘘に聞こえたぁ?まぁ良いけどさ」

    「きゃぁぁあぁぁあ!!」

    「ん?校門前が騒がしいね……ん~……ぶっ!なななな、なにあれ!」

    「へ?」

    教師「捕まえろー!あの化け物を捕まえろー!」

    「ちょっ!?(つーか化け物ってなんだよ!確かに目の上とか腫れて酷いし黒痣でやばいけど化け物は無いだろ!)」

    「ね、ねぇ……あ、アレってさ」

    「見ないで…恥ずかしいから」

    158 :

    なんで行こうと思ったんだよ…

    159 :

    あーあ・・・

    160 = 155 :

    妹の彼氏がDQNかと思ったら違ったよかった

    161 = 148 :


    教師「おらぁぁあぁ!捕まえたぞー!」

    「あ、あの!違います!(ヤバいヤバいヤバいヤバい!せっかく就職決まったのに警察とか洒落にならねーって!)」

    教師「何が違うんだー!」

    「い、妹を迎えに

    教師「そうやってはいそうですかって言えるほど世の中甘く無いんだー!嘘をついて逃れようとするのが不審者の証!お縄だぁぁああ!」

    「ひいぃぃいぃぃいい!!」

    「あの、先生…」

    教師「あん?今近づくなよ!他の教師が来るまで私に近づくな!」

    「あの……その人、私の兄ちゃんです…何故か顔が酷い事になってますけど、間違いなく兄ちゃんです」

    「た、助けてくれー!」

    「ありゃりゃ、これがあのお兄様なんだ…すんごい顔になってるね、パンパンだよ」

    「もう、だから見ないでってば~」

    162 :

    家で良い子してるだけの妹だったのか…ショッキングだ……

    163 = 148 :

    ~指導室~

    「はひ…す、すみませんでした…」

    生徒指導員「まぁ、その顔で校門前に立ってたら叫び声を挙げるのも無理は無いですね…此方こそ変質者と勘違いしてしまい申し訳ございませんでした」

    「いえ……すみませんでした」

    「ねぇ先生、じゃあ兄ちゃん連れてって良いですか?」

    「馬鹿、黙ってろ」ゴツン

    「あいたぁあ!痛いよぉ…もう」

    生徒指導員「すみませんでした、教師にはわたくしからキツく言っておきますので」

    「いえ…すみませんでした」

    「じゃあ先生!また明日~」

    生徒指導員「はい、また明日」

    164 :

    「はぁ……なんでわざわざ学校に来たのブt、──お兄ちゃん」

    165 :

    俺より駄目な奴がいる
    そう思うだけで俺は頑張れる

    166 :

    随分行動力あるな
    履歴書すら買う勇気がない

    167 = 155 :

    >>165
    だからお前は現状から抜け出せない

    168 = 148 :


    「……ごめんな?お前に迷惑かけて、あっ、君もごめん…」

    「いえいえ、気にしてないですから、
    ね?」

    「もう、それは私の台詞な様な気がする……って、兄ちゃん、その顔どうしたの?」

    「……ちょっと、転んじゃって」

    「へ~、あっ!今日はどうだったの!?仕事見つかった!?」

    「ふふふ、あぁ、良い仕事見つけたよ」

    「お~!さっすが兄ちゃんだね!昨日勝負しようって言ったのにもう負けちゃったよ~」

    「へぇ、どんな勝負しようって言ったの?」

    「ん?えっとねぇ…」

    「……(やっぱり友達と楽しそうにしてる人を見ると…妹でもなんかモヤモヤするな)」

    169 = 162 :

    履歴書なんてコンビチに普通に売ってるがな

    170 :

    履歴書は引き出しに封印してあるわ

    171 = 148 :


    「じゃあまたね!あっ、お兄様もまた!」

    「お、お兄様?!」

    「まぁまぁ、細かい事は気にしないでよ。じゃあねー!また明日ー!」

    「うん!また明日ね!」タッタッタッタ

    「……よしっ、これで二人で帰れるねー ~」ギュッ

    「なぁ、家まで送らなくて良かったのか?友達なんだろ?(…つーかさりげなく手を握ってくるんだな…温かいや)」

    「へ?違う違う、親友だよ親友!いっちばん仲良しな子!」

    「……なら尚更だろ、お前、今からでも送って行って」

    「大丈夫だってば!友ちゃんの家ってこっから近いんだし」

    「………羨ましいよ、お前が」

    「へ?羨ましいって……何が?」

    「いんにゃ…ただ羨ましいな~ってさ」

    「えー?!何が羨ましいのか教えてよー!」

    「なーんでもない」

    172 :

    外に出れるだけでも凄い

    174 :

    友達一人もいなくても、家族に蔑ろにされてない時点で十分幸せ者
    父親だって本気で毛嫌いしてる訳じゃないみたいだし

    175 :

    なんだよお兄様って

    クソ

    176 = 148 :


    「なぁ、お前はさ、今の子と離れる事になったらどうするんだ?」

    「ん~?そんな事無いから考えた事ないかも」

    「いや、高校が違ったら離れ離れになるだろ?大丈夫とか言うがかなり違うからな」

    「大丈夫大丈夫、私達は一緒の高校通うって決めてるから!」

    「……両親がここの学校に入れと言い出したらどうすんだ?お前がその子と同じ高校に通える保証なんて無いんだぞ?」

    「その時は文句言う、絶対に嫌だって!一緒の高校に行くんだって言い通すよ、えへへ、だってもう決めたもん」

    「……(やっぱりこいつは違うなぁ…心配した俺が馬鹿らしいよ、うん、こいつなら大丈夫そうだ)」

    「ん?なに黙っちゃってんの兄ちゃん?あっ!それよりさ!良い仕事ってなになになに?!」

    「ん~……家に帰ったら教えてやるよ」

    「う~ん、だったら早く帰ろっか!あっ、それなら兄ちゃんと手を繋いでられる時間が短くなるんだよねぇ……うむむ、どうしたものか」

    「ははは、じゃあゆっくり帰ろうな」ギュッ

    「え~!?気になるよ~兄ちゃんの良い仕事!」

    「じゃあ走って帰るか?」

    「う~ん……やっぱゆっくりで良い」

    177 = 175 :

    マジでこんな仲良い妹いるの?

    178 = 148 :

    ~自宅~

    ガチャ

    「ただいまんとひひ~」

    「ただいま…(まだ父さんは帰ってないか、姉ちゃんも居ないし)」

    「あらお帰り」

    「あ、うん、ただいま…(母ちゃんには父さんが来た時に仕事決まったと話そう、昨日の事だって色々話さなきゃいけないみたいだし)」

    「兄ちゃん兄ちゃん、早く手を洗って部屋に行こうよー!聞きたいよ兄ちゃんの良い仕ご

    「あーあー!!わかったから!わかったから早く行こうなぁー!(あっぶねぇ、いきなり俺の計画狂うとこだったよ)」

    「??う、うん…」

    180 = 148 :

    ~自部屋~

    「ほ、本屋さん?」

    「違う違う、本屋じゃなくて保温屋な?メジャーじゃないから知らないかもしれないけどまぁそんな感じ」

    「で?その保温屋さんってなにする仕事なの?」

    「う~ん……分かりやすく言うとぉ、羊さんに毛を与える仕事?かなぁ…裸の羊さんって寒いだろ?だから毛をプレゼントする仕事だ(…ま、まぁ間違いでは無い…よな?)」

    「すっごーい!!羊さんを幸せにする仕事なんだぁ!!さっすが兄ちゃん!とっても素敵な仕事じゃん!」

    「あ、うん…(ぶっちゃけ俺もよく分からないから曖昧な説明で良いだろ…何よりこんなに喜んでるんだし)」

    「へ~、羊さんに毛をプレゼントする仕事かぁ……絶対兄ちゃんに負けないよ!もっともーっと良い仕事に就くからね!」

    「あはは、頑張れよ」

    「じゃあ……マリテニやろう!」

    「あっ…今は、ちょっと無理かな」

    181 = 148 :


    「へ?なんで出来ないの~?」

    「えっと……身体が痛いから、かな」

    「あっ……そうだね、兄ちゃんボロボロだしゲームも出来ないんだね、大丈夫なの?」

    「大丈夫大丈夫、すぐに治るからな…そうだなぁ、来月にはマリテニやれるかな」

    「うん!じゃあ来月に勝負だね!絶対負けないからね~」

    「あぁ、お前は早く自分部屋に戻りな」

    「え~、お姉ちゃんも居ないから暇だもん。ならさならさっ!勉強!復習したいからお願いしまっす!」

    「……あぁ、分かった」

    「じゃあ数学と国語いい?ちょっと数学で分からない何処有るんだよね~」

    182 :

    見ろよこの成長ぶり……妹の金を盗むような面影はねぇ・……

    183 :

    ハロワってこんな簡単に仕事決まるものなの?

    184 = 148 :


    「あ~、それはちょい覚えやすい方法が有るぞ」

    「……」

    「ん?いつもみたいに教えてよとか言ってこないんだな」

    「あのさ…その良い仕事はさ……やっぱりお父さんみたいに遅くなっちゃうよね」

    「あ、それは…」

    「そっか、やっぱり遅くなっちゃうんだね……お姉ちゃんと兄ちゃんが居なくなっちゃうんだね」

    「お、おいおい、さっきまで凄いとか褒めてくれてたろ?つーか俺は姉ちゃんみたくでていかないんだから変な事言うなよ」

    「けどさ……今日みたいな日、少なくなっちゃうんだよね…私が早く帰れた日でも兄ちゃんは仕事に行っちゃってるんだよね」

    「……」

    「ごめんなさい、けど…やっぱ寂しいかもしんない……我慢出来ないかもしんない」

    「……バーカ、確かにこういう日は少なくなるけどお前には毎日会えるんだから凹むなっての!」

    「あ、あはは……だよね、ごめん」

    185 = 148 :


    「ほらっ、アンパン」ガサガサ

    「あっ…で、どうすんの?このアンパン、一つしか無いけど」

    「半分こ…んしょ」パカッ

    「……」

    「右と左、どっちが良い?」

    「じゃあ……大きい方!」

    「え~?普通俺に大きい方譲るんじゃ無いの?ちょっといけませんね~」

    「にひひ、じゃあちょっと下に牛乳取り入ってくるね!」

    「あっ、じゃあ俺はコーヒー牛乳で」

    「ん~、どうしよっかなぁ~」

    「あ?じゃあアンパンやらないぞ?」

    「失礼しましたボス!コーヒー牛乳ですね!」ガチャ

    バタン

    「……そうだよな、こうして遊べる日も少なくなるんだよな」

    186 :

    気になって眠れん
    読み終えるまで眠れん
    コレで明日のハロワも無理だな

    187 = 148 :

    ~16:21分~

    ガチャ
    「……」

    「あっ、お姉ちゃんおかえり~って、珍しいね。こんな時間に兄ちゃんの部屋に来るのって」

    「あ、あのさ…姉ちゃ ギュウゥ

    「う、うわっ」

    「馬鹿野郎…マジで心配したんだぞ……」ギュウゥ

    「ご、ごめん…ちょっと色々有ってさ」

    「もう良いから…姉ちゃん怒ってないから、ただね…今はこうさせて、本当に心配したんだぞ……この姉不幸者」

    「……ごめん」

    「あっ!ねぇねぇお姉ちゃん!知ってた?兄ちゃんって羊さんを幸せにする仕事に決まったんだって!」

    「………は?」

    「あ、あの…それは」

    「羊?あ~、アンタ、妹に嘘ついてんだ」

    「いや、仕事決まったのは本当だよ、ただ羊はちょっと分かりやすいように説明しただけ」

    「へ?ほ、本当なんだ…ウソかと思ってた」

    188 = 148 :

    すまねぇ…風呂に入らせてぐれ"ぇえ

    189 = 157 :

    いてら

    190 :

    保守は俺達に任せな

    191 :

    俺とこの男にいったいどこで差が付いたのか

    192 = 186 :

    待つわー

    193 = 183 :

    俺にも兄弟がいたらなって思う

    195 = 175 :

    現実だったら上と下が女でこんなに仲良くない

    196 :

    任せろ 稀に見る良だぞ?

    197 = 183 :

    ならsage外そうな

    198 :

    こんな妹ほしかった











    妹いないけど

    199 = 191 :

    ほほほ


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