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    元スレ父「働け」母「働け」男「……」

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    51 = 18 :

    姉ちゃんスマン……いつか返す

    52 :

    >>50
    あなた本物ですか

    53 = 1 :


    「……あいつは良いよなぁ、気楽で…つーか頭の中空っぽでさぁ」

    「まっ、あんな性格だから友達が寄って来るんだと思うけど…あいつ、きっとモテてるんだろうなぁ」

    「俺があいつの同級生なら間違いなく告白してるな!……告白か…あぁ、嫌な思い出が…」

    「………良い仕事に就けるか勝負、ね…」

    「うん、明日、明日は絶対に起きるぞ。そしてハロワに行く…うん、決めた」

    「何時までも妹に励まされてちゃ兄の面目丸つぶれだしな……うん、明日はハロワだ、明日はハロワ」

    54 = 1 :

    ~20:13~

    ガチャ

    「お~い、何時になったらご飯食べに来るんだってさ。もう、私が持ってきてやったぞ」

    「あ、うん…ありがと」カリカリカリ

    「おっ!なんだ~?履歴書にな~に書いてんのかなぁ?」

    「明日はハロワに行ってくるよ、どうせなら今日の内に書いとこうかなってさ」カリカリカリ

    「へぇ~、やる気になるのは良い事だ!なら食事はここに置いとくよ?」

    「うん、ありがと…」カリカリカリ

    「……ねぇ、どうせ言わなきゃならなかったんだけどさ…ちょっと良い?」

    「へ?あ、うん…」カリカリカリ

    55 = 1 :


    「あ、あのさ……ちょっと書くの止めて聞いてくれない?結構真面目な話だし」

    「……う、うん」

    「私さっ、ほらっ、一応彼氏居るじゃん?」

    「あ、うん。あの金髪のかっちょえぇ人ね…で?それがどうしたのさ」

    「……」

    「いやいや、どうしたんだよって、もしかして別れたとか?」

    「あ~、いや…そうじゃ無いんだけどさ」

    「じゃあ何?彼氏に浮気されてるとか?なら俺じゃ無くて知り合いに相談すれば?」

    「……彼とさ、同棲する事になった」

    「………あ、あ…そ、そう」

    56 = 1 :


    「あっ!けどね?ちょくちょくここに帰ってくるよ?私だってたまにはこの家でゴロゴロしたいし」

    「へ、へぇ~……よ、良かったじゃん。二人ともお似合いそうだしさ…あ、あはは」

    「それで、さっ…あのぉ、一応彼氏の家じゃなくてね?アパート借りようって話になっててね?」

    「へ、へ~、もう決定事項なんだぁ…」

    「……一応、二人でお金を出し合うって決まっててね?そのぉ……えっと」

    「な、なんだよそんなかしこまる必要無く無い?別にそれならそれで良いじゃ

    「アンタにお金回せなくなっちゃった……ごめん」

    「……は?ま、マジで?」

    「うん…決定事項です」

    57 = 18 :

    1回金渡し始めたら途中で切り上げんなって話だけどな

    58 :

    いままでで親の金総計30万くらい盗んでた ごめんねかーちゃん

    59 = 1 :


    「っちょっ!ちょちょちょっ!」

    「アパートって言っても結構高くてさ、月7万で、彼が5万出す事になってて私が2万出す事になったんだ」

    「……」

    「ごめんっ!だから来月から携帯代アンタに渡せないんだ…」

    「あ、あっあ……あ、うん…」

    「け、けど大丈夫だよな!アンタだってこうしてやる気になったんだし!私が居なくても大丈夫だよな」

    「……う、うん」

    「……だ、大丈夫だよね?私が居なくても大丈夫だよね?お母さんやお父さんに何か言われても挫けないよね」

    「あ、あはは…大丈夫だよ、心配しすぎだってば」

    「う~ん……信じるよ?その言葉、本当に大丈夫なんだね?」

    「う、うん…じゃ、じゃあ俺、ご飯食べるから」

    「あぁっ、ごめんごめん、じゃあね?とりあえず言ったからね!アンタもがんばんなよ」ガチャ

    バタン

    60 = 1 :


    「……ヤバいだろ、ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい」

    「別に二人を引き裂こうとは思わないよ?確かに二人はお似合いだし、姉ちゃんかわいいし彼氏だってイケメンだし…」

    「け、けど……携帯代無理ってマジかあぁぁあ…きっつぅ、マジで働かないといけねーじゃん。携帯無かったら2chできねーしつーかパソコン持ってねーし」

    「あぁぁあぁぁああ……マジかあぁぁ、マジなのかぁぁああぁあ」

    「うっわあぁ、萎える~、ヤバい、元気引き抜かれた感じ……とりあえず持ってきてくれたご飯食べるか」

    「う~わ~、じゃあ働かないと妹の貯金箱が俺の貯蓄?マジかよ」

    61 = 1 :


    「今が13日だろ?で、明日にバイト先決めて明後日から働き始めて…えっと、だいたい28日とか月末払いだろ?」

    「まぁ時給800円で5時間働いて週に5回入れるとすると日に4000円、週2万で月に8万か……少な」

    「すっくな…いやマジで少ないな確かジジイが毎月48万とか言ってたな…6分の1、あのジジイの6分の1かよ」

    「うっわぁぁああ、何この差は、マジで働く前から萎えるんですけど~」

    「……か、考えてても意味無いしな…と、とりあえずご飯ご飯」ガサガサ

    「い、いただきます…(はあぁぁあ、マジで萎えるわ~)」モグモグ

    63 = 1 :

    ~21:24~

    ガチャ

    「おっじゃましま~す!」

    「……あ、どうした?なんか用事か?」

    「へ?もう、数時間前に言ったじゃん!また後で遊びに来るねって。ていうか兄ちゃん、どしたの?めちゃくちゃブルー入ってるね」

    「あ、あはは……ふっ、あはっ、はっ…なんでも無いよ」

    「??なら良いんだけど、ねぇ兄ちゃん!ほらっ!マリテニ!一緒にやろうよ!」

    「へ?あ、あぁ…発売されたばっかだったよなマリテニ……えっと、3DSはっと」ガサガサ

    「兄ちゃんって地味に運が良いよね~、ジャンプの懸賞で3DS当てるとか至難の技だよ!」

    「あ、あぁ……じゃあやろうか、ボコボコにしてやるよ」

    「私が兄ちゃんにゲームで負ける訳無いじゃ~ん!」

    64 = 1 :


    「……ねぇ兄ちゃん」カチカチ

    「ん~?ゲーム中に話しかけるとか作戦か?」カチカチ

    「あのさ……お姉ちゃんの事なんだけどさ」カチカチ

    「……」ピタッ

    「あっ、チャンス」 カチカチ

    「あっ、一セット目取られた…秘境だぞお前」カチカチ

    「……でね?お姉ちゃんの事なんだけどさ…出て行くんだってね、ここ」

    「あ、あぁ…お前もさっき聞いたのか」カチカチ

    「うん………寂しいね」カチカチ

    「そう、だな…」カチカチ

    「私さ、お姉ちゃん無しでこの家で楽しくやってけるか不安だよ…」カチカチ

    「……んな事言うなよ」ピタッ

    「スマッシュ~」カチカチ

    65 :

    なんか俺辛くなってきた

    66 = 1 :


    「けどさ、別にちょくちょく帰って来るんだから良いだろ…」カチカチ

    「そりゃそうだけど……やっぱ寂しいよ」カチカチ

    「お前、姉ちゃんに行っちゃヤダとか言って無いだろうな?」カチカチ

    「うん、我慢したよ…だってお姉ちゃんと彼氏さんの中に入るのはいけないと思って」カチカチ

    「へぇ~、一応考えてんだなお前も…ちょっと意外かも」カチカチ

    「んなっ!い、意外って何かな意外って!私だって一応考えてるよー!」

    「ほらっ、手を動かせ~」カチカチ

    「あっ!あぁぁあ!ズルいよ兄ちゃん!」

    「お前が悪い」

    「ぶー!」

    67 = 1 :


    「………でね?どうせならさ、お姉ちゃんに何かプレゼントしようかな~って」カチカチ

    「ぷ、プレゼントって…な、なんだよ」カチカチ

    「う~ん、どうせなら指輪とかプレゼントしたいかな~って」カチカチ

    「ゆ、指輪?馬鹿!彼氏さんと結婚するかもしれないのに指輪は無いだろう」カチカチ

    「え~?婚約指輪とプレゼントの指輪は
    全然違うよ~!」カチカチ

    「……でさっ、金は有るのか?自慢じゃ無いけど俺は全く金持ってないぞ」カチカチ

    「あ、あはは…一応私のお金で買おうと思って色々携帯で見たんだけどね?良いのがあったんだよね~……け、けどね」カチカチ

    「けど?」カチカチ

    「お金……足りなかった」カチカチ

    「……」ピタッ

    69 = 1 :


    「いいっ、いくらだよ…」

    「う~んとね…2400円」

    「ゆ、指輪って……いくらするんだよ」

    「3万ちょいかなぁ?えへへ、けど足りないんじゃあね…お父さんとお母さんには頼りたく無いし、けど……やっぱりあの指輪が良いかな~って」

    「……(どうしよ、返そうにもタバコや弁当、菓子で吹っ飛ばしちゃったし…)」

    「も、もしかしたらお兄ちゃん持ってないかな~ってさ……というより、兄妹で渡したいな~って」

    「……それ、何処のサイトで見つけた」

    「へ?あ、うん…えっと、このサイト…はい」スッ

    「……(な、なるほど…確かに3万ちょいだな……つ、つーか指輪ってこれじゃ無くても良い気が)」

    「あ、あはは…どうせならって思ったんだけどね?プレゼントするなら思い切ろうかなって」

    71 = 1 :


    「……」

    「ま、まぁ無理なもんは無理なんだし!さっ、マリテニの続きやろ?」

    「……止め、止めだ止め」プチ

    「わっ!な、なにすんのさー!兄ちゃんが切断しちゃったからエラーになっちゃったじゃん」

    「悪い、ちょっと行く場所出来た」

    「ほへ?行く場所って……何処に?」

    「散歩だ散歩、つーかもう遅いんだしお前も早く寝ろよ?風呂は入ったのか?」

    「う、うん…一応」

    「なら良いや、早く寝ろよ」

    「は、は~い」ガチャ

    「じゃあまた明日ね兄ちゃん!お休み~」バタン

    「……はぁ、3DSとPSPっていくらで売れっかなぁ」

    72 :

    さすがにそれぐらいはやらないと救えないわな

    73 = 1 :


    「えっと、3DSのゲームが…あっ、どうせならDSliteも売るかな。ソフトは何処に有ったかなぁ」ガサガサ

    「……ぐっばいカグラ、働き始めたらまた買い直すからな…さらばおっぱい」ガサガサ

    「ポケモンBWとか2000円位で売れるよなぁ?続編やりてぇなぁ…いやいや、どのみち買う金無かったんだし!さよならポケモン」 ガサガサ

    「……PSPとかろくなゲーム持ってないなぁ、つーかPSP自体姉ちゃんの彼氏に貰ったヤツだしなぁ…」ガサガサ

    「よっし!じゃあゲオにでも売りに行きますか」ガチャ

    「………3DSかあぁ、もったいねぇなぁ…カグラも続編出るんだよなぁ、テリーだって出るしなぁ…」

    「い、いやいやいや!ここは我慢だ我慢!タダでさえ俺のせいで指輪買えないんだし!」ガチャ

    「……っと、身分証って保険証で大丈夫だよか?……まっ、無理なら電話されるだけだし大丈夫だろ」バタン

    74 = 1 :

    ~ゲオ~

    店員「……」カタカタカタカタ

    「……(さらばゲーム達、さらば俺の思い出…妹と一緒にゲーム出来なくなるけど許してくれるだろ…)」

    店員「合計で24580円ですね」

    「あ、はい。それで構いません(構いませんって何した手に出てんだよ俺は…まぁ良いや、コレだけ有ればな)」

    店員「ありがとうございました、またのご来店お待ちしております」

    「……」スタスタスタ

    ~駐車場~

    「…………」

    「はああぁぁあぁあぁ……売るんじゃ無かった、マジで後悔してるわ」

    75 :

    よさそうな妹がいる時点で勝ち組だ

    76 = 18 :

    PSPくれるとかカレシいいやつだな

    77 = 1 :


    「いや、まぁ…姉ちゃんの為なんだしこれ位はやらないと罰当たるよな」

    「……はあぁ、煙草吸うかな」ガサガサ

    「っと、ライターライターっと……あっ」ポロッ

    DQN「……」スタスタスタ

    バキッ

    「あっ」

    DQN A「いっつ~、んだよこんな何処にライター落としたバカはよぉ」

    DQN B「寿くん、あいつじゃね?あのひょろいガキだろ」

    「……あ"?(んだよ中学生かこいつ等?無理に突っ張ってキンモー☆)」

    DQN A「あ?んだよお前、やんのかよ」

    「は?寿くんだっけ?大人舐めんなよ」

    DQN B「寿くん、こいつやろうよ」

    DQN A「ん?あぁ、当たり前だのクラッカー」

    「寒いギャグ言ってんじゃね~ぞ厨房がぁあぁぁあ!!」

    78 :

    映画版ジャイアンの法則

    79 :

    あかん

    80 = 75 :

    死亡フラグ

    81 = 68 :

    たのむ、この金だけはまもってくれ

    82 = 25 :

    ニートが喧嘩すんなよ

    83 :

    アカン

    84 :

    マッチにしとけば…

    85 = 1 :


    「……」ピクピク

    DQN A「しゅっしゅしゅ!!」ヒュバババ

    DQN B「ばーか!寿くんはボクシングやってんだよ!地元の高校鎮圧した右ストレート舐めんなよ!」

    「……」ピクピク

    DQN A「おい、こいつ財布持ってんじゃん」

    DQN B「ん?……うっわ!寿くん寿くん!こいつ2万持ってるよ!」

    DQN A「あ?ならテリー2つ予約するべ」

    DQN B「余った金で宅飲みだね寿くん!」

    DQN A「だな!いやぁ、まさか財布までくれるなんてなぁ、ありがとよ、おっさん」スタスタスタ

    DQN B「寿くんかっちょいい~!」スタスタスタ

    「……っぐうぅ…いっつうぅ、んだよあのガキ…寿くん強すぎだろ…」

    86 :

    月1円入れて踏ん反り返ればいいやん

    88 = 83 :

    どうしようもねえな

    89 = 75 :

    このあと俺が登場して助けるフラグか

    90 = 68 :

    おい・・・


    おい

    91 :

    なんか悲しくなってきた

    92 = 70 :

    こいつどうしようもねえな

    93 = 1 :

    ~公園~

    「……終わった…馬鹿だ俺、厨房に喧嘩で負けて財布パクられて……あはは、こんな痣つくって…あははは、いひひっ…あははは」

    「ち、畜生……畜生ぅ…っぁ"っぐ…うぅ…」ポロポロ

    「っかく金つくったのに…バカだよ俺……なに喧嘩なんかしてんだよ…しかも厨房相手に、しかも負けてるし…ぅっあっぁ…」ポロポロ

    「……泣いてなんになるんだよ、泣いて金が戻ってくんのかよ…」

    「はっはっ…落ち着こ、とりあえず……泣くのはやめよう、惨め過ぎる…」

    「……父さんに土下座してお金借りよう…無理かもしれないけどさ…一応、な…」スタスタスタ

    94 :

    いや警察駆け込めよ

    95 = 1 :

    ~自宅~

    ガチャ

    「…ただいま」

    「あら、遅かったわね……って、どうしたのその顔は…」

    「あ、あのね母ちゃん、父さんは…」

    「……」

    「あなた、この子の顔見てよ!擦り傷作って真っ赤に腫れて…」

    「あ、あの…と、父さん」

    「お前はほんっとうにどうしようも無い奴だな…喧嘩か?馬鹿馬鹿しい」

    「ご、ごめん……あ、あの!」

    「そんな不良に育てた覚えは無い!!出ていけっ!」

    「えっ…」

    「あなた、いくらなんでもそれは」

    「お前は黙ってさない!……出ていけっ!目障りだ、さっさと出ていけっ!」

    「っ……」ガチャバタン

    96 = 91 :

    えぇ…

    97 = 1 :


    「あっ!……もう、お父さんどうしてあんなこと言ったのよ」

    「良いんだ、お前はあいつに甘すぎる、ストレスで喧嘩したならしたで良い。が、そんな不良、家には必要無い」

    「……あなた」

    「はぁ…分かっているさ、少し頭に血が登ってな……まぁあいつのことだ、すぐ戻ってくるだろう」

    「なら良いんだけど…」

    「心配なら電話すれば良いだけだ……じゃあ俺は風呂に入ってくる、最近仕事が上手く言ってなくてな…いや、言い訳など言っても変わらないのだがな」スタスタスタ

    「……」カチャ

    「現在、電波の届かない所に ポチ

    「やっぱり…電源切ってるのかしら」

    98 :

    答えのでない毎日

    なんかかっこいい....

    99 = 79 :

    >>98
    ニートは日々探究するからな

    100 = 1 :


    「……」トボトボトボ

    「はっ、あはは…どうしよ、帰る家……無くなった」

    「今が何時だ?って、さっきの喧嘩で画面割れちゃってるし…あの厨房、マジで殺してやろうか」グググッ

    「……あ"ぁ"っくそっ!」ブンッ

    ガシャンッガシャッ

    「はぁっはあぁっ…はぁ……っつ…あぁ"もうっ"!」

    「……はあぁ、せめて煙草部屋から持ってくりゃ良かったなぁ。あんのクソガキ共、煙草まで奪いやがって…マジで死ねよ」

    「っと、携帯……うっひぃ、真っ二つになってらぁ……あはは、終わった」

    「……何処行けば良いんだよ、友達の家?ははっ、友達居ねーよ」


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