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元スレ魔王「ほおーら毛虫だぞー」少女勇者「いやああああああああ」

みんなの評価 : ★★
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こういう場合、本当に怖がらせるには、プレイ中にいきなり、
DS残して魔王だけテレポートして、周囲を真っ暗にする魔法を唱えたりするといいね
DS残して魔王だけテレポートして、周囲を真っ暗にする魔法を唱えたりするといいね
…………
……
勇者「ひぎぃ!?」
魔王「やはり怖いのではないか」
勇者「そりゃいきなり天井から『ばぁ!』ってされたらびっくりするよ!」
勇者「怖いんじゃなくて驚いただけだから!」
魔王「…………そうかそうか!」
勇者「間を置いてるのがむかつく……」
勇者「ここ、処理落ちでさ」
魔王「ああ」
勇者「女の子のスカートの前の所だけ……」
魔王「一瞬表示されなくなっているな」
勇者「スカートめくってサービスしてるみたい」
……
勇者「ひぎぃ!?」
魔王「やはり怖いのではないか」
勇者「そりゃいきなり天井から『ばぁ!』ってされたらびっくりするよ!」
勇者「怖いんじゃなくて驚いただけだから!」
魔王「…………そうかそうか!」
勇者「間を置いてるのがむかつく……」
勇者「ここ、処理落ちでさ」
魔王「ああ」
勇者「女の子のスカートの前の所だけ……」
魔王「一瞬表示されなくなっているな」
勇者「スカートめくってサービスしてるみたい」
勇者「ホラーなのになんか怖くなくなってきた」
魔王「やはり怖かったのだろう」
勇者「うっ……そりゃポリゴン気味が悪いし……」
勇者「やっと終わった……」
魔王「よし続編やるぞ」
勇者「え? まだあるの?」
魔王「ナ○シノ○エムEYEだ」
勇者「縦にしてプレイするのってさ……」
魔王「愛プラスとか言うなよ」
勇者「ちえっ」
魔王「やはり怖かったのだろう」
勇者「うっ……そりゃポリゴン気味が悪いし……」
勇者「やっと終わった……」
魔王「よし続編やるぞ」
勇者「え? まだあるの?」
魔王「ナ○シノ○エムEYEだ」
勇者「縦にしてプレイするのってさ……」
魔王「愛プラスとか言うなよ」
勇者「ちえっ」
…………
……
魔王「怖くなかったか?」
勇者「流石に慣れた」
魔王「くそっ」
勇者「ラスボスに捕まった時の顔のドアップは気持ち悪かったけど」
勇者「段々敵の顔がぷ○ちょに見えてきたし」
魔王「言われれば似ているな」
魔王(次は別方向のホラゲ―を用意しておこう)
……
魔王「怖くなかったか?」
勇者「流石に慣れた」
魔王「くそっ」
勇者「ラスボスに捕まった時の顔のドアップは気持ち悪かったけど」
勇者「段々敵の顔がぷ○ちょに見えてきたし」
魔王「言われれば似ているな」
魔王(次は別方向のホラゲ―を用意しておこう)
魔王「『くまぜみの吠える頃に』だ。怖いと評判だぞ」
勇者「アニメは全部見た」
魔王「アニメのみを見るのは低レベルだ。原作をやってこそこれの価値がわかる」
勇者「それは耳にタコができるくらい聞いたよ……」
魔王(ふむ……効果音が非常に不気味だ。実際にプレイしているこっちが怖くなってきた)
勇者「話には聞いてたけど、やっぱりアニメってかなり省いてたんだね」
勇者「ああーこういう考察もできるのか……これかなり重要な伏線だよね……」
魔王(普通に楽しんでいる……だと……?)
勇者「文章メインっていうのも、キャラの壊れっぷりが頭に浮かんで逆に深みがあるかも」
魔王(くそっ……)
魔王(こうなったら原点回帰だ)
勇者「アニメは全部見た」
魔王「アニメのみを見るのは低レベルだ。原作をやってこそこれの価値がわかる」
勇者「それは耳にタコができるくらい聞いたよ……」
魔王(ふむ……効果音が非常に不気味だ。実際にプレイしているこっちが怖くなってきた)
勇者「話には聞いてたけど、やっぱりアニメってかなり省いてたんだね」
勇者「ああーこういう考察もできるのか……これかなり重要な伏線だよね……」
魔王(普通に楽しんでいる……だと……?)
勇者「文章メインっていうのも、キャラの壊れっぷりが頭に浮かんで逆に深みがあるかも」
魔王(くそっ……)
魔王(こうなったら原点回帰だ)
魔王「ほお~れほお~れゴキブリだぞ~」
勇者「うあぁあぁああああ!! やめてえ!」
魔王「割り箸で挟まれて、抜け出そうと必死にもがいている元気なゴキブリだぞ~」
勇者「同じ命だってことは分かってるけど生理的に無理いいいいいい!!」
魔王「俺がうっかり指を滑らせたら……大変なことになるなぁ?」
勇者「ひぁめてえええ!!」
魔王「カサカサと素早くお前の身体を駆け上り、衣服の中に侵入し……」
勇者「ぎぁああぁあああああああ」
魔王(そうだこの表情だ)
勇者「うあぁあぁああああ!! やめてえ!」
魔王「割り箸で挟まれて、抜け出そうと必死にもがいている元気なゴキブリだぞ~」
勇者「同じ命だってことは分かってるけど生理的に無理いいいいいい!!」
魔王「俺がうっかり指を滑らせたら……大変なことになるなぁ?」
勇者「ひぁめてえええ!!」
魔王「カサカサと素早くお前の身体を駆け上り、衣服の中に侵入し……」
勇者「ぎぁああぁあああああああ」
魔王(そうだこの表情だ)
魔王「やがてお前の顔を犯すのだろうなぁ」
勇者「ゴキブリさんごめんどっか行ってええええ」
ゴキ「キモチワルクテ ゴメンネ!」ワタワタ
魔王「ほおーれほおーれ」
勇者「いひゃあああああ!!」
魔王「あ」ポロッ
勇者「え?」
ゴキ「ワーイ ジユウダー」カサカサカサカサ
勇者「こっちこないでええええ!!」
ゴキ「ワーイワーイ」カサカサカサカサ
勇者「いぎゃあああああ!!」ガキィン
魔王「あれ?」
勇者「ゴキブリさんごめんどっか行ってええええ」
ゴキ「キモチワルクテ ゴメンネ!」ワタワタ
魔王「ほおーれほおーれ」
勇者「いひゃあああああ!!」
魔王「あ」ポロッ
勇者「え?」
ゴキ「ワーイ ジユウダー」カサカサカサカサ
勇者「こっちこないでええええ!!」
ゴキ「ワーイワーイ」カサカサカサカサ
勇者「いぎゃあああああ!!」ガキィン
魔王「あれ?」
魔王「ほおーら.>>1だぞー」少女勇者「いやああああああああ」
勇者「ひいいいいい」バタバタ
ゴキ「オネエチャン マッテー」カサカサカサカサ
魔王(手枷に繋いでいた鎖が千切れただと……)
勇者「助けてえええええええ!!」
魔王(火事場の馬鹿力か……)
…………
……
勇者「ぜは……死ぬかと思った……」
魔王「鎖を新調する破目になった」
勇者「も……虫系はだめぇ……」
魔王(反応は良いが、事故が起こって危険すぎるな……)
魔王(ホラゲーじゃなくてホラー映画だとどうなるだろうか)
ゴキ「オネエチャン マッテー」カサカサカサカサ
魔王(手枷に繋いでいた鎖が千切れただと……)
勇者「助けてえええええええ!!」
魔王(火事場の馬鹿力か……)
…………
……
勇者「ぜは……死ぬかと思った……」
魔王「鎖を新調する破目になった」
勇者「も……虫系はだめぇ……」
魔王(反応は良いが、事故が起こって危険すぎるな……)
魔王(ホラゲーじゃなくてホラー映画だとどうなるだろうか)
勇者「ひぃっ」
魔王(ホームシアター設置した。スピーカーの位置を工夫し、立体音響になるよう設備を整えた)
魔王(これは恐ろしいだろう)
勇者(出てくる出てくる幽霊出てくるううぅぅ)
ショギャアアァアアァアアアア
勇者「ひぎゃあああああ!!」
魔王(そうだ、この声だ。この恐怖に歪んだ表情だ)
勇者「ひいぃぃいいい」バタバタ
魔王(映画には耐性がないようだ。くっくっく)
勇者「いやああああああああああああ」
勇者「真っ赤ああああああ画面が血で真っ赤ああああああああああああ」
魔王「勇者の叫び声の方が怖いのだが」
魔王(ホームシアター設置した。スピーカーの位置を工夫し、立体音響になるよう設備を整えた)
魔王(これは恐ろしいだろう)
勇者(出てくる出てくる幽霊出てくるううぅぅ)
ショギャアアァアアァアアアア
勇者「ひぎゃあああああ!!」
魔王(そうだ、この声だ。この恐怖に歪んだ表情だ)
勇者「ひいぃぃいいい」バタバタ
魔王(映画には耐性がないようだ。くっくっく)
勇者「いやああああああああああああ」
勇者「真っ赤ああああああ画面が血で真っ赤ああああああああああああ」
魔王「勇者の叫び声の方が怖いのだが」
勇者「ぜは……もういや」
魔王「本当はこんなことされて嬉しいんだろ? な?」
勇者「なっ……そんなことないよ!」
魔王「お前マゾだろ」
勇者「違うもん! そんなんじゃない!」
魔王「ぜってえマゾだ。ぜっってぇマゾだ」
魔王「俺にいじられて嬉しいんだろ? 喜んでるんだろ?」
勇者「違うし! ばか!」
魔王「やーいマゾヒストー」
勇者「んもー!」
魔王「ガキの頃からマゾに目覚めているとかお前才能あるぞ」
勇者「何の才能!? というか僕のことガキって言うけど四歳しか違わないじゃん!」
勇者「もうすぐ三歳差になるしー!」
魔王「年下は年下だガキ」
勇者「ムキィィイイイイイ」
魔王「本当はこんなことされて嬉しいんだろ? な?」
勇者「なっ……そんなことないよ!」
魔王「お前マゾだろ」
勇者「違うもん! そんなんじゃない!」
魔王「ぜってえマゾだ。ぜっってぇマゾだ」
魔王「俺にいじられて嬉しいんだろ? 喜んでるんだろ?」
勇者「違うし! ばか!」
魔王「やーいマゾヒストー」
勇者「んもー!」
魔王「ガキの頃からマゾに目覚めているとかお前才能あるぞ」
勇者「何の才能!? というか僕のことガキって言うけど四歳しか違わないじゃん!」
勇者「もうすぐ三歳差になるしー!」
魔王「年下は年下だガキ」
勇者「ムキィィイイイイイ」
魔従妹「あら、この焼き菓子とてもおいしいですわ」
魔従妹「魔族の国では食べたことがありません」
勇者兄「人間の国の中でも、この国でしか採れない穀物を磨り潰して焼いたものだよ」
勇者兄「俺も妹もこれが大好きでねえ」
魔従妹「ぜひ我が国へ輸入したいですわ」
魔従妹「人質交換が無事に済んだ暁には、貿易を開始いたしましょう」
勇者兄「良いなそれ! 国王陛下にも相談してみよう」
勇者兄「それにしてもすまないね。一日中見張りがついていたらまともに休めないだろう」
魔従妹「いえ、貴方とおしゃべりするのはとても楽しいですから、全く苦になりませんわ」
勇者兄「魔従妹さん…………///」
魔従妹「魔族の国では食べたことがありません」
勇者兄「人間の国の中でも、この国でしか採れない穀物を磨り潰して焼いたものだよ」
勇者兄「俺も妹もこれが大好きでねえ」
魔従妹「ぜひ我が国へ輸入したいですわ」
魔従妹「人質交換が無事に済んだ暁には、貿易を開始いたしましょう」
勇者兄「良いなそれ! 国王陛下にも相談してみよう」
勇者兄「それにしてもすまないね。一日中見張りがついていたらまともに休めないだろう」
魔従妹「いえ、貴方とおしゃべりするのはとても楽しいですから、全く苦になりませんわ」
勇者兄「魔従妹さん…………///」
勇者「もういや……」
鉄球兵士「……」コト
勇者「花瓶? わぁ、綺麗なお花」
鉄球兵士「…………」コクコク
勇者「わざわざ用意してくれたの? ありがとうね」
鉄球兵士「……」テレテレ
勇者「はあ……僕、無事におうちに帰れるのかなあ」
勇者「いつになったらこんな寒くて狭い牢屋から出られるんだろう……」
鉄球兵士「…………」ガシャ……
勇者「大丈夫だよ。僕、このくらいじゃへこたれたりなんてしないから!」
鉄球兵士「……!」ガシャン!
魔王(あいつら仲良いな…………くそっ)コソコソ
鉄球兵士「……」コト
勇者「花瓶? わぁ、綺麗なお花」
鉄球兵士「…………」コクコク
勇者「わざわざ用意してくれたの? ありがとうね」
鉄球兵士「……」テレテレ
勇者「はあ……僕、無事におうちに帰れるのかなあ」
勇者「いつになったらこんな寒くて狭い牢屋から出られるんだろう……」
鉄球兵士「…………」ガシャ……
勇者「大丈夫だよ。僕、このくらいじゃへこたれたりなんてしないから!」
鉄球兵士「……!」ガシャン!
魔王(あいつら仲良いな…………くそっ)コソコソ
>>76
どっちと間違えてるんだ
どっちと間違えてるんだ
>>80
どっちって意味が分からないんだが、俺何を間違えた?
どっちって意味が分からないんだが、俺何を間違えた?
魔王「何? 奴をもっと暖かくて広い部屋に移動させてやれ?」
鉄球兵士「……」コクリ
魔王「ううむ……まあ確かに哀れではあるな」
鉄球兵士「…………」コクコク
魔王「だが、耐久性のある客室を用意するのには金が必要だしな……」
鉄球兵士「……!」ドゲザァッ!
魔王「お、おい」
鉄球兵士「…………」ズリズリ
魔王「わかった。用意してやるから土下座はやめろ。みっともないぞ」
鉄球兵士「……!」ペコペコ
鉄球兵士「……」コクリ
魔王「ううむ……まあ確かに哀れではあるな」
鉄球兵士「…………」コクコク
魔王「だが、耐久性のある客室を用意するのには金が必要だしな……」
鉄球兵士「……!」ドゲザァッ!
魔王「お、おい」
鉄球兵士「…………」ズリズリ
魔王「わかった。用意してやるから土下座はやめろ。みっともないぞ」
鉄球兵士「……!」ペコペコ
>>81
勇者の一族なので一般人よりはかなり強い
勇者の一族なので一般人よりはかなり強い
ガガガゴゴゴ
勇者「なんか上の方がうるさい」
魔王「お前のための部屋をわざわざ用意してやっているのだ」
勇者「何それ」
魔王「ここでは体に悪いだろう」
勇者「そりゃあね」
魔王「物理的な攻撃や魔術による衝撃に耐えられる部屋でないと駄目だからな」
魔王「大工事になっているのだ」
勇者「虫でも沸かない限り暴れたりなんてしないのに……。どうして今更?」
魔王「鉄球兵士に懇願されてな」
勇者「え……」
魔王(まずい。奴の株を上げてしまった)
勇者「なんか上の方がうるさい」
魔王「お前のための部屋をわざわざ用意してやっているのだ」
勇者「何それ」
魔王「ここでは体に悪いだろう」
勇者「そりゃあね」
魔王「物理的な攻撃や魔術による衝撃に耐えられる部屋でないと駄目だからな」
魔王「大工事になっているのだ」
勇者「虫でも沸かない限り暴れたりなんてしないのに……。どうして今更?」
魔王「鉄球兵士に懇願されてな」
勇者「え……」
魔王(まずい。奴の株を上げてしまった)
魔従妹「……はあ」
勇者兄「故郷が恋しいかい?」
魔従妹「ええ……少しだけ」
勇者兄「きっともうすぐ王様が魔族と話をつけてくれるさ」
魔従妹「……そうだと良いと思うと同時に」
魔従妹「ここを離れることに、戸惑いを感じるのです」
魔従妹「……魔族の国に帰れば、貴方とは滅多に会うことができなくなりますわ」
勇者兄「魔従妹さん……」
魔従妹「ああ、勇者兄さん……!」
魔従妹「どうして魔族であるこの私を恐れず、対等に接してくださるのですか?」
魔従妹「人は魔族を恐れ、魔族は人を下等だと蔑視しているこの時代だというのに……!」
勇者兄「故郷が恋しいかい?」
魔従妹「ええ……少しだけ」
勇者兄「きっともうすぐ王様が魔族と話をつけてくれるさ」
魔従妹「……そうだと良いと思うと同時に」
魔従妹「ここを離れることに、戸惑いを感じるのです」
魔従妹「……魔族の国に帰れば、貴方とは滅多に会うことができなくなりますわ」
勇者兄「魔従妹さん……」
魔従妹「ああ、勇者兄さん……!」
魔従妹「どうして魔族であるこの私を恐れず、対等に接してくださるのですか?」
魔従妹「人は魔族を恐れ、魔族は人を下等だと蔑視しているこの時代だというのに……!」
勇者兄「種族なんて関係ない! 君は……一人の女の子じゃないか」
勇者兄「俺は、君の純粋さを知ってる。心の優しい女の子だってことも知ってる」
勇者兄「きっと、心の在り方に、人間と魔族の違いなんてないんだ」
魔従妹「勇者兄さん…………」
勇者兄「魔従妹さん…………」
窓の向こうに広がる景色を背景に、二人の唇は近付いていった。
勇者兄「俺は、君の純粋さを知ってる。心の優しい女の子だってことも知ってる」
勇者兄「きっと、心の在り方に、人間と魔族の違いなんてないんだ」
魔従妹「勇者兄さん…………」
勇者兄「魔従妹さん…………」
窓の向こうに広がる景色を背景に、二人の唇は近付いていった。
魔王「今日はとっておきのグロ画像を見せてやろう」
勇者「あそ」
魔王「どうだ。気持ちが悪いだろう」
勇者「そりゃそうでしょ」
魔王「怖くないのか?」
勇者「もう完全に慣れてきた気がする」
魔王「えー……」
勇者「勇者が虫くらいで騒いでたら情けないにもほどがあるし」
勇者「ホラーゲームは慣れたし」
勇者「ホラー映画もまあ……怖いけど同じく慣れてきたし」
勇者「勇者として、グロいものの耐性くらいつけとかなきゃいけないし」
勇者「あそ」
魔王「どうだ。気持ちが悪いだろう」
勇者「そりゃそうでしょ」
魔王「怖くないのか?」
勇者「もう完全に慣れてきた気がする」
魔王「えー……」
勇者「勇者が虫くらいで騒いでたら情けないにもほどがあるし」
勇者「ホラーゲームは慣れたし」
勇者「ホラー映画もまあ……怖いけど同じく慣れてきたし」
勇者「勇者として、グロいものの耐性くらいつけとかなきゃいけないし」
勇者「低レベルな嫌がらせがずっと続いたから」
勇者「魔王がしてくることにはほとんど耐性がついたっていうか」
勇者「なんかそんな感じ」
魔王「何だと…………」
勇者「もう何やっても無駄だから」
魔王「ううむ…………」
勇者「何されても怖がらないし」
勇者「仮に怖くなっても、前みたいに叫ぶことはないと思う」
魔王「ええー…………」
勇者「魔王がしてくることにはほとんど耐性がついたっていうか」
勇者「なんかそんな感じ」
魔王「何だと…………」
勇者「もう何やっても無駄だから」
魔王「ううむ…………」
勇者「何されても怖がらないし」
勇者「仮に怖くなっても、前みたいに叫ぶことはないと思う」
魔王「ええー…………」
魔王「ここがお前の新しい部屋だ」
勇者「わ……パッと見豪華な客室。ただし鎖付き」
魔王「この部屋にクモの大群を住まわせてやろうか」
勇者「うへ……軍曹なら良いよ。役立つし」
魔王「くそっ」
勇者「ほとんど魔力を封じられていても」
勇者「半径一メートル以内に虫が入らないようにする魔法くらいは使えるし」
勇者「というかゴキブリ事件の時に開発したしね!」
魔王「…………」
勇者「わ……パッと見豪華な客室。ただし鎖付き」
魔王「この部屋にクモの大群を住まわせてやろうか」
勇者「うへ……軍曹なら良いよ。役立つし」
魔王「くそっ」
勇者「ほとんど魔力を封じられていても」
勇者「半径一メートル以内に虫が入らないようにする魔法くらいは使えるし」
勇者「というかゴキブリ事件の時に開発したしね!」
魔王「…………」
魔王「最近勇者の反応が面白くない」
側近「耐性がついたのでしょう」
魔王「あんなに良い声で叫んでいたというのに」
側近「あなたが子供のような悪戯ばかりしているからですよ」
魔王「なら大人の悪戯なら良いのか?」
側近「…………」
魔王「何だそのゴミを見るような目は」
側近「貴方もまだ子供でしたね。いえ、子供と大人の中間くらいでしたか」
側近「耐性がついたのでしょう」
魔王「あんなに良い声で叫んでいたというのに」
側近「あなたが子供のような悪戯ばかりしているからですよ」
魔王「なら大人の悪戯なら良いのか?」
側近「…………」
魔王「何だそのゴミを見るような目は」
側近「貴方もまだ子供でしたね。いえ、子供と大人の中間くらいでしたか」
ぶっちゃけ、魔王なら何してもいいんじゃね?
と言えるほどに権力が強くなさそうなのが悲しい
と言えるほどに権力が強くなさそうなのが悲しい
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