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元スレ魔王「勇者、俺の者になれ」女勇者「ふむ…いいさ」
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女勇者「ここが魔王のお城ね」
戦士「これで最後だな」
僧侶「皆さん、気を引き締めて向かいましょう」
盗賊「魔王城だからお宝とかがっぽがっぽだろうなー」
戦士「おい、盗賊、今さっき気を引き締めろって言ったばかりだろ」
女勇者「いつも通りにやれば良いさ。ただ全力で魔王を倒すのよ。人類の平和のために」
戦士「ああ」
戦士「これで最後だな」
僧侶「皆さん、気を引き締めて向かいましょう」
盗賊「魔王城だからお宝とかがっぽがっぽだろうなー」
戦士「おい、盗賊、今さっき気を引き締めろって言ったばかりだろ」
女勇者「いつも通りにやれば良いさ。ただ全力で魔王を倒すのよ。人類の平和のために」
戦士「ああ」
城内
??「良くぞここまで来た勇者よ」
僧侶「この声は…」
戦士「魔王か!」
魔王「貴様ら、良くも今まで我が下僕たちを倒してきたな」
女勇者「あなただって今まで沢山殺してきたはずよ。罪もない人々を…彼らはあなたたちより弱いという理由だけで殺されていった」
魔王「当然のことだ。この世強くなければ生き残れない」
魔王「弱い奴に自分の意志を貫く力もないのだ」
戦士「貴様!」
魔王「だが、お前が違うようだな、勇者」
魔王「俺のものになれ、さすれば人間どもは助けてやる」
女勇者「…!」
??「良くぞここまで来た勇者よ」
僧侶「この声は…」
戦士「魔王か!」
魔王「貴様ら、良くも今まで我が下僕たちを倒してきたな」
女勇者「あなただって今まで沢山殺してきたはずよ。罪もない人々を…彼らはあなたたちより弱いという理由だけで殺されていった」
魔王「当然のことだ。この世強くなければ生き残れない」
魔王「弱い奴に自分の意志を貫く力もないのだ」
戦士「貴様!」
魔王「だが、お前が違うようだな、勇者」
魔王「俺のものになれ、さすれば人間どもは助けてやる」
女勇者「…!」
戦士「馬鹿なこと言ってんじゃねー!」
僧侶「そうです。魔王の話聞くまでもありません。勇者さま」
女勇者「……」
戦士「…勇者?」
女勇者「私にお前の奴隷になれというのか?」
魔王「否、言葉通りだ。俺のものになれ」
魔王「俺はお前がここまで来る姿を見てきた」
魔王「お前は強い。お前の仲間たちもな。だがお前は格別だ」
魔王「俺はお前みたいな強い女が欲しかったのだ」
魔王「俺の嫁になれ」
戦士「なっ!」
女勇者「…そうすれば人間と和平するのか」
僧侶「勇者さま!」
僧侶「そうです。魔王の話聞くまでもありません。勇者さま」
女勇者「……」
戦士「…勇者?」
女勇者「私にお前の奴隷になれというのか?」
魔王「否、言葉通りだ。俺のものになれ」
魔王「俺はお前がここまで来る姿を見てきた」
魔王「お前は強い。お前の仲間たちもな。だがお前は格別だ」
魔王「俺はお前みたいな強い女が欲しかったのだ」
魔王「俺の嫁になれ」
戦士「なっ!」
女勇者「…そうすれば人間と和平するのか」
僧侶「勇者さま!」
魔王「約束しよう」
女勇者「…少し時間をくれるかい」
戦士「おい、勇者、どういうつもりだ」
盗賊「勇者、俺が言うのもアレだが、魔王なんて信用できたもんじゃなくね?」
僧侶「そうです。私たちが力を合わせて戦えば魔王に勝てます。あんな言葉に惑わされては……」
女勇者「私は彼の言葉が嘘には聞こえない」
戦士「勇者!」
僧侶「仮に本当のことだとしてもです。魔王の妻になるのですよ?そんなこと出来るはず…」
女勇者「ここで私たちが命を賭けて魔王に戦っても、勝てる確率は五分五分」
女勇者「だけど魔王に手にのったら、私一人犠牲するだけで人類は助かる」
戦士「勇者!」
女勇者「…少し時間をくれるかい」
戦士「おい、勇者、どういうつもりだ」
盗賊「勇者、俺が言うのもアレだが、魔王なんて信用できたもんじゃなくね?」
僧侶「そうです。私たちが力を合わせて戦えば魔王に勝てます。あんな言葉に惑わされては……」
女勇者「私は彼の言葉が嘘には聞こえない」
戦士「勇者!」
僧侶「仮に本当のことだとしてもです。魔王の妻になるのですよ?そんなこと出来るはず…」
女勇者「ここで私たちが命を賭けて魔王に戦っても、勝てる確率は五分五分」
女勇者「だけど魔王に手にのったら、私一人犠牲するだけで人類は助かる」
戦士「勇者!」
盗賊「俺たちのこと、信用できないのか?
女勇者「私が魔王の手に乗ろうとするのはそれだけじゃない」
女勇者「今まで私が殺してきた魔族の数々」
女勇者「あなたたちは彼らの目を見たことがある?」
僧侶「……」
女勇者「たとえ魔族でも、死ぬ時は同じだったよ。生きたいという気持ちでいっぱいなその目を…私は見て見ぬふりしてここまで来た」
女勇者「すべては、私の身が犠牲になるとしても人々を助けたいと思ったから…」
女勇者「魔王が倒されるとしても、これから戦争が終わるという確証はないわ」
女勇者「だから、今魔王の手にのって人間と魔族との和平を目論んだ方が…」
戦士「ふざけんなー!」
女勇者「私が魔王の手に乗ろうとするのはそれだけじゃない」
女勇者「今まで私が殺してきた魔族の数々」
女勇者「あなたたちは彼らの目を見たことがある?」
僧侶「……」
女勇者「たとえ魔族でも、死ぬ時は同じだったよ。生きたいという気持ちでいっぱいなその目を…私は見て見ぬふりしてここまで来た」
女勇者「すべては、私の身が犠牲になるとしても人々を助けたいと思ったから…」
女勇者「魔王が倒されるとしても、これから戦争が終わるという確証はないわ」
女勇者「だから、今魔王の手にのって人間と魔族との和平を目論んだ方が…」
戦士「ふざけんなー!」
女勇者「っ」ガシッ
戦士「お前…ここまで一緒にやってきてそんなこと言って良いと思ってんのかよ!」
女勇者「戦士……ごめん」
戦士「謝るんじゃねー!」
戦士「俺は…俺は……」
女勇者「……」
僧侶「勇者さま…本当にそれで宜しいので?」
女勇者「私は構わないさ。旅を始めた時から捨てた命だ。どの形であっても、皆を助けられれば良い」
女勇者「ごめんね、こんな勇者で…」
僧侶「……もう決められてるのですね」
僧侶「しかたがありません…」
盗賊「あーあ、欲しかったな、魔王城の財宝」
戦士「盗賊!」
女勇者「ふふっ、ありがとう、盗賊」
魔王「……」
戦士「お前…ここまで一緒にやってきてそんなこと言って良いと思ってんのかよ!」
女勇者「戦士……ごめん」
戦士「謝るんじゃねー!」
戦士「俺は…俺は……」
女勇者「……」
僧侶「勇者さま…本当にそれで宜しいので?」
女勇者「私は構わないさ。旅を始めた時から捨てた命だ。どの形であっても、皆を助けられれば良い」
女勇者「ごめんね、こんな勇者で…」
僧侶「……もう決められてるのですね」
僧侶「しかたがありません…」
盗賊「あーあ、欲しかったな、魔王城の財宝」
戦士「盗賊!」
女勇者「ふふっ、ありがとう、盗賊」
魔王「……」
女勇者「話は決まったよ、魔王」
魔王「俺のものになるのか?」
女勇者「条件がある」
魔王「言ってみろ」
女勇者「先ず、私の仲間たちを無事に帰らせること」
女勇者「後、以後魔族が人間を殺すことはないようにしてくれ。もちろんその逆もないようにすべきだろう」
女勇者「そのために3つ目、人間の国の王と和平を結んでもらう」
魔王「……その程度、容易いものだ。約束しよう」
女勇者「なら、良い。喜んであなたのものとなろう」
メイド長「ここが、勇者さまのお部屋になります」
女勇者「随分と良い部屋だね。古くて狭い宿屋で旅費の節約のために四人集まって寝る日々だったのに」
メイド長「勇者さまは、魔王さまの妻になるのですから。ここもご自分の部屋が準備できるまでの臨時居所です」
女勇者「贅沢な魔王だね」
メイド長「…それでは、私はこれで」
女勇者「……」
女勇者「これで、良かったのだろうか」
女勇者「あのまま戦って勝っていれば…それがもっと良かっただろうか」
女勇者「随分と良い部屋だね。古くて狭い宿屋で旅費の節約のために四人集まって寝る日々だったのに」
メイド長「勇者さまは、魔王さまの妻になるのですから。ここもご自分の部屋が準備できるまでの臨時居所です」
女勇者「贅沢な魔王だね」
メイド長「…それでは、私はこれで」
女勇者「……」
女勇者「これで、良かったのだろうか」
女勇者「あのまま戦って勝っていれば…それがもっと良かっただろうか」
コンコン
魔王「むっ、随分とボロい部屋だな」
女勇者「満足しているよ。こんな部屋でボロいなんてとんでもない」
魔王「一番良い部屋に案内せよと命じておいたはずだぞ。案内した者は誰だ」
女勇者「私はこの部屋でも構わない」
女勇者「それより、私の仲間たちはどうしたんだ?」
魔王「帰らせた。こちらからの友好を求む手紙と財宝を持たせてな」
魔王「約一名、怒鳴りつけながら帰らぬといった奴が居たが…」
女勇者「……」
魔王「帰ったら結婚しようという約束でもあったのか」
女勇者「彼はその類のこと一言も口に出していないさ。知らなかったと言ったら嘘だけどね」
女勇者「に比べて、自分が殺すべき相手だと思っていた奴から、見て数分立たずで告白されるとは思わなかったよ」
魔王「むっ、随分とボロい部屋だな」
女勇者「満足しているよ。こんな部屋でボロいなんてとんでもない」
魔王「一番良い部屋に案内せよと命じておいたはずだぞ。案内した者は誰だ」
女勇者「私はこの部屋でも構わない」
女勇者「それより、私の仲間たちはどうしたんだ?」
魔王「帰らせた。こちらからの友好を求む手紙と財宝を持たせてな」
魔王「約一名、怒鳴りつけながら帰らぬといった奴が居たが…」
女勇者「……」
魔王「帰ったら結婚しようという約束でもあったのか」
女勇者「彼はその類のこと一言も口に出していないさ。知らなかったと言ったら嘘だけどね」
女勇者「に比べて、自分が殺すべき相手だと思っていた奴から、見て数分立たずで告白されるとは思わなかったよ」
魔王「戦線にいた魔族の軍隊をすべて後退させた。向こうで少し追ってきて被害はあったが、今は静まっている」
女勇者「被害が出ることを知っていてそんなことをしたのかい」
魔王「お前と約束したからな」
女勇者「魔王という割には義理深いね」
魔王「魔王だからこそだ。お前が言っているのは、ただ人間から見ての偏見だ」
女勇者「そうか…そうかもな。直して行かないとな」
女勇者「以後、お前の嫁にならなければならない身だからな」
魔王「……」
女勇者「被害が出ることを知っていてそんなことをしたのかい」
魔王「お前と約束したからな」
女勇者「魔王という割には義理深いね」
魔王「魔王だからこそだ。お前が言っているのは、ただ人間から見ての偏見だ」
女勇者「そうか…そうかもな。直して行かないとな」
女勇者「以後、お前の嫁にならなければならない身だからな」
魔王「……」
女勇者「話はそれだけかい?」
魔王「む?ああ……」
女勇者「なら悪いが出ていってくれるか。少し疲れているんだ」
魔王「…分かった、何かあったら、外の誰にでも頼めば良い」
女勇者「そうさせてもらうよ」
魔王「……」ガチャ
魔王「……」
魔王「む?ああ……」
女勇者「なら悪いが出ていってくれるか。少し疲れているんだ」
魔王「…分かった、何かあったら、外の誰にでも頼めば良い」
女勇者「そうさせてもらうよ」
魔王「……」ガチャ
魔王「……」
魔王「なんとも不思議な生き物だ。人間…それに女というのは……」
魔王「同じ魔族の中でも、初めて俺の前に立って震えない奴は見たことがない。
側近「女、人間云々以前に相手は勇者ですからね。魔王さまを殺すために生きてきたようなものです」
魔王「だからこそ尚おかしいというのだ」
側近「恐れながら、私の目からすると、自分を殺そうとしていた相手を娶ろうとする魔王さまこそおかしいかと…」
魔王「…ふっ、違いないな」
魔王「同じ魔族の中でも、初めて俺の前に立って震えない奴は見たことがない。
側近「女、人間云々以前に相手は勇者ですからね。魔王さまを殺すために生きてきたようなものです」
魔王「だからこそ尚おかしいというのだ」
側近「恐れながら、私の目からすると、自分を殺そうとしていた相手を娶ろうとする魔王さまこそおかしいかと…」
魔王「…ふっ、違いないな」
魔王「だが仕方のないことだ」
魔王「俺は強い女が良いのだ。結婚するのならそんな女にすると決めていた」
側近「魔王さまが強いと認める程のもの。そうは居ないものですが…」
魔王「だが、見つけた。しかも今まで弱い生き物と魔族の誰もが貶していた人間だ」
側近「他の魔族たちがタダでは見ていないかと」
魔王「納得させれば良い」
魔王「誰でも異議があるやつは来いと伝えろ」
魔王「それで勇者が負ければそれでお終い。だが勇者が勝てば、頸を差し出すことになるだろう」
側近「では、そのように手配させておきます」
魔王「あ、それと、勇者をあそこに案内したのは誰だ」
側近「メイド長でございますが…何か?」
魔王「……いや、分かった。行って良い」
側近「はい」
魔王「俺は強い女が良いのだ。結婚するのならそんな女にすると決めていた」
側近「魔王さまが強いと認める程のもの。そうは居ないものですが…」
魔王「だが、見つけた。しかも今まで弱い生き物と魔族の誰もが貶していた人間だ」
側近「他の魔族たちがタダでは見ていないかと」
魔王「納得させれば良い」
魔王「誰でも異議があるやつは来いと伝えろ」
魔王「それで勇者が負ければそれでお終い。だが勇者が勝てば、頸を差し出すことになるだろう」
側近「では、そのように手配させておきます」
魔王「あ、それと、勇者をあそこに案内したのは誰だ」
側近「メイド長でございますが…何か?」
魔王「……いや、分かった。行って良い」
側近「はい」
女勇者「……」
コンコン
メイドA「食事をお持ちしました」
女勇者「頼んでいないのだけどね…まあ、いいさ。丁度お腹が空いていたからね」
メイドA「……」
女勇者「料理もすごく豪華そうなものを食べるね。本当に、これで良かったのかと思えてくるよ」
メイドA(せいぜい楽しみなさい。それが最後の晩餐になるから)
女勇者「ん?どうしたの?」
メイドA「い、いえ、それでは、これで……」
女勇者「ああ、ちょっと待ってくれるかい?」
メイドA「え?」
コンコン
メイドA「食事をお持ちしました」
女勇者「頼んでいないのだけどね…まあ、いいさ。丁度お腹が空いていたからね」
メイドA「……」
女勇者「料理もすごく豪華そうなものを食べるね。本当に、これで良かったのかと思えてくるよ」
メイドA(せいぜい楽しみなさい。それが最後の晩餐になるから)
女勇者「ん?どうしたの?」
メイドA「い、いえ、それでは、これで……」
女勇者「ああ、ちょっと待ってくれるかい?」
メイドA「え?」
メイド長「魔王さま、お呼びでしたか」
魔王「ああ、そこに座れ」
メイド長「恐れながら、今は忙しい時間ですので、早くお話頂ければ…」
魔王「なら言うが、何故勇者をそんな部屋に送った」
メイド長「……」
魔王「俺は一番良い部屋にしろと言ったはずだ。あんな部屋、下級魔族の使者が来た時に案内するような部屋だ」
メイド長「…あの人間に、そのようないい部屋に置く必要はないかと思いました」
メイド長「むしろ、血で汚れた時お掃除が大変ですので…」
魔王「……貴様」
メイド長「今頃、勇者はスープに入った毒のせいで血を吐いて床を転がってるはずです」
魔王「…………本当にそうだろうか」
メイド長「はい?」
バタン!
魔王「ああ、そこに座れ」
メイド長「恐れながら、今は忙しい時間ですので、早くお話頂ければ…」
魔王「なら言うが、何故勇者をそんな部屋に送った」
メイド長「……」
魔王「俺は一番良い部屋にしろと言ったはずだ。あんな部屋、下級魔族の使者が来た時に案内するような部屋だ」
メイド長「…あの人間に、そのようないい部屋に置く必要はないかと思いました」
メイド長「むしろ、血で汚れた時お掃除が大変ですので…」
魔王「……貴様」
メイド長「今頃、勇者はスープに入った毒のせいで血を吐いて床を転がってるはずです」
魔王「…………本当にそうだろうか」
メイド長「はい?」
バタン!
女勇者「……」
メイド長「勇者…!何故生きているんです」
メイドA「メイド長…申し訳ありません…」
女勇者「悪いけど、あんな毒の匂いがむんむんするスープなんて口にする気にならなくてね」
女勇者「大体、私にそんな贅沢な料理は合わない。もう少し素朴なものに変えて欲しくてね。文句をいいに来たよ」
魔王「くくっ、さすが、俺が認めた女だな。
メイド長「まさか…彼女が死なないだろうと信じて…」
魔王「人間を嫁にすると言ったのだ。良しとしない連中が居るのは当たり前だ」
魔王「お前がどいつの指示でこんなことをしたかは知らないが、俺の目を節穴と思った時がお前の運の尽きだな」
メイド長「勇者…!何故生きているんです」
メイドA「メイド長…申し訳ありません…」
女勇者「悪いけど、あんな毒の匂いがむんむんするスープなんて口にする気にならなくてね」
女勇者「大体、私にそんな贅沢な料理は合わない。もう少し素朴なものに変えて欲しくてね。文句をいいに来たよ」
魔王「くくっ、さすが、俺が認めた女だな。
メイド長「まさか…彼女が死なないだろうと信じて…」
魔王「人間を嫁にすると言ったのだ。良しとしない連中が居るのは当たり前だ」
魔王「お前がどいつの指示でこんなことをしたかは知らないが、俺の目を節穴と思った時がお前の運の尽きだな」
メイド長「……誰かの指示受けたわけではありません。私の意志です」
魔王「ほう…」
女勇者「私が魔王の妻になるのが不満ってかい」
メイド長「…私のご両親は人間によって殺された」
メイド長「魔王さまが幼い私にお情けをかけてくださってここまで生きてこれた」
メイド長「なのに、そんな魔王さまが人間を嫁ぐという。そんなことになっては、私のご両親の仇をとることが出来ないのです」
メイド長「人間がこの世から消え去るまで…私はあなたたちを許しません、人間」
女勇者「………」
魔王「ほう…」
女勇者「私が魔王の妻になるのが不満ってかい」
メイド長「…私のご両親は人間によって殺された」
メイド長「魔王さまが幼い私にお情けをかけてくださってここまで生きてこれた」
メイド長「なのに、そんな魔王さまが人間を嫁ぐという。そんなことになっては、私のご両親の仇をとることが出来ないのです」
メイド長「人間がこの世から消え去るまで…私はあなたたちを許しません、人間」
女勇者「………」
魔王「そんなにお前の恨みが強いものならメイド長。お前に機会をやろう」
メイド長「!」
魔王「お前を拾った時以来、もう一回だけの情けだ」
魔王「この場で勇者を殺すことができたら、許してやる」
魔王「もちろん、今回は勇者がただでやられてはくれぬだろうがな」ククク
メイド長「……」
魔王「さて、どうする、勇者、お前を殺そうとした奴だ。お前の好きにすれば良い」
女勇者「……」
メイド長「…人間……」
メイド長「!」
魔王「お前を拾った時以来、もう一回だけの情けだ」
魔王「この場で勇者を殺すことができたら、許してやる」
魔王「もちろん、今回は勇者がただでやられてはくれぬだろうがな」ククク
メイド長「……」
魔王「さて、どうする、勇者、お前を殺そうとした奴だ。お前の好きにすれば良い」
女勇者「……」
メイド長「…人間……」
女勇者「名前はあるかい?」
メイド長「名前なんてない。メイド長…ただそれだけよ」
女勇者「そう……ごめんね、メイド長」
メイド長「ふっ…もう良いわ」
メイド長「どうせ死ぬというのなら…結婚する前にあなたの顔に傷一つでも残してあげましょう。憎らしい人間の女!!」Eナイフ
メイド長「やああああ!!」
女勇者「ごめん…っ!」
メイド長「っ!」ガクシ
メイド長「名前なんてない。メイド長…ただそれだけよ」
女勇者「そう……ごめんね、メイド長」
メイド長「ふっ…もう良いわ」
メイド長「どうせ死ぬというのなら…結婚する前にあなたの顔に傷一つでも残してあげましょう。憎らしい人間の女!!」Eナイフ
メイド長「やああああ!!」
女勇者「ごめん…っ!」
メイド長「っ!」ガクシ
>>31
前作あるなら知りたいんだが
前作あるなら知りたいんだが
女勇者「…彼女を自分の部屋に連れて行ってもらえる?」
メイドA「は、はい」
魔王「ほう?殺さないのか?」
女勇者「……」
バシーン
魔王「!!」
女勇者「楽しいかい?人の気持ちで遊んだら…」
魔王「な……」
女勇者「人間の平和など関係ないとしたらね、あなたみたいな最低な男と結婚するのは御免さ」クルッ ガチャ
魔王「……なんだってんだ…」
メイドA「は、はい」
魔王「ほう?殺さないのか?」
女勇者「……」
バシーン
魔王「!!」
女勇者「楽しいかい?人の気持ちで遊んだら…」
魔王「な……」
女勇者「人間の平和など関係ないとしたらね、あなたみたいな最低な男と結婚するのは御免さ」クルッ ガチャ
魔王「……なんだってんだ…」
メイド長「……ぅぅ」
メイドA「メイド長」
メイド長「……はっ!」
メイド長「何故…生きて…勇者はどうなったの」
メイドA「勇者が…いえ、勇者さまがメイド長を気絶だけさせてここに運ぶように命じました」
メイド長「…情けをかけるつもり?」
女勇者「そんなつもりはないさ」
メイド長「!!」
女勇者「そう気を立てないでほしいね。話をしに来たのだからさ」
メイドA「メイド長」
メイド長「……はっ!」
メイド長「何故…生きて…勇者はどうなったの」
メイドA「勇者が…いえ、勇者さまがメイド長を気絶だけさせてここに運ぶように命じました」
メイド長「…情けをかけるつもり?」
女勇者「そんなつもりはないさ」
メイド長「!!」
女勇者「そう気を立てないでほしいね。話をしに来たのだからさ」
メイド長「…人間と話す言葉なんてない」
女勇者「…君みたいな娘を見たことがあるんだ。人間の方だけどね」
女勇者「あの娘は私を見て、自分も大きくなったら魔族たちを殺す勇者になると言ったんだ」
女勇者「私は絶対にそんなことしたら駄目と返した」
女勇者「そんな荒い事、女の子が言ってもやってもいけないことさ」
女勇者「そんな人間は、私一人で十分さ」
メイド長「……」
女勇者「君の人間への恨みほ深さは十分に分かったよ」
女勇者「でも、何も人間が悪いとか、魔族が悪いとかそういう話じゃないんだ」
女勇者「どうか、許してはもらえないかい?」
女勇者「…君みたいな娘を見たことがあるんだ。人間の方だけどね」
女勇者「あの娘は私を見て、自分も大きくなったら魔族たちを殺す勇者になると言ったんだ」
女勇者「私は絶対にそんなことしたら駄目と返した」
女勇者「そんな荒い事、女の子が言ってもやってもいけないことさ」
女勇者「そんな人間は、私一人で十分さ」
メイド長「……」
女勇者「君の人間への恨みほ深さは十分に分かったよ」
女勇者「でも、何も人間が悪いとか、魔族が悪いとかそういう話じゃないんだ」
女勇者「どうか、許してはもらえないかい?」
メイド長「貴様みたいな強い人間はわからないだろう」
メイド長「力がないってだけで殺されなければならなかった私の親たち。そして一人で残された私の悲しみ」
女勇者「だからって、人間すべてを恨むというのは、ただの八つ当たりじゃないのかい?」
メイド長「黙れ!貴様に何が分かるんだ」
女勇者「……そんなに人間が憎いなら仕方ないさ」
女勇者「だが、だからと言って全部は駄目だ。私一人で済ませてくれないかい?」
メイド長「…なんですって?」
メイド長「力がないってだけで殺されなければならなかった私の親たち。そして一人で残された私の悲しみ」
女勇者「だからって、人間すべてを恨むというのは、ただの八つ当たりじゃないのかい?」
メイド長「黙れ!貴様に何が分かるんだ」
女勇者「……そんなに人間が憎いなら仕方ないさ」
女勇者「だが、だからと言って全部は駄目だ。私一人で済ませてくれないかい?」
メイド長「…なんですって?」
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