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元スレ魔王「侵攻やめて欲しかったら勇者をうちに婿入りさせろ。」
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大臣「君が勇者くんだね。」
勇者「はい・・・、突然呼び出されましたが、なんでしょうか。」
大臣「実は・・・君に大事な話がある。」
大臣「我が国の国防と今後の魔族に対する政策に関連する重要な話だ。」
勇者「重要な・・・一体どんな(ゴクリ」
大臣「心して聞いてくれ・・・。」
勇者「・・・」
大臣「そろそろ身を固める気はないかね?」
勇者「見合いの話かよ!」
大臣「いやいやいや、我が国行く末を左右する重大な案件なんだよ。」
勇者「私に見合いを紹介することがですか?」
大臣「そうだ!それに君だって結婚したくないわけじゃないだろ。」
勇者「だとしても、こんなお城の重要そうな部屋に呼び出してまで話すことですか?」
大臣「当たり前だろ、だって・・・」
大臣「世間にバレたらとんでもないことになるし。」
勇者「絶対秘密にしなきゃいけない見合いってどんな見合いだよ!」
勇者「私に見合いを紹介することがですか?」
大臣「そうだ!それに君だって結婚したくないわけじゃないだろ。」
勇者「だとしても、こんなお城の重要そうな部屋に呼び出してまで話すことですか?」
大臣「当たり前だろ、だって・・・」
大臣「世間にバレたらとんでもないことになるし。」
勇者「絶対秘密にしなきゃいけない見合いってどんな見合いだよ!」
勇者「まあ、そこらへんは後々聞くとして、見合い写真とかはあるんですか?」
大臣「残念ながら、今ここにはない。」
勇者「え?見合いだったら普通用意してるでしょ、まさか相手方に話通ってないんですか?」
大臣「いや、そんなことはない、相手方にはちゃんと話は通してある、ただ・・・」
勇者「ただ?」
大臣「写真が出回ると国家機密の漏洩になっちゃうからさ・・・」
勇者「いったい何と見合いさせるつもりなんですか。」
大臣「残念ながら、今ここにはない。」
勇者「え?見合いだったら普通用意してるでしょ、まさか相手方に話通ってないんですか?」
大臣「いや、そんなことはない、相手方にはちゃんと話は通してある、ただ・・・」
勇者「ただ?」
大臣「写真が出回ると国家機密の漏洩になっちゃうからさ・・・」
勇者「いったい何と見合いさせるつもりなんですか。」
大臣「もちろんタダでとは言わない!」
勇者「人がカネ目当てで結婚するみたいな言い方やめてください!」
大臣「君のご家族の今後一切の税金の免除と、死亡するまで年金を支給します。」
勇者「うちの両親、もう死んでます!」
大臣「え?」
勇者「両親の生活を盾にすればなんとかなると思ったんでしょうがそうはいきません!」
大臣「だったらそのぶん君に全部謝礼として渡そう!」
勇者「・・・いやそんな・・・」
大臣「(こいつ一瞬『いいかも』って思ったな。)」
勇者「人がカネ目当てで結婚するみたいな言い方やめてください!」
大臣「君のご家族の今後一切の税金の免除と、死亡するまで年金を支給します。」
勇者「うちの両親、もう死んでます!」
大臣「え?」
勇者「両親の生活を盾にすればなんとかなると思ったんでしょうがそうはいきません!」
大臣「だったらそのぶん君に全部謝礼として渡そう!」
勇者「・・・いやそんな・・・」
大臣「(こいつ一瞬『いいかも』って思ったな。)」
勇者「さっきから不確定な要素が多すぎです、なぜ俺が見合いを受けるだけでそんな大金が用意 できるんだ!」
大臣「そ・・・それはだね・・・」
勇者「なんですか?もしかして見合い会場に爆弾を巻いて行って相手を殺せとでも言うんですか?」
大臣「・・・」
勇者「え?マジ?俺に死ねと?」
大臣「・・・でも結婚は人生の墓場って言うじゃない。」
勇者「なんのフォローにもなってないでしょ!」
大臣「そ・・・それはだね・・・」
勇者「なんですか?もしかして見合い会場に爆弾を巻いて行って相手を殺せとでも言うんですか?」
大臣「・・・」
勇者「え?マジ?俺に死ねと?」
大臣「・・・でも結婚は人生の墓場って言うじゃない。」
勇者「なんのフォローにもなってないでしょ!」
??「もうよい、私が全て話そう。」
大臣「お・・・王様・・・」
王様「突然呼び出してすまなかった、君には我が国の民のためにどうしても頼みたいことがある。」
勇者「なんですか?自爆テロですか?」
王様「そんな物騒なことではない、本当に我々は君に結婚して欲しいのだ。」
勇者「じゃあなぜ、秘密の会談でこんな大金を用意するんだ?」
王様「その相手が問題なのだ・・・君には魔族の王のところに婿入りしてもらいたい。」
勇者「え?」
大臣「お・・・王様・・・」
王様「突然呼び出してすまなかった、君には我が国の民のためにどうしても頼みたいことがある。」
勇者「なんですか?自爆テロですか?」
王様「そんな物騒なことではない、本当に我々は君に結婚して欲しいのだ。」
勇者「じゃあなぜ、秘密の会談でこんな大金を用意するんだ?」
王様「その相手が問題なのだ・・・君には魔族の王のところに婿入りしてもらいたい。」
勇者「え?」
王様「我が国の魔族との争いの状況は知っておろう、我が国は奴らの侵攻を食い止めるだけで精一杯だが、
奴らも戦力の疲弊が厳しいらしい、だから我らは停戦への道筋を探った。」
王様「そして秘密裏に魔族の王と書簡を交わし、停戦協定を結ぼうとした、そして奴らはそれに応じた。」
王様「その条件は、『和睦の証として魔王の王家に勇者の血族を迎え入れること』であった」
勇者「・・・」
王様「そして我々は君に魔族への婿入りを頼んだのだ。」
勇者「・・・」
大臣「わかってくれ、私達も望んでこんなことを頼んでいるわけではないんだ。」
勇者「・・・・」
大臣「人外娘と結婚だなんて、できることなら代わりたい」
勇者「あんたの性癖の話は聞いてない。」
奴らも戦力の疲弊が厳しいらしい、だから我らは停戦への道筋を探った。」
王様「そして秘密裏に魔族の王と書簡を交わし、停戦協定を結ぼうとした、そして奴らはそれに応じた。」
王様「その条件は、『和睦の証として魔王の王家に勇者の血族を迎え入れること』であった」
勇者「・・・」
王様「そして我々は君に魔族への婿入りを頼んだのだ。」
勇者「・・・」
大臣「わかってくれ、私達も望んでこんなことを頼んでいるわけではないんだ。」
勇者「・・・・」
大臣「人外娘と結婚だなんて、できることなら代わりたい」
勇者「あんたの性癖の話は聞いてない。」
勇者「しかしなぜ私なんですか?勇者の血族はもっとたくさんいる筈だ。」
王様「現在の魔王には娘しかおらん、なので女性の勇者は全員除外した。」
大臣「そして君も、勇者養成所にはいっただろ。」
王様「我が国では勇者の血族のものは国が運営する養成所に集め、素質にあった職業につかせる。」
大臣「そこでの成績を見た結果、君ならいなくなってもそんなに支障はないと判断した。」
勇者「お前、さっきの『望んでやってるわけじゃない』ってのは嘘だろ。」
王様「現在の魔王には娘しかおらん、なので女性の勇者は全員除外した。」
大臣「そして君も、勇者養成所にはいっただろ。」
王様「我が国では勇者の血族のものは国が運営する養成所に集め、素質にあった職業につかせる。」
大臣「そこでの成績を見た結果、君ならいなくなってもそんなに支障はないと判断した。」
勇者「お前、さっきの『望んでやってるわけじゃない』ってのは嘘だろ。」
>>25
このタイミングでいわれてもどっちに対してか迷うんだが
このタイミングでいわれてもどっちに対してか迷うんだが
こうゆうギャグってつまんねって思っても周りが褒め称えるとなんか面白いような気がしてくるからみんな褒め称えて
大臣「バカ言うな!できることなら私が身代わりになってるところだ!」
勇者「それは性的嗜好があってるからだろうが!」
大臣「それに、こういうことを行っては大変失礼だろうが、勇者の血族は大抵、戦闘の素質を見出され、戦場の最前線の兵士になったり、
魔法の素質を見出されて、究極魔法の研究所に送られているのに。」
大臣「君は辺境の弱い魔物しか侵入してこない森の見回りだ。支障がないっていわれても仕方ないだろ。」
勇者「・・・確かに他の親戚に比べて華々しい職場じゃない、でも森に迷い込んだ迷子や老人を探したり。」
勇者「スライムや幼生のラミアを追い払うのも重要な仕事じゃないのか?」
大臣「ごめん、話の腰折るけど幼生のラミアの出現場所だけ教えてくんない?」
勇者「王様、この人抜きで話進めてもらっていいですか。」
勇者「それは性的嗜好があってるからだろうが!」
大臣「それに、こういうことを行っては大変失礼だろうが、勇者の血族は大抵、戦闘の素質を見出され、戦場の最前線の兵士になったり、
魔法の素質を見出されて、究極魔法の研究所に送られているのに。」
大臣「君は辺境の弱い魔物しか侵入してこない森の見回りだ。支障がないっていわれても仕方ないだろ。」
勇者「・・・確かに他の親戚に比べて華々しい職場じゃない、でも森に迷い込んだ迷子や老人を探したり。」
勇者「スライムや幼生のラミアを追い払うのも重要な仕事じゃないのか?」
大臣「ごめん、話の腰折るけど幼生のラミアの出現場所だけ教えてくんない?」
勇者「王様、この人抜きで話進めてもらっていいですか。」
>>28
お前みたいに反応してくれる奴が一人でもいれば飽きる事はないよ^^
お前みたいに反応してくれる奴が一人でもいれば飽きる事はないよ^^
周りの嘲笑にもめげずに投下し続ける>>1さんかっけーっす!
>>33
半芝死ね
半芝死ね
王様「君がこんな理不尽な役回りを嫌がる気持ちはもちろんわかる、しかし今我が国は貴重な戦力を削ぐわけには行かないのだ。」
勇者「・・・」
王様「君も勇者養成所で学んだはずだ、勇者は民を守らねばならないと、この婚儀がすすめば多くの民を戦争の犠牲から救うことができるんだ。たのむ引き受けてくれ。」
勇者「わかりました、身を固めるのも悪く無いですしね」
王様「すまぬ、私のことを恨んでくれても構わない。」
勇者「言わないでください、民を救うのが勇者の使命、私もそれに貢献できるだけで嬉しいです。」
勇者「・・・」
王様「君も勇者養成所で学んだはずだ、勇者は民を守らねばならないと、この婚儀がすすめば多くの民を戦争の犠牲から救うことができるんだ。たのむ引き受けてくれ。」
勇者「わかりました、身を固めるのも悪く無いですしね」
王様「すまぬ、私のことを恨んでくれても構わない。」
勇者「言わないでください、民を救うのが勇者の使命、私もそれに貢献できるだけで嬉しいです。」
>>1見てるぞー
支援
支援
~数日後、馬車の中~
大臣「よく決断してくれた、王様は君への感謝を永遠に忘れないだろう。」 ゴトゴト
勇者「ところで大臣、結局見合い写真が来ませんでしたが、お相手はもちろん魔王の娘ですよね。」
大臣「そうだが、」
勇者「新聞で読んだことありますが、魔王の娘は確か二人いるはずですが・・・。」
勇者「ものすごい派手な格好と貴金属が大好きで、森を一瞬で焼き払うっていう第一王女のほうですか?」
大臣「いや、そちらではない。」
勇者「じゃあ、常に戦場の先陣をきって、ドラゴンも一人で狩ってしまうという第二王女のほう?」
大臣「そちらでもない。」
勇者「え?じゃあ相手ってのは?」
大臣「まだ一度も人前に出たことのない第三王女だそうだ。もしかしたらその二人よりもタチが悪いかもしれん。」
勇者「・・・」
大臣「本当によく決断してくれた、ありがとう」
勇者「いま言われても、素直に聞こえません。」
大臣「よく決断してくれた、王様は君への感謝を永遠に忘れないだろう。」 ゴトゴト
勇者「ところで大臣、結局見合い写真が来ませんでしたが、お相手はもちろん魔王の娘ですよね。」
大臣「そうだが、」
勇者「新聞で読んだことありますが、魔王の娘は確か二人いるはずですが・・・。」
勇者「ものすごい派手な格好と貴金属が大好きで、森を一瞬で焼き払うっていう第一王女のほうですか?」
大臣「いや、そちらではない。」
勇者「じゃあ、常に戦場の先陣をきって、ドラゴンも一人で狩ってしまうという第二王女のほう?」
大臣「そちらでもない。」
勇者「え?じゃあ相手ってのは?」
大臣「まだ一度も人前に出たことのない第三王女だそうだ。もしかしたらその二人よりもタチが悪いかもしれん。」
勇者「・・・」
大臣「本当によく決断してくれた、ありがとう」
勇者「いま言われても、素直に聞こえません。」
勇者「ところで、後ろの荷車にすごいたくさん荷物積んでるけど何です?」
大臣「ほら、婿入りってことは持参金が必要だろ」
勇者「なるほど、もしかして全部金塊ですか?」
大臣「そんなありきたりなものじゃないぞ。」
勇者「え、まさかヤバい薬とか?」
大臣「饅頭ありったけ積んで来いって。」
勇者「魔王甘党かよ。」
大臣「ほら、婿入りってことは持参金が必要だろ」
勇者「なるほど、もしかして全部金塊ですか?」
大臣「そんなありきたりなものじゃないぞ。」
勇者「え、まさかヤバい薬とか?」
大臣「饅頭ありったけ積んで来いって。」
勇者「魔王甘党かよ。」
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