元スレ女騎士「こんな侮辱は初めてだ! 結婚を申し込む!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
401 :
風呂出た支援
402 = 277 :
おかえり
404 :
仕事終わるまで落ちないでくれよ
405 = 211 :
王子「侵略戦だというのにずいぶんとのんびりしたものだな」
副官「東国軍の動きを待っているのかもしれませんな」
王子「うむ…」
副官「報告ではさらにもう一軍、東部への進軍を確認したとのことです」
王子「どこ辺りにだ?」
副官「中央です」
王子「中央…それが本隊か?」
副官「おそらくは…」
王子「ふむ…」
406 = 358 :
ざわ…
407 = 211 :
王子「第二兄上はともかく、兄上はどう対応しているのだ?」
副官「そのことで書簡が…」
王子「…東南部の敵をなんとかしろか?」
副官「似たようなものです。…隣国の軍を動かしてほしいと」
王子「………」
副官「最善は寸断でしょうが、脅かすそぶりだけでも進軍は遅らせられますからな」
王子「中央のみに集中したいのはわかる。俺もそれは考えた。…しかし、隣国軍か…」
副官「いかがいたしますか?」
王子「………」
410 = 211 :
団長「北方と東で軍が興ったと?」
騎士「はっ!現在、隣国は二面戦を強いられる形に…」
団長「二国の怪しい動きは聞いていたが…同時進攻か。よほど隣国を倒したいと見える」
騎士「我々は動かずとも良いのでしょうか?」
団長「国境を越えてまでの援護は約定にはない」
騎士「しかし…」
団長「よほどのことがない限り、隣国を…」
ザワザワ…
団長「ん?」
騎士「…なにやら騒がしいようですが…」
411 = 324 :
むう
412 :
ここまでできるもしもしもめずらしい
413 = 211 :
大臣「皆、ご苦労である」
団長「大臣様」
大臣「おお、団長殿か」
団長「はっ…しかし、何故このような所に…」
大臣「…現在の情勢を見るに、我が国の軍がこの場にいることは非常に大きな意味をもつ」
団長「はい。存じております」
大臣「ただし、動くならばだ。…残念なことにそれは我が軍には許されん。そういう約束だからな」
団長「………」
414 = 324 :
むう
416 = 211 :
大臣「これは政治的な問題なのだよ」
団長「では大臣様は今から隣国王の元へ行かれると?」
大臣「まさか…今からではとても間に合わんよ」
団長「では…」
大臣「軍事についてだけならば南部一帯を一任されている者がいるだろう?」
団長「…殿下ですか」
大臣「軍を動かす許可を得るだけならばそちらで十分と言えよう?」
団長「はっ…ではすぐに仕度を」
大臣「そうではないぃ…まったく愚直というか馬鹿というか…」
団長「…は?」
417 = 324 :
ぬうう
418 = 211 :
大臣「我々は頼られる側なのだよ」
団長「つまり…待つ、と?」
大臣「そうだ。その懇願に迅速に対応するために私はここに来たのだ」
団長「…了解しました」
大臣「…まぁ、それだけではないが…」
団長「大臣様、何か?」
大臣「いや、なんでもない。それより椅子を頼む。立ち話は腰が痛くて敵わん」
団長「はっ…今用意させます」
大臣「………」
419 = 220 :
むむ
420 = 211 :
副官「…と我が国は現在、非常に苦しい状況にあります」
大臣「わかっておる。して、我が軍は何をすればよいのか?」
副官「東南を進行中の敵軍があります。その横腹を食い破っていただきたい」
大臣「そちらの領地を進軍することになるが…よろしいか?」
副官「はっ…そのことに関しては領地を直轄される第三王子殿下の了承を得ております」
大臣「あいわかった。必ずやご期待に応えてみせよう」
副官「ありがとうございます。…しかし助かりました。大臣殿が前線にて我々を待っていて下さったとは…」
大臣「姫の嫁ぎ先として我れらが王は隣国のことは気にかけておられる」
副官「はっ…ありがたく」
421 = 401 :
どっちがどっちなのかわかんなくなってきた
隣国って言うのは文字通りで立場によってどっちの国かかわってるんだよね?
422 = 339 :
場面を~~で結ぶと分かりやすいかも
423 = 341 :
>>385がみんなの本心
424 = 211 :
女騎士「…我が軍に援軍を?」
姫「はい。先日受け取った手紙に…」
女騎士「なるほど…東南を抑えるのですね」
姫「それほど状況は厳しいのですか?」
女騎士「私は他国の騎士ですので、詳しくはわかりませんが…南方というのが問題なのだと思います」
姫「………」
女騎士「北、東に対応するため、南は軍備が手薄したから…」
姫「ではこれで勝てるのでしょうか?」
女騎士「はい、必ず。…我が軍が東南の敵を片付ければ後は陣容の厚い地域です。凌ぎ切ることでしょう」
425 :
ほう
426 = 425 :
ほほう
427 = 358 :
好きなように書いて大丈夫
430 = 401 :
寝るまえ支援
431 = 211 :
姫「そうですか…よかった…」
女騎士「これも姫様と殿下の婚約の実益でございましょう。きっと殿下もお喜びだと思います」
姫「…そのようなこと…」
女騎士「東南さえなんとかなれば殿下もこちらに戻ってこられると思うのですが…」
姫「………」
・
・
・
要塞
ワー!ワー!
王子「敵を門に取り付かせるな!…弓兵隊は何をモタモタしている!?」
部下「はっ!いましばらく…!」
王子「ぐぅ!!一体どういうことなのだ!?これは!?」
『墜とせぇ!』 『梯子をかけろぉ!!』
王子「これは…隣国の軍ではないか!!」
432 = 251 :
いやああああ
433 = 220 :
これは‥‥
434 = 358 :
ざわ…ざわ…
435 = 236 :
おおう
437 = 211 :
副官『案内はこの者に。貴殿らは我らが領地に疎い。土地勘のある者が必要だろう』
伝令『よろしくお願いいたします』
団長『かたじけない』
副官『私は殿下にこの吉報を伝えに戻ります。後はお願いいたします』
大臣『うむ。任せておけ』
団長『…大臣様もご一緒されるのですか?』
大臣『…また何かあると困るだろうからな。身辺警護はよろしく頼むぞ』
団長『はっ…では出陣!』
・
・
・
街道
大臣『今、どの辺りか?』
伝令『はっ!ここから東に4日ほどでおそらくは東国軍と接触するかと…』
438 = 404 :
王子死ぬなよ…死なないでくれよ!?
439 = 211 :
大臣『ではこの辺りか…よし』クィ
敵隊長『はっ!』
団長『……?』
ドスッ!
伝令『…え…?』
大臣『案内、ご苦労だった。ゆっくり休むといい』
団長『だ、大臣様!?一体何を…』
大臣『北西に転進せよ』
敵隊長『はっ!…全軍転進!』
団長『…これは…一体…』
大臣『…ああ、それと君は指揮官から降格だ。今後は部隊長として我が軍を支えてほしい』
団長『なん…ですと…!?』
442 = 211 :
団長『大臣様は隣国を裏切るおつもりか!?…このような時機を狙って…他国から我が国への信はどうなるとお考えか!?』
大臣『騎士団長ごときに政治の話などされたくはない』
団長『これは信義の問題です!…盟を結んだ相手の寝首をかくなど…豚にも劣る!』
大臣『一方的な盟約だ。そしてこれは盟約を破る、ではなく謀略をめぐらすというものだが?』
団長『そのような詭弁を…!』
443 = 211 :
大臣『それにこれもまた盟約なのだよ』
団長『…なにを…?』
大臣『北国、東国とのな。かりそめの盟を結び、しかるのち背をつく。すべては予定通りなのだ』
団長『…姫様を差し出したこともですか!?』
大臣『…隣国の力は大き過ぎる。ここで潰さねば我等が潰される。姫様もわかってくださるだろう』
団長『そのようなこと…王が認めるはずが…』
大臣『これは王の意思だ。…もうよい。下がれ』
団長『…できません!大臣様、今ならばまだ間に合います!何とぞ…』
大臣『………』クィ
445 :
>>441
ゴメンね~こんな感じのマジメなSSではお前みたくないので自重してね
446 = 211 :
王子「おのれ…!卑劣な真似を!」ドガッ!
副官「申し訳ありません…まさかこのような…いかような処罰も受ける覚悟で…」
王子「何を受ける必要があるか!?盟を反古にし、あまつさえ反逆をした奴らにこそ首を差し出す義務がある!」
副官「ははっ…しかしこの状況、いかに凌ぐか…」
王子「ぬぅ…」
副官「奇襲により伝令は出せず、裏切りの報が伝わったとしてこの状況で援軍は…」
王子「…数の上ではそこまで絶望的な差はない。南部全軍を結集できればの話だが…問題はそれを成せる者がいるかだ」
副官「………」
449 :
面白い。がんばって。
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