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    元スレ女騎士「こんな侮辱は初めてだ! 結婚を申し込む!」

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    155 :

    これはおもしろいな
    支援

    156 = 5 :

    今北
    状況kwsk

    158 = 12 :

    王子「姫を人形にした直接の責任はお前の国の王にある」

    騎士「な…!?無礼な…!」

    王子「誰に嫁ぐかは問題ではない。何の為に嫁ぐかが問題なのだ」

    騎士「…ならばなおさら殿下のせいではありませんか!?姫様を嫁にと望んだのはそちらの…!」

    王子「確かに我が国は長期的な停戦を求めて婚姻を求めた。…ではそちらは何を求めたのだ?」

    騎士「それは…こちらも停戦を…」

    王子「我が国からの攻撃を避けたかっただけだろう?」

    騎士「……!」

    160 :

    支援しとこう

    161 = 128 :

    おっと

    162 = 128 :

    165 = 12 :

    王子「俺が道具としての姫を求めたことは否定しない。しかし、それは婚姻の儀をすませた時点でほとんど終わっているのだ」

    王子「自身を殺して国の為にあれ。今、姫を縛りつけているのは…」

    騎士「…黙れ!」

    王子「………」

    騎士「貴様が姫様を利用していることに変わりはない!」

    王子「…すまんな。こんな話をするつもりではなかったのだが…」

    騎士「………」

    王子「…今日はここまでにしよう。また何かあれば呼ぶ。…ではな」



    騎士「………」

    騎士「…くそっ!」ドガッ!

    168 = 128 :

    169 = 12 :

    大臣「陛下、姫に追従した者より書簡が…」

    「ふむ…」

    大臣「…どうやら落ち着いたようですな」

    「そのようだな…」

    大臣「…しかし真によろしいので?」

    「くどい。…子はまた作ればよい。しかし、国はそうはいかん」

    大臣「………」

    「…隣国の力は強大だ。このままではいずれ近隣諸国は併呑される。むろん、我が国もな」

    大臣「…はい」

    「…やれ。時機はお前に任せる」

    大臣「はっ…」

    「失敗は許されん。わかっておるな?」

    大臣「…必ず」

    170 = 62 :

    さて、きな臭くなってまいりました。

    172 = 12 :

    騎士「姫様、こちらにはもう慣れましたでしょうか?」

    「ええ、皆とても良くしてくださいますから…」

    騎士「………」

    「………」

    騎士「…姫様」

    「なんでしょう?」

    騎士「姫様はこの婚姻をどうお考えなのでしょうか?」

    「………」

    騎士「………」

    「…仕方のないことだと思います」

    174 :

    ふむ

    175 = 12 :

    「ですが私が犠牲となることで国が救われるならば…」

    騎士「犠牲など…そのようなことは…」

    「…良いのです。私も王女として生まれた身、自身の価値がどのようなものかくらいは理解しているつもりです」

    騎士「自ら道具であることを認めるというのですか!?それでは…!」

    「それ以外に誰が私に何を望むというのです…?」

    騎士「…姫様…」

    使用人『姫様ー、そろそろ休憩のお時間は…』

    「…わかりました。すぐに行きます」

    騎士「………」

    176 = 62 :

    177 = 12 :

    副官「なに?また東国が?」

    伝令「はっ!…国境付近に駐屯していたらしい部隊と小規模ながら戦闘があったとの報です」

    副官「本格的な進攻ではないのか?」

    伝令「あまりまともに戦う様子ではなかったと…」

    副官「ふむ…」

    伝令「北方でも緊張が高まっているとのことです…まさか二国による…」

    副官「それは我々の考えることではない。…一刻も早く殿下に伝えろ」

    伝令「はっ!」

    副官「………」

    178 = 60 :

    ほうほう

    179 = 62 :

    180 = 12 :

    王子「…姫を愛せだと?」

    騎士「はい。…姫様はひどく孤独でいらっしゃいます。ですから自らを道具であるかのように…」

    王子「………」

    騎士「姫様は誰かに必要とされたいのです。ですから…」

    王子「…馬鹿馬鹿しい」

    騎士「な…!」

    王子「そんなことに付き合うほど俺は暇ではない」

    騎士「…未来の奥方となるお方なのですよ!?それを…!」

    王子「…俺は第三王子だ」

    181 = 122 :

    むむ

    183 = 62 :

    184 = 12 :

    王子「王家の血という意味でならば、俺は兄上の替え玉に過ぎん」

    騎士「……?」

    王子「だが将軍としてならば第二兄上を凌ぎ、兄上と同列だ。…わかるか?」

    騎士「…話が見えませんが…」

    王子「必要とされたいのならば価値を示せという意味だ」

    騎士「………」

    王子「まぁ示す気がなくとも、見出だされる場合もあるがな…いずれにしろ俺から見て姫にはなんの魅力もない」

    騎士「しかし…」

    王子「妻を愛することは夫の責か?残念だが、俺にそんな価値観はない。必要ないものを大事に囲う収集家でも、ない」

    187 = 12 :

    騎士「っ…!」

    王子「…睨んでも俺は動かんぞ?

    騎士「…失礼しま…」

    王子「何も俺だけが姫の支柱候補ではあるまいに…」

    騎士「…なんだと!?」

    王子「うん?」

    騎士「殿下は…姫に姦通しろとおっしゃるのか!?」

    王子「…姦通?…くっくっく…はーっはっはっ!」

    騎士「な、何がおかしい!」

    王子「い、いやすまん…あまりにも突拍子のない言葉が飛び出したのでな…」

    騎士「…突拍子のない…?」

    王子「くっくっく…」

    騎士「で、殿下…!?」

    188 :

    セイバーとギルで再生された

    190 = 12 :

    王子「王女を支えるのは男だけ、とは…お前は存外、ロマンチストのようだなぁ…?」

    騎士「…うっ…」

    王子「勇ましく構えていても中身は少女といった所か…」

    騎士「…殿下!」

    王子「わかった、わかった。もう止めにする」

    騎士「…本当にお人が悪い…」

    王子「…聞こえているぞ?

    騎士「…聞こえるように言ったのです」

    王子「…ふむ」

    191 :

    紫煙

    192 = 189 :

    深夜は本当すぐ落ちるな

    194 = 12 :

    「………」

    騎士「姫様?」

    「…はい?何か…」

    騎士「よろしければ…お茶でもご一緒しませんか?」

    「お茶?貴女と?」

    騎士「はい」

    「………」



    修道院 中庭

    「しかし…急にどうしたのです?今までこんなことは一度も…」

    騎士「恥ずかしながら…」

    「……?」

    195 = 62 :

    196 = 189 :


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