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元スレ女騎士「こんな侮辱は初めてだ! 結婚を申し込む!」
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王子「諸事情により我が軍は再編をすることになった。部隊長は…」
伝令「殿下…」
王子「なんだ?北か東に動きでもあったか?」
伝令「いえ…姫様からお手紙が…」
王子「なに?」
・
・
・
要塞 私室
王子「…手紙、な」
『失礼します』
伝令「殿下…」
王子「なんだ?北か東に動きでもあったか?」
伝令「いえ…姫様からお手紙が…」
王子「なに?」
・
・
・
要塞 私室
王子「…手紙、な」
『失礼します』
王子「入れ」
副官「はっ!各部隊長より軍備の詳細が…」
王子「急がせずともよかったものを…どのみち、使者を送り帰さねば指示など出せん」
副官「殿下の指導の賜物でしょう。いかなるときも我が軍は…」
王子「…お前まで世辞を言うのか?要塞の軍はお前に一任してあっただろうが」
副官「…申し訳ありません。出過ぎた真似を…」
王子「いや…お前を狸どもと一緒くたにはできんな。…すまなかった」
副官「…いえ」
王子「………」ビリッ…
副官「……?」
副官「はっ!各部隊長より軍備の詳細が…」
王子「急がせずともよかったものを…どのみち、使者を送り帰さねば指示など出せん」
副官「殿下の指導の賜物でしょう。いかなるときも我が軍は…」
王子「…お前まで世辞を言うのか?要塞の軍はお前に一任してあっただろうが」
副官「…申し訳ありません。出過ぎた真似を…」
王子「いや…お前を狸どもと一緒くたにはできんな。…すまなかった」
副官「…いえ」
王子「………」ビリッ…
副官「……?」
副官「そちらは…北、東国方面の報告でしょうか?」
王子「…個人的な手紙だ。返事くらいは書かねばならんだろう」
副官「さようですか」
王子「まったく、余計な仕事を…」
副官「…お邪魔のようですので私はこれで」
王子「うむ。…この手紙以外に伝令はなかった。明日も予定通り行軍する」
副官「はっ」
王子「…個人的な手紙だ。返事くらいは書かねばならんだろう」
副官「さようですか」
王子「まったく、余計な仕事を…」
副官「…お邪魔のようですので私はこれで」
王子「うむ。…この手紙以外に伝令はなかった。明日も予定通り行軍する」
副官「はっ」
女騎士「姫様!」
姫「はい、何か…」
女騎士「殿下よりお手紙のお返事が…!」
姫「…ほ、本当ですか…?」
女騎士「はい、こちらに第三王子と…」
姫「………」
女騎士「…お邪魔になるといけませんので私はこれで…」
姫「ま、待ってください!」
女騎士「…姫様?」
姫「…怖いのです…さ、先に見てもらえませんか?」
女騎士「…しかし…」
姫「はい、何か…」
女騎士「殿下よりお手紙のお返事が…!」
姫「…ほ、本当ですか…?」
女騎士「はい、こちらに第三王子と…」
姫「………」
女騎士「…お邪魔になるといけませんので私はこれで…」
姫「ま、待ってください!」
女騎士「…姫様?」
姫「…怖いのです…さ、先に見てもらえませんか?」
女騎士「…しかし…」
女騎士「良いですか、姫様?同時にですよ?目をつむってはなりませんよ?」
姫「…は、はい」
女騎士「………」ガサッ…
『親愛なる我が妻へ
女騎士「…姫様…!」
姫「あ……」
まずはそこにいるであろう女騎士。お節介、まことにご苦労。
女騎士「…これ…は…」
姫「………」
話…いや、筆が逸れたな。しかし、慣れない我が国の文字で……
姫「………」ガサッ…
姫「………」ガサッ…
女騎士「…姫様」
姫「…は、はい」
女騎士「………」ガサッ…
『親愛なる我が妻へ
女騎士「…姫様…!」
姫「あ……」
まずはそこにいるであろう女騎士。お節介、まことにご苦労。
女騎士「…これ…は…」
姫「………」
話…いや、筆が逸れたな。しかし、慣れない我が国の文字で……
姫「………」ガサッ…
姫「………」ガサッ…
女騎士「…姫様」
王子「我々はここまでだ」
大臣「お見送り、感謝いたします」
王子「当然のことだ。…駐屯する軍についての詳細は必ず俺の元に送れ」
大臣「心得ております」
団長「はっ!」
王子「…それと王にもよろしくと伝えてほしい」
大臣「ははっ…」
王子「………」
副官「殿下、そろそろ…」
王子「わかった。…それでは隣国城までの道のり、何もないとは思うが気をつけて……」
大臣「お見送り、感謝いたします」
王子「当然のことだ。…駐屯する軍についての詳細は必ず俺の元に送れ」
大臣「心得ております」
団長「はっ!」
王子「…それと王にもよろしくと伝えてほしい」
大臣「ははっ…」
王子「………」
副官「殿下、そろそろ…」
王子「わかった。…それでは隣国城までの道のり、何もないとは思うが気をつけて……」
>>357の状況がよくわからない
>>361
姫と女騎士が隣り合って手紙を読んでいるんだろ
姫と女騎士が隣り合って手紙を読んでいるんだろ
>>362
それは分かるがガサッ…の意味が分からん
それは分かるがガサッ…の意味が分からん
昨日から頑張るな
しかもケータイで
みんなその間仕事なり学校なり行ってるけどな
しかもケータイで
みんなその間仕事なり学校なり行ってるけどな
>>363
姫が自分で手紙をめくってるんだろ
姫が自分で手紙をめくってるんだろ
副官「再編はどのように?」
王子「全体を守備するには兵が圧倒的に足りん。南部守備の要である要塞に集中させる」
副官「はっ…ではそのように」
王子「俺は城に一度戻るが…その後は適時往復する」
副官「了承しました」
王子「よし、大筋は決まったな。後は…これだ」
副官「…またお手紙ですか?」
王子「…のようだな。この間の返事らしい」
副官「それは…ようございましたね?」
王子「馬鹿を言え。誤字脱字が多過ぎて読むだけでも大変なのだぞ?…修道院は何を教えているのだ…」ガサッ…
副官「………」
王子「全体を守備するには兵が圧倒的に足りん。南部守備の要である要塞に集中させる」
副官「はっ…ではそのように」
王子「俺は城に一度戻るが…その後は適時往復する」
副官「了承しました」
王子「よし、大筋は決まったな。後は…これだ」
副官「…またお手紙ですか?」
王子「…のようだな。この間の返事らしい」
副官「それは…ようございましたね?」
王子「馬鹿を言え。誤字脱字が多過ぎて読むだけでも大変なのだぞ?…修道院は何を教えているのだ…」ガサッ…
副官「………」
女騎士「殿下、姫様よりお手紙です」
王子「…城にいるときまで手紙でやり取りする必要があるか?」
女騎士「姫様は自由に外出ができないのです。殿下との繋がりは手紙でしか…」
王子「お前がたきつけたのだろうが…」
女騎士「…お嫌なのですか?」
王子「俺が返事を書くのは礼儀のためだ。そこに嫌いも好きもない」
女騎士「………」
王子「…なんだ?」
女騎士「これは姫様なりの自己表現なのです。…それはお忘れないようお願いします」
王子「………」
王子「…城にいるときまで手紙でやり取りする必要があるか?」
女騎士「姫様は自由に外出ができないのです。殿下との繋がりは手紙でしか…」
王子「お前がたきつけたのだろうが…」
女騎士「…お嫌なのですか?」
王子「俺が返事を書くのは礼儀のためだ。そこに嫌いも好きもない」
女騎士「………」
王子「…なんだ?」
女騎士「これは姫様なりの自己表現なのです。…それはお忘れないようお願いします」
王子「………」
女騎士「そういえば…」
王子「今度はなんだ?報告が済んだのなら…」
女騎士「我が国との共同作戦の噂を耳にしました」
王子「…アレはそんなものではない」
女騎士「ついに戦が始まるのでしょうか?」
王子「…隣国からの提案は守備的なものだ。…これを好機と見て戦を仕掛けることは考えにくいのだが…」
女騎士「……?」
王子「…報告によれば北で軍が興った」
女騎士「…北で…」
王子「ついに始まるようだ」
王子「今度はなんだ?報告が済んだのなら…」
女騎士「我が国との共同作戦の噂を耳にしました」
王子「…アレはそんなものではない」
女騎士「ついに戦が始まるのでしょうか?」
王子「…隣国からの提案は守備的なものだ。…これを好機と見て戦を仕掛けることは考えにくいのだが…」
女騎士「……?」
王子「…報告によれば北で軍が興った」
女騎士「…北で…」
王子「ついに始まるようだ」
女騎士「東国ではないのですか?」
王子「…同盟を結んだとの話は聞いていないが…うるさい東のハエのことだ。便乗してきてもおかしくはないな」
女騎士「二面戦とは…」
王子「兄上達は大変だろうな…しかし今の状態ではただ信じる他ない」
女騎士「…軍の縮小の話は本当だったのですね」
王子「…俺の仕事は南部各地の火消しくらいだろう。…楽なものだ」
女騎士「………」
王子「…同盟を結んだとの話は聞いていないが…うるさい東のハエのことだ。便乗してきてもおかしくはないな」
女騎士「二面戦とは…」
王子「兄上達は大変だろうな…しかし今の状態ではただ信じる他ない」
女騎士「…軍の縮小の話は本当だったのですね」
王子「…俺の仕事は南部各地の火消しくらいだろう。…楽なものだ」
女騎士「………」
姫「…それで間違いを指摘されたのですが…」
女騎士「………」
姫「…どうかしたのですか?」
女騎士「いずれ姫様の耳にも入りますかと思いますが…」
姫「…はい」
女騎士「…北方で戦が始まるようです」
姫「…戦が…」
女騎士「あまりこの地域に影響はないとのことですが…多少は空気も張り詰めましょう」
姫「…そうかもしれませんね。ここにいる者は皆、噂好きですから…」
女騎士「しかし、ご心配には及ばないとだけお心にお留めください」
姫「わかりました」
女騎士「………」
姫「…どうかしたのですか?」
女騎士「いずれ姫様の耳にも入りますかと思いますが…」
姫「…はい」
女騎士「…北方で戦が始まるようです」
姫「…戦が…」
女騎士「あまりこの地域に影響はないとのことですが…多少は空気も張り詰めましょう」
姫「…そうかもしれませんね。ここにいる者は皆、噂好きですから…」
女騎士「しかし、ご心配には及ばないとだけお心にお留めください」
姫「わかりました」
王子「…やはりな」
部隊長「東も動きましたか?」
王子「うむ。…しかし、東南方面とは…隣国の牽制とやらもたいしたことはなかったか」
部隊長「なぜ東南から…首都や第一王子殿下の城からはずいぶんと離れておりますが…」
王子「それに隣国軍とも近いな。陽動…か?」
部隊長「本隊は北と?」
王子「北国と呼応する形での進攻だ。二国間で何か約定があってもおかしくはない」
部隊長「………」
王子「…とりあえずはこの東南からの軍だけは注視する必要がありそうだな」
部隊長「はっ!」
部隊長「東も動きましたか?」
王子「うむ。…しかし、東南方面とは…隣国の牽制とやらもたいしたことはなかったか」
部隊長「なぜ東南から…首都や第一王子殿下の城からはずいぶんと離れておりますが…」
王子「それに隣国軍とも近いな。陽動…か?」
部隊長「本隊は北と?」
王子「北国と呼応する形での進攻だ。二国間で何か約定があってもおかしくはない」
部隊長「………」
王子「…とりあえずはこの東南からの軍だけは注視する必要がありそうだな」
部隊長「はっ!」
コンコン…
『女騎士です』
王子「入れ」
女騎士「はっ…御呼びとのことですが、何か?」
王子「俺はしばらく要塞で指揮を取る。何かあればそこに連絡をしろ」
女騎士「わかりました」
王子「それと…」
女騎士「………」
王子「いつもの手紙だ。…ついでに持って行け」
女騎士「はっ!ありがとうございます!」
『女騎士です』
王子「入れ」
女騎士「はっ…御呼びとのことですが、何か?」
王子「俺はしばらく要塞で指揮を取る。何かあればそこに連絡をしろ」
女騎士「わかりました」
王子「それと…」
女騎士「………」
王子「いつもの手紙だ。…ついでに持って行け」
女騎士「はっ!ありがとうございます!」
ドガラッ…
王子「………」
副官「殿下、お待ちしておりました」
王子「すぐに軍議…というほどのものではないが、とにかく状況を把握したい」
副官「はっ…こちらへ」
・
・
・
要塞 指令室
副官「現在、北方では睨み合いが続いております」
王子「それは知っている。三日前にも同じ報を受けた。…本格的な戦闘はまだなのか?」
副官「はい」
王子「………」
副官「殿下、お待ちしておりました」
王子「すぐに軍議…というほどのものではないが、とにかく状況を把握したい」
副官「はっ…こちらへ」
・
・
・
要塞 指令室
副官「現在、北方では睨み合いが続いております」
王子「それは知っている。三日前にも同じ報を受けた。…本格的な戦闘はまだなのか?」
副官「はい」
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