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元スレコナン「探偵をやめて犯罪者になる」

みんなの評価 : ★★★
レスフィルター : (試験中)
文章しっかりしてるけど、無茶苦茶な展開がカオスを起こして面白い
コナン(博士のプレゼンの様子(>>126)から尿意を察し――)
コナン(奴を殺すため、トイレの個室に潜んでたいたが――)
コナン(まさかジン……てめぇまでついてくるとはな!!)
2人とも……この《蹴力増強靴(MAX)》でぶっ殺してやるぜ!
コナン「鉛玉――いっけぇえええええええッッッッ!!!!」
『ズゴォオオオオオオオオンッッッッッ!!!!!』
博士「ぐはぁあああああッッ!!!!!」ピシャアアアッッ
コナン(なっ……外れたッ!? 先にジンを殺すつもりが……!)
ジン「このガキッ……!! アガサによくも――」カチャ
コナン(やべぇ……! 先に撃たれr――)
『バチバチバチッッッッッッ!!!!』『ふっ……』
コナン(な、何だ……急に照明が……!?)
ジン(くっ……《停電》だと……!?)
『……きゃあああああああああああ……!!』
ジン「……!?」 コナン(……悲鳴ッ……!?)
コナン(奴を殺すため、トイレの個室に潜んでたいたが――)
コナン(まさかジン……てめぇまでついてくるとはな!!)
2人とも……この《蹴力増強靴(MAX)》でぶっ殺してやるぜ!
コナン「鉛玉――いっけぇえええええええッッッッ!!!!」
『ズゴォオオオオオオオオンッッッッッ!!!!!』
博士「ぐはぁあああああッッ!!!!!」ピシャアアアッッ
コナン(なっ……外れたッ!? 先にジンを殺すつもりが……!)
ジン「このガキッ……!! アガサによくも――」カチャ
コナン(やべぇ……! 先に撃たれr――)
『バチバチバチッッッッッッ!!!!』『ふっ……』
コナン(な、何だ……急に照明が……!?)
ジン(くっ……《停電》だと……!?)
『……きゃあああああああああああ……!!』
ジン「……!?」 コナン(……悲鳴ッ……!?)
◆12時30分://米花ビル/某階/準備室◆
中森(くっ……真っ暗で何も見えない……)
中森(おのれ……キッドの奴めっっ!!!)
中森「おい照明班!! 早く予備電源に切り替えろ!!」
『は、はい……あと数秒で切替わります……!!』
中森(落ち着け……この階には窓がないんだ……!)
中森(それ故に昼間でも停電策が使えるが――)
中森(同時に逃走経路も限られてくるはず……!!)
中森(それに奴が誰になりすましていたか――)
中森(それはもう分かっているんだ!!)
中森(何せ奴は私の目の前で――)
中森(堂々と《BJ》に触れていたのだから……!!)
『だ……ダメです!! 電気がつきません!!』
中森「な、なにぃいいいいい!!?」
中森(くっ……真っ暗で何も見えない……)
中森(おのれ……キッドの奴めっっ!!!)
中森「おい照明班!! 早く予備電源に切り替えろ!!」
『は、はい……あと数秒で切替わります……!!』
中森(落ち着け……この階には窓がないんだ……!)
中森(それ故に昼間でも停電策が使えるが――)
中森(同時に逃走経路も限られてくるはず……!!)
中森(それに奴が誰になりすましていたか――)
中森(それはもう分かっているんだ!!)
中森(何せ奴は私の目の前で――)
中森(堂々と《BJ》に触れていたのだから……!!)
『だ……ダメです!! 電気がつきません!!』
中森「な、なにぃいいいいい!!?」
『おそらく……照明の方が死んでいるのかと……!!』
『キッドの奴は――発電所やブレーカー、照明機器でなく――』
『変電所、送電線の方に細工をしていたと考えられます!!』
『変電処理をスルーした高圧電流をそのまま流すことで――』
『館内全ての電気機器を破壊したのでしょう!』
中森(くっ……なんて大掛かりなことを……!!)
中森「……こうなったら全員懐中電灯を持って階段を張れ!!」
中森「この階には窓がない! それ故に逃走経路は階段だけ――」
中森「階段さえ張ってれば、奴を逃がすことはないんだ!!」
和葉(うわ……何か知らんけど、変なことに巻き込まれてしもた……)
和葉「平次、蘭ちゃん、園子ちゃん……どこにおるー?」タタタ
服部「……ちょっ……今はあかんて……キッドの奴が……!」ボソッ
園子「ふふっ……こんな時だから興奮するんでしょ……」ボソッ
和葉(えっ……この声……平次と……園子ちゃん……?)
『キッドの奴は――発電所やブレーカー、照明機器でなく――』
『変電所、送電線の方に細工をしていたと考えられます!!』
『変電処理をスルーした高圧電流をそのまま流すことで――』
『館内全ての電気機器を破壊したのでしょう!』
中森(くっ……なんて大掛かりなことを……!!)
中森「……こうなったら全員懐中電灯を持って階段を張れ!!」
中森「この階には窓がない! それ故に逃走経路は階段だけ――」
中森「階段さえ張ってれば、奴を逃がすことはないんだ!!」
和葉(うわ……何か知らんけど、変なことに巻き込まれてしもた……)
和葉「平次、蘭ちゃん、園子ちゃん……どこにおるー?」タタタ
服部「……ちょっ……今はあかんて……キッドの奴が……!」ボソッ
園子「ふふっ……こんな時だから興奮するんでしょ……」ボソッ
和葉(えっ……この声……平次と……園子ちゃん……?)
和葉(……まさか……平次が東京に作った女って……)
服部「……あ……そこ……ぁかん……///」
園子「ほら……服部君だって……気持ちよさそうじゃない……?」ギュ
服部「あ、アホ……近くに和葉がおるかもしれんのやぞ……///」
園子「ふふっ……それはそれで面白いと思うけど……」スリスリ
和葉「……平……次? ……園子……ちゃん?」
服部「か、和葉!? そこにおるんか!? ぁうっ……///」
園子「あちゃー……本当に近くにいたなんてね……」ニヤリ
和葉「ちょっと!! どういうことなん2人ともっ……!!!」
服部「お、落ち着け和葉……!!」
服部「これはやな……その……深い深いワケがあって……」
園子「そうよ――和葉ちゃんがボヤボヤしてるから――」
園子「私が先に、彼の童貞――貰ってあげたの……」
和葉「……ッ!!!?」
服部「……あ……そこ……ぁかん……///」
園子「ほら……服部君だって……気持ちよさそうじゃない……?」ギュ
服部「あ、アホ……近くに和葉がおるかもしれんのやぞ……///」
園子「ふふっ……それはそれで面白いと思うけど……」スリスリ
和葉「……平……次? ……園子……ちゃん?」
服部「か、和葉!? そこにおるんか!? ぁうっ……///」
園子「あちゃー……本当に近くにいたなんてね……」ニヤリ
和葉「ちょっと!! どういうことなん2人ともっ……!!!」
服部「お、落ち着け和葉……!!」
服部「これはやな……その……深い深いワケがあって……」
園子「そうよ――和葉ちゃんがボヤボヤしてるから――」
園子「私が先に、彼の童貞――貰ってあげたの……」
和葉「……ッ!!!?」
園子「だってズルイと思わない?」
園子「私や蘭は想い人に会いたくても会えないのに――」
園子「和葉ちゃんだけは、毎日好きなときに会えるのよ?」
園子「なのに2人とも、腐れ縁だの何だのって強がっちゃって……」
園子「見てる側としては、腹が立ってしょうがなかったわ!」
和葉「……ッ!!」
園子「だから私は服部君を寝取った……それだけのことよ……」
和葉「……そんな……ひどすぎやで……園子ちゃん……」グスン
服部「か、和葉! すまん! 魔が差しただけなんや……!!」
服部「こんな時になんやけど、俺はやっぱりお前の方が――」
和葉「もういい!! 2人で幸せになればええやろ!?」グスン
和葉「2人とも……もう私に関わらんといて!!!」タタタ
服部「和葉!!! 待てやコラッ!! 俺の話を聞け!!」
園子「ふふっ……暗闇で走ったら、危ないのにね……」
園子「私や蘭は想い人に会いたくても会えないのに――」
園子「和葉ちゃんだけは、毎日好きなときに会えるのよ?」
園子「なのに2人とも、腐れ縁だの何だのって強がっちゃって……」
園子「見てる側としては、腹が立ってしょうがなかったわ!」
和葉「……ッ!!」
園子「だから私は服部君を寝取った……それだけのことよ……」
和葉「……そんな……ひどすぎやで……園子ちゃん……」グスン
服部「か、和葉! すまん! 魔が差しただけなんや……!!」
服部「こんな時になんやけど、俺はやっぱりお前の方が――」
和葉「もういい!! 2人で幸せになればええやろ!?」グスン
和葉「2人とも……もう私に関わらんといて!!!」タタタ
服部「和葉!!! 待てやコラッ!! 俺の話を聞け!!」
園子「ふふっ……暗闇で走ったら、危ないのにね……」
中森「……何? キッドが階段に現れない?」
『え、ええ……先程から見張ってるのですが、全く……』
中森(くっ……奴は一体どこから――)ガッ
中森「おわっ……!!」バタッ
『ど、どうしました!?』
中森「ああ、心配ない。何かに躓いただけだ……」
中森「……ったく。何なんだこの白いのは……」
【文句を垂れながら、懐中電灯を真下に向けた中森――】
中森「なっ……ナニィいいいいいいいい!!!?」
キッド「……ぅ……がぁ……」ポタポタポタ
【そこには、血まみれで倒れている怪盗キッドがいた】
~前編・完~
『え、ええ……先程から見張ってるのですが、全く……』
中森(くっ……奴は一体どこから――)ガッ
中森「おわっ……!!」バタッ
『ど、どうしました!?』
中森「ああ、心配ない。何かに躓いただけだ……」
中森「……ったく。何なんだこの白いのは……」
【文句を垂れながら、懐中電灯を真下に向けた中森――】
中森「なっ……ナニィいいいいいいいい!!!?」
キッド「……ぅ……がぁ……」ポタポタポタ
【そこには、血まみれで倒れている怪盗キッドがいた】
~前編・完~
◆12時40分://米花ビル/某階/トイレ◆
【暗闇の中、ウォッカに電話を掛けるジン】
ジン「……ああ。例のコソ泥に巻き込まれたみてぇだ」
ジン「さっき、フロアを回ってみたが――」
ジン「全ての階段に、犬が張り付いてやがる……」
ジン「あの様子じゃ、身体検査は免れねぇだろう」
『じゃ、じゃあ、兄貴はどうやってそこから出るつもりで……?』
ジン「ふっ……心配するな。堂々と出てやるまでだ……」
ジン「まぁ……チャカはここに置いていくハメになるがな……」
『そ、そうですかい……』
ジン「……それより、例のSNSの件はどうなった?」
『あぁ……実はそれが、残念な結果になってしまいまして……』
ジン「……残念な結果だと?」
【暗闇の中、ウォッカに電話を掛けるジン】
ジン「……ああ。例のコソ泥に巻き込まれたみてぇだ」
ジン「さっき、フロアを回ってみたが――」
ジン「全ての階段に、犬が張り付いてやがる……」
ジン「あの様子じゃ、身体検査は免れねぇだろう」
『じゃ、じゃあ、兄貴はどうやってそこから出るつもりで……?』
ジン「ふっ……心配するな。堂々と出てやるまでだ……」
ジン「まぁ……チャカはここに置いていくハメになるがな……」
『そ、そうですかい……』
ジン「……それより、例のSNSの件はどうなった?」
『あぁ……実はそれが、残念な結果になってしまいまして……』
ジン「……残念な結果だと?」
『ええ。企業から、情報を買うまでは良かったんですが……』
『結局、例のアカウントは《成りすまし》だったんです……』
ジン「……そうか……そいつは残念だ……」
『……兄貴……これからどうしやしょうか……?』
ジン「ちなみに、その成りすまし犯はどこのどいつだ?」
『……米花市○○に住む、円谷って奴だそうですが……』
ジン「近いな……じゃあ今からそこに行くぞ」
『えっ? でもソイツは、ただの一般人ですぜ?』
ジン「だが、工藤新一に成りすましたってことは――」
ジン「奴のことで何か知ってる可能性があるってことだろ?」
ジン「手掛かりのない今、そこまで無駄足にはならねーよ」
『……分かりやした。じゃあ今から米花ビルに向かいます……』
ジン「ああ……1時間以内に来い……」ピッ
『結局、例のアカウントは《成りすまし》だったんです……』
ジン「……そうか……そいつは残念だ……」
『……兄貴……これからどうしやしょうか……?』
ジン「ちなみに、その成りすまし犯はどこのどいつだ?」
『……米花市○○に住む、円谷って奴だそうですが……』
ジン「近いな……じゃあ今からそこに行くぞ」
『えっ? でもソイツは、ただの一般人ですぜ?』
ジン「だが、工藤新一に成りすましたってことは――」
ジン「奴のことで何か知ってる可能性があるってことだろ?」
ジン「手掛かりのない今、そこまで無駄足にはならねーよ」
『……分かりやした。じゃあ今から米花ビルに向かいます……』
ジン「ああ……1時間以内に来い……」ピッ
◆13時00分://帝丹小学校/教室◆
『キーンコーンカーンコーン』
歩美(……昼休みの時間だ……)ゴクリ
歩美(コナン君……さっきからずっといないけど――)
歩美(もしかして……男子トイレで待ってるのかな……)
小林「……」オロオロオロオロ
歩美「あ、先生……どうしたの?」
小林「よ、吉田さん。江戸川君と円谷君と灰原さん見なかった?」
小林「保健室にもトイレにも……どこにもいないから困ってて……」
歩美「光彦君と哀ちゃんなら、体育の時ちょっと見かけたよ?」
歩美「体育倉庫の近くで、何か話してたみたいだけど……」
小林(……体育倉庫……?)
小林「分かった。じゃあ先生、体育館に行ってみるから」
小林「またその3人を見かけたら、すぐ先生に教えてね」タタタ
歩美「う、うん……(私も男子トイレ……行ってみようかな……)」
『キーンコーンカーンコーン』
歩美(……昼休みの時間だ……)ゴクリ
歩美(コナン君……さっきからずっといないけど――)
歩美(もしかして……男子トイレで待ってるのかな……)
小林「……」オロオロオロオロ
歩美「あ、先生……どうしたの?」
小林「よ、吉田さん。江戸川君と円谷君と灰原さん見なかった?」
小林「保健室にもトイレにも……どこにもいないから困ってて……」
歩美「光彦君と哀ちゃんなら、体育の時ちょっと見かけたよ?」
歩美「体育倉庫の近くで、何か話してたみたいだけど……」
小林(……体育倉庫……?)
小林「分かった。じゃあ先生、体育館に行ってみるから」
小林「またその3人を見かけたら、すぐ先生に教えてね」タタタ
歩美「う、うん……(私も男子トイレ……行ってみようかな……)」
◆同刻://帝丹小学校/男子トイレ◆
歩美「コナン君……いる……?」
【廊下から男子トイレに顔を覗かせる歩美】
【返事がなかったので踏み込むことを決意した】
歩美(うぅ……誰かに見つかったらどうしよう……///)
【小便器の前を顔を赤らめながら通り過ぎ、】
【そして3つある個室の前まで足を運んだ】
[空き][空き][故障中]
歩美(この漢字……《こしょうちゅう》でいいのかな?)
歩美(何でもいいけど……この筆跡、明らかにコナン君のだよね……)
【そう――歩美はコナンの《漢字ノート》を見たことがあり、】
【その小1とは思えない達筆さ故、彼の筆跡には覚えがあった】
歩美(……よし……入ってみよ……)
『キィィィ……』
歩美(……あれ……?)
【中には誰もいない。そして何の変哲もない便器】
【疑問に思った歩美は、コナンの意図を考えることにした】
歩美「コナン君……いる……?」
【廊下から男子トイレに顔を覗かせる歩美】
【返事がなかったので踏み込むことを決意した】
歩美(うぅ……誰かに見つかったらどうしよう……///)
【小便器の前を顔を赤らめながら通り過ぎ、】
【そして3つある個室の前まで足を運んだ】
[空き][空き][故障中]
歩美(この漢字……《こしょうちゅう》でいいのかな?)
歩美(何でもいいけど……この筆跡、明らかにコナン君のだよね……)
【そう――歩美はコナンの《漢字ノート》を見たことがあり、】
【その小1とは思えない達筆さ故、彼の筆跡には覚えがあった】
歩美(……よし……入ってみよ……)
『キィィィ……』
歩美(……あれ……?)
【中には誰もいない。そして何の変哲もない便器】
【疑問に思った歩美は、コナンの意図を考えることにした】
歩美(そっか……故障中の紙を張ってたら――)
歩美(誰かが興味本位で個室を開けるかもしれないもんね……)
歩美(だとすると……コナン君は何かをここに……)
『ビリビリッ……』 『……パサッ』
【少女が《故障中》の張り紙を剥がすと、】
【その裏から、何やら2つ折りの紙が落ちてきた】
歩美(やっぱり……だけど何だろ……)
歩美(この紙……何かのメッセージかな……?)
【恐る恐る、紙を開く歩美――】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
歩美ちゃんへ
君なら見つけてくれると信じてたよ。
早速だけど、今すぐ博士の家に来てくれないかな?
ちょっと助けて欲しいことがあるんだ。 コナンより
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
歩美(誰かが興味本位で個室を開けるかもしれないもんね……)
歩美(だとすると……コナン君は何かをここに……)
『ビリビリッ……』 『……パサッ』
【少女が《故障中》の張り紙を剥がすと、】
【その裏から、何やら2つ折りの紙が落ちてきた】
歩美(やっぱり……だけど何だろ……)
歩美(この紙……何かのメッセージかな……?)
【恐る恐る、紙を開く歩美――】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
歩美ちゃんへ
君なら見つけてくれると信じてたよ。
早速だけど、今すぐ博士の家に来てくれないかな?
ちょっと助けて欲しいことがあるんだ。 コナンより
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◆同刻://阿笠邸/中庭◆
【歩美がコナンのメッセージを見つけた頃、】
【当の本人は、既に阿笠邸の中庭にいた】
コナン「えーっと、確か合鍵はこの植木鉢の裏に……」
コナン「おっ……あったあった……」ニヤリ
【博士を《鉛玉&蹴力増強靴》で殺したコナンは、】
【停電の中、例の階から小さな脱出口を見つけ脱出】
【そして、帝丹小学校のトイレに書き置きを残した後――】
【何らかの目的をもって、阿笠邸にやってきたワケだ】
コナン(クックック……それにしてもツイてたぜ――)
コナン(あのフロアに、ダストシュートがあったなんてな……)
【そう――標準体型の子供が何とか通れるくらいの大きさだが、】
【米花ビルの各フロアにはダストシュートが設置されていたのだ】
コナン(フッ……元太みたいに太ってなくて良かったぜ……)
【歩美がコナンのメッセージを見つけた頃、】
【当の本人は、既に阿笠邸の中庭にいた】
コナン「えーっと、確か合鍵はこの植木鉢の裏に……」
コナン「おっ……あったあった……」ニヤリ
【博士を《鉛玉&蹴力増強靴》で殺したコナンは、】
【停電の中、例の階から小さな脱出口を見つけ脱出】
【そして、帝丹小学校のトイレに書き置きを残した後――】
【何らかの目的をもって、阿笠邸にやってきたワケだ】
コナン(クックック……それにしてもツイてたぜ――)
コナン(あのフロアに、ダストシュートがあったなんてな……)
【そう――標準体型の子供が何とか通れるくらいの大きさだが、】
【米花ビルの各フロアにはダストシュートが設置されていたのだ】
コナン(フッ……元太みたいに太ってなくて良かったぜ……)
◆同刻://阿笠邸/リビング◆
【――鍵を開け、阿笠邸に靴を脱いだコナン】
コナン(……にしてもあの阿笠博士が――)
コナン(例の組織の仲間だったとはな……)
【ジンが博士を《アガサ》と呼んでいたのは、】
【《アーント・アガサ》っていう酒が由来で――】
【つまりそれが博士のコードネームだったんだろう】
コナン(くっ……未だに信じらんねぇぜ……)
コナン(昨日まで、あんなに優しかったのに……)
……
………
…………
【――鍵を開け、阿笠邸に靴を脱いだコナン】
コナン(……にしてもあの阿笠博士が――)
コナン(例の組織の仲間だったとはな……)
【ジンが博士を《アガサ》と呼んでいたのは、】
【《アーント・アガサ》っていう酒が由来で――】
【つまりそれが博士のコードネームだったんだろう】
コナン(くっ……未だに信じらんねぇぜ……)
コナン(昨日まで、あんなに優しかったのに……)
……
………
…………
◇昨晩://阿笠邸/リビング◇
コナン「なぁ博士ー、最近事件がなくて暇なんだ」
コナン「何かこう、おもしれーことねーのかよ?」
博士「暇なら哀君と雑談でもしてたらどうじゃ?」カタカタ
コナン(は、灰原と……夜に雑談……?)ドキドキ
博士「あ、でも哀君は地下で研究中だから忙しいか……」
コナン(……んだよ……期待させやがって……)
博士「むぅ……ワシも明日の資料を作るので忙しいしなぁ……」
コナン「博士……俺が欲しいのはそんな暇つぶしじゃなくて――」
コナン「こう、血がぐわぁって騒ぐような、刺激とかスリルなんだよ」
コナン「それこそ犯罪者を追い詰める時に匹敵するぐらいのな……」
博士「……ふむ……なるほど……だったらいい考えがある……」
博士「犯罪者がいないなら、犯罪者になればいいじゃろ?」
コナン「……えっ……?」
コナン「なぁ博士ー、最近事件がなくて暇なんだ」
コナン「何かこう、おもしれーことねーのかよ?」
博士「暇なら哀君と雑談でもしてたらどうじゃ?」カタカタ
コナン(は、灰原と……夜に雑談……?)ドキドキ
博士「あ、でも哀君は地下で研究中だから忙しいか……」
コナン(……んだよ……期待させやがって……)
博士「むぅ……ワシも明日の資料を作るので忙しいしなぁ……」
コナン「博士……俺が欲しいのはそんな暇つぶしじゃなくて――」
コナン「こう、血がぐわぁって騒ぐような、刺激とかスリルなんだよ」
コナン「それこそ犯罪者を追い詰める時に匹敵するぐらいのな……」
博士「……ふむ……なるほど……だったらいい考えがある……」
博士「犯罪者がいないなら、犯罪者になればいいじゃろ?」
コナン「……えっ……?」
博士「ワシが最近作ったゲームにな――」
『探偵が犯罪者になって、世を恐怖に陥れる』
博士「――というのがあっての」
博士「それを今からプレイしてみたらどうじゃ?」
コナン「……ゲ、ゲーム……?」
博士「うむ。でも君には、刺激になると思うぞ?」ニヤニヤ
コナン(……探偵が犯罪者になる……)
コナン「……ふっ……面白そうじゃねーか……」ボソッ
博士「じゃろ? 偶にはこういうゲームも――」
コナン「博士。悪いけど、今日は帰るわ」
博士「えっ……していかんのか?」
コナン「ああ。もう遅いし、蘭を心配させちゃ悪いしよ」
博士「……??(な、なんじゃいきなり……)」
…………
………
……
『探偵が犯罪者になって、世を恐怖に陥れる』
博士「――というのがあっての」
博士「それを今からプレイしてみたらどうじゃ?」
コナン「……ゲ、ゲーム……?」
博士「うむ。でも君には、刺激になると思うぞ?」ニヤニヤ
コナン(……探偵が犯罪者になる……)
コナン「……ふっ……面白そうじゃねーか……」ボソッ
博士「じゃろ? 偶にはこういうゲームも――」
コナン「博士。悪いけど、今日は帰るわ」
博士「えっ……していかんのか?」
コナン「ああ。もう遅いし、蘭を心配させちゃ悪いしよ」
博士「……??(な、なんじゃいきなり……)」
…………
………
……
◆現在://阿笠邸/リビング◆
コナン(クックック……《犯罪とはゲーム》なんだ……)
コナン(ゲームオーバーにさえ、ならなければな……)
『カチ……カチ……』
コナン「……あれ? 電気がつかねぇ……」
コナン「まさか……博士ん家まで停電してんのかよ?」
くそっ……これじゃ博士のPCを探れねーじゃねぇか……
せっかく組織の尻尾を掴んで、皆殺しにしようと思ったのに……
コナン「あれ……そういえば、米花ビルが停電したとき――」
コナン「結局最後まで、電気が復旧しなかったよな……」
コナン「確かあそこは、自家発電出来ることが売りなのに……」
―――― コナン ――――ピシュンッ!
ま、まさかキッドの奴、一時的に停電させたワケじゃなく、
ビル内全ての照明機器を破壊した上で犯行に臨んだんじゃ……
コナン(クックック……《犯罪とはゲーム》なんだ……)
コナン(ゲームオーバーにさえ、ならなければな……)
『カチ……カチ……』
コナン「……あれ? 電気がつかねぇ……」
コナン「まさか……博士ん家まで停電してんのかよ?」
くそっ……これじゃ博士のPCを探れねーじゃねぇか……
せっかく組織の尻尾を掴んで、皆殺しにしようと思ったのに……
コナン「あれ……そういえば、米花ビルが停電したとき――」
コナン「結局最後まで、電気が復旧しなかったよな……」
コナン「確かあそこは、自家発電出来ることが売りなのに……」
―――― コナン ――――ピシュンッ!
ま、まさかキッドの奴、一時的に停電させたワケじゃなく、
ビル内全ての照明機器を破壊した上で犯行に臨んだんじゃ……
コナン(もしそうなら、電気が復旧しなかったことにも頷ける)
でも、照明を全て破壊するなんて荒技ができるのだろうか?
まさか1つ1つを爆弾で……なんてことはありえないし……
コナン(いや、待て……そもそも“見た目”は壊れてなかったんだ……)
つまり、照明の故障は――内部素子の損傷によるもの。
おそらく、内部に膨大な電流が流れたことが原因だろう。
コナン(てことは……キッドが利用したのは《高圧電流》……)
つまり奴は、比較的大規模な変電所に細工を施し――
高層ビルや工場向けの電気を変圧せずに送電することで、
米花ビルで使用中だった全ての電気機器をダウンさせたんだ。
でも、照明を全て破壊するなんて荒技ができるのだろうか?
まさか1つ1つを爆弾で……なんてことはありえないし……
コナン(いや、待て……そもそも“見た目”は壊れてなかったんだ……)
つまり、照明の故障は――内部素子の損傷によるもの。
おそらく、内部に膨大な電流が流れたことが原因だろう。
コナン(てことは……キッドが利用したのは《高圧電流》……)
つまり奴は、比較的大規模な変電所に細工を施し――
高層ビルや工場向けの電気を変圧せずに送電することで、
米花ビルで使用中だった全ての電気機器をダウンさせたんだ。
コナン(ハハ……もしこれが事実なら、電力会社は大変だぜ……)
学校や民家等の小規模な電気事情に対しては問題ないが、
米花ビルのような高層ビルや、中規模な工場等に対しては――
変電所の復旧作業のせいで、電気の一時供給停止は免れないからな。
コナン(……ってあれ? だとしたらおかしくないか?)
コナン(もしそうなら、何でこの家まで停電してんだよ?)
コナン(……この家だって、普通の民家なんだぞ……?)
まぁ確かにココは、博士や灰原の研究施設も兼ねてるけど、
2人がやってることに《膨大な電力が必要》だとは到底思えないし……
コナン(でも事実として、《停電してる》ってことは――)
この家が、《工場並の要電力施設》に分類されてるってことだよな……
コナン(……まさか博士の奴……この家の地下かどこかに――)
コナン(《莫大な電力が必要な何か》を作ってやがるのか……?)
学校や民家等の小規模な電気事情に対しては問題ないが、
米花ビルのような高層ビルや、中規模な工場等に対しては――
変電所の復旧作業のせいで、電気の一時供給停止は免れないからな。
コナン(……ってあれ? だとしたらおかしくないか?)
コナン(もしそうなら、何でこの家まで停電してんだよ?)
コナン(……この家だって、普通の民家なんだぞ……?)
まぁ確かにココは、博士や灰原の研究施設も兼ねてるけど、
2人がやってることに《膨大な電力が必要》だとは到底思えないし……
コナン(でも事実として、《停電してる》ってことは――)
この家が、《工場並の要電力施設》に分類されてるってことだよな……
コナン(……まさか博士の奴……この家の地下かどこかに――)
コナン(《莫大な電力が必要な何か》を作ってやがるのか……?)
コナン「ククッ……ふはは……アッハハハハハハハッ!!」
コナン「博士の奴、随分と面白れーもんを残してくれたじゃねーか!」
コナン「間違いねぇ! 組織の手掛かりもそこにあるはずだ!!」
コナン「この家の地下に隠された何か――」
コナン「クックック……考えるだけでゾクゾクが止まらねーぜ……」
コナン「奴らの尻尾を掴んで、全員ぶっ殺してやるッッ!!!」ククク
【――1度罪を犯した人間は、もう元には戻れない】
【それが最大の禁忌である『殺人』ならば、尚更に……】
コナン「博士の奴、随分と面白れーもんを残してくれたじゃねーか!」
コナン「間違いねぇ! 組織の手掛かりもそこにあるはずだ!!」
コナン「この家の地下に隠された何か――」
コナン「クックック……考えるだけでゾクゾクが止まらねーぜ……」
コナン「奴らの尻尾を掴んで、全員ぶっ殺してやるッッ!!!」ククク
【――1度罪を犯した人間は、もう元には戻れない】
【それが最大の禁忌である『殺人』ならば、尚更に……】
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