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    元スレ少女「私を雇ってください!!」 男「やだ」

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    102 :

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    103 = 1 :

    商店街

    「ハァ…ハァ…どこ行ったんだ…」

    「とにかく手分けして…」

    店主「あら?お嬢ちゃんの…」

    「宝石屋…おい!あいつ見なかったか!?」

    店主「お嬢ちゃんならうちで買い物して帰ったはずだけど…何かあったの?」

    「くっそ!行き過ぎかよ!!」

    「ちょっと!…んもう!」

    店主「…」

    104 :

    「これは……イナフ……」に見えた寝よう

    105 = 1 :

    街道

    「ハァハァ…確かにここを通ったはずだ…何か…考えろ…考えろ…」

    「はぁ…はぁ…闇雲に探してもキリがないじゃない!落ち着きなさいよ!!」

    「落ち着いてられっかよ!あいつに何かあったら……あの人達になんて顔して…!」

    「男………ん?あれはネックレス……?」

    「どうした?……ただの石じゃねえか…そんな事より!!」

    「待って!この鉱石…確か…」

    『少女ちゃんならうちで買い物して帰ったはずだけど』

    「…もしかして……あの子のいる場所分かるかもしれない!」

    107 = 101 :

    飯食うけど保守

    108 = 1 :

    「は!?」

    「この鉱石はちょっと特殊でね…私達種族…それも血族がこの鉱石を互いに持ってると、感情だけじゃなく…ある程度だけど居場所が分かるの」

    「(でもこの鉱石は希少で王族の人にしか…)」

    「本当か!分かるんならなんでもいい!早く!」

    「もう!急かさないでよ!集中力がいるの!」

    「………ビンゴ!……暗い…部屋…これは…洞窟…?それに…誰か…複数で…そこで生活してる…」

    「…複数で生活してる洞窟?…だったらあそこしか……あの野郎…」

    110 = 1 :

    アジト

    「ほう…上玉だな…お前らもやれば出来るじゃねえか!」

    ガラの悪い男B「でしょでしょ?」

    ガラの悪い男A「そんな事より早くやりましょうや!お頭ぁ!」

    「まぁ待てや…嬢ちゃん綺麗な髪してるなぁ?」

    「汚い手で触らないで!!」

    「おっと…こりゃ失礼…っと」グイッ

    「痛っ!放して!!」

    「口の利き方に気をつけるんだな?自分の立場ってもんが…」

    「この耳…お前!?そして首に付いているのは…王族の印!!」

    「…!」

    112 = 1 :

    ガラの悪い男B「なんなんです?お頭…」

    「ははは!生きてやがったか!しかもただの生き残りじゃねえ!!こいつは…」

    ガラの悪い男A「ああああ!もう我慢できねぇ!!おか…」

    ――ボンッ

    ガラの悪い男B「ぎゃあ!あ…熱っ!熱い!火が!火ぃぃ!!」ゴロゴロ

    ガラの悪い男A「うわああああああぁぁ!なんだよこれぇ!!」ゴロゴロ

    「!!」

    「今日はサプライズが多いなぁ?…男さんよぉ!」

    「…軽いプレゼントだよ」

    113 = 81 :

    一応ほ

    114 = 72 :

    世界観がわからん

    116 = 1 :

    「ご主人様!!」

    「ぶっ…ぎゃははは!ご主人様か!こりゃ傑作だな!!」

    A・B「お頭ぁ!!この火消えないよぉおおおお!!」

    「あんた達うるさいわよ」ゲシゲシ

    A・B「あ…う…ぁ…」

    「お前…エルフ飼ってんのか!」

    「…」

    「しかも王族のエルフと来たもんだ!!どこに隠してやがった?あ?」

    「………」

    「お前には関係ないだろ。放せ」

    「あいつ等の娘とはなぁ!なんだ?あの時の罪滅ぼしか?んん?」

    「!」

    117 = 1 :

    「おやおや?お嬢ちゃん知らなかったのかい?こいつはな…」

    「やめなさい!」

    「エルフの王と王妃…つまり、お前の父ちゃんと母ちゃんを殺したんだよ!!」

    「…」

    「!!」

    「嘘だ…パパとママが死んで…た…ぅ…あ…」ポロポロ

    「ぎゃはは!!泣いてる!いひひ!ちょうど今から5年前か…男の家族が」ボフッ

    「…ぎゃあああああぁ!戦友を殺すのか!」

    「こいつの!父ちゃんや!母ちゃんのように!!…お前の妹のように!!」

    「骨まで消し炭にする炎!くひひ…さすが雑種だ!いひゃひゃ!!」

    「…女…あいつを連れて外に…」

    「……分かった…さぁ、行きましょう…」

    「ヒッグ…ヒッ…」ポロポロ

    118 = 1 :

    数分後――

    「…」

    「…もういいの?」

    「ああ…行こう」

    「………」

    帰路途中――

    「…」

    「…」

    「…」

    「俺…寄りたい所があるからここで…」

    「…そっか…この近くに…分かった…それじゃあ先に貴方の家に…」

    「いや…おい」

    「…っ」ビクッ

    「…もう」

    120 = 1 :

    「…殺すんですか?」

    「…」

    「少女ちゃん!」

    「パパやママみたいに…殺すんですか?」

    「ナイフを下ろしなさい!」

    「刺したきゃ刺せばいい」

    「なんで…」ポロッ

    「なんで違うって言ってくれないんですか…?」ポロポロ

    「刺さないのか?」

    「違うって言って下さい!」ポロポロ

    「あの時私が見たのもあなたじゃないって…言ってくださいよ…」ポロポロ

    122 = 1 :

    「…雇い主に刃を向けたんだ」

    「お前はクビだ」

    「ふぇ…グスッ…うぁ…ぁあああん!」

    「女…明日の夜だ…そいつを頼んだぞ」スタスタ

    「…うん……」

    「…人殺し」

    「人殺し!!!」

    「パパとママと!!!」

    「妹ちゃんを返せ!!!!!」

    「うっ…うぅ…うわああああああああああああ!!!!!!」

    123 = 1 :

    墓場

    「…」

    「父さん…母さん…妹…って…骨は入ってないんだけどさ…」

    「………」

    「大丈夫だよ…皆の遺志は受け継いでるって…」

    「…でも」

    「妹…ごめんな…」

    「お前には怒られるな…」

    「…ごめん」ポロ

    「…ごめんな…」ポロポロ

    125 = 1 :

    女宅――

    「はい、ホットミルク…温まるよ」

    「…お姉さんもあの人の味方なんですか?」

    「…そうよ」

    「そっか、お姉さんも人殺しなんだ」

    パシンッ

    「っ…」

    「ごめんね…少女ちゃん」

    「いえ、こう呼んだ方がいいかしら」

    「姫ちゃん」

    127 = 1 :

    「な、なんで…!?」

    「なんで私の本当の名前知ってるですか!?」

    「…私の本当の名前は王族しか知ることが出来ない…」

    「そう、父上と母上…そして」

    「……おねえ…ちゃん…?」

    「無理もないわね…顔…変えてるもの…ほら、印はここに」

    「あ……おねえちゃん…お姉ちゃん…!お姉ちゃん!!」グシグシ

    「ごめんね…あなたは国から出た事がなかったからいいけれど…私は知られてたから…」

    「隠すしかなかった…でなければ…」

    128 = 46 :

    おやすみ

    130 = 1 :

    5年前――

    「パパ…!マ…マ…!お…ね…ちゃ…!!……!」

    「何…?なんなの…」

    エルフ王「…では、王子君」

    「…え?」

    王妃「…男君」

    「何するの…?」

    エルフ王「娘達の事を…」

    「いや…イヤ…やめて…」

    王妃「…よろしくお願いします」

    「いやぁ!父上!…母上!!」

    132 = 1 :

    「うぅっ…ヒック…どうして…?」ポロポロ

    「どうして父と母を殺したの!!!!」

    「…なんとか言いなさいよ!!!」

    「泣いてちゃ…分かんないじゃない…!」

    「人殺し…」

    「人殺し!!」

    133 = 1 :

    「久しぶりね…あら、以前見たときより顔色がスッキリしてるじゃない。ムカツクわ」

    「人殺しさんとこの国の王子様…」

    「耳を切らせ…顔を変えさせ…そして、目の届くところへ置いて…」

    「あれから2年…いい加減話す気になったという事かしら?」

    「父と母があなた達に何を託し、あなた達は何をしようとしているのか」

    134 = 1 :

    「――そう…」

    「それを聞いても…あなた達を恨まない、というと嘘になる」

    「でも、それもお互い様なのかもしれない…まだ理解するには時間が必要だけれど」

    「出来るのね?……失敗したら殺すから。その覚悟でいる事ね」

    「…妹?あの子はこの事を知らずに向こうへ行った」

    「…来ると思うわ。理由?父と母が…ううん…そっちの方が面白そうじゃない」

    136 = 1 :

    女宅

    「私が教えられるのはここまで…後はあいつに聞きなさい」

    「…でも」

    「姫ちゃん、あなたは何をしにここまで来たの?こちらに戻れたのは本当に偶然かしら?」

    「私は…」

    「なんてね…こんな事言ってたらまたあいつにバカにされちゃう」

    「行きなさい、姫…ううん、少女ちゃん…どうせあいつの事だからションボリしてるわよ」

    「うん…うん!お姉ちゃん…私行ってくる!」

    「それと、忘れ物よ」ポイッ

    「あ…これ…」

    「プレゼントなんでしょう?」

    「うん…ありがとう…お姉ちゃん!」

    「……あーあ…こりゃ敵わないな」

    139 :

    こんな良スレの>>1がおしりかじりむしだったことに
    恐怖すら覚える

    140 :

    SSにしたって文章書くの下手過ぎんだろ

    141 :

    男宅・庭

    ジャリッ

    「…」

    「クビだって言ったが?」

    「…はい」

    「じゃあなんでここにいる?」

    「お姉ちゃんから聞きました」

    「…」

    「お姉ちゃんが知ってる事…全部」

    「…聞いたのならここに来る必要はないだろ…明日全て解決する」

    「まだ男さんの口から何も聞いてない!」

    「何があったのか…教えてください」

    「…」

    「はぁ…まいったね………」

    143 :

    うーうーうーうーうーうー

    145 :

    >>139
    すでに忘れていた


    おしりかじり虫いいいいいいいいいいいいいいいい!!!!

    146 = 141 :

    5年前――

    東の森

    「あ…ぁ…嘘だ…嘘だ…母さん…母さん…」

    「男…い、妹が…この先に…まだ…森にいるから…」

    「恨まないであげて…私達エルフも…あの人達人間も…」

    「意味わかんねえよ!と、とにかく傷を…!」

    「姉さん達とよく言ってた…エルフと人間…そんな種族の違いなんか関係なく暮らせる時代に…」

    「夢のような話だけど…そんな時代見てみたいねって…」

    「血が止まらない…母さん…血が止まらないよ…いやだ…いやだ…」

    「母さんは大丈夫…早く妹の所へ行ってあげて…苦しがって…る…」

    「妹…妹!待ってて母さん…すぐ戻るから!待ってて!」

    「…あなた……姉さん…見てみたい…ね…」

    147 = 141 :

    「妹!あぁ…そんな…なんでだよ…なんでこんな…」

    「お兄ちゃん…?お兄ちゃん…どこ…」

    「ここにいる!!すぐ手当て…て…あて…くそぉ…」

    「お兄ちゃん…女の子…近くにいる…?」

    「私の友達なんだぁ…泣き虫だから…どこかで泣いてるかも…」

    「…いるよ…ちゃんといる…だから…しん…ぱい…」ポロポロ

    「お兄ちゃん泣き虫だぁ…えへへ…あの子守ってあげてね…」

    「泣かせちゃダメだよ…そんな事したら私…怒っちゃうから……」

    「…お兄ちゃん……お兄ちゃん…………」

    「……痛いよ…いたいよ…お兄ちゃん…痛…いよ…もう痛いのやだ…」

    148 :

    149 = 141 :

    「妹…ぐっ…うぅっ…くそ…クソ……っ」

    「………ごめんな…痛いの嫌だもんな…ごめん…なぁ…」

    「えへへ…お兄ちゃんが…痛いのいたいの…とんでけ…し…」

    ――ボンッ

    「……………う…うっ…ぐぅっ…あ…あああああああ!!!」

    兵士「ぎゃはは!こりゃ傑作だ!何の音かと来てみりゃ男ぉ!お前…いひひ…妹燃やして泣いてんのか!ぎゃはは!」

    ガサッ

    兵士「あー?近くにネズミいるなぁ…あいつらの国まで案内してもらうかぁ!」

    「…ヒッ…ぐ…ぅ…妹……」


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