元スレ少女「私を雇ってください!!」 男「やだ」
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51 = 1 :
庭
男「(疲れた…)」ゲッソリ
男「(背中だけとか言って前まで洗おうとしやがって…)」
男「(とっさに逃げ出したけど…)」
男「…勿体なかったのかな」グビグビ
少女「なにがですか?」
男「ブーッ!!ゲホッ…ゲホッ」
少女「わわっ!大丈夫ですか!?」ポンポン
男「い、いつから居た!?」
少女「さっきですよー。お風呂上がったらお庭にいるのが見えたので…」
男「…」グビグビ
52 = 1 :
少女「お酒ですか?」
男「呑まずにいられるか!」グビグビ
少女「私にもちょっとだけ下さいよぉ」
男「お前はまだ子供だろう!」
少女「ケチー」
サー…
少女「わぁ…夜風が気持ちいい…それに、月が綺麗ですね…」
男「………」
少女「私の顔に何かついてます?」
男「……い、いや…」
少女「ふふっ」
54 = 1 :
少女「…ありがとうございます」
男「なんで礼を言う」
少女「ご主人様は命の恩人です!」
少女「野犬に追いかけられるは、お腹減るは、雨に打たれるはで散々でした」
少女「でもご主人様が私を雇って…ううん…助けてくれました!」
男「…」
少女「あのままだと私死んで…」
男「っ!」
男「…部屋に戻る。お前も早く寝ろよ」スタスタ
少女「あっ……おやすみなさい…」
56 = 1 :
男部屋
男「…」
男「(長い髪で隠れて見えなかったが…)」
男「(あの耳…首に付いている印…そして東の森…そういう事か…あの女め)」
男「(切れかかっているな…間に合ってくれよ)」
57 = 1 :
数日後――
男宅
男「おい…!…おい!…ったく…あいつどこに…」
「んしょ…んしょっ…」
男「ん…?庭の方から…」
少女「よいしょっ…んしょっ…ふー…疲れる…けど頑張らなきゃ!」ザックザック
男「…何やってんだ」
少女「あ!ご主人様!」
男「何やってるんだって聞いてるんだ」
少女「畑作ってるんです!前に言ってたじゃないですか…お花植えるんですよ!」
男「好きにしろとは言ったが…ふん…それより昼飯にしてくれ」
少女「えっ!?もうそんな時間ですか!すみません、すぐ用意しますね!」パタパタ
58 :
完結させろよマジで
59 = 1 :
男「ふぅ…ごちそうさま」ポンポン
少女「おそまつ様でした!最近は野菜に文句言わず食べてくれるようになりましたねー」
男「や、野菜が嫌いだなんて言った覚えはないな」
少女「ふふっ…」
コンコンッ
男「ん?誰だ?」
少女「あっ!私が出ますよ!…はーい!どちらさ…ま…」ガチャッ
「おや…お嬢さんこんにちわ…男はいるかな?」
少女「あ、は、はい……ご、ご主人様…お客様…」
男「声聞きゃわかるよ…上がれよ」
61 = 1 :
「お邪魔するよ」
男「この国の王子様がわざわざこんな町外れまでご苦労なこって」
王子「そう言うなよ…それに一人じゃない、衛兵と一緒さ」
男「返って目立つっつーの」
少女「ひぇぇ…人がいっぱいでビックリしましたぁ」
王子「…町で噂になってるよ。あそこの変人が娘を飼い始めた、娘も可哀想に、ってね」
男「ふん…言わせとけ」
少女「ど、どうぞ…」カタ…
王子「あぁ、ありがとう」
男「席を外してくれ。庭…途中なんだろ?」
少女「はい…」ペコ
62 :
つまんね
63 :
>>62
といいつつ来るツンデレ
64 = 1 :
王子「あの子が例のか」
男「あぁ…東の森…それと、髪で隠れてて見えないが…」
王子「特徴のある耳、首の印か…」
男「あぁ」
王子「あの子からは?」
男「何も言わないが…何かを探してるみたいだな。俺の部屋の本が動いていたりする」
王子「復讐…か?」
男「さあな…顔は知らないんだ。気づいてはいないだろ」
王子「こっちに来られた理由は?」
男「切れかかって不安定な状態だ…それによる事故か…ま、偶然だろ」
王子「彼らが呼んでるのかもしれないね」
65 = 1 :
男「そんなオカルトな話…」
王子「どうかな?彼女はあの子にいち早く気づいて君の所に寄こしたんだろう?」
王子「僕達人間と違ってオカルトな力があるじゃないか…っと、すまない」
男「いいよ…ったく、あの女もどういうつもりで…気づいたんなら自分が見ればいいものを…」
王子「彼女の事だから…」
男「面白そうだったから、か」
王子「ははは…かもしれないね。…それで、あれは完成しそうかい?」
男「あと少しだ。ったく…ややこしい作りにして…」
王子「まぁ、天才と言われる君には造作もないだろうけどさ」
67 :
男=最強&天才フラグきたな
68 = 1 :
男「お前はどうなんだよ?話はそれだけじゃないだろ」
王子「ん…あぁ……王が…父上が亡くなられた。直に国民にも発表する」
男「ははっ…ナイスタイミングだな…っと、こりゃ失礼」
王子「いや…構わないよ…だが、あれでも父は父だ…少々複雑な気分だね」
男「俺は清々したけどな」
王子「…すまない」
男「お前が謝る事じゃない。あの人たちを殺したのは…」
王子「僕達だ。それに父上のやり方じゃ平和に出来ない…そう思ったからね」
男「平和、ねぇ…お前も真面目ちゃんなこって」
王子「それだけじゃないさ…君の…」
男「やめてくれ…わかってる…」
少女「………」コソ
69 = 1 :
王子「それじゃあ失礼するよ。少女ちゃん、男の事よろしくね」
少女「は、はい!んまままままかせてください!」
男「何任されるんだよ…」
王子「…では次の」
男「満月の時に」
少女「…」
70 = 1 :
夜――
男「へぇ…もう種を蒔いたのか」
少女「はい!ちゃんと育ってくれるといいなぁ…」
男「ふん…食い物ならまだしも花の何がいいんだか」
少女「綺麗じゃないですか!咲いたのを見たらご主人様だってそう思いますよ!」
男「どうだか。それより…ヘソクリは貯まってるか?」
少女「はい!順調…ええええええええ!!し、知ってたんですか!?」
男「さすがに中身は見てないけどな。あれじゃ隠してるとは言わない」
少女「あぅ…」
男「まぁ、おつりは取っておけって言ったのは俺だけど…ったく、どっかのババアみたいな真似しやがって」
少女「ヘソクリは主婦の…」
男「主婦ってなんだ」
少女「あぅあぅ」アセアセ
71 = 1 :
男「まぁ、何に使おうが知った事じゃないが…」
少女「秘密ですよーっだ!」
男「好きにしろ…俺は部屋に戻る」
少女「最近、部屋にいる事が多いですね…」
男「あぁ、大詰め…」
少女「…」
男「…早く寝ろよ」
少女「はい…おやすみなさい」
少女「………」
少女「…パパ…ママ…お姉ちゃん…妹ちゃん…」ポロッ
少女「やっぱり…そうなのかなぁ…」ポロポロ
72 :
気になるなおい
73 = 1 :
深夜――
男「……完成した……これで…」
男「父さん…母さん……妹……もうすぐだ…」
男「はは…早いけど、祝杯…な」グビッ
74 = 1 :
数日後――
男「…い…おーい!…部屋か?…入る…」ガチャ
男「ぞ?」少女「へ?」
少女「い…いやあああああああああああああああああ!!」ポイポイポイポイ
男「いあ、ちが、誤解、おちつ…へぶっ」ガンッ
76 :
>>75
怖いよww
77 :
78 = 1 :
数分後――
少女「いいですか?女性の部屋を入る時はノックするものです!何度言ったらわかるんですか!」
男「着替えてるとは思わないし…お前の体見たって別に…」
少女「そういう問題じゃないです!確かに私はまだ子供で胸も…」
男「うん」
少女「…」ワナワナ
数十分後――
少女「私は出かけてきます!お留守番よろしくお願いします!!」プンスカ
男「はい…行ってらっしゃいませ」ボロッ
80 = 1 :
商店街
女「あら」
少女「あー!おばっお姉さんこんにちわ!」
女「…まぁいいわ…何してるの?お遣い?」
少女「えへへー…個人的な買い物です!」
女「ふーん…そう…あいつとの生活は順調?変な事されてない?」
少女「へ、へ、変な事なんて…!私の部屋にノックもせず入ってきて焦っちゃいますけど…」
女「昔っからデリカシーの無い奴なのよねー…」
少女「昔からですか…?」
女「うん…あぁ、大丈夫よ!そういう関係じゃないから!」
少女「そ、そういう意味で聞いたんじゃないです!!」
女「んま、気にしないで。それじゃ、気をつけてね」
少女「はーい!さよならー!」
81 :
わっふる
82 :
シャーリーか
83 = 1 :
宝石店
少女「こんにちわ!」
店主「おら、お嬢ちゃんこんにちわ」
少女「…まだありますか!?」
店主「もちろんあるよ…その顔は…貯まったみたいね?」
少女「はい!買いに来ました!」
店主「ふふ…ちょっと待ってなさい…ネックレスで良かったんだね?」
少女「はい!」
店主「そうね…加工代はサービスしといてあげる」
少女「わぁ!ありがとうございます!」
店主「その顔が見れれば安いものよ…それじゃあ作るわね」
84 = 76 :
ハッピーエンドだよな?
そうだよな?
86 = 1 :
帰宅途中――
少女「えへへ…やっと買えた…」
少女「…喜んでくれるかなぁ…ふふふ」
ドンッ
少女「きゃっ」
ガラの悪い男A「ってーな…」
少女「いたた…ご、ごめんなさい!よそ見しちゃって…大丈夫ですか!?」
ガラの悪い男A「痛ぇ!痛ぇよぉ!」
ガラの悪い男B「おいおいー大丈夫かー?って、こりゃ折れてるはー」
少女「え…そんなに強くは…」
87 = 81 :
あわわわ
88 = 1 :
ガラの悪い男A「あ?ぶつかっておいて何?」
ガラの悪い男B「そりゃないわお嬢ちゃん…治療費払ってくれるよね?」
少女「あぅ…ごめんなさい…お金は…」
ガラの悪い男A「お金になりそうなもんでもいいんだよー?」
ガラの悪い男B「例えば…その手に持ってるネックレスとかさー?」
少女「ダメです!これは…これは大事なものなんです!」
ガラの悪い男A「…」ニヤ
ガラの悪い男B「…じゃあ体で払って貰うしかねえな!」
ガラの悪い男A「俺たち優しい~…とりあえずアジトまで連れて行くか」
ガラの悪い男B「だな…お頭も喜ぶだろ!うひひ」
少女「いや!放して!助けて!助けて…!!」
89 :
おいまて
90 :
あうぅ…
91 :
92 :
NTRだけは勘弁してくれ
93 = 1 :
女宅
女「…っ…何…この感じ…」
女「…気持ち悪い……あの子…まさか…」
94 = 1 :
男宅
男「んぅ…ふぁあ…寝てたのか…」
男「…おい!…おーい!…あれ…部屋かな」
男「…コホン…入るぞ」コンコン
男「…いない」
ドンドンドンドンッガチャガチャガチャ
男「んぁ?まだ帰ってなかったのか?」
男「おい!いつまで出掛けて…」
ドカンッ!!
男「ふぇぇ…家のドアが吹っ飛んだよぉ…」
女「男!!!」
95 = 60 :
男wwww
97 = 1 :
男「女ぁ!?…お前な…人様の家ぶっ壊してどういうつもり…」
女「あの子は!?」
男「え?出掛けてからまだ帰って来てないけど……」
女「やっぱり…あの子の身に何かあったみたい!」
男「な…っ!」
女「あの子が感じてるの…不安…恐怖…」
男「クソッ!!」
女「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!!」
98 = 90 :
今更だが登場人物の固有名詞無いのか
99 = 76 :
私怨
100 = 1 :
アジト
ガラの悪い男A「はぁ?お頭まだ戻ってねーの?」
ガラの悪い男B「あぁ、まだみたいだぜ…でも、そろそろ戻ってくるんじゃねーか?」
ガラの悪い男A「もういいから早くやっちまおうぜ!我慢できねえよ!」
少女「ひっ…」
ガラの悪い男B「おいおい、殺されたいのか?とりあえず部屋にぶちこんどけよ。逃げられやしねーよ」
ガラの悪い男A「お預けかー…後でたっぷり楽しみましょうねー」ドンッ
少女「きゃっ」ドサッ
ガラの悪い男A「かーわーいーいー」
ガラの悪い男B「ギャハハハハハハ!行こうぜぇ!」
少女「…助けて……」グスッ
少女「……これは……ナイフ…」
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