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    元スレ少女「私を雇ってください!!」 男「やだ」

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    1 :

    おしりかじり虫いいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!1

    2 = 1 :

    間違えた

    書くから立てた

    3 :

    どうぞ

    4 = 1 :

    町外れ・男宅

    「…」カリカリ

    「ふぁ……満月ねぇ…」ボリボリ

    ドンドンッ

    「寝るかな…」

    ドンドンドンッ

    「はぁ…開いてるよ」

    ピタッ

    「…」

    ドンドンドンドンッ

    「だから開いてるって!」ガチャッ

    「…!」ビクッ

    「……ガキ?」

    5 = 1 :

    「わ…わ…って…い…」ボソボソ

    「え?なんだって?」

    「わた…私を……」

    「私を雇ってください!!」

    「やだ」

    バタンッ

    「はー…寝よ…」ボリボリ

    6 = 1 :

    翌日――

    ドンドンッ

    「…開いてるよ」

    ドンドンドンドンドンッ

    「開いてるって言ってるだろ!」ガチャッ

    「わた…わた…私を」

    「やだ」

    「あぅ…」

    バタンッ

    8 = 1 :

    更に翌日――

    ザー…

    「雨か…」

    ドン…ドン…

    「嫌な予感…」

    ドンドン…ドン…

    「やだやだやだやだやだ」ガチャッ

    「わ…た…」フラフラ

    「んな!?何やってるんだ!びしょ濡れじゃないか!」

    「やと…って…さい…」バタッ

    「酷い熱だ……あぁもう!」

    ドタドタドタガランガラガラガシャンパリーン

    9 :

    おしりかじり虫いいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!1

    10 = 1 :

    数時間後――

    「…ぅ…ん…」

    「…気がついたか?」

    「あぅ…」

    「どれ…ふむ、まださっきよりはマシかな」

    「ここは…?」

    「地獄」

    「ふぇ…地獄……地獄いい匂い…」クンクン

    「…」

    「…」グゥ

    「はぁ…やれやれ…ちょっと待ってな」

    「…」ジュルリ

    11 = 1 :

    「…ほら、スープだ。体が温まる」

    「…!ハムッ…ハフッ…ゴクゴクッ」ポロッ

    「お、おい…火傷す…る…」

    「ゴクッ…ヒック…ぅ…ハムッ…ふぇ…うわぁあああん!」ポロポロ

    「はぁ…泣くか食べるかどっちかにしろよ…」

    13 = 1 :

    一時間後――

    「ふぃ」ケプ

    「平らげやがった…俺の分まで…」グスッ

    「あ、あ、あの!」

    「はいこれ」

    「…これは?」

    「薬草を煎じてある。食欲はあるだろうけどまだ熱はあるんだ、飲んでおけ」

    「………っ!うぇ…苦ぃ」

    「良薬口に苦し!飲んだら寝る!朝になったら帰る!はい!おやすみ!」

    「…あの!」

    「お や す み」

    「ふぇ…おやすみなさい…」

    14 :

    薬草ってことは現代じゃないのか

    16 = 1 :

    翌日――

    「はいおはようそしてさようなら」

    「あぅ…ま、待ってください!」

    「熱引いたんだからいいだろ」

    「私を雇ってください!!」

    「やだ」

    「話だけでもぉ…」

    「はぁ…」

    17 = 1 :

    「あの…私、東の森から来て…その…お家も食べ物にも困ってて…」

    「…」

    「町まで行ってお仕事探したんですけど…子供だから雇ってもらえなくて…」

    「…」

    「そしたらおばさんがここに行ってみなって…」

    「は?」

    「ここの人は変人だから子供のあんたでも雇ってくれるだろって…」

    「…」

    「あぅぅ…すみません…やっぱりダメですよね…」

    「他探します…あ、スープごちそうさまでした…おいしかったです…それでは…」

    「…はぁ…やれやれ…」

    18 :

    薬草を煎じてあるwwwwwwwwwwwwww

    薬  草  を  煎   じ  て  あ  るwwwwwwwwwwwwwwwwwww


    薬   草   を   煎   じ   て   あ   る   wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww



    食欲はあるだろうけどまだ熱はあるんだ、飲んでおけwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

    19 = 1 :

    「掃除!」

    「!」

    「洗濯!」

    「は…はい!」

    「料理!」

    「はい!はい!」

    「それとおやつ!」

    「まかせてください!!」

    「はぁ…何やってんだ俺」

    「やった!やった!」ガバッ

    「う、うわぁ!抱きつくなぁ!」

    「あっあっ…す、すみません」

    「はぁ…とりあえず…そうだな…家の中を案内するから…」

    「はい!」

    20 = 3 :

    「性欲処理!」

    21 :

    「あぅぅ…」

    22 = 1 :

    「ここが台所。そしてここが貯蔵庫」ガチャッ

    「ひぇ…寒いです…」

    「あぁ、魔法で食材が保つように中を冷やしてるんだ」

    「食材って…カラッポですよ?」

    「…しばらく外に出てなかったから買い物してない。お前が食べたスープで最後」

    「そうなんですか~…あ…私一人で全部食べて…」

    「…」グー

    「す、すみません!」

    「後で買い物に行こう…」

    「はいぃ…」

    24 = 1 :

    「ここは風呂。好きに使うといい」

    「はい!」

    「それであっちが庭だ」

    「わぁ!いい景色!海が綺麗です!」

    「あぁ、でも気をつけるんだぞ。一歩間違えれば断崖絶壁、海へドボン、だ」

    「ふぇ…気をつけます……お庭広いし何か育てたりしたいですね」

    「育てるねぇ…まぁ、好きにしていいよ」

    「ありがとうございます!

    25 = 1 :

    「ここは俺の部屋だ」

    「うわぁ…難しそうな本がいっぱいです!」

    「勝手に触るなよ。それと許可なく入るな。ノックは忘れずに」

    「わかってますよぅ」

    「…んで、隣が物置…」ガチャッ

    26 = 1 :

    モワッ

    「ケホッケホッ…埃が…ケホッ」

    「ゴホゴホッ…そ、そうだなここをお前の部屋にするといい…ゲホッ」

    「ありがゲホッざいまケホッ」

    「ふぅ…以上だ」

    「とりあえずここの掃除からだな」

    「がんばります!」フンス

    「部屋にいるから、終わったら声をかけてくれ」

    「はい!よーし!がんばるぞー!!」ドタバタ

    「ふふ…はっ!何笑ってるんだ俺…」イソイソ

    27 = 1 :

    数時間後――

    「…こんなに広かったっけ」

    「使えなさそうなもの外に出しておきました!でも不安なんで後で見ておいて下さい!」

    「あぁ、いいよ…物置っていうかゴミ置きだったし…いらない」

    「あ、あの…じゃあこのぬいぐるみ…」

    「ぬいぐるみ…?そこにあったのか………」

    「…?」

    「…やるよ」

    「わぁ!ありがとうございます!」

    「それじゃあ掃除も終わった様だし…買い物に行くか」

    「はい!」

    28 :

    はやく俺んとこにもこいよ

    29 :

    >>28
    じゃあ俺が行くわ

    30 = 1 :

    商店街

    「えーっと…後は…」ガサゴソ

    「あの、ご主人様」

    「こんなもんかな」

    「ご主人様!」

    「うわっ!な、なんだよ…って…ご主人様?」

    「はい!ご主人様です!さっきからお肉しか買ってないじゃないですか!」

    「い、いいじゃないか…肉が好きなんだよ!それよりもご主人様って」

    「ダメです!野菜も食べなきゃいけません!それに料理をするのは私です!私が買います!」

    「あっ!ちょ…!」

    「ふーん…ご主人様、ねぇ」

    31 :

    ファンタジーモノか。

    大正前後の村外れに住む世捨ての文豪と少女の話かと

    32 :

    家はブラックジャックが住んでる所見たいなとこにでもあるのか?

    33 = 28 :

    >>29
    お断りします

    34 = 1 :

    「…お前か…なんだよ」

    「別にぃ…やっぱり雇ったんだ?」ニヤニヤ

    「やっぱり?」

    「あ!」

    「やっほ」

    「ご主人様!この人です!この人がご主人様の事紹介してくれたんです!」

    「はぁ!?お前かよ…」

    「ありがとうございました!おかげで…」

    「こいつおばさんって言ってたぞ」

    「へぇ…」ギリギリ

    「たしゅかりまふぃた…ごめんなふぁい…お姉ふぁん」

    「よろしい」

    「痛い…酷いですご主人様…」ヒリヒリ

    「言ったのは本当だろ」

    35 = 1 :

    「それより…ご主人様なんて呼ばせてるんだ?…変人」

    「ち、違う!こいつが勝手にそう呼んでるだけだ!」

    「ご主人様はご主人様です!はい!買い物終わりましたよ!」

    「よし、早く行くぞ!次は…そうだ、お前のベッドがないな」

    「そ、そんな!いりませんよ!私なんかに…」

    「あら…それじゃあ、私が使わなくなったベッドあげるわよ」

    「気持ち悪いな、いくらだ?」

    「ひっどーい!ま、そうね…貸しって事でいいわよ?」

    「ますます気持ち悪い」

    36 = 1 :

    「え…あ…何から何までありがとうございます!!」ペコペコ

    「いいのいいの~。それに、男も私の香りが付いたベッドの方がいいでしょ?」

    「わぁ…大胆」

    「変な事言うな!やっぱお前の事大嫌いだわ!行くぞ!!」ドタドタ

    「後であなたの家に転送しといてあげるわ。じゃあねぇ」ヒラヒラ

    「あ、おばさん!ありがとうございました!」

    「ん?」ニコニコ

    「えへへ…おねえさん…」

    「よろしい…あ、そうだ…」コソコソ

    「え…?そんな事…ひぇぇ…」

    37 = 1 :

    帰宅途中――

    「ったくアイツは…」ブツブツ

    「綺麗な人でしたね!こ、恋人…ですか?」

    「ちがう!!!!!」

    「ひぇっ…すみません……ん?わぁ…綺麗な石がいっぱい…」

    「宝石?…ったく…こんな石ころの何がいいんだか」

    店主らしき人「石ころとは失礼ね…」

    「そうですよご主人様!とっても綺麗じゃないですか!」

    「ふん、興味ない。それよりフード深く被りすぎて顔見えねーよ。怪しすぎだろ」

    店主「石は人の心を写す鏡みたいなもの。お嬢ちゃんは綺麗な心をしているようね」

    「そ、そんな…綺麗だなんて」テレテレ

    店主「男の方…あなたは…」

    「……行くぞ」

    「あ!待ってくださいよぉ!」

    店主「…またおいで」

    38 = 1 :

    男宅

    「わぁ!ベッドが届いてる!はぁ…なんだか懐かしくていい匂い…ふかふかぁ…」ウトウト

    「おいおい…寝てどうする…早く食事の用意してくれ。腹が減った」

    「あ!すみません!すぐに用意しますね!」

    「出来たら呼んでくれ」

    「はーい」

    39 :

    支援してやろう

    40 = 1 :

    1時間後――

    「今日はオムレツとサラダです!あと、即席ですがパンも焼きました!おかわりありますよ!」

    「…肉は?」

    「オムレツの中に入ってますよぅ!」

    「肉焼いたのがいい」

    「ダメです!野菜も取って!バランスよくです!」

    「はぁ…自分でする」

    「あうあう…そんな…ご主人様の為に作ったのに…酷いです…」ウルウル

    「な、泣くなんて卑怯じゃないか!食べるさ!食べればいいんだろ!!」ガツガツ

    「……ふん…悪くないな」モグモグ

    「わぁ!良かったです!」

    41 = 1 :

    数十分後――

    「うっぷ…まぁまぁだったよ。ごちそうさま」

    「おそまつ様でした!ふふっ…おかわりもしてくれたって事はおいしかったって事ですよね?」

    「う、うるさい!まぁまぁだったらまぁまぁだよ!」

    「えへへ…それでも…うれしいです…」

    「…部屋に戻る。何かあったら呼んでくれ」

    「あ、はい!私はお片づけとお風呂の用意しちゃいますね!」

    「…」

    42 = 1 :

    ――これ――る?――あた――の花――

    ――ろん――も好――な――もの――

    なら――くだ――な――だ――

    ――は――てる――のかい――

    おに――ゃん――ちゃん――


    ご――さま――ごしゅ――さま――

    ――ごしゅじ――ま――ご主人様――

    43 = 1 :

    「…ご主人様!」

    「…ん…う…」

    「ご主人様!大丈夫ですか!?」

    「…いも…と?………あぁ…寝てた…のか…」

    「酷い汗…具合でも…」

    「いや…大丈夫だ…大丈夫…」

    「良かったぁ…ノックしても返事なかったから…」

    「すまない…」

    「汗かいてますし、お風呂入っちゃってください!」

    「そうするよ…ありがとう…いも…っ!…な、なんでもない」スタスタ

    「芋?」

    45 :

    せえん

    46 :

    いいぞ
    どんどん書け

    47 = 1 :

    風呂場

    「(くそ…調子が狂う…)」ワシャワシャ

    「(なんで雇ったんだ…)」ワシャワシャ

    ギィ

    「(騒がしいったらありゃしない)」ワシャワシャ

    バタンッ

    「(大体あの女どういうつもりで…)」ワシャワシャ

    「…」

    「バタン?」

    48 = 1 :

    「わっ!わっ!だ、ダメです!振り向いちゃダメです!!」

    「お、お、お、お、お前なになんでなになんでなんでなんで!!」

    「あ、髪洗ってるから目を瞑ってるんですね…良かったぁ…」

    「よよよよ良くないわ!お前は良くても俺が良くない!!」

    「ふぁぁ…何も見てないです!背中しか見えてないです!」

    「見るなぁ!出てけ!出てけ!!」ジタバタ

    「暴れないで下さい!背中流すだけですよぉ!」

    49 = 1 :

    「結構だ!!お前が出て行かないなら俺が出る!」

    「大人しくしてください!じゃないと明日からの料理、野菜ばかりにしますよ!!」

    「ぐ…卑怯だぞ!」

    「それでいいんです!わ、私だって恥かしいんですから…」

    「恥かしいならやらなきゃいいだろう!」

    「おば…お姉さんに言われたんです!…こういう事するとご主人様が喜ぶって…」

    「あんの女ぁ…」

    「と、とにかく背中流します!」

    「くそぉ…」


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